硫黄岳〜富士を探し求めてゆらゆらと。


- GPS
- --:--
- 距離
- 7.5km
- 登り
- 753m
- 下り
- 753m
コースタイム
天候 | 快晴☀ 気温−10℃前後 山頂時折強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
夏沢鉱泉〜夏沢峠:積雪1mくらい、樹木着雪の落下注意 夏沢峠〜硫黄岳:トレースあり。岩稜帯は氷雪。 |
予約できる山小屋 |
オーレン小屋
|
写真
感想
少し冬山気分でも、ということで今年も硫黄岳を歩いてきました。
地元から電車を乗り継ぎ、さらに送迎車・雪上車のお世話になって、鉱泉着は前日の午後5時。食べて寝る、だけの初日になってしまいました。もったいないが、遠方なので致し方ない。
翌朝は、午前5時半朝食。鉱泉から天狗岳への往復を考えていましたが、天気が良さそうなので、久し振りに富士を見たい衝動にかられ、硫黄岳を越えて横岳直下の台座ノ頭まで上がる予定にしました。
順路の積雪は1mくらいでしょうか。木々に降り積もった雪が多い。降雪のあとに凍結ということなので、落雪に注意です。オーレン小屋を過ぎ、トボトボと夏沢峠に向かいます。やっと、樹間に朝日が差し込んで、なかなか神々しい。無音の森でした。夏沢峠にでると、快晴で風もなく穏やかな天気です。おまけにトレースもバッチリ。昨冬は、ここから新雪深いラッセル地獄を味わいましたが、今日は幸運です。
北面の岩稜帯は薄い氷雪でしたが、アイゼンが良く利いて足取りは問題なし。岩稜帯を巻くと、山頂へのケルンが見えますが、風がでてきました。北ア連嶺、御嶽を望みながら、順次ケルンを通過すると、早や山頂です。盟主赤岳の左右に横岳、阿弥陀が並んで白い炎が立ち上がりました。不意に現れる、この白い峰々は何度みても感動します。
広い山頂からは、横岳、台座ノ頭が邪魔して富士が見えません。台座ノ頭に向かう前に、火口淵を先端近くまで行くと、富士の袴らしき裾野が覗きました。こりゃ、台座ノ頭まで往復しなくとも、も少し東によれば、富士が見えそうな感じがします。火口淵先端近く(最先端は雪で崖が判別しずらい)から、岩稜斜面をトラバース気味に少し東へ下ると、ひょっこり富士が顔を出しました。思いがけなく、富士を望めて感激です!探し求めた甲斐がありました。硫黄岳から富士は見えない、と勝手に思い込んでいましたが、思い違いでした。富士を望んで感無量、あとは山頂から往路をのんびり戻りました。
夏季、冬季とも何度も辿った硫黄岳。山頂広場からは、赤、横、阿の迫力ある光景が素晴らしいですが、その蔭になって富士が見えないのが玉にキズ、と思っていました。今回は、硫黄から初めて富士を望んで、自身の思い込みが払拭できました。少し違う立ち位置になれば、思わぬ発見があるかもしれません。今回の富士展望がそうでした。
夏と秋の2回訪れた事のある八ヶ岳(硫黄岳も)
冬はそれとはまた別世界の美しさですネェ〜
最高の青空の下、快心の山行だったのがNo19の写真に現われてます
そして写真No20の「白い炎」のフレーズに意表をつかれました
雪の山の表現に「炎」とは、未だかってみた事も無い斬新且つ絶妙な言葉!
感心しきりの私です
まだ私の装備&実力では少し不安にもなる冬季八ヶ岳ですが
こんな絶景を求めて訪れてみたいものです(^。^)y-.。o○
BOKUTYANN さん、こんばんは。
ご訪問いただきありがとうございます。
冬季の高山は天候が厳しいですので、どうしても晴天率が高い八ヶ岳になって
しまいますね。その中でも、硫黄岳、天狗岳、北横岳などは登りやすい山かと
思っています。冬山は何かと心配もありますが、BOKUTYANN さんの脚力であ
れば、問題なしと思われますので、ぜひ訪れてみてください。無雪期とはまた
違う感動があるかと思いますので・・・。
先般の安達太良山のレコは良かったですね〜!雪山の楽しさが伝わってきました。
天候不順の時は、小屋で呑んで食べて、それで大満足ですよね〜。
以前の3月上旬の頃に、やはり単独で安達太良に行ったことがありましたが、その時
も吹雪でした。旗竿担いで、やっとこ山頂でした。安達太良レコを拝見して、私も
小屋泊で行きたくなりました。
今後ともよろしくです。また、ステキなレコ楽しみにしております。
こんにちは
楽しんでこられましたね
天気最高のようですがやはり硫黄の山頂は強風でしたか
爆裂火口も雪があると違った迫力がありますね
富士山もいい感じで写っています
横・赤・阿弥陀の白い巨頭は目を引く迫力です
満足度高いですね。。お疲れさまでした
wazaoさん、こんばんは。
ご訪問いただきありがとうございます。
冬季高山の時は天気図を見て(予報は参考程度)、自分なりに判断し出かけますが、
風の具合は外れることも多いですね〜。今回もそうでした。ま、風の通り道の山は
しょうがないです。昨冬の硫黄岳(2月初め)では、烈風で火口にもっていかれそう
でした。冬山は当然撤退もありですね。
それにしても、wazaoさんは強いですね〜。飯豊日帰りとかロングランもスゴイです。
いつも感心しています。私は今年、還暦ですが、あんな歩き方はとてもできません。
普段の精進の違いでしょうね。
これからもよろしくお願いします。
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