常念岳(2857m) 白い穂高連峰を眺めながら

kobechuo
その他2人 コースタイム
【5/1晴れ】JR糸魚川駅6:04発(大糸線に乗換)⇒JR南小谷駅⇒JR穂高駅9:07(タクシー)⇒9::35一の沢登山口10:00→15:00常念乗越・常念小屋テント場(泊)
【5/2晴れ】常念乗越6:30発→8:10常念岳8:50→9:30常念乗越10:10→
13:00一の沢登山口(タクシー)⇒JR穂高駅⇒JR松本駅(特急しなの)⇒19:30JR大阪駅
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2010年04月の天気図 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
◇地 図 山と高原地図 [槍ヶ岳・穂高岳] ※雪山経験者に限る(テント泊又は小屋泊) ※気象条件等でコースを変更 費用:交通費\20,820テント場代・テント使用料、食料、ガス代\1,580合計\22,400 |
写真
感想
4/30夜から常念岳にいってきました。常念岳〜蝶ヶ岳と縦走予定でしたが、常念岳の頂上からトレースがなく、また積雪の為印が不明のため、常念岳の頂上から引き返しました。天気が良く、穂高連峰の素晴らしい景色を満喫してきました。
4/27頃から冬型の天候に逆戻り、常念小屋に電話すると一の沢は雪崩の心配があるとのこと。そこで上高地から入ろうかとみんなで検討する。4/23から毎日配信される日本山岳会の北アルプスの気象情報によると5/1には天候が良くなるが低温で雪が安定しているとのこと・・・。念のため、出発前夜小屋に一の沢の情報を確認して、予定通り“きたぐに”で出発することにした。
【5/1】一の沢は2005年のときはデブリの上を緊張ながら歩いたが、今回は端っこの方に大きなのが一部あっただけで、大勢の登山者の踏み跡もあり歩きやすかった。予定通りの時間に常念乗越に到着、目前の槍ヶ岳の素晴らしい景色に見入る。テントを設営し早めの夕食。一晩中風が吹いていた。
【5/2】(気温-2℃)風もやみ雲ひとつない晴天の中を常念岳にむけて出発。今日は常念岳から蝶が岳を通り、長塀尾根を下り徳沢でテントを張る予定でいた。しかし、常念岳頂上に着くと先行パーティが数組待機・・どうしたのだろうかと偵察に行く。するとここから岩場を下り蝶が岳に向かうトレースが、昨夜の風で消えていた。みんな「誰か先にトレースをつけてくれないか」とじっと待っていたのだった。これまで2005年、2008年の2回来たがこのあたりは雪が少なく所々凍っていた。私達は常念乗越へ引き返し、一の沢登山口へ下山することにした。早くこの情報を得ていれば荷物を置いて常念岳に登ったのにと、体調が良くなく苦しい思いをしながら一生懸命歩いてくれたMさんに申し訳ない気持ちだった。(O)
今年はいつまでも気温が低く、山行前日も当地は降雪があったようだ。CLからは日本山岳会から配信される気象情報が何度か転送されてきた。一の沢をコースに選んでいるので雪崩を心配して、コースの変更など、山行直前まで検討し、最終的に小屋の情報を得て、予定通りのコースを行くことになった。
一の沢は長かった。喘ぎ喘ぎ登っていると、CLから「荷物を持つから」といわれ、テント本体を渡した。雪と青空の境目、あれが乗越かな、と少し期待してはうらぎられ・・・を何度か繰り返していると、やがて小屋の人がつけてくれた立派な雪の登山道が現れ、それを登りきると突然常念乗越に出た。と同時に白い槍ヶ岳が目に飛び込んできた。しばらく360度の展望を楽しみ、テントを張った。夜中寒くて目が覚めた。時計を見るとまだ11時だった。起床は5:00の予定、長いなぁ〜、早く朝になってほしいな〜、右を向いたり左を向いたり、足を曲げたり伸ばしたり、なかなか朝はやってこない・・・。テントを打つ風の音を聞きながら、長い夜を過ごした。
2日目。朝になると昨夜の風はうそのように静かで天気も良い。テントを撤収して常念岳を目指す。時々立ち止まっては景色に見入る。2時間くらいで頂上に着く。穂高連峰がすぐ目の前にある。先行パーティが蝶ヶ岳への道を偵察にいって帰ってきたところだった。トレースがなく、印もわからない、先に進むかどうか、検討していた。私たちは無理をしない、ということで引き返すことにした。(K)
最高の天気に恵まれ雪の春山と素晴らしい景色を楽しむことができました。初日は常念乗越への急登に苦しみ、途中から気分が悪くなりやっとの思いで到着、ほっとしてテントを張るが、依然気分は良くならず食事ものどを通らない。夜はカイロのお陰で暖かく、良く眠れました。翌日も何とか朝食をとり常念岳への急登を登るが、また気分が悪くなる。ポール・フライを持ってもらったが足がなかなか進まず、休憩しながら常念岳に着く。360度の展望は素晴らしい。数人のパーティが足止めしていて、蝶が岳へのトレースがないとのこと。残念ながらここから下山ということになったが、正直救われたと思った。2年半前の前穂高岳以降何度か高山で気分が悪くなり、不安を持ちながらも何とか頑張れるだろうという甘い考えで参加したことを深く反省。とにかく辛い山行だった。CL、SLに迷惑をかけ申し訳なく思っています。今後は体調を整えトレーニングを積み自信ができたらまたアルプスに挑戦して行きたいと思います。(M)


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