もうそろそろ紅葉の季節です【タイジョウ下見】


- GPS
- 06:02
- 距離
- 9.7km
- 登り
- 741m
- 下り
- 742m
コースタイム
- 山行
- 4:50
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 6:02
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
桜地蔵前の尾根〜稜線:バリエーションルートに当たります。少しヤブっぽい尾根筋ですが、松の木の散在する危険箇所のない尾根です。 稜線〜タイジョウ〜南尾根:マイナールート。アケビダンに下る尾根の最後が急ですが、特に危険箇所ありません。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
GPS
ファーストエイドキット
携帯
タオル
ストック
カメラ
|
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感想
忙しかった夏の盆休みを今頃取っています。週末は出勤なので今日の晴れはやっぱり山に足が向きますね。とは言っても、うっかりのんびりしていましたので、家を出るのが8時です。ショートコースでタイジョウの紅葉の偵察に行きましょう。
タイジョウへは桜地蔵からアケビダンへ入り、そのまま稜線まで詰め上がるか、途中から南尾根へ登るコースが考えられますが、そのままでは面白くありません。地形図を見ていると、カクレグラからタイジョウへ続く稜線からフジキリ谷へいくつか尾根が落ち込んでいます。この辺の尾根がどうなっているか見てみたい気持ちもあり、比較的大きめの尾根を選んで登ってみましょう。
桜地蔵を過ぎて鉄橋を渡る手前からフジキリ谷へ降ります。適当に渡渉して桜地蔵の向かい辺りに落ち込んでいる尾根の末端へ来てみると、結構立派な窯跡があります。と言うことは、これから登る尾根も結構人が入っていたと推測できます。登り始めるとすぐに人工的な段々状の所があります。ちょっとした炭焼きの基地みたいな建物跡かもしれませんね。
ヤブっぽい尾根ですが、獣が頻繁に歩いているようで、歩きやすい所にしっかりと踏み跡があります。古人の踏み跡を動物たちが利用しているのでしょう。尾根は明瞭で緩やかに高度を上げていきます。尾根筋には松の大木があり、ポッカリと空いた空間には松の幼樹がたくさん育っています。時折、木々の間から雨乞岳や清水頭が望めます。フジキリ谷を挟んでそれらの頂きを見る機会は少ないので、結構新鮮な感じです。
やがてカクレグラからの稜線に合流しましたが、歩く人が少ないのか結構ヤブっぽくなっているところもありました。このルートは冬枯れの季節が見通しも効いて良いようです。そのうち尾根筋に石屑が増えてくると、タイジョウの盛り上がりがすぐそこに見える所に来ました。冬に歩くと木々を透かしてこの盛り上がりがよくわかり、「よく来たな。」と言ってくれているような気になったことを思い出しました。今は木々の葉に遮られ、気づかないうちに頂上直下の岩ゴロを左に巻く所についていました。ここでカクレグラから縦走してこられたご夫婦を追い越し、一足先に山頂へたどり着きました。
山頂に「ここはタイジョウです」の看板が見当たりません。。。まあいいか、お昼にしましょう。少し下った開けたところで石を背にしてコーヒーを啜ります。静かな秋の空気を味わいながら、まだ青い木々の葉を透かして、気持ちの良い青空が広がります。のんびりくつろいでいると1時間も経ってしまいました。時間に追われるような行動ではありませんが、そろそろ重い腰を上げましょう。
下りは皆さんの色々なレコにあるタイジョウ南尾根を下ることにします。ここはまだ歩いていない尾根ですが、地形図での予習と皆さんのレコのおかげで何となく気持ちの良い尾根と推測していました。アクセントの効いた小ピーク、その途中にあるタイジョウの池、下っていく疎林の尾根。どこかで悲しげな鹿の声。明るい午後の日差しの中で気持ちの良い林を歩くこの幸福感。ふと見上げると雨乞岳が木々の額縁に収まっています。この尾根は何度も訪れたくなりますね。今度は登りで使ってみます。
やがて、尾根はフジキリ谷へ傾斜を増していきますが、アケビダンへ向かって伸びる支尾根に下るようにリボンが付いています。急降下は短いほうがいいので素直に従い、あっという間にアケビダンへ降り着きました。植林地帯を抜けると千種街道へ合流し、鳴野橋の駐車地に戻ってきました。
1000m以上はほんの少し緑の色が抜け始めた木々があり、もうすぐ鮮やかな季節がやって来ることを予感させます。今日も良い一日でした。
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