庵滝の氷瀑〜戦場ヶ原・氷と雪の奥日光散策


- GPS
- 04:33
- 距離
- 14.1km
- 登り
- 314m
- 下り
- 318m
コースタイム
- 山行
- 3:53
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 4:33
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/692069 |
コース状況/ 危険箇所等 |
トレースやリボンが多数ある。 |
その他周辺情報 | ・奥日光湯元温泉:湯元温泉旅館組合のHP。 https://www.nikkoyumoto.com/ ・奥日光湯元温泉「源泉 ゆの香」:湯元温泉源泉に一番近い温泉宿。日帰り温泉700円。白濁した湯はとても良く肌がすべすべになった。露天風呂からは湯元温泉源泉や湿原、金精山などが見える。http://www.gensen-yunoka.com/ ・トンカツ浅井:店には「浅井精肉店」と掲げられている。ロースかつ定食1300円を食べた。とんかつが二枚とボリューム満点。 https://tabelog.com/tochigi/A0903/A090301/9003209/ ・梨木温泉梨木館前の氷瀑:当日は暖かく気温4℃で溶けていた。来週以降に期待。 https://www.city.kiryu.lg.jp/kankou/spot/kurohone/1001835.html ・前橋嶺公園:ろうばいと梅がほぼ満開。ひとつのミズバショウは苞がでていた。 https://www.city.maebashi.gunma.jp/soshiki/kensetsu/koenkanrijimusho/gyomu/3/3547.html |
写真
感想
最強寒波が今日24日に訪れると言う。上空1500m付近でマイナス12℃、5000m付近ではマイナス40℃以下の寒気。明日の草津町の最高気温予想がマイナス12℃、最低気温がマイナス16℃。北海道東北並みの気温に驚く。
3年前の八ヶ岳阿弥陀岳でマイナス20℃を経験したが、極寒風の中ではマイナス30℃の体感だった。未開封のペットボトルやパンと大福も凍り、私の顔も凍って凍傷にもなった。平地と山では環境や条件が全くちがうが、そのことを思い出した。
今冬も月曜に悪天候が続く。天候にあまり左右されない氷瀑を見に行く。今冬は暖かい日が続いているので、雲流渓谷や荒船山の氷瀑はまだ小さいと聞いた。天気予報を調べていると、11時から奥日光が晴れそうなので庵滝へ行くことにした。
5時に自宅を出発。まだ暗くしかも厚い雲が垂れこめていた。国道122号ひたすら北へ。レトロ自販機には2台車が停まっていた。信号はほとんど無いが日足トンネルまでが長い。道中は除雪と融雪剤が散布されて凍結は無かった。
国道120号へ左折。いろは坂は一部積雪凍結していた。明智平に停めて日光連山を眺める。男体山は大きく雄大。女峰山のほうが雪が多く見えた。厳冬期の中禅寺湖はひっそりとしていて、2か月前の混雑など嘘のようにひと気が無かった。
竜頭の滝で道草食って県営赤沼駐車場へ。今冬は路駐対策のため試験的に駐車場を一部開放している。とてもありがたい。2台停まっていた。チェーンスパイクを履いて出発。小田代歩道を歩いていく。トレースやリボンが多いので迷わない。
小田代原からは日光連山と雪原が見渡せた。貴婦人も凛としてその姿を現していた。小田代原沿いの木道は積雪が10cm以上あった。舗装路を少し歩いて弓張峠を下り再び樹林帯へ。外山沢を遡上するように歩いていく。
シカ除けのネット柱が異様な景色。広い沢が歩くにつれて狭くなっていく。1877mの尖がりピークを左に巻いて庵沢へ。右へ行くと緑沢と緑滝。緑滝は岩を滑るように流れるので氷瀑にならず氷壁。見ごたえは無いので行かない。
小さな沢を遡上すると庵滝の氷瀑が現れた。まだ少しで小さいかな。水量も多いので来週以降で本格的なものに仕上がると思う。薄曇りなので、不純物のない独特な青白い色があまり出ていないが、白飛びせずにきれいに撮影できた。小休止して雪ダルマも奉納した。
小田代原に戻り、戦場ヶ原から帰る。自然探求路から赤沼は少し遠回りだが景観がとても良い。湯川沿いを歩くので、野鳥も多く見られた。アカゲラのドラミングはするのだが姿が見えなかった。湯川にはマガモがたくさんいた。
赤沼駐車場に戻り、奥日光湯元温泉へ。源泉に一番近い「ゆの香」で日帰り温泉。700円。おばちゃんが愛想が良くて、1時間ゆっくり浸かってくださいねと言われた。平日の正午で貸し切りだった。誰もいない。
狭い浴場で、内湯の建物はすき間だらけで寒い。気温マイナス2℃。凍結防止のためカランの水は流しっぱなしだった。とりあえず浴槽から湯を汲んで掛ける。身体を洗って温泉へ。源泉かけ流しで湯口の湯を触るとかなり熱い。湯の花がたくさん堆積していた。
露天風呂からは金精峠や金精山、目の前には源泉の建物を見ることが出来る。白濁の硫黄泉に浸かる雪見風呂は最高だった。肌がスベスベになった。中禅寺湖畔に戻って二荒山神社に駐車。歩いてトンカツ浅井へ。13時だが5人並んでいた。
店内は6席しかないので、20分は待つかなと思っていたら、前に並んでいた3人組が1席空いたので先にどうぞと、先に入店させてもらった。すぐにロースカツ定食を注文。10分ほどで配膳。とんかつが2枚ありボリューム満点。ただ私的には前橋のとんとん広場の福豚の方が好み。値段は600円違うが。次はソースカツ丼かな。
腹いっぱいになったので歌ヶ浜で撮影。雄大な男体山と凍らない中禅寺湖。周辺はマイナス15℃にもなるので不思議に思う方も多いはず。すぐ近くの湯ノ湖は半凍結している。
なぜかと言うと、日光白根山方面からの強風で、水面が波立ち湖内が撹拌され、さらに水深が160mもあるので温度差が大きく凍らないのだ。ちなみに湖底は4℃と一定。赤城大沼は水深16mだから完全凍結し厚さも30cmを越える。
第一いろは坂を下り国道122号へ。単調な道が続く。レトロ自販機には一台も停まっていなかった。所詮TVに紹介されただけ。うどんやホットサンドなどコンビニと大して変わらない金額だが、はっきり言って美味くはない。
道草食って梨木温泉梨木館前の氷瀑を偵察。気温4℃と暖かく溶けていた。来週以降に期待。前橋市中心部へ下らずそのまま国道353号を西へ。まっすぐ家に帰るつもりはさらさらない。さすらいの遊び人は前橋嶺公園へ。
満開のロウバイ並木を歩く。馨しい甘い香りに包まれる。湿原の方へ下ると、なんとミズバショウの苞が出ているのものがあった。今年は暖かいので気が早いのだろう。梅も満開で初春の香りを漂わせていた。
やっと帰宅するとちょうど夕焼け。霞んだ西の空が美しかった。今週は寒気の影響で稀に見る気温の低さ。コロナインフルなど体調管理に気を付けたいが、すでに来週月曜は悪天候と分かっているのが悲しい。2月になれば安定するかなと、希望を胸に秘めて、歌ヶ浜で二荒山大神に願掛けした。
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今朝は凍てつく寒さでしたね。平野部ですと油断してしまい、薄着でTシャツとフリースの二枚しか着ておらず寒かったです。現場に出る機会が多かったので堪えました。
群馬は薄曇り予想でしたので、晴れ間が望める奥日光にしました。地球の平均気温が100年前より2℃以上上昇ですから地球温暖化は深刻です。今週は最強寒気と騒いでますが、熱エネルギーは平均化を求め、流れやすい所に行くので一時だと思います。
湯元温泉「ゆの香」昼食の「とんかつ浅井」共に狭い空間での満足感でした(笑)地元贔屓ではないですが、やはりとんとん広場のとんかつの方が断然うまいです。寒いなかで行列に並びましたが、接客が悪く満足度はいまいちでした。レコに書いていませんが苦情レベルな事がありましたね。
前橋嶺公園はお薦めです。日々春が近づいているような雰囲気です。
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