テント担いで憧れの下ノ廊下踏破 怖かった((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル


- GPS
- 14:30
- 距離
- 53.3km
- 登り
- 11,296m
- 下り
- 12,036m
コースタイム
- 山行
- 8:24
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 9:11
- 山行
- 4:31
- 休憩
- 0:23
- 合計
- 4:54
実際は累積高度1700m距離は34kmぐらいです。(黒部ダム→ロッジくろよん往復→黒部ダム(下の廊下)→欅平)
天候 | 9/15 ☔雨のち☁曇 9/16 ☀晴れのち⛈雷雨 9/17 ☀晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
神奈川県自宅→(圏央道)相模原IC→(県道・412号・20号)相模湖IC→(中央道・長野道)安曇野IC→(県道)信濃大町 信濃大町 15:10発→(路線バス)扇沢 16:00発→(アルペンルート電気バス)黒部ダム 〇復路 欅平駅 10:01発→(黒部峡谷鉄道)宇奈月温泉駅・宇奈月駅 11:40発 →(富山地方電鉄)新黒部駅・黒部宇奈月温泉駅 12:35発→(北陸新幹線はくたか) 糸魚川 13:23発 →(大糸線)※南小谷駅 15:30発 →(大糸線)信濃大町 16:27着 ※南小谷15:00発の特急あずさに乗れば早く信濃大町に着けます。 信濃大町→(県道)小木曽製粉所→(県道)安曇野IC→(長野道・中央道・圏央道)神奈川県自宅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●トイレ 黒部ダム(黒四ダム) ロッジくろよん キャンプ指定地 阿曽原温泉小屋 キャンプ指定地 欅平駅 ●水場 黒部ダム(黒四ダム)の信濃大町側 水場は 滝みたいになっています (24時間流れているそうです。) ロッジくろよん(要煮沸) 渡渉箇所 仙人ダム 左岸側 関西電力施設の扉の前 阿曽原温泉小屋 テント場 欅平駅 ●黒部ダム(黒四ダム)→ロッジくろよん 黒部ダム(黒四ダム)をわたり対岸へ、吊り橋まで舗装道路です。 吊り橋の先は、舗装された遊歩道です。 ●黒部ダム(黒四ダム)→内蔵助谷出合 黒部ダム(黒四ダム)バス下車の先のトンネルを進み、旧日電歩道入口へ トイレの脇から扉を開けて外に出ます。 黒部川の川床まで九十九折の林道と経路で下がったあと 木橋で左岸へわたります。 経路は、左岸に沿ってすすみます。 ●内蔵助谷出合→仙人ダム 分岐を右へ 左岸につけられた経路を進みます。 先に進むほど高度感が増々になり 絶壁に岩をくりぬいた 気の抜けない経路がつづきます。 巻き道の垂直ハシゴは高度感あります。(T_T) 経路はずっと足下注意ですが、岩をくり抜いた経路で、足下ばかりみていると岩に頭をぶつけます。( ゜Д゜) ヘルメット必須 一本目の吊橋(劔沢)と手前に小さい広場があるどころか十字峡です。 地下発電所への送電線をくぐり、急に下って二本目の吊り橋を渡って黒部川の右岸へ ダム管理用道路にでるとほどなく仙人ダムです。 ●仙人ダム→阿曽原温泉小屋 ダムの上をわたり、黒部川の左岸にもどります。 関西電力の施設とトンネルをとおり、人見平宿舎の脇をとおり急斜面を登り返します。 権現峠のトンネルを越えると下りになり ほどなく、阿曽原温泉小屋です。 温泉は阿曽原温泉小屋からあるいて7分くらい離れています。 ●阿曽原温泉小屋→水平道終点 水平歩道まで登り返します。 前日同様 岩をくり抜いた経路が続きます 経路の幅はありますが、 太鼓岩など高度感は半端ないです。(足下はしっかりしています。) 志合谷は、ヘッドライト・懐中電灯の明かりが必須です。 ●水平道終点→欅平駅 送電線のある尾根につけられた九十九折の経路を下ります。 登山口は駅前の広場になります。 |
その他周辺情報 | ●ロッジくろよん テント泊 1500円 予約不可 場所先着順 ●阿曽原温泉小屋 テント泊+温泉 2000円 予約不可 場所先着順 ビール350ml 600円 ●小木曽製粉所 ざる蕎麦大盛り 640円 ●信濃大町駅前駐車場 1500円 ※日数制限なし ●信濃大町駅→扇沢 路線バス 1650円 ●扇沢→黒部ダム(黒四ダム) 電気バス 1800円 ●欅平→宇奈月温泉 普通車(トロッコ) 1980円 |
写真
車で信濃大町を目指します。
信濃大町駅前の市営駐車場に車を停めて、
バスで、扇沢へ
扇沢からアルペンルートの電気バスに乗り換えて黒部ダムへ
写真は、黒部ダム(黒四ダム)です。到着したとき観光放水していました。
アルペンルートの地下ケーブル駅を通過
吊り橋を渡ると、舗装された経路が狭くなります。
テント場を過ぎて、ほどなく、ロッジくろよん に到着です。
女将さんが、丁重にテント受付と、テント泊の説明していただきました。
テント場は、フラットでペグの刺さりは良好、7ヶ所盛り土をして一段高くなっています。
到着したのが遅かったので、盛り土の一等地にテントを張ることはできませんでしたが、フラットな草地の上に幕営しました。
水場(飲用は煮沸必要)とトイレは近いです。
これで1500円は安いのかと
下の廊下の核心部に入る頃に日の出になるように計算して
夜中の1時に起きて、3時前に出発します。(ナイトハイクスタート)
前日、黒部ダム(黒四ダム)のスタッフに、旧日電歩道(下ノ廊下)の入口を確認したところ
扇沢からのバスを下車した先に旧日電歩道の入口があるとのこと
早朝は左のドアが閉まっているので、ダムから上がってくるときは 通行止めのトンネルを通過していいことを確認しました。
写真の右カーブの先に、旧日電歩道(下ノ廊下)の入口があります。(最終トイレも)
やがて夜が明けて、周囲が明るくなりました。
周囲を見渡すと 黒部渓谷の底にいました。
写真は、富山の日の出の時刻5時34分頃撮影しました。
峡谷の底のため、日が差し込むのは8時過ぎでした。
経路の情報交換をします。
その中で、この先にどうしても濡れる場所があるとのこと
写真はその場所です。
滝の岩を削って経路にしているところも
流水が岩を伝い経路に降ってきます。
濡れ場です。☔
広場から十字峡を眺めます。
十字峡に降りる場所があると聞いていたのですが、どこだかわからずウロウロ 降りるのをあきらめました。
PS
阿曽原温泉小屋のブログより、
十字峡に降りる経路は、過去に道迷いがあってマークを消したとのことです。納得♪
広場のすぐ下の吊り橋を渡ります。
劔沢を渡り対岸へ、整備されて安心して渡れます。
吊り橋を渡ってすぐ、阿曽原温泉小屋から黒部ダムへ向かう山岳警備隊とスライドしました。早駆け調査 ご苦労様です。<m(__)m>
本日の危険個所は終了でほっとしました。
仙人ダムを渡るとき 上部軌道の鉄橋が見えます。
よくみると、上部軌道の列車が橋上に停車しています。
蓄電池機関車BB型(凸型)と耐熱客車4両と貨車の編成に
おもわず激写w
仙人ダムからの撮影で 元鐡の小生は大満足です。(*^_^*)
急傾斜の登りで右足太ももが攣り、しばらく悶絶していました。( ゜Д゜)
痛みが治まり満身創痍で、阿曽原温泉小屋に到着です。
振り返って 攣ったのが、厳しい場所でなくて良かった。小生にとって無理していた反動なのかと
到着したときは2番目で、幕営場所はよりどりみどり (テント受付は一番乗り♪)
水場とトイレが近い一等地にテントを張りました。
そのあと雨が降り出しました。テント張る前でよかったです。
ナイトハイクスタートの甲斐ありました。\(^o^)/
写真は夕方撮影(本日は40張くらいでしょうか)
いいお湯でした。
先に入浴していた方がYA●APユーザで、ヤマレコの ぼっち🦍さん の話題(超健脚で凄い)になりました。Y●MAPでも有名ですね。
午後は、することないので、
小屋の前で雨宿りしながら、至福の一杯w
ご馳走様でした(*- -)(*_ _)ペコリ
小屋泊の登山者と会話したり
贅沢な午後の一時を過ごしました。
夕方になり2回目の♨温泉を楽しんだあと 夕食を取り早めに就寝しました。
欅平の始発(10時1分発)に間に合うように、
3時に起床、夜明け前(4時30分頃)に出発します。
水平歩道まで登り返します。昨日同様に、岩をくり抜いた経路をすすみます。
写真は、折尾ノ大滝です。
中は、真っ暗で、カーブして距離も長く 🔦ヘッドライトまたは懐中電灯は必須です。
足下は水びたしで靴が濡れます。( ゜Д゜)
装備
MYアイテム |
重量:2.10kg
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---|---|
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
飲料
ガスカートリッジ
コッヘル
調理器具
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
タオル
ストック
テント
テントマット
シェラフ
ヘルメット
|
感想
憧れだった、黒部峡谷下ノ廊下に行ってきました。
子どもの頃、社会の授業で習ったことや
高熱隧道、黒部の太陽の舞台でもあり
前々から、踏破してみたいと思っていました。
阿曽原温泉小屋のブログを見ると
今年は、雪が少なく、かつ猛暑の影響で 9月の初めに下ノ廊下の雪渓がなくなり
経路の整備が進み 9月9日頃から通行可能となったとのこと
過去のレコを拝見して下ノ廊下の開通は9月下旬〜10月ですので、今年は、かなり早いです。
あと、来年は、黒部峡谷の上部鉄道が黒部キャニオンルートとして開通を予定しており、下ノ廊下を歩くのは今のうちかなと思いました。
9月の3連休に計画したものの、黒部アルペンルート(扇沢→黒部ダム 電気バス)や黒部峡谷鉄道 トロッコ列車 阿曽原温泉小屋のテント場の混雑が予想されます。
それならば、前日の黒部ダム入りをして、2日目はナイトハイクスタート、3日目は日の出前から行動すれば、混雑は回避できるのではないかと再計画しました。
実際行ってみて、下ノ廊下は、想像以上に険しい峡谷で、岩壁にへばりつくような難路ですが
経路はしっかり整備されており、高いところが苦手の小生でも(高所恐怖症)なんとか踏破できました。汗汗
でも怖かった( ゜Д゜) (やばそうなところは、足下しか見ていなく、景色は見ていませんw あと何度かヘルメットに岩があたりました。ヘルメット必須です。)
関連する日記(9月24日追記)
高所恐怖症(( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル 魔法の言葉(∩^o^)⊃━☆゜.*・。
https://www.yamareco.com/modules/diary/206767-detail-310454
振り返って、計画通りに混雑を回避しつつ登山をたのしめました。あと、9月中旬の連休かつ紅葉前の緑の下ノ廊下を踏破できたのは、貴重な体験だったかも
最後に、経路を整備されているスタッフに大感謝m(_ _)m
レコを最後までみていただきまして、ありがとうございました。(*- -)(*_ _)ペコリ
下ノ廊下!
代表のお写真が怖いですね。(笑)
今年は暑さで歩けるシーズンも長い感じなのですね!😁
練りに練った計画通りに良い時期に出かけられたのではないでしょうか?
楽しめましたね!😁
お疲れ様でした!😁
代表の写真は、高度感あるあるで、足下震えていましたよ汗汗
ええ、山行計画どおりに進んで、無事に登山と車も回収できてよかったです。
最後の写真の列車ですが、本数が少ないローカル線でして 下山がおくれたら、車の回収が大変になった次第です。
コメントありがとうございました。(*- -)(*_ _)ペコリ
下ノ廊下お疲れ様でした!
10月初めにテント泊で行こうと思ってます。出発前に何度もこめ百俵@kome100pyouさんのレコを参照しに来きます。
2つほど質問があるのですが、一つはヘルメット装着率はどのくらいでした、ざっくりでいいです。穂高などは多分80%以上の感じですよね。ここも同じくらいですか?
今でも朝一のアルペンルート 7:30扇沢→黒部湖7:46で行くか、ロッジくろよんで1泊して早朝でるか少し迷ってます。黒部湖7:46だと阿曽原温泉小屋着が16時過ぎになりテント場の混雑が予想され、多分、ロッジくろよんで1泊するプランが70%です。
2つ目の質問は、車で扇沢までアクセスするか、新幹線で長野→バスで扇沢にするか迷ってま(自宅は東京)。当日中の車の回収を考えたら10時1分の始発に乗らないと厳しいですか?
以上質問ばかりですがよろしくお願いします。
10月初めに下ノ廊下ですか、紅葉が見頃のころですね。レコ楽しみにしています。
一つ目質問について ヘルメットの装着率は、ざっくり40%くらいでしょうか 内訳は、1日目はヘルメットは不要です。2日目の旧日電歩道は、8枚目の写真の付近から17枚目の橋の手前までの間は、白竜峡、十字峡、S字峡の厳しい経路がつづきますのでヘルメット装着していました。黒部川の左岸から右岸に吊り橋で渡ったあとは、ヘルメット不要です。3日目の水平歩道は、危険個所のみ装着していました。針金がでてきたら危険個所かなと、小生はロッジくろよんに前泊して正解だったと思っています。おかげさまで阿曽原温泉小屋にお昼について、テント受付は1番乗り♪(テント場は2番目でしたが)半日まったり過ごしました。ちなみに温泉2回入っています♪
二つ目の質問について、扇沢に車を停めた場合、10時1分の始発が理想です。そのあとでも扇沢へ行けないことはないですが、この場合 信濃大町から扇沢までタクシーになります。車の回収の課題は、小生も悩みました。小生の結論は、扇沢ではなく信濃大町に車を停めて15時10分発のバスに乗れば、その日のうちにロッジくろよんに着けます。欅平最終列車16時43分発でも、その日のうちに信濃大町に着けます。ご参考まで
ありがとうございます。
ヘルメットの件了解です。
なるほど、信濃大町ですか。車で行く場合は信濃大町に駐めます。
毎日アルペン号だと早朝扇沢に着き、3時間始発待ちプラス阿曽原温泉小屋着が遅くなり、最悪、テン場が一杯で、温泉に行く途中のヤブに張ることも考えられるので、多分、ロッジ黒四で前泊すると思います。
新幹線か車かは最後まで悩み、天気がほぼ確定した出発2日前くらいに決めます。
水場の情報は他にあまり見かけないので、大変ありがたいです
返信ありがとうございました。出発まで何度み読み返して情報を頭に入れます。
この返信に対しての返信はなしで結構です。
ガクガクと言いつつ楽しそうでいいなぁ、と思ってしまいました😄
やばいところは、手は汗まみれ 足下震えて 写真がぶれたり 斜めになったりで、高度感が伝わるような写真少ないです。
他のレコを拝見して、皆さんよくココで写真が撮れるなぁと感心しています。
重いテント泊装備ですから山小屋利用より大変だったと想像します
なんせザックのアタマが接触したらバランス崩して、あ〜れぇ〜、ですからね😅
充分高いと分かりますよ😄
小生の拙いレコを見ていただきましてありがとうございましたm(_ _)m
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