立花山《九州百名山》


- GPS
- 02:41
- 距離
- 8.6km
- 登り
- 541m
- 下り
- 542m
コースタイム
- 山行
- 2:11
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 2:41
天候 | 晴後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
写真
感想
博多駅から鹿児島本線で引き返し、九産大前駅で降りた。下車客は殆ど学生で九州産業大学が直ぐ近くにあり将に通学の駅だった。唐原川(とうのはるがわ)沿いに三日月温泉から三日月山山域に入山する。“温泉”と云っても一般人が入浴できる施設はなく香椎丘リハビリ病院があるだけだ。この山域は福岡市民の山として親しまれ整備は行き届いていた。登山口から20分の登りで早くも三日月山(272m)山頂に着いた。展望が良くこの先足を伸ばす伏谷三角点峰や長谷ダムに堰き止められた三日月湖を望み、振り返れば北方に連なる立花山、松尾山、白岳の3山が望めた。ただそれ以上の遠望は利かない。平地と大差ない低山で兎に角暑い!
南東方向に進み左手に常唱院の屋根を望み福岡市と久山町の市町界尾根を進み少し登り返した処に伏谷三角点(246m)があった。樹林帯で展望なく、往復20分のアルバイトだった。三日月山に引き返し山頂の北東側を巻いて三日月温泉への下山路を左に分けると立花山への縦走路となった。平日だと云うのに次々とハイカーが来る。立花山の東山麓は楠木の原生林で特別天然記念物に指定されている。
立花山(367m)山頂には台座のような石に山名が刻まれ展望も良かった。沢山の人が昼食中で人気の程が知れた。最後に来た男性が九重の話をしていたのでミヤマキリシマの状況を聞くと、「ピークは先週の日曜日までで山頂部には未だ名残が残っているだろう。」と一寸がっかりなコメントだった。山頂部は平らで人の手が入った痕跡がある。そう此の痕跡は城跡であることを物語っている。立花城の址で松尾山との間に石垣の跡や掘割が確認できた。元徳2年(1330)に豊後の守護大友貞宗の次男貞載(さだとし)が築いた城で以後貞載は立花氏を称しこの地を治めた。豊臣秀吉の九州征伐で移封され、城主は小早川隆景に替わり、更に慶長6年(1601)黒田長政が福岡城を築くにあたって廃城とし石垣の石も運び出され福岡城に再利用されたと云う。
松尾山(343m)山頂は北側が一部開け展望があるが今日は霞んで今一だった。西に進むこと10分足らず、今日最後の山、白岳(315m)に到着した。此処も北の一部が開けている。平らになった山頂部は嘗ての曲輪であることが窺える。一面草が茂っているが、ロープで囲われ「5月の連休の頃カノコソウ咲きます」と立看板があった。下山ルートは良く分からない。西の尾根を進み下原(しもばる)へ下りたい。道はしっかりしているが何処に繋がっているのか分からないまま尾根通しに進んだ。進行方向は徐々に南に振り、下り立ったところは鷲尾権現の鳥居だった。此処も下原の域内でほぼ目論見通りだった。後は街中歩きで九産大前駅へと帰着した。
早々に博多駅前のビジネスホテルにチェックインし汗を流し洗濯。夕食に外に出ると雨が降り出して来た。
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