記録ID: 5923150
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無雪期ピークハント/縦走
赤城・榛名・荒船
皇海山クラシックルートで百座目+蜂の襲撃
2023年09月09日(土) 〜
2023年09月10日(日)



体力度
7
1〜2泊以上が適当
- GPS
- 27:24
- 距離
- 26.4km
- 登り
- 2,269m
- 下り
- 2,182m
コースタイム
1日目
- 山行
- 2:26
- 休憩
- 0:04
- 合計
- 2:30
距離 6.5km
登り 727m
下り 67m
2日目
- 山行
- 11:31
- 休憩
- 2:39
- 合計
- 14:10
距離 19.9km
登り 1,542m
下り 2,120m
18:07
ゴール地点
天候 | 台風から温帯低気圧に変わってゆっくりになったのはどう影響したのだろう。湿気が非常に多い初日、雲は多いけど時々晴れ間を見せる空。でも雨は降らなくて、かつ暑くなくてなかなかのの登山日和でした |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
一の鳥居手前に建築中の蜂の巣があります。林道の山側です。既に庚申山荘さんと役所で対応を取り始めてくれています。このレポを読んでくれてこれら行かれる方はおそらく駆除されているのではないかと思います。が念には念を入れて用心してください。帰りに気づかず付近で靴紐を結び直す為に立ち止まって、その間に蜂の襲撃を受けました。 |
その他周辺情報 | ハチのおかげで一晩入院しました。救急隊の皆さんも足尾双愛病院の皆さんも非常良くしてくれました。感謝です。 なお下山後に入浴どころの状況ではなかったので翌日退院後、桐生までお風呂に入りいきました。患部の血行を促進しない様シャワー、そして体温程度の湯にさっと使って帰りました。 天然温泉ゆらぶ桐生店 yurabu-kiryu.com そして食事は往路から気になっていた ラーメンショップ藪塚店 でネギラーメンを頂きました お勧めです! |
写真
庚申山荘の布団干し 天気は悪くなってきました。ここから標準2時間の下山です。今回はこの後が本番でした。百名山達成の充実感を一気に吹き消す出来事がありました。一の鳥居を降りて林道に入って100m行くか行かないかところで、靴の小石を取る為に立ち止まりザックを降ろして双方の足を終わった後、蜂の襲撃を受けました。パーティの他の2人には先に進んでいてもらっていました すなわち自分1人。時刻は17時を回っていたので木々に光は遮られ薄暗い中、何匹くらいの蜂がいるかわかりませんでした。ザックを背負おうにも襲撃を受けてザックを放棄、ストックも放棄、既に攻撃のフェロモンは出してるだろうハチがまとわりつきますが林道で脚をもつらせ、転んだりしつつその場から離れました。アナフィラキシーの言葉は知っていましたが似たタイプの蜂に刺されたのは4、5歳のはるか50年前。どんな症状が出るのか。出ないのか。そもそも自分の持つドコモが通じない林道で、このまま1人でショック症状が出たら終わりだなという絶望感でいっぱいでした。14時間近く3人が離れない様に注意しながらやってきて最後の最後でと思いつつ早く前の2人に知らせなければという思いで林道を下ります。こういう時は意外と先行した人に追いつくのは気ばかり焦って難しい。折角パーティで行ったのにちょっとした瞬間に離れてその隙にやられるとはなんたる不運。でもなんとか大声で叫びながら気付いてもらえて、AU(ソフトバンクだったかな)連絡して貰い119番。通りかかった小屋の管理人さんに林道の終わりまで乗せてもらい、そこで救急車で最寄りの足尾双愛病院まで搬送されました。途中痛みを堪えるのに精一杯でした。幸いにしてショック症状などは出ず痛み止め、抗アレルギーの薬など投与して貰いました。アイスノンを借りて冷やすも痛みで浅い眠りでしたが朝には触らなければ痛くないという状態で退院することができました。刺された数は当初6、7箇所と思ってましたが、救急隊と救急車の中で数えた時は11箇所、家で全身鏡を見ながら丹念に数えると25、6はありました。蜂に刺されると言っても偶然が重なって一気に危険性が高まる可能性を考えないといけない強烈な経験となりました。
感想
皇海山は沼田からの林道が崩壊して復旧の計画がないらしく、長いと噂のクラシックルートを使うことになる。自分はトレランの様に走ることもできないし日が長い時期でないと実行できない。故に遅くとも庚申山荘を4時発。六林班を通って降りるにしても12時間くらいの山行。フルメットかぶって岩場を上り降り、迷いやすい薮など総合的に試される山ですね
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当日、同じコースを行きました。
蜂攻撃はお気の毒でした。
帰路、一の鳥居の先の林道の真ん中にザックと、ストック、麦茶のペットボトル等が残置しているのを発見。真っ暗道の真ん中にヘッドランプの先にザックが浮かび上がった時には「何かあったのだと」ビックリした次第です。下山報告を兼ね、かじか荘にこの件を報告しました。かじか荘では、把握されているとのことでしたので、安心して帰路につきました。
それでもザックの持ち主はどうされたのかと気になっておりました。
こうやって無事であることを知ることができ、私も嬉しいです。
コメントありがとうございます。きっと初日に給湯室で夕食を取られていた方達ですね?ご心配ありがとうございます。あの場所の巣を撤去する為に役所が朝から入って道路に崩れてきた土砂を人力で除去、車を通れる様にした様です。そして管理人さんが車でザックを回収し病院まで届けてくれました。今後は抗体検査の結果を待ってエピペン等を用意した上でしか登山をするしかない様です。いずれにしろありがとうございました。
おはようございます。
役所の素早い対応、管理人さんのご親切。山をやっていると見ず知らずの方々からいただくご親切が身に沁みますね。世の中捨てたもんじゃないと思います。
体調に問題ないご様子に安心致しました。
登山装備一式が残置された光景を見た者としては、一体何があってどうなったのだと心配して、ネットで検索してみたり。
こうやって顛末を知ることで気がかりは無くなりました。
詳細をお知らせいただき、ありがとうございました。
初日に給湯室にて、窓全開にして焼き肉を食べておりました。
パーティー登山も良いものだと思いつつ、翌日の山行に備えておりました。
また、いつかどこかの山でお会いできることを楽しみにしております。
喜びの束の間に蜂の襲撃にあわれて本当に災難でしたね。読んでてヒヤヒヤでした。でも本当にご無事でよかったです。
自分も蜂の襲撃にあうことは全く想定してなかったのでこれからは気をつけようかと思います。
百名山終わってこれからは自由にすきなとこいけますね!
自分も行きたい縦走路があるのでまたどこかでお会い出来そうで楽しみです!
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