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Yamareco

記録ID: 6793871
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

【奥穂高岳】残雪の北ア大絶景と涸沢カールで今季最後の雪中テント泊を満喫♪

2024年05月11日(土) 〜 2024年05月12日(日)
 - 拍手
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
19:25
距離
37.7km
登り
1,949m
下り
1,952m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
6:15
休憩
0:37
合計
6:52
8:33
8:34
4
8:38
11
8:49
35
9:24
9:35
4
9:39
41
10:28
10:29
57
11:26
11:47
17
12:04
12:05
45
12:50
12:52
72
14:04
24
14:28
51
15:19
1
15:20
2日目
山行
9:48
休憩
2:42
合計
12:30
4:41
66
6:42
7:05
56
8:01
8:21
59
9:20
9:32
31
10:41
11:58
1
11:59
12:03
22
12:25
12:26
13
12:39
41
13:20
13:25
34
13:59
15
14:14
14:20
57
15:17
15:22
2
15:24
43
16:07
4
16:11
16:19
37
16:56
16:57
7
17:04
7
17:11
ゴール地点
天候  
・1日目(5月11日)入山日
天候:晴れ
 風:無風〜微風(上高地から涸沢ヒュッテまで)

・2日目(5月12日)登頂日
天候:早朝〜昼前まで曇り。正午から小雨がパラつき、14時頃から雨
 風:涸沢カールから稜線手前までは無風〜微風
   稜線上〜山頂までは15m/s前後の強風(瞬間的に20m前後)
 
過去天気図(気象庁) 2024年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
 
■アクセス
・長野道/松本ICより、R158〜沢渡バスターミナル駐車場
 (かすみ沢:市営第三駐車場)(7:20着)
*ここが沢渡地区と上高地を結ぶシャトルバスの発着所となる
 ”ナショナルパークゲート”の下にあるメインの大駐車場

<長野道/松本ICから沢渡バスターミナル駐車場まで>
・距離:約32km
・所要時間:渋滞無しの直行で44分(Googleマップのナビによる)


■今回利用した駐車場について
・駐車場は上記の通り、沢渡バスターミナル駐車場を利用
・駐車料金:700円/日(今回は2日間駐車で1,400円)
・トイレ、水道、自販機、売店はバスターミナル内に有り
【要注意】
*この駐車場のゲートにある料金支払機は千円札しか使えません。
 バスの最終便が出たあとは無人で両替も出来ないのでご注意を。
(ゲートの料金支払機に緊急時の連絡先が書いてありました)

■沢渡地区の他の駐車場について
・沢渡地区の各駐車場(民間&市営)の情報はこちら↓
 https://www.kamikochi.or.jp/access/sawando

■沢渡地区〜上高地間の移動について
*沢渡BTよりシャトルバスを利用して上高地へ移動します。
・所要時間:約30分
・バス往復運賃:2,800円/人(往復チケットは日跨ぎ利用可)
(2022年のこの時期よりも400円値上りしていました)

*2024年、沢渡BT駐車場〜上高地BT間の
 シャトルバス時刻表及び、運賃等の詳細はこちら↓
 http://www.alpico.co.jp/access/kamikochi/sawando/
(この日の沢渡行きシャトルバスの最終便は上高地17:30発)

■松本〜新島々〜上高地を結ぶ通常の”路線バス”時刻表はこちら↓
 https://www.alpico.co.jp/access/kamikochi/shinshimashima/


■その他、上高地の総合案内はこちら↓
 https://www.kamikochi.or.jp
*宿泊施設の紹介なども含めて上高地の魅力が満載の公式サイトです。

■コンビニ
・R158沿いに大手コンビニが数軒あります。
*最終コンビニ(長野側:松本IC〜沢渡駐車場間)
 R158、アルピコ交通 新島々営業所付近にあるコンビニが最後です。
 
コース状況/
危険箇所等
 
【ルート状況、積雪状況など】 2024/05/11-5/12 現在 

■上高地〜明神〜徳澤〜横尾
・特筆すべき問題はなし。上高地から横尾まで約11kmの遊歩道歩き。
 徳澤〜横尾間で工事個所がある為、迂回路が設けられていましたが
 特に問題なく歩けました。

■横尾〜本谷橋〜涸沢ヒュッテ
・横尾から本谷橋までの間もほぼ問題なく歩けました。
 但し、本谷橋の手前で雪渓の横断箇所が1個所あります。
 5/11現在、雪切りもされており、特に問題なく横断できましたが、
 今後の雪解け次第では早めに崩落するかもしれません。(写真27)
・本谷橋は既に架けられており、通常通り渡れます。
・本谷橋から先は今季も既に谷底歩きはできず、涸沢ヒュッテまで
 高巻の夏道を辿るようになります。(写真29)
・夏道の積雪は標高1940m付近から出始め、涸沢ヒュッテまで繋がって
 いました。この日は雪と岩のミックスゾーンは少なめの印象。
 また、順路を示すベンガラと雪切りがされており、それらに従って
 進めば特に問題なく歩ける印象でした。(写真31.34.36)

■涸沢ヒュッテ〜白出のコル(穂高岳山荘)〜奥穂高岳山頂
・ヒュッテから白出のコルまでの上りは、積雪期の定番ルートである
 ザイテングラートの左側、小豆沢を直登しました。登頂日の早朝は
 雪が締まっており、前日の踏み跡がそれなりに使えました。
・帰りは上りとは逆に穂高岳山荘から小豆沢の反対側へ明瞭なトレース
 がついていたので、これを辿ってテン場まで下りました。
 但し、下山時は昇温による雪の緩みでこのトレースとステップが
 脆弱になっていたので慎重に下りました。(写真79.80.81)
・穂高岳山荘の先にある2箇所の雪壁ですが、1つ目の雪壁は下から見て
 左側の岩場に取り付いて登りました。但し、この岩場もまだ雪つきと
 氷結箇所が多数あり、上りは何とかなりましたが、この氷結状態での
 下降は危険と判断し、帰りはピッケル2本とアイゼンの前爪を使って
 雪壁をクライムダウンで下降しました。(写真53.54.55.74.75)
・1つ目の雪壁を越えて2つ目の雪壁までの区間は、既に夏道が出ており
 雪はありません。(写真56)
・山頂手前にある2つ目の雪壁は、割りとしっかりしたステップが残って
 いたので、これを辿って登降しました。(写真57)
・2つ目の雪壁の上から山頂までの僅かな区間も、夏道は雪で覆われて
 いたので、上りは夏道を避けて山頂手前の岩峰を直登しました。
 帰りは夏道の状態を確認するため、雪で覆われた夏道で下りました。
(写真58.59.73)
 
その他周辺情報  
<下山後の入浴はこちらの施設を利用しました>
■”上高地ホテル”(さわんど天然温泉)
https://www.kamikochi-hotel.com/

・入浴料:750円(ロッカーは100円リターン式で無料)
・沢渡バスターミナル駐車場から車で約3分ほどの位置にあるため、
 バス降車後すぐに温泉に入ることができる。(ホテルに駐車場有り)
・お湯は源泉かけ流しの天然温泉(加水もなしとのこと)
・内湯、露天とも1槽ずつで浴槽はやや小さめ
・シャンプー、コンディショナー、ボディーソープ完備で、
 洗い場は5個所(男湯)、シャワーは制限なしで使えるタイプ。
*料金も控え目で、今回はほぼ1人で利用できたのでゆっくり浸かれて
 非常によかった。但し、浴場自体のキャパは大きくないため、
 混雑時は洗い場などで待ち時間が出ると思う。
 
山行前夜の中央道/談合坂SAにて。”ミニチーズすた丼”を戴きました
豚肉にニンニクが効いて相変わらずの美味しさ。もぅやめられないね(^^)
2024年05月10日 23:04撮影 by  DSC-WX350, SONY
23
5/10 23:04
山行前夜の中央道/談合坂SAにて。”ミニチーズすた丼”を戴きました
豚肉にニンニクが効いて相変わらずの美味しさ。もぅやめられないね(^^)
おはようございます。上高地への玄関口、”沢渡バスターミナル駐車場”より
今回は2022年の5月以来、約2年ぶりとなる残雪の奥穂を目指します!
2024年05月11日 07:23撮影 by  DSC-WX350, SONY
8
5/11 7:23
おはようございます。上高地への玄関口、”沢渡バスターミナル駐車場”より
今回は2022年の5月以来、約2年ぶりとなる残雪の奥穂を目指します!
今回のお荷物:約15kg+手前のウエストバック含めて約16kg
今回のルートは山小屋が各所にあるので手持ちの水は500ml
以前は18kg〜19kgでしたが、近年は体力の低下もあり、本気で軽量化を考えるようになりました
それと、この時期の奥穂は穂高岳山荘の先に恐怖の雪壁があるので、その登降用にピッケルを2本持参。今回はバッチリ役立ちました
2024年05月11日 07:35撮影 by  DSC-WX350, SONY
19
5/11 7:35
今回のお荷物:約15kg+手前のウエストバック含めて約16kg
今回のルートは山小屋が各所にあるので手持ちの水は500ml
以前は18kg〜19kgでしたが、近年は体力の低下もあり、本気で軽量化を考えるようになりました
それと、この時期の奥穂は穂高岳山荘の先に恐怖の雪壁があるので、その登降用にピッケルを2本持参。今回はバッチリ役立ちました
駐車場から階段を上がって”ナショナルパークゲート”へ
ここでシャトルバスの乗車券を購入(沢渡〜上高地往復で2,800円)
ここが世界の山岳リゾート”上高地”への玄関口。さすがに立派な施設です
2024年05月11日 07:42撮影 by  DSC-WX350, SONY
10
5/11 7:42
駐車場から階段を上がって”ナショナルパークゲート”へ
ここでシャトルバスの乗車券を購入(沢渡〜上高地往復で2,800円)
ここが世界の山岳リゾート”上高地”への玄関口。さすがに立派な施設です
バス乗り場へ行くまでの順路にも様々な展示物があります
この日は晴天の土曜日で賑わっているのかと思いきや、意外と空いていました
2024年05月11日 07:45撮影 by  DSC-WX350, SONY
8
5/11 7:45
バス乗り場へ行くまでの順路にも様々な展示物があります
この日は晴天の土曜日で賑わっているのかと思いきや、意外と空いていました
沢渡BTから30分ほどで上高地BTに到着。この青空!サイコーに気持ちいい♪
ここで登山届を提出し、身支度を済ませて出発です!
2024年05月11日 08:21撮影 by  DSC-WX350, SONY
12
5/11 8:21
沢渡BTから30分ほどで上高地BTに到着。この青空!サイコーに気持ちいい♪
ここで登山届を提出し、身支度を済ませて出発です!
まずは梓川左岸の遊歩道から河童橋へ
いつもこの道で屏風のように聳え立つ穂高を眺めながら歩いて行きます♪
2024年05月11日 08:30撮影 by  DSC-WX350, SONY
20
5/11 8:30
まずは梓川左岸の遊歩道から河童橋へ
いつもこの道で屏風のように聳え立つ穂高を眺めながら歩いて行きます♪
奥穂&吊尾根付近を拡大。左寄りの一番高く見えるところがジャンかな
中央左の白い付近が奥穂だと思う。明日はあの辺からこちらを眺めるのが楽しみだ♪
2024年05月11日 08:31撮影 by  DSC-WX350, SONY
22
5/11 8:31
奥穂&吊尾根付近を拡大。左寄りの一番高く見えるところがジャンかな
中央左の白い付近が奥穂だと思う。明日はあの辺からこちらを眺めるのが楽しみだ♪
河童橋が見えてきました。ここも定番のビューポイント
これまで何度も見てきたこの風景。何回見てもいいもんだね♪
2024年05月11日 08:35撮影 by  DSC-WX350, SONY
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5/11 8:35
河童橋が見えてきました。ここも定番のビューポイント
これまで何度も見てきたこの風景。何回見てもいいもんだね♪
河童橋の上から見る定番の穂高ビュー。相変わらずの素晴らしい景色だ
2024年05月11日 08:36撮影 by  DSC-WX350, SONY
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5/11 8:36
河童橋の上から見る定番の穂高ビュー。相変わらずの素晴らしい景色だ
下流側には焼岳がよく見える。この抜けるような青空で気分もサイコー♪
「明日もこのままでお願いします〜」と祈りながら歩き始めます
2024年05月11日 08:37撮影 by  DSC-WX350, SONY
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5/11 8:37
下流側には焼岳がよく見える。この抜けるような青空で気分もサイコー♪
「明日もこのままでお願いします〜」と祈りながら歩き始めます
こちらは清水橋からの清流。いつも思うけど、この透明度がハンパない美しさ
2024年05月11日 08:41撮影 by  DSC-WX350, SONY
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5/11 8:41
こちらは清水橋からの清流。いつも思うけど、この透明度がハンパない美しさ
まずは明神へ向かいます
いつもの明神岳ビューポイントにて。相変わらずのトンガリ帽子ですね
2024年05月11日 09:18撮影 by  DSC-WX350, SONY
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5/11 9:18
まずは明神へ向かいます
いつもの明神岳ビューポイントにて。相変わらずのトンガリ帽子ですね
明神の手前辺りから”ニリンソウロード”が始まっていました
2024年05月11日 09:23撮影 by  DSC-WX350, SONY
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5/11 9:23
明神の手前辺りから”ニリンソウロード”が始まっていました
今年も元気に咲いています。なんだか嬉しい気持ちになるね♪
2024年05月11日 09:24撮影 by  DSC-WX350, SONY
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5/11 9:24
今年も元気に咲いています。なんだか嬉しい気持ちになるね♪
河童橋からゆっくり歩いて50分ほどで明神に到着
土曜だけど閑散としていました。忙しくなくてとても良い雰囲気
2024年05月11日 09:26撮影 by  DSC-WX350, SONY
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5/11 9:26
河童橋からゆっくり歩いて50分ほどで明神に到着
土曜だけど閑散としていました。忙しくなくてとても良い雰囲気
明神から暫く進むとサルの集団に遭遇。まぁ、これはいつもの光景なのですが…
2024年05月11日 10:01撮影 by  DSC-WX350, SONY
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5/11 10:01
明神から暫く進むとサルの集団に遭遇。まぁ、これはいつもの光景なのですが…
ナント、その中にいたこの子が威嚇してきました!💦
ストックで追っ払いましたが、もぅビックリでしたよ(^^;
集団の中に必ずいるんですよね。こういう気性の荒いヤツが…
2024年05月11日 10:01撮影 by  DSC-WX350, SONY
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5/11 10:01
ナント、その中にいたこの子が威嚇してきました!💦
ストックで追っ払いましたが、もぅビックリでしたよ(^^;
集団の中に必ずいるんですよね。こういう気性の荒いヤツが…
クマベルも新しくなっていました
さっきのサルに襲われかけたのと一緒で、こちらも一応警戒しないとね(^^)
2024年05月11日 10:15撮影 by  DSC-WX350, SONY
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5/11 10:15
クマベルも新しくなっていました
さっきのサルに襲われかけたのと一緒で、こちらも一応警戒しないとね(^^)
明神から1時間弱で徳澤に到着
相変わらず良さげな雰囲気のテン場。一度張ってみたい場所ですね
2024年05月11日 10:21撮影 by  DSC-WX350, SONY
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5/11 10:21
明神から1時間弱で徳澤に到着
相変わらず良さげな雰囲気のテン場。一度張ってみたい場所ですね
徳澤園の”みちくさ食堂”
名物のソフトは帰りに戴こう…(と思っていましたが…)
2024年05月11日 10:26撮影 by  DSC-WX350, SONY
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5/11 10:26
徳澤園の”みちくさ食堂”
名物のソフトは帰りに戴こう…(と思っていましたが…)
徳澤から黙々と歩くこと1時間弱、ようやく横尾に着きました
この長いロードもここで終わり。トイレと水を補給してひと休みします
2024年05月11日 11:27撮影 by  DSC-WX350, SONY
15
5/11 11:27
徳澤から黙々と歩くこと1時間弱、ようやく横尾に着きました
この長いロードもここで終わり。トイレと水を補給してひと休みします
で、横尾の避難小屋がサル軍団に占領されていましたよ(ここはアナタ達の避難小屋じゃないんだよ)
2024年05月11日 11:25撮影 by  DSC-WX350, SONY
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5/11 11:25
で、横尾の避難小屋がサル軍団に占領されていましたよ(ここはアナタ達の避難小屋じゃないんだよ)
横尾から暫く進むと左手に大迫力の屏風岩が見えてきます
現地で見るとあの巨大な岩壁がこちら側へ傾いていますが、写真ではその迫力が全く伝わらないね
2024年05月11日 12:30撮影 by  DSC-WX350, SONY
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5/11 12:30
横尾から暫く進むと左手に大迫力の屏風岩が見えてきます
現地で見るとあの巨大な岩壁がこちら側へ傾いていますが、写真ではその迫力が全く伝わらないね
本谷橋の手前まで来ると前方に北穂が見えてきます
いつも思うけど、あの高く聳える山容はホントに大迫力。でも写真だとイマイチなんだよね…
2024年05月11日 12:40撮影 by  DSC-WX350, SONY
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5/11 12:40
本谷橋の手前まで来ると前方に北穂が見えてきます
いつも思うけど、あの高く聳える山容はホントに大迫力。でも写真だとイマイチなんだよね…
山頂付近を超ズームで拡大すると北穂高小屋が見える
ホントによくあんなところに小屋を建てたもんだと思ってしまう
2024年05月11日 12:41撮影 by  DSC-WX350, SONY
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5/11 12:41
山頂付近を超ズームで拡大すると北穂高小屋が見える
ホントによくあんなところに小屋を建てたもんだと思ってしまう
本谷橋の手前に雪渓の横断個所があります
5/11現在、雪も切られていてまだ安定して歩ける状態でした
但し、今後の雪解け次第では早めに崩落するかもしれません
2024年05月11日 12:43撮影 by  DSC-WX350, SONY
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5/11 12:43
本谷橋の手前に雪渓の横断個所があります
5/11現在、雪も切られていてまだ安定して歩ける状態でした
但し、今後の雪解け次第では早めに崩落するかもしれません
横尾から約1時間で本谷橋に到着
事前の情報で分かっていましたが、今年もこの先は高巻きで谷底を歩くことはできない状態でした
2024年05月11日 12:51撮影 by  DSC-WX350, SONY
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5/11 12:51
横尾から約1時間で本谷橋に到着
事前の情報で分かっていましたが、今年もこの先は高巻きで谷底を歩くことはできない状態でした
高巻き道に入っても暫く夏道が出ており、雪は標高1940m付近から出始め、涸沢ヒュッテまで繋がっていました
今回は雪と岩のミックスゾーンは少なめでした
2024年05月11日 13:19撮影 by  DSC-WX350, SONY
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5/11 13:19
高巻き道に入っても暫く夏道が出ており、雪は標高1940m付近から出始め、涸沢ヒュッテまで繋がっていました
今回は雪と岩のミックスゾーンは少なめでした
横尾谷を見下ろすと2年前のこの時期よりも雪割れが進んでいない。ここだけ見ると「これならまだ歩けるんじゃないの?」と思ってしまう
2024年05月11日 13:36撮影 by  DSC-WX350, SONY
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5/11 13:36
横尾谷を見下ろすと2年前のこの時期よりも雪割れが進んでいない。ここだけ見ると「これならまだ歩けるんじゃないの?」と思ってしまう
本谷出合を過ぎて涸沢谷に入ると前方に前穂の北尾根が見えてきます
いゃ〜それにしても、相変わらずのギザギザで大迫力の風景です
2024年05月11日 14:00撮影 by  DSC-WX350, SONY
16
5/11 14:00
本谷出合を過ぎて涸沢谷に入ると前方に前穂の北尾根が見えてきます
いゃ〜それにしても、相変わらずのギザギザで大迫力の風景です
涸沢谷の谷底はこんな感じ。確かに2年前のこの時期よりは割れておらず歩けそうだけど、それでも昔歩いた時よりはやっぱり少ない(薄い)と思う
以前は5月下旬でもあの谷底の雪上を悠々と歩き、帰りはスキーで滑れたのに。もう温暖化で5月の谷底歩きは無理なのかな…
2024年05月11日 14:01撮影 by  DSC-WX350, SONY
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5/11 14:01
涸沢谷の谷底はこんな感じ。確かに2年前のこの時期よりは割れておらず歩けそうだけど、それでも昔歩いた時よりはやっぱり少ない(薄い)と思う
以前は5月下旬でもあの谷底の雪上を悠々と歩き、帰りはスキーで滑れたのに。もう温暖化で5月の谷底歩きは無理なのかな…
そして正面に奥穂とその下に涸沢ヒュッテが見えてきました
涸沢から2年ぶりに見る残雪の奥穂、何度見てもその迫力に圧倒される
2024年05月11日 14:25撮影 by  DSC-WX350, SONY
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5/11 14:25
そして正面に奥穂とその下に涸沢ヒュッテが見えてきました
涸沢から2年ぶりに見る残雪の奥穂、何度見てもその迫力に圧倒される
ヒュッテを拡大。米粒のような登山者がトボトボと登っています
ここからはいつもの如く”見えてからが長いっ”になります…
でも、白出沢中腹からの穂高岳山荘の方がより”見えてからが長い”と思う
2024年05月11日 14:26撮影 by  DSC-WX350, SONY
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5/11 14:26
ヒュッテを拡大。米粒のような登山者がトボトボと登っています
ここからはいつもの如く”見えてからが長いっ”になります…
でも、白出沢中腹からの穂高岳山荘の方がより”見えてからが長い”と思う
これは何だろう?岩の突起か何かに雪が付いたのかな?初めて見たよ
2024年05月11日 14:55撮影 by  DSC-WX350, SONY
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5/11 14:55
これは何だろう?岩の突起か何かに雪が付いたのかな?初めて見たよ
ヒュッテもだいぶ近くなりもうすぐなんだけど、でも中々着かない…ここからが最後の踏ん張りどころですね(^^;
それにしても、真正面に聳え立つ奥穂の迫力がハンパない。やっぱり凄い山だと思う。テンションもアップ!
2024年05月11日 15:06撮影 by  DSC-WX350, SONY
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5/11 15:06
ヒュッテもだいぶ近くなりもうすぐなんだけど、でも中々着かない…ここからが最後の踏ん張りどころですね(^^;
それにしても、真正面に聳え立つ奥穂の迫力がハンパない。やっぱり凄い山だと思う。テンションもアップ!
こちらの真っ白な斜面が、明日登る予定のザイテングラート。あの上に見える鞍部(白出のコル)までひたすら直登して行きます
上部はワンスリップで一発アウトの急斜面。今回は中央の岩尾根の左側(小豆沢)で上り、帰りは岩尾根右側のトレースを使って下りました
2024年05月11日 15:06撮影 by  DSC-WX350, SONY
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5/11 15:06
こちらの真っ白な斜面が、明日登る予定のザイテングラート。あの上に見える鞍部(白出のコル)までひたすら直登して行きます
上部はワンスリップで一発アウトの急斜面。今回は中央の岩尾根の左側(小豆沢)で上り、帰りは岩尾根右側のトレースを使って下りました
そして横尾から約3時間30分、ようやく涸沢ヒュッテに着きました
いゃ〜分かっちゃいたけど、今回も見えてからが長かったなぁ。。。
いつもは小屋の玄関前に着くトレースですが、今回はテン場へ直結でした
2024年05月11日 15:24撮影 by  DSC-WX350, SONY
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5/11 15:24
そして横尾から約3時間30分、ようやく涸沢ヒュッテに着きました
いゃ〜分かっちゃいたけど、今回も見えてからが長かったなぁ。。。
いつもは小屋の玄関前に着くトレースですが、今回はテン場へ直結でした
こちらでテン泊の受付を済ませて我が家の設営を始めます
ちなみに昔はここで受付、2年前は上の売店で受付でした。その年によって受付場所が変わるようです
2024年05月11日 15:31撮影 by  DSC-WX350, SONY
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5/11 15:31
こちらでテン泊の受付を済ませて我が家の設営を始めます
ちなみに昔はここで受付、2年前は上の売店で受付でした。その年によって受付場所が変わるようです
晴天の土曜日ですがテン場は閑散としており、好きな場所を選べました
今回も丁寧に整地して、今夜の就寝を快適なものにします
2024年05月11日 15:56撮影 by  DSC-WX350, SONY
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5/11 15:56
晴天の土曜日ですがテン場は閑散としており、好きな場所を選べました
今回も丁寧に整地して、今夜の就寝を快適なものにします
そして我が家の完成です。残雪の涸沢カールで今季最後の雪中テント泊
夏も良いけど、やっぱり自分は雪テンの方が好きだなぁ(^^)
2024年05月11日 16:29撮影 by  DSC-WX350, SONY
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5/11 16:29
そして我が家の完成です。残雪の涸沢カールで今季最後の雪中テント泊
夏も良いけど、やっぱり自分は雪テンの方が好きだなぁ(^^)
だいぶ陰ってしまったけれど、展望テラスから神々しい穂高の峰々を眺めながらゆっくり過ごす♪
まさに至福のひと時。やっぱり涸沢カールに来たらこれを楽しまなくちゃね
2024年05月11日 16:41撮影 by  DSC-WX350, SONY
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だいぶ陰ってしまったけれど、展望テラスから神々しい穂高の峰々を眺めながらゆっくり過ごす♪
まさに至福のひと時。やっぱり涸沢カールに来たらこれを楽しまなくちゃね
左の涸沢岳と画面中央から右へ続く北穂を一望
あのテン場から北穂に登るも良し、奥穂に登るも良し、ここから穂高を眺めるも良し。ホントに最高の場所だよね
2024年05月11日 16:41撮影 by  DSC-WX350, SONY
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左の涸沢岳と画面中央から右へ続く北穂を一望
あのテン場から北穂に登るも良し、奥穂に登るも良し、ここから穂高を眺めるも良し。ホントに最高の場所だよね
今回目指すのは奥穂ですが、ここからの眺めでイチオシはやっぱり北穂!
この高く天を突く山容が超カッコいい☆
でも、あの北穂沢下部の土砂を巻き込んだスラッシュ雪崩のようなもの?以前の5月にはなかったんだけどな
2024年05月11日 16:42撮影 by  DSC-WX350, SONY
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5/11 16:42
今回目指すのは奥穂ですが、ここからの眺めでイチオシはやっぱり北穂!
この高く天を突く山容が超カッコいい☆
でも、あの北穂沢下部の土砂を巻き込んだスラッシュ雪崩のようなもの?以前の5月にはなかったんだけどな
北穂の頂上付近を拡大。右奥の北峰が最高所になります
2013年の5月に初登頂、そして2017年の5月にはスキー板を担いで登った残雪の北穂。板を担いで登るなんて、今はもう出来ないね…
2024年05月11日 16:42撮影 by  DSC-WX350, SONY
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北穂の頂上付近を拡大。右奥の北峰が最高所になります
2013年の5月に初登頂、そして2017年の5月にはスキー板を担いで登った残雪の北穂。板を担いで登るなんて、今はもう出来ないね…
こちらは右の奥穂から正面に吊尾根、左の前穂まで
これだけ見ているとまだまだ雪タップリだけど、今夏の渇水は大丈夫かな?
2024年05月11日 16:46撮影 by  DSC-WX350, SONY
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5/11 16:46
こちらは右の奥穂から正面に吊尾根、左の前穂まで
これだけ見ているとまだまだ雪タップリだけど、今夏の渇水は大丈夫かな?
昨夏は渇水だったようですが、5月は北穂沢の伏流水が豊富に出ています
冷たくて超美味しいので、ここへ来るといつもガブガブ飲んでいます(^^)
さぁテントに戻り、ゆっくり食事して明日の登頂に備えよう…
2024年05月11日 17:43撮影 by  DSC-WX350, SONY
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5/11 17:43
昨夏は渇水だったようですが、5月は北穂沢の伏流水が豊富に出ています
冷たくて超美味しいので、ここへ来るといつもガブガブ飲んでいます(^^)
さぁテントに戻り、ゆっくり食事して明日の登頂に備えよう…
翌朝。予定より少し遅れて4時40分に出発。空模様は予報通りの曇り空
まぁそれなりのコンディションなので、ゆっくり焦らず北アの最高峰へ
まずは画面中央やや右の岩尾根の左側(小豆沢)を直登していきます
2024年05月12日 05:05撮影 by  DSC-WX350, SONY
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5/12 5:05
翌朝。予定より少し遅れて4時40分に出発。空模様は予報通りの曇り空
まぁそれなりのコンディションなので、ゆっくり焦らず北アの最高峰へ
まずは画面中央やや右の岩尾根の左側(小豆沢)を直登していきます
ザイテングラートの中腹より望む前穂北尾根
晴れていれば朝日に照らされてより映えるんだけど、曇りだとイマイチだね…
2024年05月12日 05:05撮影 by  DSC-WX350, SONY
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5/12 5:05
ザイテングラートの中腹より望む前穂北尾根
晴れていれば朝日に照らされてより映えるんだけど、曇りだとイマイチだね…
ザイテン(岩尾根)の下端部に到達。ここから左側を直登していきます
とにかくこの時期は朝の雪が締まっている時間帯に登ることが肝要です
ちなみに帰りは明瞭なトレースがついていた右側を下りてきました
2024年05月12日 05:27撮影 by  DSC-WX350, SONY
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5/12 5:27
ザイテン(岩尾根)の下端部に到達。ここから左側を直登していきます
とにかくこの時期は朝の雪が締まっている時間帯に登ることが肝要です
ちなみに帰りは明瞭なトレースがついていた右側を下りてきました
途中で振り返るとこんな感じ。ヒュッテとテン場があんなに下に見える
でも、写真では斜度感が殆ど感じられない。実際はここで滑ったら、そう簡単には止まらないほどの急斜面です
2024年05月12日 05:28撮影 by  DSC-WX350, SONY
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5/12 5:28
途中で振り返るとこんな感じ。ヒュッテとテン場があんなに下に見える
でも、写真では斜度感が殆ど感じられない。実際はここで滑ったら、そう簡単には止まらないほどの急斜面です
テン場から雪の大斜面をひたすら登ること約2時間、穂高岳山荘に到着
ここまで飲まず食わずでただただ登り続けてきたのでクタクタ状態…
とりあえずひと休みしてエネチャージ。で、あの先の雪壁はというと…
2024年05月12日 06:43撮影 by  DSC-WX350, SONY
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5/12 6:43
テン場から雪の大斜面をひたすら登ること約2時間、穂高岳山荘に到着
ここまで飲まず食わずでただただ登り続けてきたのでクタクタ状態…
とりあえずひと休みしてエネチャージ。で、あの先の雪壁はというと…
下からズームで確認するとビッシリついていました(^^;
暖冬少雪のシーズンだったので、もっと少ないかと思ったら結構残ってるし…
さらにカールではほぼ無風だったのに、稜線上は予報に反して強風だった💦
2024年05月12日 06:43撮影 by  DSC-WX350, SONY
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下からズームで確認するとビッシリついていました(^^;
暖冬少雪のシーズンだったので、もっと少ないかと思ったら結構残ってるし…
さらにカールではほぼ無風だったのに、稜線上は予報に反して強風だった💦
強風の中、雪壁の下端に到達。ここから雪壁登攀を覚悟しましたが、左の岩場の状態も見たかったので、一旦岩場へ入ってみることに
2024年05月12日 07:04撮影 by  DSC-WX350, SONY
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強風の中、雪壁の下端に到達。ここから雪壁登攀を覚悟しましたが、左の岩場の状態も見たかったので、一旦岩場へ入ってみることに
岩場に入り、少し登ったところで振り返る。ご覧の通りまだこれだけの雪つきがあり、さらに氷結箇所も多数あった
上りは何とかなったものの、この氷結状態での下りは危険と感じたので、帰りはあの雪壁を下りることに
2024年05月12日 07:12撮影 by  DSC-WX350, SONY
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5/12 7:12
岩場に入り、少し登ったところで振り返る。ご覧の通りまだこれだけの雪つきがあり、さらに氷結箇所も多数あった
上りは何とかなったものの、この氷結状態での下りは危険と感じたので、帰りはあの雪壁を下りることに
あの雪壁ゾーンをクリアすると、上部にある第二の雪壁まで雪はなし
しかし予報に反して15m前後(瞬間的に20m前後)の強風に煽られ体力を奪われる
「ふぅ、もぅこんなの聞いてないし…」と思いながら少しずつ進んで行った
2024年05月12日 07:21撮影 by  DSC-WX350, SONY
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5/12 7:21
あの雪壁ゾーンをクリアすると、上部にある第二の雪壁まで雪はなし
しかし予報に反して15m前後(瞬間的に20m前後)の強風に煽られ体力を奪われる
「ふぅ、もぅこんなの聞いてないし…」と思いながら少しずつ進んで行った
上部にある第二の雪壁が見えてきた。幸いなことに割りとしっかりしたステップがついていたので、あれを使わせていただくことに
2024年05月12日 07:33撮影 by  DSC-WX350, SONY
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上部にある第二の雪壁が見えてきた。幸いなことに割りとしっかりしたステップがついていたので、あれを使わせていただくことに
第二の雪壁をクリアし、夏道は山頂手前のこの岩峰の南側を回り込んで山頂へ達するが、その夏道はまだ雪がついていたので、そのまま雪のないこの岩峰を直登してみた
2024年05月12日 07:55撮影 by  DSC-WX350, SONY
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第二の雪壁をクリアし、夏道は山頂手前のこの岩峰の南側を回り込んで山頂へ達するが、その夏道はまだ雪がついていたので、そのまま雪のないこの岩峰を直登してみた
これが奥穂登頂12回目にして初めて見る手前の岩峰からの山頂風景
登ろうと思えば夏道を辿らず、ここからでも行けることを初めて知った
2024年05月12日 07:57撮影 by  DSC-WX350, SONY
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これが奥穂登頂12回目にして初めて見る手前の岩峰からの山頂風景
登ろうと思えば夏道を辿らず、ここからでも行けることを初めて知った
そして山頂に到達です。テン場からここまで誰とも会わず山頂も独り占め♪
ここまで想定外の強風や初めて辿った道など色々ありましたが、何とか無事に踏めてよかったです
2024年05月12日 08:03撮影 by  DSC-WX350, SONY
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5/12 8:03
そして山頂に到達です。テン場からここまで誰とも会わず山頂も独り占め♪
ここまで想定外の強風や初めて辿った道など色々ありましたが、何とか無事に踏めてよかったです
貸切の山頂で槍さまもお出迎え♪
久々に味わうこの達成感。やっぱりサイコーだね
2024年05月12日 08:04撮影 by  DSC-WX350, SONY
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貸切の山頂で槍さまもお出迎え♪
久々に味わうこの達成感。やっぱりサイコーだね
槍さまも穂先はほぼ雪なしの模様。それにしても曇り予報とはいえ今日は日曜日
ここまで3時間20分、誰とも会わない一人旅だったなんてこれも想定外だよ
2024年05月12日 08:05撮影 by  DSC-WX350, SONY
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槍さまも穂先はほぼ雪なしの模様。それにしても曇り予報とはいえ今日は日曜日
ここまで3時間20分、誰とも会わない一人旅だったなんてこれも想定外だよ
こちらは北ア中央〜北部方面。曇り空だけど、視界は良好なので十分大絶景
2024年05月12日 08:07撮影 by  DSC-WX350, SONY
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5/12 8:07
こちらは北ア中央〜北部方面。曇り空だけど、視界は良好なので十分大絶景
左は黒部五郎、右奥に薬師、センターに双六&三俣蓮華
今年の夏はコロナ禍以来となる黒部源流域へぜひ行きたいところ
2024年05月12日 08:07撮影 by  DSC-WX350, SONY
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左は黒部五郎、右奥に薬師、センターに双六&三俣蓮華
今年の夏はコロナ禍以来となる黒部源流域へぜひ行きたいところ
西にはデッカイ笠から抜戸岳。ここもご無沙汰なので再訪したい
2024年05月12日 08:08撮影 by  DSC-WX350, SONY
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5/12 8:08
西にはデッカイ笠から抜戸岳。ここもご無沙汰なので再訪したい
そしてジャンさまも。まだここからウマノセあたりまでスノーリッジみたい
この時期は無理だけど、また夏になったらジャン&奥穂の日帰りで再訪したい
2024年05月12日 08:08撮影 by  DSC-WX350, SONY
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そしてジャンさまも。まだここからウマノセあたりまでスノーリッジみたい
この時期は無理だけど、また夏になったらジャン&奥穂の日帰りで再訪したい
南方には左に霞沢岳、右が焼岳、正面の先には乗鞍岳
奥穂の山頂から望むこの爽快な南方の風景が私のお気に入り☆
2024年05月12日 08:08撮影 by  DSC-WX350, SONY
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南方には左に霞沢岳、右が焼岳、正面の先には乗鞍岳
奥穂の山頂から望むこの爽快な南方の風景が私のお気に入り☆
2月に踏んだ乗鞍と焼岳のコンビ。それにしても、乗鞍の雪は随分減ったなぁ…
2024年05月12日 08:09撮影 by  DSC-WX350, SONY
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2月に踏んだ乗鞍と焼岳のコンビ。それにしても、乗鞍の雪は随分減ったなぁ…
南東には左の前穂と右に明神。そして遥か遠方にはあのお山が…
2024年05月12日 08:09撮影 by  DSC-WX350, SONY
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南東には左の前穂と右に明神。そして遥か遠方にはあのお山が…
この日は奥穂から日本一の富士山も見えました!
日本第三位の頂から望む日本一の頂。いい気分だな(^^)
2024年05月12日 08:09撮影 by  DSC-WX350, SONY
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この日は奥穂から日本一の富士山も見えました!
日本第三位の頂から望む日本一の頂。いい気分だな(^^)
誰もいないのでセルフでパチリ。今回で残雪期は3回目、通算で12回目の登頂
北ア最高峰の奥穂は大好きなお山のひとつ。これからも登り続けていきたいね
2024年05月12日 08:12撮影 by  DSC-WX350, SONY
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誰もいないのでセルフでパチリ。今回で残雪期は3回目、通算で12回目の登頂
北ア最高峰の奥穂は大好きなお山のひとつ。これからも登り続けていきたいね
独り占めの山頂で20分ほどいましたが、結局誰も来ることはなかった
曇り空だけど、大絶景を堪能できたのでそろそろ下山します
2024年05月12日 08:14撮影 by  DSC-WX350, SONY
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独り占めの山頂で20分ほどいましたが、結局誰も来ることはなかった
曇り空だけど、大絶景を堪能できたのでそろそろ下山します
帰りは岩峰に登らず夏道を辿ってみました
ご覧の通りまだ雪に覆われていましたが、薄いながらも踏み跡があったので躊躇せず進めました
2024年05月12日 08:24撮影 by  DSC-WX350, SONY
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5/12 8:24
帰りは岩峰に登らず夏道を辿ってみました
ご覧の通りまだ雪に覆われていましたが、薄いながらも踏み跡があったので躊躇せず進めました
そして個人的に今回の行程で最大の核心部、山荘直上の雪壁を下降します
ここの登降のためにピッケルを2本持参したので、それとアイゼンの前爪を使って慎重にクライムダウンします💦
2024年05月12日 08:58撮影 by  DSC-WX350, SONY
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そして個人的に今回の行程で最大の核心部、山荘直上の雪壁を下降します
ここの登降のためにピッケルを2本持参したので、それとアイゼンの前爪を使って慎重にクライムダウンします💦
ある程度下ってひと呼吸。出来れば左の岩沿いを下りたかったが、あの小岩の間が氷むき出しでヤバかったのでやや右に振りながら下降。正直、私の経験と技量ではこのレベルが限界。本当にドッキドキしながらの下降だった💦
2024年05月12日 09:10撮影 by  DSC-WX350, SONY
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ある程度下ってひと呼吸。出来れば左の岩沿いを下りたかったが、あの小岩の間が氷むき出しでヤバかったのでやや右に振りながら下降。正直、私の経験と技量ではこのレベルが限界。本当にドッキドキしながらの下降だった💦
恐怖の雪壁下降を何とかクリアし、無事に山荘まで帰還しました
無事に終えたことの安堵感とこの脱力感。もぅ心身ともにクッタクタですよ。。。
2024年05月12日 09:22撮影 by  DSC-WX350, SONY
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恐怖の雪壁下降を何とかクリアし、無事に山荘まで帰還しました
無事に終えたことの安堵感とこの脱力感。もぅ心身ともにクッタクタですよ。。。
「あんなところを下りて来たんだなぁ…」と振り返りながら、あんパンを食べて大休止
2024年05月12日 09:27撮影 by  DSC-WX350, SONY
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「あんなところを下りて来たんだなぁ…」と振り返りながら、あんパンを食べて大休止
で、ボャ〜と眺めていると滝が氷結している…
ん?今まで夏も含めて何回もここに来たけど、滝なんてあったっけ??
この時期限定のあの雪壁からの”雪解け滝”なのか?
2024年05月12日 09:27撮影 by  DSC-WX350, SONY
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で、ボャ〜と眺めていると滝が氷結している…
ん?今まで夏も含めて何回もここに来たけど、滝なんてあったっけ??
この時期限定のあの雪壁からの”雪解け滝”なのか?
大休止後、涸沢ヒュッテまでこの大斜面を下っていきます
ヒュッテまで約680mの落差。そしてこの広大な斜面。ザイテンと涸沢カールは改めて凄いところだと思ってしまう
2024年05月12日 09:33撮影 by  DSC-WX350, SONY
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大休止後、涸沢ヒュッテまでこの大斜面を下っていきます
ヒュッテまで約680mの落差。そしてこの広大な斜面。ザイテンと涸沢カールは改めて凄いところだと思ってしまう
上りの小豆沢では全く気づきませんでしたが、山荘から小豆沢の反対側へ明瞭なトレースがついていました
これを有難く使わせていただき、今回はテン場まで前下りのまま歩けました
2024年05月12日 09:35撮影 by  DSC-WX350, SONY
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上りの小豆沢では全く気づきませんでしたが、山荘から小豆沢の反対側へ明瞭なトレースがついていました
これを有難く使わせていただき、今回はテン場まで前下りのまま歩けました
だいぶ下降してテン場を確認すると、残っていたのは私のテントだけでした
ヒュッテも上から見るとまだあれだけ埋まっている。少雪のシーズンでも、これだけの雪がある涸沢カールはやっぱり凄い場所だと思う
2024年05月12日 10:31撮影 by  DSC-WX350, SONY
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だいぶ下降してテン場を確認すると、残っていたのは私のテントだけでした
ヒュッテも上から見るとまだあれだけ埋まっている。少雪のシーズンでも、これだけの雪がある涸沢カールはやっぱり凄い場所だと思う
そして無事に我が家まで帰還しました。既にクッタクタでひと休みしたいところですが、上高地のバス時間もあるので早々に撤収を始めます
2024年05月12日 10:43撮影 by  DSC-WX350, SONY
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5/12 10:43
そして無事に我が家まで帰還しました。既にクッタクタでひと休みしたいところですが、上高地のバス時間もあるので早々に撤収を始めます
最後は私ひとりだけのテン場になりましたが撤収完了です
今シーズン最後の雪中テント泊を満喫できました。ありがとうございました
既に上部はガスで真っ白。さらに雨もパラついてきたので早々に出発します(というか、雨なんて聞いてないし…)
2024年05月12日 11:53撮影 by  DSC-WX350, SONY
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5/12 11:53
最後は私ひとりだけのテン場になりましたが撤収完了です
今シーズン最後の雪中テント泊を満喫できました。ありがとうございました
既に上部はガスで真っ白。さらに雨もパラついてきたので早々に出発します(というか、雨なんて聞いてないし…)
小雨がパラつく中、スタスタと下って本谷橋まできました
ここでアイゼンを洗って収納。まだ雨は傘なしで良いレベルでしたが…
2024年05月12日 13:12撮影 by  DSC-WX350, SONY
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小雨がパラつく中、スタスタと下って本谷橋まできました
ここでアイゼンを洗って収納。まだ雨は傘なしで良いレベルでしたが…
本谷橋から暫く進んだあたりで雨脚が強くなり、傘をさして横尾に到着
この先も長いけれど、ここまで来ればあとは上高地まで傘さし歩行で行けますね
2024年05月12日 14:16撮影 by  DSC-WX350, SONY
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5/12 14:16
本谷橋から暫く進んだあたりで雨脚が強くなり、傘をさして横尾に到着
この先も長いけれど、ここまで来ればあとは上高地まで傘さし歩行で行けますね
横尾〜徳澤を経て明神まで戻りました。さすがにここまで雨の中を歩き続けて疲れたので明神館でひと休み
飲料を買えば館内での休憩可とのことで、雨宿りさせていただきました
2024年05月12日 16:16撮影 by  DSC-WX350, SONY
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横尾〜徳澤を経て明神まで戻りました。さすがにここまで雨の中を歩き続けて疲れたので明神館でひと休み
飲料を買えば館内での休憩可とのことで、雨宿りさせていただきました
明神館での休憩後、再び雨の中を歩いて河童橋に到着
いつもの風景は今ひとつでしたが、険しい山に登頂できた喜びと、久しぶりのテン泊歩荷でこの距離を歩き通せたことで大きな達成感がありました
2024年05月12日 17:06撮影 by  DSC-WX350, SONY
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5/12 17:06
明神館での休憩後、再び雨の中を歩いて河童橋に到着
いつもの風景は今ひとつでしたが、険しい山に登頂できた喜びと、久しぶりのテン泊歩荷でこの距離を歩き通せたことで大きな達成感がありました
そして最後は上高地バスターミナルでフィニッシュ
涸沢からここまで約5時間強、17:30の最終バスにも間に合いました
(実際には臨時便の17:15発に乗れて、待ち時間もほぼ無しでした)
2024年05月12日 17:11撮影 by  DSC-WX350, SONY
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5/12 17:11
そして最後は上高地バスターミナルでフィニッシュ
涸沢からここまで約5時間強、17:30の最終バスにも間に合いました
(実際には臨時便の17:15発に乗れて、待ち時間もほぼ無しでした)
バスで沢渡へ戻り、2日間待っててくれたプリやんの下へ帰還しました
年齢的には厳しくなってきたけれど、やっぱりテント泊で高く険しい頂を踏めた時の喜びは良いものだと思います
2024年05月12日 17:51撮影 by  DSC-WX350, SONY
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バスで沢渡へ戻り、2日間待っててくれたプリやんの下へ帰還しました
年齢的には厳しくなってきたけれど、やっぱりテント泊で高く険しい頂を踏めた時の喜びは良いものだと思います
沢渡の”上高地ホテル”で入浴を済ませ、最後に中央道の諏訪湖SAで食事にしました
今回は”豚汁そば”と”牛肉温玉丼”の二品を注文(計1,660円)
クタクタで超腹ペコなので、これだけ食べてもまだ足りないくらいでしたよ(^^)/
2024年05月12日 20:51撮影 by  DSC-WX350, SONY
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5/12 20:51
沢渡の”上高地ホテル”で入浴を済ませ、最後に中央道の諏訪湖SAで食事にしました
今回は”豚汁そば”と”牛肉温玉丼”の二品を注文(計1,660円)
クタクタで超腹ペコなので、これだけ食べてもまだ足りないくらいでしたよ(^^)/
撮影機器:

感想

 
今回の山旅は、今シーズンの雪山行と雪中テント泊の締めということで、北アルプス最高峰の奥穂高岳へ行ってきました。

昨年8月末以来の登頂となった奥穂高岳。この時はジャンダルムとセットで上高地からの日帰り山行でしたが、この時期(残雪期)の奥穂は2022年の5月以来、約2年半ぶりになります。
今回は5/11.12日の土日が急遽休みとなり「それではどのお山へ?」と考えた時に真っ先に浮かんだのが、雪の涸沢テント泊で行く残雪の奥穂高岳でした。
この時期に雪山行の締めとしてすぐに思い浮かぶというのは、やはりこの山が大好きだからなのでしょう。

4月の西穂テント泊以来となる残雪の3000m峰でしたが、あの時は稜線上の雪があまりにも少なく、まさに暖冬少雪のシーズンを象徴するかのような状況でした。
その点で今回も雪山としては「どうなんだろう…」と思いましたが、実際に行ってみると、涸沢からザイテン〜穂高岳山荘前までは真っ白。さらに穂高岳山荘直上の岩壁にもビッシリ雪がついており、奥穂の山頂付近も夏道がまだ雪で覆われていたので、この辺はさすがの奥穂と涸沢カールだなと思いました。
実際に行く前は少雪の影響であの恐怖の雪壁を隣の岩場で回避できるのでは?と多少期待していましたが、この岩場にもまだ雪と氷が張り付いていたため、逆にあの雪壁よりも危険な状態でした。
仕方なくというかできればやりたくなかったのですが、今回はピッケル2本とアイゼンの前爪を使って、1人でこの雪壁をクライムダウンで下降することに。
写真のキャプションにも記しましたが、私のこれまでの経験値や技量ではこのレベルが限界。ロープでの確保もなくフリーの下降ですから、本当に生きた心地がせず、ドッキドキしながら慎重に下降しましたが、何とかクリアして無事に穂高岳山荘へ着いた時は心底ホッとしました。

2日目の登頂日は予報通りの曇り空で穂高ブルーとはなりませんでしたが、それでもガスが出なかったことで視界は概ね良好。
貸切の山頂では、北アルプスの最高所から望む360°の大絶景を心ゆくまで楽しめました♪
この圧倒的な高度感、そして日本の屋根から望む壮大な山岳風景。
久しぶりに味わう大きな達成感の中、この大絶景は北アルプスからの最高のご褒美。
ここまでの険しい道のりも含めて、やっぱり北アルプスは格が違うと改めて実感させられました。

これで今季の雪山行を締め括ることができたので、夏の山行に向けてまた新たな気持ちで臨めます。
でも、その前に来月はバス開通前のあのお山へ。テント担いで大本命のお山を丸ごと独り占めにして来ようと思います。あのお花に逢うのも今から楽しみです(^^)/
 

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この記録に関連する登山ルート

ハイキング 槍・穂高・乗鞍 [3日]
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
キャンプ等、その他 槍・穂高・乗鞍 [2日]
上高地から涸沢にテント泊で周辺の紅葉景勝地の散策も
利用交通機関: 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
重太郎
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
上高地〜横尾〜徳沢
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
アルパインクライミング 槍・穂高・乗鞍 [2日]
前穂高北尾根
利用交通機関:
技術レベル
5/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

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