記録ID: 533549
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
剱・立山
一度は行きたい下の廊下(お腹一杯の危険と長い道のり・・・)
2014年10月18日(土) 〜
2014年10月19日(日)



体力度
10
2〜3泊以上が適当
- GPS
- 15:26
- 距離
- 37.7km
- 登り
- 8,055m
- 下り
- 8,911m
コースタイム
1日目
- 山行
- 8:16
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 9:11
距離 23.5km
登り 5,103m
下り 5,725m
天候 | 両日共に晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
10/19 宇奈月温泉駅前有料駐車場(2日券\1,100)14:XX⇒19:XX大垣西濃総合庁舎 |
コース状況/ 危険箇所等 |
下の廊下両登山口周辺には、探したが登山ポスト無し (出発は、扇沢or黒部ダム、到着は、欅平駅に有ると思われるが時間が無く未確認) ・コース全体は、毎年補修を繰り返しおこなわれているのですごく整備されていました。 所々で、補修用の資材も確認できとてもありがたいと感じました。 ・危険箇所は、お腹一杯、目一杯に存在し、とてもあげきれません。 ・今回、下の廊下に挑戦して、一つ判ったことは危険だけでは無く、長い距離と危険箇所を進む緊張感からの疲れ、そして時間との戦いだったことで、ビバークをしている人も何人もいるそうです。 よって、事前に各メンバとの低山での長丁場の練習はしておいた方が良かったと思われる。 ・黒部ダムからスタートで、時間が無くて黒部ダム見学できませんでしたが、乗ってきたトロリーバスの最後尾で出発でした。 ・一旦、黒部ダムが見える黒部川の渡河地点まですぐ降りとなります。 ・黒部川渡河後、内蔵助出合まで沢沿いを進みました。 ・内蔵助出合から本格的な下の廊下が始まりました、途中ハシゴや崖沿いを進み、沢沿いに雪渓も見れました。 ・この辺りで、すれ違ったグループからここまで前方で渋滞が発生しているが、急いだ方がいい我々はここまで10時間かかったと脅されました。 ・黒部別山谷では、ロープによる数メートルの崖登りで渋滞に合い、急いでいたので 若干落石をおこしてしまい迷惑をかけてしまいました。 ・この後、白竜峡まで黙々と進んでいきました、この辺から山側のワイヤロープは手放せませんでした。 ・白竜峡から十字峡までには、通るときに絶対に濡れるシャワー滝や吊橋などあまり休めないメンバへアトラクション的な場面に遭遇していきました。 ・十字峡では、ロープで降っていく展望台からの十字に交わる渓谷を眺めることができました。 ・その後も相変わらずの崖沿いを進み、半月峡・S字峡を通過しました、この辺りでは、工事用の資材置き場や崖沿いにビバークできそうな人工的な窪地を見ることができました。 ・S字峡からは、電力会社の2つの通風孔らしき施設が見え仙人谷ダムが近いことが判ります。 ・通風孔を右に見ながら急坂を降ると東谷吊橋に辿りつきます、東谷吊橋を渡って 人工のトンネルや旧施設を通過すると仙人谷ダムに着いてしまいます。 ・仙人谷ダムでは、奇妙な放水や鉄橋を見た後、ダムの施設の中へ「おっじゃましま〜す」と入っていきます。 ・ダム施設では、鉄橋越しに仙人谷駅を見た後、高熱隧道らしき箇所も通過できます。 ・仙人谷ダム〜阿曽原温泉小屋までは、本日唯一の登りとなり少し暗くなった道進みやっと阿曽原温泉小屋に着きました。 ・阿曽原温泉小屋では、1号部屋〜4号部屋と食堂部屋に分かれて1部屋12寝床1寝床2名で寝床につきます。 ・阿曽原温泉小屋では、バッチはなかったがバンダナ等が売っていた、ビールは、 他のメンバに買ってもらったので直接買ってはいないが500ml\800、350ml\600だったと思います。 ・食事と温泉は交代制で、温泉は、降り10分ぐらい登り15分ぐらいで、行きは寒いが帰りはホカホカで帰ってこれました。 ・食事は、カレーライスでしたが野菜がとけ込んでいるのかとてもおいしくて3杯もおかわりをしてしまいました。 ・小屋のおやじさんやおかみさん、従業員は、とても元気でまた、泊まりに来たくなってしまいました、全然ゆっくりできないが・・・ ・今回、初めての本格的な山小屋泊まりだったが、近くで夜中鳴り止まない鼾に悩まされ、また、狭くて身動きできなく足の疲れもあまりとれませんでした。 ・翌日、起きる時間を30分間違えて寝ぼけ眼で慌しく用意して出発することになりました。(ヘッドライトをつけての山行き) ・阿曽原温泉小屋からは、登りで始まるが尾根を登りきらずに崖沿いの道を進んでいきました。 ・折尾ノ大滝は、雄大で全然記念撮影をしていなかったのでここで初めてみんなで写真を撮りました。 ・折尾ノ大滝を越えてすぐに、砂防堤内トンネルを進みます今日も歩き疲れたころにアトラクションが始まります。 ・大太鼓辺りは、油断をすると危険だが展望がすごく良かった。 ・志合谷辺りには長いトンネルが有り、150mもあったようでここまでかたずけなかったヘッドライトが効果を発揮したが通過途中は足元は水が溜まり水滴も落ちてきてどこまで続くのかと不安になってしまいました。 ・そして、最後に水平歩道を進みだんだんと遠くに高い山々が見えてきて気がつくと 欅平についていました。 ・欅平からは、急坂を降り欅平駅へ汗臭い体で下界に降りてきました、観光客で一杯です。 ・ここからは、1時間のトロッコ列車です、ここでBigな出合いがありました。 最後のトロッコ列車の写真にも写っている「鬼社長」の帽子を被ったアメリカから来たカナダ人の太ったおじさんです。(名前聞くの忘れてしまった・・・) ・この人は、昔日本に住んでいたころに「下の廊下」のことを知り定年を迎えた今年 念願の「下の廊下」を歩けたとの事。この話は、昨日、山小屋で小屋のおかみさんから聞いた話ですが、小屋に着くまでに3日かかったそうです。 まさか今日会えるとは思いませんでしたもしかすると5日かけて「下の廊下」を歩いてきたのかもしれません。 ご本人も「この足が重くて時間かかりました」との事、ご苦労様でした。 ・トロッコ列車で、ここに来るまでどこかに居たのかと尋ねたところ「別府温泉」の宿坊で数日お世話になっていたとこれから青森の恐山に向かおうと思っているとの事でした。 |
その他周辺情報 | 到着後、宇奈月温泉会館(\350)、熱いお湯がメイン洗剤等無し。 尚、周辺ホテル等は昼間清掃に注意。 後、トロッコ列車が見れる「ホテル黒部」が車で、数分に有り(トロッコ列車から見える) |
写真
装備
個人装備 |
ソフトシェル
フリース
|
---|---|
備考 | 小屋内荷物移動用大袋(フリースズボンを小屋の一時待機部屋に忘れてしまった) |
感想
・今回は、長い道のりを危険や雄大な自然を見ながら何とか「下の廊下」を走破できました。
・長い道のりを乗越えたせいか「阿曽原温泉」の露天風呂での誰か解らないが一緒に
歩いた人ということで話が弾みました。
・数日かけて歩き通した「鬼社長」との出会いも思いがけない出合いでした。
また、いつか元気な内に「下の廊下」に来てみたいです。
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