屋根岩2峰 セレクション 親指岩小川山レイバック
- GPS
- 10:26
- 距離
- 4.2km
- 登り
- 695m
- 下り
- 683m
コースタイム
- 山行
- 1:07
- 休憩
- 9:18
- 合計
- 10:25
過去天気図(気象庁) | 2023年11月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
3:50起床。朝ごはんを食べ、テントを畳んで5:00駐車場ヘッデン出発です。
早出はいつものことですが、ヘッデンセレクションは、九州スタンダード⁇と言われてしまいました。もちろん一番に、とりつきます。
リーダーとウメさんが先行パーティ、zakiさんと私が後行パーティとなりました。中山尾根の時もでしたがzakiさんが私のお守りとなっての登攀です。
1p目5.7 10m リーダー先行パーティに続きます。#3を決めてクラックを登ります。上部に甘いところがあり、少しずりっとなりましたがリップのガバを思い切ってとり、乗っ越します。登っていいですのコールのときには既にzakiさん岩の基部まできていました。
2p目5.8 20mダイヤモンドスラブ。ボルト5本。1ピン目と2ピン目の間がとても怖い。逡巡とした挙句、2ピン目のところにカムを全部置いてフォローのzakiさんに回収してもらうことにしました。指穴のようなポケットホールド、チョーク跡のように岩が白くなったところをじわっと踏んであがります。YouTube相棒と見る世界では、タバコの火を消すようにと表現されていました。上部に行くとホールドが見えるようになり左上の2本の立木でピッチを切りました。トポには立木が終了点とありましたが、正面の岩にボルト終了点もありました。
3p目5.6 20m チョックストーンをくぐると、踏み台となる岩、右壁にガバホールドがあり、背中とバックアンドフットでズリ上がります。
チョックストーン上の立木に長く伸ばしたスリングを掛けました。右にちょっとしたルンゼを上がり、捨て縄が巻かれた立木でピッチを切りました。ビレイ用の支点をセットしようとする頃にはzakiさんは、ロープを巻き取りながら追いついていました。
4p目5.8 20m ボルト2本。左側にあるY字の立木に左足をおきながらクラックへ。クラックを上がるとフェイスにボルト2本。左に進み、スラブの真ん中のカチを両手持ちして、マントルを返しました。ここも逡巡としたポイント。足が上がると安定します。その後は、右に大岩のあるクラックを右側に足ホールドがたくさんあるチムニーを上がり、立木を3本過ごしてロープが重くなってしまいました。ランナーは、のばしたのですが、右壁ににカムを取らなければ良かったです。ハーケン1本のあるスラブを上がって終わりだと思い出したのですが、そこでピッチを切りました。残りと次のピッチ半分ぐらいをzakiさんがいってくださいました。
5p目ロアーダウンしていただきながらの木の根っこ掴み降り。
6p目5.7 10m。立木から、左のスラブに移るときもドキドキですが、足のフリクションは良く、右手カチを握りながら左手スローパーをとり、乗り移りました。
#4を決めて進みます。最初は、ジャム。トラバース序盤は、アンダーが効き、やがてフィンガーサイズになり、上部にハーケンがあります。怖くてカムエイドもまじえました。
そしてハイハイトラバース。ホールドもあり潜っている時は、長く感じましたが、くぐり終わり振り返ると写真でみたことのある風景。短いのだなと思いました。
7p目5.8 20m 直上して左のクラックへ。ホールドは、豊富にあり、ハンドジャムもよく効きました。最後の乗っ越しに#4、2回ぐらいジャムしてソロっと歩き頂上へ。
正面に見えた松の木には、捨て縄がたくさん巻かれており、そこで終わりました。頂上には、まったりとリーダーとウメさんが待っていました。あっという間に駆け上がってくるzakiさんのロープを引き上げて終わり。みんなでグータッチしました。何度もいろいろなアングルでzakiさんが記念撮影してくださいました。
左手の岩峰に、レモンルートをのぼっているパーティが見えます。ノーピントラバースのところで、行ったり来たりしているのが見えました。zakiさんに50m2本連結の懸垂を2回セットしていただいて懸垂2回と、歩きで取り付きに戻りました。ここで既に疲労困憊のあたくし。でもせっかく来たのだからついて行かなくては!
小川山に行くにあたって、私が行きたかったのはセレクションと小川山レイバックなのです。
大日駐車場まで戻り、装備を直して、親指岩に行きます。駐車場から急登でした。
クレイジージャム10d 20m 写真で見るより圧倒されるような大きさと高さがありました。
最初にリーダーが、登ります。出だしのジャムからレイバックのところが難しいそうです。中盤は、ハンドジャムが効くそうです。さらにクラックが広くなりますが、リーダーは、ヒールアンドトゥが上手でした。早かったです。
乗っ越しが悪そうでしたが、乗っこした後は大休止。そこから右上します。クラックは、フィンガーサイズになるそうです。右に乗り込み、マントルを返してトップアウト。なかなか難しそうです。
その後にzakiさんがクレイジージャムをRPしました。お見事です‼︎いつも余裕のあるzakiさんですがこの時ばかりは、必死の形相を見ました。
そして小川山レイバック5.9+ 1p目20mへ。
小川山レイバックとクレイジージャムは、ちょうど裏表の位置にあり、リーダーとzakiさんごクレイジージャムを打っている間に、他のクライマーさんご登るのを見にいきました。
私の体力は、ワントライしかないと思い、リーダーがリードして、ウメさんがTRして、最後にリードチャレンジすることにしました。zakiさんには秒殺だそうですが、私にはそうは行きません。カムは、#1~3を3セットと出だしに#0.75しました。
出だしでずり落ち、仕切り直し。
出だしは、甘いハンドジャム。右手は、順手ですが、左手は、逆手にしていたことと、ジャムが決まり切らず、レイバックもまじえていたので腕はパンパン。棚まで必死に上がりました。いつ落ちるかと息を飲んで見守られていました。棚で大レスト。棚で#2を決めて心を決めて登り始めました。ハンドジャムが効いたことと、左壁に足ホールド、右壁にも足ホールドがあり乗っ越しは、足が効いているので、乗っ越し奥に#3を決めて、右膝をあげてから乗っ越した。相当時間が掛かったけど登りきることができて良かったです。
初めての小川山は、kanaさん、zakiさんのアテンドがなければ、取り付きまで迷っていたと思うし、こんなに効率よく登れなかったと思います。楽しい時間をありがとうございました。
マルチ用に50mスイフト2本とショート用にシングルロープ 60m 2本
カムはそれぞれ1セット。私は、#5以下マイクロまで1セット。セレクションには、#4から#0.3を1セット持っていきました。
ザックは、いらないとのことで、下山用の靴と飲み物を500mlぶら下げていきました。
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