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Yamareco

記録ID: 7691738
全員に公開
アルパインクライミング
京都・北摂

「眠谷池の眠谷滝と砂防王」「裏道から臨む六個山」「わくわく展望台工事」箕面・池田

2025年01月12日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
06:07
距離
7.2km
登り
414m
下り
417m
歩くペース
ゆっくり
1.41.5
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:43
休憩
0:23
合計
6:06
距離 7.2km 登り 414m 下り 417m
11:58
284
16:42
16:54
25
17:19
17:25
11
17:36
17:41
23
18:04
天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2025年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
阪急箕面駅
コース状況/
危険箇所等
【主な流れ】
ジャンルをアルパインクライミングとしたが、
クライミング的な観点からすると恐らくそこまで高度なことは求められないと思う。
私自身は木の生えた山の急登はある程度慣れているが、岩場登りはあまり経験がないため掴み所の小ささに苦労しながら進んだ。
一部の箇所に斜面登りのためのロープ場はあるが、クライミング用のいわゆる支点などはなく、自分で必要な時に必要な形で安全を確保して進む。
情報がなく地形も不安定な場所なので危険を感じる部分は多かった。
最後の滝を登ることができなければルートの完登は難しい。エスケープも可能そうではあるが未確認。
初心者向けではないと思う。

1.市街地から石澄川登山口まで
多少歩く。
トイレは恐らく大阪府道9号箕面池田線沿いのファミマで借りるのが登山口から一番近い。

2.登山道の分岐で西側の破線ルートへ
川(または沢)の流れる谷道でコース通して軽度な沢登りの要素もあると言っていいかもしれない。流れ自体は小さく、晴天の今回水に入らなければ進めない所はルート全体を通してなかった。
破線ルートの最初からロープ設置で砂防ダムを越えるための取り付きがある。
1本目のロープが結んである木が腐っており、いつもげてもおかしくない状況なのでなるべく使わないこと。他のものは大丈夫そうだったが、強度を確認しながら進む。
その先は多くがガレた岩場になっており通常の山道より丁寧に歩く必要がある。

3.次のロープ場から第2の砂防ダムまで
中腹にロープ設置の場所がある。ロープで尾根に上がろうとすると、別ルート(かどうかも怪しい)に連れて行かれ、酷い急登になるのでそちらには行かない。
基本的にはロープを潜って谷を先に進むか引き返すかの二択。
前半より岩中心になり少し角度も増した登りが続く。極端に危険な場所は少ないが、要所で滑りやすかったり足場の狭い箇所が出てくる。登りは出来ても降りられないということもあり得るので、自分の状態と相談しながら進む。

4.第2の砂防ダムを越えて滝登り
ダムを越える足場が狭くて少々厄介。大きく巻ける可能性はあるが未確認。
砂防ダムを越えた辺りで破線は終了。谷としては奥の滝を越えて続いている。往復せずにゴールするためには滝を登らねばならない。ここでは山歩きのスキルより、岩を掴んで登れるスキルが必要になる。クライミングとしては初級なのだと思うが、入口から遠い場所でロープや鎖の設置がないため未経験だと詰む。
ひび割れた岩など、一部強度が不安な箇所もあるので注意しながら登る。
一応急登でエスケープできそうな場所もあったが、安全に登れるかは未確認。
滝を登り終えると水路に繋がって、側の階段から登山道に接続できる。
ゴルフ場そばとはいえ、山の中なので、街に出るまでかなり歩かねばならない。

5.登山道経由の裏道で六個山山頂へ
オレンジのGPSの踏み跡があり大きな危険箇所もないが、道迷い注意。

6.あおぞら展望台・わくわく展望台経由でD11より下山。
一般の登山道。周辺の道は整備はされているものの急な角度の場所も多く、特に急な場所にはロープが設置されている。

7.市街地を進み箕面駅で終了
ついに今日という日を迎えてしまった。
私は奴に会いに行かねばならない。
お前にはまだ早いという向きもあると思う。

奴というのは先日対戦した破線ルートのことだ。
谷道の中腹に設置されたロープを順路だと解釈して尾根にミスリードされてしまったあの道だ。
尾根がエスケープルートだったかというと全くそういうことはなく、あまりに激しい岩含みの急登に絶望を味わされ続けたあの破線ルート。奴の策略の数々をなんとか登り切り痛み分けとなった。

奴にとってはあれがお情けのエスケープルートだったかもしれないし、決闘の流儀としてなりふり構わず全力で潰しに来た結果かもしれない。
険しい谷の途中で破線が地図から消えるという謎多き道のことだ。
真意を測りかねた私は後日上流から調査を開始する。ゴール地点のすぐそばには、地形図の傾斜には見合わぬ私の想像を超えた滝が待っており、破線の切れ目の正体こそ掴む事は出来なかったが、奴が今の私に足りない属性の持ち主(マスター)であることがわかった。

次また戦えば私は負ける?
…それは分からない。前回は奇策によって本筋との直接対決には至らなかったのだから。答えを知るには限界の手前まで行く必要がある。
これまで歩いて来た谷道は最後が最もきつい場合が殆どだ。
下から滝を完登できれば勝利は見える。
未調査の滝の手前側、破線の消滅点に崖か砂防ダムでもなければだが…。

西の果てから北側への連絡路の記録を取れば、全ルート地図の西側南北開通まであと一息という所だ。
これまで箕面の多くの破線やバリエーションと戦ってきた。
箕面と池田の狭間の名も無き破線の真髄に触れぬまま逃げ果せるなどできようか。
ついに今日という日を迎えてしまった。
私は奴に会いに行かねばならない。
お前にはまだ早いという向きもあると思う。

奴というのは先日対戦した破線ルートのことだ。
谷道の中腹に設置されたロープを順路だと解釈して尾根にミスリードされてしまったあの道だ。
尾根がエスケープルートだったかというと全くそういうことはなく、あまりに激しい岩含みの急登に絶望を味わされ続けたあの破線ルート。奴の策略の数々をなんとか登り切り痛み分けとなった。

奴にとってはあれがお情けのエスケープルートだったかもしれないし、決闘の流儀としてなりふり構わず全力で潰しに来た結果かもしれない。
険しい谷の途中で破線が地図から消えるという謎多き道のことだ。
真意を測りかねた私は後日上流から調査を開始する。ゴール地点のすぐそばには、地形図の傾斜には見合わぬ私の想像を超えた滝が待っており、破線の切れ目の正体こそ掴む事は出来なかったが、奴が今の私に足りない属性の持ち主(マスター)であることがわかった。

次また戦えば私は負ける?
…それは分からない。前回は奇策によって本筋との直接対決には至らなかったのだから。答えを知るには限界の手前まで行く必要がある。
これまで歩いて来た谷道は最後が最もきつい場合が殆どだ。
下から滝を完登できれば勝利は見える。
未調査の滝の手前側、破線の消滅点に崖か砂防ダムでもなければだが…。

西の果てから北側への連絡路の記録を取れば、全ルート地図の西側南北開通まであと一息という所だ。
これまで箕面の多くの破線やバリエーションと戦ってきた。
箕面と池田の狭間の名も無き破線の真髄に触れぬまま逃げ果せるなどできようか。
ちょっといつもと趣向を変えながら街を進む。
ちょっといつもと趣向を変えながら街を進む。
学校の脇を抜ける。
学校の脇を抜ける。
青山大学方向に抜けようかとも考えたが、道が微妙に連絡していなそうで、確実な方向に切り替えた。
今時間と体力を消耗するのは得策ではない。
青山大学方向に抜けようかとも考えたが、道が微妙に連絡していなそうで、確実な方向に切り替えた。
今時間と体力を消耗するのは得策ではない。
登山道に最も近いと思われるコンビニ。
気を張り過ぎたかお腹の調子も良くないため、補給基地とすることに決めた。
定番どころのカロリー補給系の食料は定番をきっちり押さえてあるのでありがたい。
登山道に最も近いと思われるコンビニ。
気を張り過ぎたかお腹の調子も良くないため、補給基地とすることに決めた。
定番どころのカロリー補給系の食料は定番をきっちり押さえてあるのでありがたい。
東畑の交差点だ。
東畑の交差点だ。
地獄の番人ケルベロスは留守だ。
(まだ根に持っている)
地獄の番人ケルベロスは留守だ。
(まだ根に持っている)
石澄川の登山口。
いよいよ奴の領域へと突入する。
石澄川の登山口。
いよいよ奴の領域へと突入する。
途中高難度のポイントがあっても冷静に休みながら進められるように可能な限り時間の取れる布陣にした。
途中高難度のポイントがあっても冷静に休みながら進められるように可能な限り時間の取れる布陣にした。
今日は決戦に向け装備を整えて来た。
備えたはいいが、分かりやすく危険そうなルートは終了しているため、もう使うこともないかも知れないなんて思っていたが…。
今日は決戦に向け装備を整えて来た。
備えたはいいが、分かりやすく危険そうなルートは終了しているため、もう使うこともないかも知れないなんて思っていたが…。
明るい時間帯にこちらから入るのは初めてかもしれない。
明るい時間帯にこちらから入るのは初めてかもしれない。
今日は破線との対決に全ての力を注ぐべく、現場に直行だ。
今日は破線との対決に全ての力を注ぐべく、現場に直行だ。
道の脇に砂防ダムが見える。
谷底には棚のような場所があり、人が歩けるようになっていた時期があるようだ。
道の脇に砂防ダムが見える。
谷底には棚のような場所があり、人が歩けるようになっていた時期があるようだ。
無事登り切ることができますように。
無事登り切ることができますように。
「また来たのか…せっかく尾根に逃がして花を持たせてやったのに。
これ以上の狼藉、もう言い訳はできんことになるぞ」
消化不良感の残った先日の山行。
ロープに先導されて尾根を登り切ったとしておけば丸く収まったのは事実。しかし破線の最後を見ずして終わることはできない。
「また来たのか…せっかく尾根に逃がして花を持たせてやったのに。
これ以上の狼藉、もう言い訳はできんことになるぞ」
消化不良感の残った先日の山行。
ロープに先導されて尾根を登り切ったとしておけば丸く収まったのは事実。しかし破線の最後を見ずして終わることはできない。
いきなりビビらせに来るのが谷破線スタイル。
いきなりビビらせに来るのが谷破線スタイル。
ロープがあるが、あてにし過ぎてはいけない。
ロープがあるが、あてにし過ぎてはいけない。
トラロープの巻いてある木は、もう腐敗がかなり進んでいる。
暗い時分だと分かりにくかったりするが、状態を確認せず盲目的に使わない方が身のためだと思う。
トラロープの巻いてある木は、もう腐敗がかなり進んでいる。
暗い時分だと分かりにくかったりするが、状態を確認せず盲目的に使わない方が身のためだと思う。
正直いつ倒れてもおかしくない。
正直いつ倒れてもおかしくない。
あまり太い木ではないが、こちらのロープは大丈夫そうだ。
あまり太い木ではないが、こちらのロープは大丈夫そうだ。
最初の砂防ダム。
最初の砂防ダム。
若干入りにくいが、ここに怯えているようでは先が思いやられる。落ち着いて突入。
若干入りにくいが、ここに怯えているようでは先が思いやられる。落ち着いて突入。
変わった質感の木まで来た。
変わった質感の木まで来た。
お約束の上からの景色。
お約束の上からの景色。
どうしてこんなに転んだら痛そうな岩ばかり…。
どうしてこんなに転んだら痛そうな岩ばかり…。
人為的なものか、自然によるものかは分からない。
人為的なものか、自然によるものかは分からない。
涸れ沢というわけではなく、見えにくいが水は流れている。
涸れ沢というわけではなく、見えにくいが水は流れている。
岩には落ち葉や泥が溜まっていて、一枚岩かどうか、耐久性はどうかが一見して分かりにくくなっている。
岩には落ち葉や泥が溜まっていて、一枚岩かどうか、耐久性はどうかが一見して分かりにくくなっている。
ゴツゴツした谷がこの先の険しさを予感させる。
ゴツゴツした谷がこの先の険しさを予感させる。
前回も見た生活の跡のようなゴミ。
前回も見た生活の跡のようなゴミ。
家があったというよりは外でそのまま暮らしていたように見える。
何かの事件の犯人が潜伏していたのでは!?とか考えてしまったが妄想も大概にした方がいいと思う。
家があったというよりは外でそのまま暮らしていたように見える。
何かの事件の犯人が潜伏していたのでは!?とか考えてしまったが妄想も大概にした方がいいと思う。
地形図的には登れないこともない角度だが、実際目にするとまあまあ厳しそうな斜面。
地形図的には登れないこともない角度だが、実際目にするとまあまあ厳しそうな斜面。
横が崖状になっているので吸い込まれないように注意。
人為的なお地蔵さんの台のようなものが見られる。
横が崖状になっているので吸い込まれないように注意。
人為的なお地蔵さんの台のようなものが見られる。
落石か何か頻繁にポクポクと音がする。
辺りを見回すも大きな何かの前兆ではなさそうだ。
注意しながら歩いていると、すぐドングリの仕業だと分かった。
落石か何か頻繁にポクポクと音がする。
辺りを見回すも大きな何かの前兆ではなさそうだ。
注意しながら歩いていると、すぐドングリの仕業だと分かった。
先程の崖は落ちると無傷ではおれなそうな高さ。
先程の崖は落ちると無傷ではおれなそうな高さ。
落ち葉に隠れてマイルドに見えるが、低い部分が岩だらけだ。
落ち葉に隠れてマイルドに見えるが、低い部分が岩だらけだ。
ところどころに水の溜まった場所がある。
ところどころに水の溜まった場所がある。
土の中に石や岩が多く混ざっている斜面の地層。
土の中に石や岩が多く混ざっている斜面の地層。
歩きやすいとは言えないが、無理なことはない。
人為的な石組みも見られ、この辺りまでは人の行き来はあったと思われる。
歩きやすいとは言えないが、無理なことはない。
人為的な石組みも見られ、この辺りまでは人の行き来はあったと思われる。
澄んだ水だが生き物は全く見られない。
澄んだ水だが生き物は全く見られない。
岩場を行く場所もあれば、土の斜面で脇を抜ける場所もある。
人為的な石組みが重なった場所。
岩場を行く場所もあれば、土の斜面で脇を抜ける場所もある。
人為的な石組みが重なった場所。
人の手が入っているなら一定の安心感はある。
人の手が入っているなら一定の安心感はある。
右手方向もゴツゴツとした岩の斜面。
右手方向もゴツゴツとした岩の斜面。
この辺りは分岐(と言えるような安全な場所ではないが)にもなっている。
この辺りは分岐(と言えるような安全な場所ではないが)にもなっている。
砕けた石が落ちている。
部分的にキラキラ光るラメのような質感だ。
砕けた石が落ちている。
部分的にキラキラ光るラメのような質感だ。
いよいよ核心に迫る為こちらも装備を整える。
ザックの天辺に取り付いている丸い物体。
なんとも可愛らしいフォルムだ。
いよいよ核心に迫る為こちらも装備を整える。
ザックの天辺に取り付いている丸い物体。
なんとも可愛らしいフォルムだ。
中身は岩場対策の定番。
一般的に初心者向けとされている箕面山域ではこれまで装備している人を見たことがない。
中身は岩場対策の定番。
一般的に初心者向けとされている箕面山域ではこれまで装備している人を見たことがない。
登山用のヘルメット。
少々大げさだが、独りで見知らぬ岩場の沢登りに行くのだからあえて着けない理由もないと思う。
登山用のヘルメット。
少々大げさだが、独りで見知らぬ岩場の沢登りに行くのだからあえて着けない理由もないと思う。
ホルダーの内部にデイジーチェーン状のギアの装着ポイントがある。
ホルダーの内部にデイジーチェーン状のギアの装着ポイントがある。
ヘルメットを出した後は邪魔になりそうなホルダーは…。
ヘルメットを出した後は邪魔になりそうなホルダーは…。
折りたたんでボタンでまとめることができる。
折りたたんでボタンでまとめることができる。
斜面左手の少し上の方に人工物がある。
斜面左手の少し上の方に人工物がある。
高角度の尾根風。
高角度の尾根風。
ゴツゴツした斜面でなんとなく脇を伝って登れればどこかにつながっていそうな気配もするが…。
地形図的には危険なので近寄らない方がいいだろう。
ゴツゴツした斜面でなんとなく脇を伝って登れればどこかにつながっていそうな気配もするが…。
地形図的には危険なので近寄らない方がいいだろう。
谷の先はどうなっているのかよく分からない。
谷の先はどうなっているのかよく分からない。
かなり上の方に石組みが見えるので登っていくこともできそうなものだが、最終的に更にその奥の道に接続できるかというと不透明。
かなり上の方に石組みが見えるので登っていくこともできそうなものだが、最終的に更にその奥の道に接続できるかというと不透明。
あの積まれた石組みより上に行くと安全の保証はないということなのかもしれないし、ああいう構造が続いているなら意外といけるということも考えられる。
あの積まれた石組みより上に行くと安全の保証はないということなのかもしれないし、ああいう構造が続いているなら意外といけるということも考えられる。
谷の奥の方にも同様の構造が見える。
谷の奥の方にも同様の構造が見える。
右手すぐ目の前にも。
右手すぐ目の前にも。
こうなるとやはり誘われるように登ってしまいがちだ。
こうなるとやはり誘われるように登ってしまいがちだ。
先の見えない奥の谷。
こちらは人が造った要塞。
どちらを歩きたいかは自明だ。
先の見えない奥の谷。
こちらは人が造った要塞。
どちらを歩きたいかは自明だ。
更に大きく右手側は岩が多い急斜面になっている。
この上方辺りが以前尾根に取り付いた時の戦場。
尾根については最近の山行記録を参照されたい。
更に大きく右手側は岩が多い急斜面になっている。
この上方辺りが以前尾根に取り付いた時の戦場。
尾根については最近の山行記録を参照されたい。
等高線の密度が高い。
等高線の密度が高い。
進路を阻むように設置されたロープ。
進路を阻むように設置されたロープ。
ここから先が危ないという意味のものなのか、果たして…。
ここから先が危ないという意味のものなのか、果たして…。
ロープの右は更に別の木を使ってロープが途切れないようにされている。
ロープの右は更に別の木を使ってロープが途切れないようにされている。
もっと右にも続いているが、最も先の木はかなり腐敗が進んでおり、体を預けることは躊躇われる。
前に来た時はここまで行く手を遮るには訳があると考え、ロープの方向に舵を切った。
このことが壮絶な死闘を生むことになる。※先日の山行記録を参照のこと。
もっと右にも続いているが、最も先の木はかなり腐敗が進んでおり、体を預けることは躊躇われる。
前に来た時はここまで行く手を遮るには訳があると考え、ロープの方向に舵を切った。
このことが壮絶な死闘を生むことになる。※先日の山行記録を参照のこと。
結果的には生還できたが、一歩間違えば遭難や大怪我が免れない危険な斜面だった。
結果的には生還できたが、一歩間違えば遭難や大怪我が免れない危険な斜面だった。
このロープが行く手を遮るものだったのか。
逆に考えることはできないか?
このロープが行く手を遮るものだったのか。
逆に考えることはできないか?
石積みの場所から伝い、
朽ちた木の側からこちらに降りてくるロープだったと。
石積みの場所から伝い、
朽ちた木の側からこちらに降りてくるロープだったと。
それでもまっすぐ行きたいはずの場所でロープをまたぐか潜らなければ進めないようになっていることは気に掛かる。
ロープの向こうは滑りやすそうなやや急になった岩場だ。
それでもまっすぐ行きたいはずの場所でロープをまたぐか潜らなければ進めないようになっていることは気に掛かる。
ロープの向こうは滑りやすそうなやや急になった岩場だ。
降ったとしても戻って来られる。
その時間と体力を今日は持って来た。
降ったとしても戻って来られる。
その時間と体力を今日は持って来た。
勇気を出して岩を降る。
勇気を出して岩を降る。
GPSの軌跡と地形図と川の位置関係が合っていない気がするが誤差の範囲だと考えられる。
GPSの軌跡と地形図と川の位置関係が合っていない気がするが誤差の範囲だと考えられる。
行く手を阻んでいたロープは直接伝うものではなく、安全確保ギアを取り付けるために使えたり、木のない所ゆえああいう形になったという見方もできなくもないと感じた。
行く手を阻んでいたロープは直接伝うものではなく、安全確保ギアを取り付けるために使えたり、木のない所ゆえああいう形になったという見方もできなくもないと感じた。
岩しかない場所を歩くというのはそれなりにプレッシャーがあるものだ。
岩しかない場所を歩くというのはそれなりにプレッシャーがあるものだ。
勝負はこれから。
まだ日は十分にある。
勝負はこれから。
まだ日は十分にある。
奥が見えなくなっていたのは、小さく滝状に谷が収縮しており、木の枝が重なっていたからだ。
奥が見えなくなっていたのは、小さく滝状に谷が収縮しており、木の枝が重なっていたからだ。
遠くの石組みが近づいた。
遠くの石組みが近づいた。
場数が足りないとはいえ、先週の調査などで少しは経験が上がっている。
場数が足りないとはいえ、先週の調査などで少しは経験が上がっている。
ぬかるみや岩の間、浮石に足を取られなければやれると感じる。
ぬかるみや岩の間、浮石に足を取られなければやれると感じる。
こういう水の流れには魚や昆虫がいるものだが、ここまでそういったものは見かけられない。
こういう水の流れには魚や昆虫がいるものだが、ここまでそういったものは見かけられない。
どんどん上に上がっていく。
どんどん上に上がっていく。
無理だった時の事を考えていたら前へ進めない…なんて言っちゃダメだ。
常にすごく頑張れば戻れるかどうかは頭に入れておく。
無理だった時の事を考えていたら前へ進めない…なんて言っちゃダメだ。
常にすごく頑張れば戻れるかどうかは頭に入れておく。
石組みの姿を間近に捉えた。
石組みの姿を間近に捉えた。
近くまで来てもまだ奥の様子は分からない。
近くまで来てもまだ奥の様子は分からない。
下流を見ると地形も横にうねっており、先の様子が判断しにくい理由の一つになっていることがわかった。
下流を見ると地形も横にうねっており、先の様子が判断しにくい理由の一つになっていることがわかった。
ここまで岩岩しいのは止々呂美方面と箕面の連絡エリアの谷以来だが、それとも雰囲気が違う。
ここまで岩岩しいのは止々呂美方面と箕面の連絡エリアの谷以来だが、それとも雰囲気が違う。
大きな水の溜まり。
大きな水の溜まり。
強い流れはあまり見られないが、小さな滝状になっている。
強い流れはあまり見られないが、小さな滝状になっている。
防水シューズの理を生かして右から攻めるか、通常ルートと思われる左を選ぶか。
防水シューズの理を生かして右から攻めるか、通常ルートと思われる左を選ぶか。
もっと大きな目で見るとさらに右から巻くという手もある。
もっと大きな目で見るとさらに右から巻くという手もある。
複合で難易度が高いが土と掴みどころのある左ルートを選択。
複合で難易度が高いが土と掴みどころのある左ルートを選択。
一番難解なルートを選んだ気がするが、この先に備えて少しでも経験を積んでおきたい。
一番難解なルートを選んだ気がするが、この先に備えて少しでも経験を積んでおきたい。
強度についてはいささか心配だが、バランスをとるには申し分のない木々。
強度についてはいささか心配だが、バランスをとるには申し分のない木々。
小さな滝に寄る程足場が狭くなり、滑るリスクも増してくる。
小さな滝に寄る程足場が狭くなり、滑るリスクも増してくる。
足場や岩壁が亀裂から外れたり崩れて来ないかが気になる。
足場や岩壁が亀裂から外れたり崩れて来ないかが気になる。
うまく渡り切ると更に段になった滝。
うまく渡り切ると更に段になった滝。
乾いたところを選んで上がりたい。
乾いたところを選んで上がりたい。
脇の斜面の状態も確認しておく。
脇の斜面の状態も確認しておく。
滝の中段。
上から見るとゴツゴツとしたした段状になっている。
上から見るとゴツゴツとしたした段状になっている。
小さな取っ掛かりには落ち葉が積もっているだけでなく、苔も生している。
小さな取っ掛かりには落ち葉が積もっているだけでなく、苔も生している。
握れるような場所はないが、しっかり岩を捉えて進めば登れないことはない。
握れるような場所はないが、しっかり岩を捉えて進めば登れないことはない。
幸い水の流れと登る岩は完全に別れている。
幸い水の流れと登る岩は完全に別れている。
一部湿った場所についてはやはり注意をしながら進む。
一部湿った場所についてはやはり注意をしながら進む。
良識の範囲内で高度が上がっていく分には対応可能。
良識の範囲内で高度が上がっていく分には対応可能。
少しの落ち葉はソフトなグリップになって良い場合もあるが、
落ち葉が何層にも溜まっていると滑る原因になる。
少しの落ち葉はソフトなグリップになって良い場合もあるが、
落ち葉が何層にも溜まっていると滑る原因になる。
不安が少しでもあれば掃除してから登る。
不安が少しでもあれば掃除してから登る。
落ち葉だらけではあるが、ある程度好みの場所から選んで登っていける。
落ち葉だらけではあるが、ある程度好みの場所から選んで登っていける。
雨の時は岩が滑ると思われるので、天気が良くない時はやはり避けたい地形だ。
雨の時は岩が滑ると思われるので、天気が良くない時はやはり避けたい地形だ。
落ち葉がたまるということは、足をかけられる可能性があるということでもある。
落ち葉がたまるということは、足をかけられる可能性があるということでもある。
落ち葉の下は濡れているなんてこともあるのでチェックは必要。
落ち葉の下は濡れているなんてこともあるのでチェックは必要。
サイズ感。
登っても登っても岩だらけ。
登っても登っても岩だらけ。
流水に揺れる冷やしどんぐり。
流水に揺れる冷やしどんぐり。
水場が飛び飛びなせいか魚の類は一切見ない。
水質に問題があったりするのかは不明。
水場が飛び飛びなせいか魚の類は一切見ない。
水質に問題があったりするのかは不明。
水気が多い岩場は気を使う。
水気が多い岩場は気を使う。
岩場は経験不足だとか言っている余地はない。
岩場は経験不足だとか言っている余地はない。
滑る前提の足の置き方で進む。
滑る前提の足の置き方で進む。
こういう時に木があるのはやりやすい。
こういう時に木があるのはやりやすい。
滝を上から。
戻る事はやはり出来るだけ考えたくはない。
戻る事はやはり出来るだけ考えたくはない。
狭くなった岩の間を登るミッション。
狭くなった岩の間を登るミッション。
大量の落ち葉がどういうものか非常に気になる。
大量の落ち葉がどういうものか非常に気になる。
落ち葉払いをすると、一枚岩が顔を出す。
落ち葉払いをすると、一枚岩が顔を出す。
本体をあまり露出させるとかえってやりにくい場合もありそうだ。
本体をあまり露出させるとかえってやりにくい場合もありそうだ。
また細い場所を行かせるつもりか。
また細い場所を行かせるつもりか。
着実に上がっていく。
着実に上がっていく。
嵌まり込むと大変な溝。
嵌まり込むと大変な溝。
なんとなく狭い場所が増えて来たような。
なんとなく狭い場所が増えて来たような。
いよいよ核心部分が近づいて来た。
いよいよ核心部分が近づいて来た。
いつまで使えるか分からなくても、今使える倒木は今使う。
いつまで使えるか分からなくても、今使える倒木は今使う。
岩だらけから岩・石交じりにトレンドが変わりつつあるのか。
岩だらけから岩・石交じりにトレンドが変わりつつあるのか。
倒木が安全そうなら倒木を伝うのが安定しそう。
倒木が安全そうなら倒木を伝うのが安定しそう。
直接滝を登るには未知の技術が必要だ。
直接滝を登るには未知の技術が必要だ。
この土の削れ具合は、ここから登ろうとした者がいる証。
この土の削れ具合は、ここから登ろうとした者がいる証。
なかなか登るのが大変そうな斜面に囲まれた。
なかなか登るのが大変そうな斜面に囲まれた。
少し遠目の所に最も現実的な斜面があるが、失敗すると最も大変なことになる。
少し遠目の所に最も現実的な斜面があるが、失敗すると最も大変なことになる。
崖なのか…?
こんな時のために持って来た秘密兵器。
解放!
こんな時のために持って来た秘密兵器。
解放!
240スリング。
先日使ったものの倍の長さを誇る。
240スリング。
先日使ったものの倍の長さを誇る。
近い方の斜面に240スリングを投げてみるが、木が若干短いためうまくかからない。
近い方の斜面に240スリングを投げてみるが、木が若干短いためうまくかからない。
遠い方の斜面の木はどうだ。
遠い方の斜面の木はどうだ。
うまくかかった。
うまくかかった。
ストックで手繰り寄せ輪っかにする。
ストックで手繰り寄せ輪っかにする。
地震の体につけての確保ではなく、難所設置のロープと同様の動きをする。
枯れた木だがまだ強度は十分ありそうだ。
この程度の斜面なら補助が無くても登りきれるが、失敗リスクが高い場所なので、いざという時のためにいつでも使えるようにしておく。
地震の体につけての確保ではなく、難所設置のロープと同様の動きをする。
枯れた木だがまだ強度は十分ありそうだ。
この程度の斜面なら補助が無くても登りきれるが、失敗リスクが高い場所なので、いざという時のためにいつでも使えるようにしておく。
全体重を預けるのはやはり気が引ける枯れ木。
いつでも使える補助のちょっとした保険があるだけで、本来リスクを冒すような場面でも非常にスムーズに動けた。
全体重を預けるのはやはり気が引ける枯れ木。
いつでも使える補助のちょっとした保険があるだけで、本来リスクを冒すような場面でも非常にスムーズに動けた。
上から。
ちょっと落ち葉が激し過ぎやしないか。
上から。
ちょっと落ち葉が激し過ぎやしないか。
上から見ている分には登りどころがないわけではない滝。
実際やってみると足がなかなかかからない。
上から見ている分には登りどころがないわけではない滝。
実際やってみると足がなかなかかからない。
斜めに上がる小さな段をそのまま登ることが出来ればかなり自由度が上がりそうだ。
斜めに上がる小さな段をそのまま登ることが出来ればかなり自由度が上がりそうだ。
人為的な石組みは、ここが人の勢力圏である(もしくはあった)証。
人為的な石組みは、ここが人の勢力圏である(もしくはあった)証。
一枚岩と砕けた岩の組み合わせ。
一枚岩と砕けた岩の組み合わせ。
破線の終わりで何があるのだろうか。
人の勢力圏の終わり?
いや、ここもゴルフ場の治水の下流のはず…。
破線の終わりで何があるのだろうか。
人の勢力圏の終わり?
いや、ここもゴルフ場の治水の下流のはず…。
最後の攻勢とばかりに激しく攻めて来る岩々。
だが今の私はこの程度で怖気付く事はない。
…待てよ…。
あれは何だ?
攻めて来る岩の中にいるあれは…?
最後の攻勢とばかりに激しく攻めて来る岩々。
だが今の私はこの程度で怖気付く事はない。
…待てよ…。
あれは何だ?
攻めて来る岩の中にいるあれは…?
でかい!切れてる!岩石チョコレート!?
なぜ自然の岩に紛れてあんな物が…。
でかい!切れてる!岩石チョコレート!?
なぜ自然の岩に紛れてあんな物が…。
どういうことか分からないが、破線消滅のカギを握るピースかもしれない。奴を確保だ。
どういうことか分からないが、破線消滅のカギを握るピースかもしれない。奴を確保だ。
あれだけではない。この谷に何と無く違和感を感じる。
あれだけではない。この谷に何と無く違和感を感じる。
おそらく上まで行けば何かが分かる…。
しかし、その上とは、先日上から調査した滝の平野では?
おそらく上まで行けば何かが分かる…。
しかし、その上とは、先日上から調査した滝の平野では?
このよく分からない違和感の正体は…。
このよく分からない違和感の正体は…。
絡み合う根と岩。
絡み合う根と岩。
自然のように見える岩の谷。
是に於ては巻いて進むことも可能だが、中央突破を試み、真実に迫りたい欲求にかられる。
そのためには下の木をストッパーにしてこの坂を降りる必要がある。枯れてはいないか?強度は十分か?
自然のように見える岩の谷。
是に於ては巻いて進むことも可能だが、中央突破を試み、真実に迫りたい欲求にかられる。
そのためには下の木をストッパーにしてこの坂を降りる必要がある。枯れてはいないか?強度は十分か?
手前の木は生きている。
手前の木は生きている。
一見枯れ木のようにも見えるが…。
一見枯れ木のようにも見えるが…。
奥の木には緑の実がなっている。
奥の木には緑の実がなっている。
貴様、まだ生きているな!
突入だ。
貴様、まだ生きているな!
突入だ。
突入した先には、岩石チョコレートのバッキバキに割れた破片が複数見られた。
破壊した堤防の投棄場所…?
堤防は最後の滝よりずっと上なはず…。
突入した先には、岩石チョコレートのバッキバキに割れた破片が複数見られた。
破壊した堤防の投棄場所…?
堤防は最後の滝よりずっと上なはず…。
この岩谷の斜面に感じた違和感の答えはすぐそこにあるはず。
この岩谷の斜面に感じた違和感の答えはすぐそこにあるはず。
この地形は…。
人工的に拓かれた岩が含まれている可能性…。
人工的に拓かれた岩が含まれている可能性…。
人工的に作られた壁の破片。粉砕されたように見える岩。
人工的に作られた壁の破片。粉砕されたように見える岩。
この鋭利な侵食具合にも納得がいくというか。
この鋭利な侵食具合にも納得がいくというか。
全てがそうではないのだろうけど…。
全てがそうではないのだろうけど…。
折り重なった岩にはバキバキのチョコレートが相当数含まれているようだ。
折り重なった岩にはバキバキのチョコレートが相当数含まれているようだ。
災害で破壊された堤防の残骸という見方ができなくもない。
災害で破壊された堤防の残骸という見方ができなくもない。
絶妙な凹みや割れが存在する理由として、登山家か山の管理の妖精が歩きやすいように道を作ってくれているという想像もあったのだが、単純に工事の遺物によるものということもあり得るのか。
絶妙な凹みや割れが存在する理由として、登山家か山の管理の妖精が歩きやすいように道を作ってくれているという想像もあったのだが、単純に工事の遺物によるものということもあり得るのか。
岩山に想像力が働き過ぎて渋滞してしまっている。
岩山に想像力が働き過ぎて渋滞してしまっている。
奇妙に折り重なった岩は何を意味しているんだろう。
奇妙に折り重なった岩は何を意味しているんだろう。
上流で見た不法投棄場所と同じように、ここも工事の産廃処分場ではないと思いたい。
上流で見た不法投棄場所と同じように、ここも工事の産廃処分場ではないと思いたい。
散乱した人工物の上に木が生えている。
散乱した人工物の上に木が生えている。
間も無く明らかにされる。
間も無く明らかにされる。
爆散されたチョコレートの破片の先にあるもの。
そ れ h・・a・
爆散されたチョコレートの破片の先にあるもの。
そ れ h・・a・
あれは…何だ?
これまで見たこともないような、
砂防ダム…?

入り口で「最初の砂防ダム」と書いたのを覚えているだろうか。
もう一つの砂防ダム。
それがここにいる。
最後の最後で道を阻むのか。
これまで見たこともないような、
砂防ダム…?

入り口で「最初の砂防ダム」と書いたのを覚えているだろうか。
もう一つの砂防ダム。
それがここにいる。
最後の最後で道を阻むのか。
場所ごとに質感が違っている。
何らかの事象で破壊され、修復された痕なのだろうか。
砂防ダムには通常穴が空いており、それがよく目や口に見え、顔がついているように見えるのだが、もはや生き物にしか見えない。
こいつの身に何が起こったかは知らないが、歴戦の王の風格。

ただ分かっているのは、ここを乗り越えないことには滝に会うことすら叶わない。
場所ごとに質感が違っている。
何らかの事象で破壊され、修復された痕なのだろうか。
砂防ダムには通常穴が空いており、それがよく目や口に見え、顔がついているように見えるのだが、もはや生き物にしか見えない。
こいつの身に何が起こったかは知らないが、歴戦の王の風格。

ただ分かっているのは、ここを乗り越えないことには滝に会うことすら叶わない。
砂防ダムの肉片…こんな所まで飛んできたというのか。
砂防ダムの肉片…こんな所まで飛んできたというのか。
溶けたわけではないだろうが、チョコレートが擦り切れている部分がある。
溶けたわけではないだろうが、チョコレートが擦り切れている部分がある。
最後の滝を守るその異様の姿。
眠谷の砂防王と言った所か。

眠谷というのはこの源流の池の名前が眠谷池というからなのだが、実際はここも含めて眠谷というかどうかは不明で、川の名前も眠谷川なのかどうかは分からなかった。便宜上眠谷と呼ばせていただくことにした。
最後の滝を守るその異様の姿。
眠谷の砂防王と言った所か。

眠谷というのはこの源流の池の名前が眠谷池というからなのだが、実際はここも含めて眠谷というかどうかは不明で、川の名前も眠谷川なのかどうかは分からなかった。便宜上眠谷と呼ばせていただくことにした。
最初からこんな継ぎ接ぎだらけのデザインではなかったと思うが、非常に有機的で生き物感のある現在の仕上がりに何とも惹きつけられるものがある。
最初からこんな継ぎ接ぎだらけのデザインではなかったと思うが、非常に有機的で生き物感のある現在の仕上がりに何とも惹きつけられるものがある。
見とれている場合ではなく、ここをどうやって乗り越えるか考えつかなければ、泣きながら来た道を戻ることになる。
見とれている場合ではなく、ここをどうやって乗り越えるか考えつかなければ、泣きながら来た道を戻ることになる。
砂防ダムは大抵左右脇に取り付きがある。
なかなか激しく土砂が流れた跡が見られる。ここから登るのは大変か。土砂が更に崩れて来ないとも限らない。
砂防ダムは大抵左右脇に取り付きがある。
なかなか激しく土砂が流れた跡が見られる。ここから登るのは大変か。土砂が更に崩れて来ないとも限らない。
左手はどうだろう。
比較的近づき易いが、ダム上部に移るまでのルートが倒木に占拠され、リスクを伴う。
左手はどうだろう。
比較的近づき易いが、ダム上部に移るまでのルートが倒木に占拠され、リスクを伴う。
死力を尽くして右から迫るか…?
死力を尽くして右から迫るか…?
よく見るとダムの足元にも岩か具が刺さっているか飛び出しているかしている。

要塞のようなイメージだ。
よく見るとダムの足元にも岩か具が刺さっているか飛び出しているかしている。

要塞のようなイメージだ。
やはり近づき易い左から攻めることにした。
やはり近づき易い左から攻めることにした。
倒木を掻い潜って近づく。
倒木を掻い潜って近づく。
取り付くのはそう難しくはなかったが問題はここからだ。
取り付くのはそう難しくはなかったが問題はここからだ。
ダムに届くためには少々の無理が必要だ。
ダムに届くためには少々の無理が必要だ。
この辺りの地盤も盤石とは言えない。
この辺りの地盤も盤石とは言えない。
折り重なった倒木の強度は不明で、
力をかけるとずり落ちてくる可能性も否定はできない。
折り重なった倒木の強度は不明で、
力をかけるとずり落ちてくる可能性も否定はできない。
大回りすれば巻いて抜けられる可能性を見つけたが、今の私は真っ向勝負で倒すことしか考えていない。
大回りすれば巻いて抜けられる可能性を見つけたが、今の私は真っ向勝負で倒すことしか考えていない。
そのままダムの至近距離から抜けるのはかなり危険だ。
そのままダムの至近距離から抜けるのはかなり危険だ。
ここでスリングが再び登場。
遠くの最も安定しそうな倒木に狙いを付け、ずり落ちそうな時の保険を作った。
これまでスリングを利用した作戦では長さが足りなくなることが多かったが、240cmだと射程が広くイメージ通りに使えている。
ここでスリングが再び登場。
遠くの最も安定しそうな倒木に狙いを付け、ずり落ちそうな時の保険を作った。
これまでスリングを利用した作戦では長さが足りなくなることが多かったが、240cmだと射程が広くイメージ通りに使えている。
軽く引っ張った感じ、少なくとも一度は耐えられそうだ。
軽く引っ張った感じ、少なくとも一度は耐えられそうだ。
バランスを崩さなければ使うこともないが、やはりあると安心感が違う。
バランスを崩さなければ使うこともないが、やはりあると安心感が違う。
無事通過に成功した。

だがここからだ。
真に最強なのは御神体そのもの。
上から様子は見ているが、登り切ったわけではない。
今の私は滝と決闘(たたか)う資格を得たに過ぎない。
無事通過に成功した。

だがここからだ。
真に最強なのは御神体そのもの。
上から様子は見ているが、登り切ったわけではない。
今の私は滝と決闘(たたか)う資格を得たに過ぎない。
もしどうしても滝を登れなかった場合この辺りから登ってみようと思う。
もしどうしても滝を登れなかった場合この辺りから登ってみようと思う。
越えた砂防ダムの裏側。
もう容量は満杯のように見える。
越えた砂防ダムの裏側。
もう容量は満杯のように見える。
常に水がある場所のようだ。
常に水がある場所のようだ。
周囲の状況を確認する。
周囲の状況を確認する。
これまで同様人の手が入った状態。
これまで同様人の手が入った状態。
滝の方向。
あの滝壺には魚が住んでいるのを確認済み。
全経路を通じて動物を確認できたのはあの場所だけだ。
あの滝壺には魚が住んでいるのを確認済み。
全経路を通じて動物を確認できたのはあの場所だけだ。
右側は登るのには向かなそう。
右側は登るのには向かなそう。
なぜか小さな池(滝壺)に小魚の群れ。
なぜか小さな池(滝壺)に小魚の群れ。
囚われの民。
もしくは護られた民。
囚われの民。
もしくは護られた民。
薄い流れの直ぐ左のラインを登っていける。
薄い流れの直ぐ左のラインを登っていける。
一番下側と上への連絡は、前に来た時には未確認。
一番下側と上への連絡は、前に来た時には未確認。
思ったよりいけそうな感じなのでホッとする。
思ったよりいけそうな感じなのでホッとする。
例によって写真では少々簡単そうに見えるが、実際目にすると中々の迫力だ。
例によって写真では少々簡単そうに見えるが、実際目にすると中々の迫力だ。
眠谷の滝(仮)。
上流の水源を眠谷池に持つことから便宜上呼ぶことにしただけで、実際の名前は各地図で見つけられなかった。
眠谷の滝(仮)。
上流の水源を眠谷池に持つことから便宜上呼ぶことにしただけで、実際の名前は各地図で見つけられなかった。
横位置の収まりのいい角度で全体を撮るとどうしても緩やかな角度に見える。
横位置の収まりのいい角度で全体を撮るとどうしても緩やかな角度に見える。
前回調査した場所まで登れれば生還可能ということになるが、理論上行けるだけではここから出られないため、通しでの体力があるかどうかもポイントだ。
前回調査した場所まで登れれば生還可能ということになるが、理論上行けるだけではここから出られないため、通しでの体力があるかどうかもポイントだ。
登るルートを中心に撮影。
登るルートを中心に撮影。
砂防ダム方向を見る。
砂防ダム方向を見る。
流れは右に進んでいる。
流れは右に進んでいる。
国民は団結して守りを固めている。
国民は団結して守りを固めている。
右手の崖は登るためには活用しづらい。
右手の崖は登るためには活用しづらい。
序盤さえクリア出来れば勝機はある。
序盤さえクリア出来れば勝機はある。
左手の奥側については、
上から見た場合活用しづらく見えたが、
下から見た場合、滝の中央をそのまま攻めるより
むしろやり易いようにさえ見える。
左手の奥側については、
上から見た場合活用しづらく見えたが、
下から見た場合、滝の中央をそのまま攻めるより
むしろやり易いようにさえ見える。
荒れてはいるが取り付けるような雰囲気を持つ。
荒れてはいるが取り付けるような雰囲気を持つ。
だがよく考えてみたい。
ここから登ってまずは勝つということも重要だ。
なんならもっと左の斜面からでもいい。

私は何のために先日上から滝を降ったのか。
一度は望んでも舞台を遠ざけられ、
それでも諦めずに上からの調査。
全ては眠谷の滝と戦うためだ。
残り時間も体力もベストな状態で来た。
だがよく考えてみたい。
ここから登ってまずは勝つということも重要だ。
なんならもっと左の斜面からでもいい。

私は何のために先日上から滝を降ったのか。
一度は望んでも舞台を遠ざけられ、
それでも諦めずに上からの調査。
全ては眠谷の滝と戦うためだ。
残り時間も体力もベストな状態で来た。
滝以外も強敵であることは間違いないが、
私は滝と戦いたい。
滝以外も強敵であることは間違いないが、
私は滝と戦いたい。
外側から行くのは最後の手段としよう。
外側から行くのは最後の手段としよう。
序盤の具体的な足の置き場所がない斜面。
上から見るとここを降りて戻れるのかといった印象だったが、
意外にも滑らずに進める。
序盤の具体的な足の置き場所がない斜面。
上から見るとここを降りて戻れるのかといった印象だったが、
意外にも滑らずに進める。
第一関門はクリア。
第一関門はクリア。
避難完了した国民達。
避難完了した国民達。
濡れた側には極力足をつきたくはない。
濡れた側には極力足をつきたくはない。
岩壁に不慣れな私には、確実に握れない場所というのはやはりやりにくい。
岩壁に不慣れな私には、確実に握れない場所というのはやはりやりにくい。
左の壁沿いに狭いところに張り付いて回り込む。
地味に勇気を試される。
左の壁沿いに狭いところに張り付いて回り込む。
地味に勇気を試される。
ひび割れも利用するが、先端の方はぐらつきがある。
ひび割れも利用するが、先端の方はぐらつきがある。
正解と思われる場所は分かるのに、技術と体力が伴わないと進むことは困難。
正解と思われる場所は分かるのに、技術と体力が伴わないと進むことは困難。
ついでに背中の重い荷物で重心も変わっているのが厄介だ。
ついでに背中の重い荷物で重心も変わっているのが厄介だ。
まだこれからという所。
立っているだけで地味に筋力を消耗する。
まだこれからという所。
立っているだけで地味に筋力を消耗する。
岩と根が絡み合っているが、小さい割れた岩の強度は期待できないため、頼るわけにはいかない。
岩と根が絡み合っているが、小さい割れた岩の強度は期待できないため、頼るわけにはいかない。
難しい場合は、半歩進んで、また戻ってを繰り返して自信を溜める。
難しい場合は、半歩進んで、また戻ってを繰り返して自信を溜める。
窪みはあれど、明確につかめる場所がなく、後ろに引っ張られるため長く体を支え続けることが難しい。
握力が無くなったら落下だ。
先(右手)に進むには一定の体力を捧げなければならない部分がある。
窪みはあれど、明確につかめる場所がなく、後ろに引っ張られるため長く体を支え続けることが難しい。
握力が無くなったら落下だ。
先(右手)に進むには一定の体力を捧げなければならない部分がある。
足場は斜めだが、ちゃんと立てれば進むことができる。
足場は斜めだが、ちゃんと立てれば進むことができる。
ある程度年季の入った根。
思いっきり引っ張ると流石にあれだが、時間は稼げる。
ある程度年季の入った根。
思いっきり引っ張ると流石にあれだが、時間は稼げる。
知っているはずなのに、簡単には上がれない。
知っているはずなのに、簡単には上がれない。
掴む場所の強度に不安がある以上、力一杯反動で上がるということが難しいため、絞り込むように力を出して進む。
掴む場所の強度に不安がある以上、力一杯反動で上がるということが難しいため、絞り込むように力を出して進む。
足を置く順番で力が入る入らないが随分と違う。
足を置く順番で力が入る入らないが随分と違う。
ここまで来ればあとはリズムに乗って一気に終わらせる。
ここまで来ればあとはリズムに乗って一気に終わらせる。
滝壺からはかなり離れた。
滝壺からはかなり離れた。
もう体勢は完全に有利な状態だ。
もう体勢は完全に有利な状態だ。
滝の重力圏は完全に脱した。
滝の重力圏は完全に脱した。
勝利!
あとはヴィクトリーロードを登るのみ。
勝利!
あとはヴィクトリーロードを登るのみ。
滝の手前の荒れた河原なので怪我をしないように注意。
滝の手前の荒れた河原なので怪我をしないように注意。
見た目は派手だが、常に筋力を消費するようなことがないので気が楽だ。
見た目は派手だが、常に筋力を消費するようなことがないので気が楽だ。
土の比率がどんどん高まってくる。
土の比率がどんどん高まってくる。
人工の高架も見えてきた。
人工の高架も見えてきた。
眠谷池からの水路。
眠谷池からの水路。
簡易の砂防壁。
瓦礫が折り重なっている。
瓦礫が折り重なっている。
西の方は不法投棄ゴミが散乱している。
西の方は不法投棄ゴミが散乱している。
前回は気づかなかったが、階段がある。
ゴールとしてはこちらが相応しい。
前回は気づかなかったが、階段がある。
ゴールとしてはこちらが相応しい。
あまり使われていないのか、草で覆われほとんど見えなくなっている。
あまり使われていないのか、草で覆われほとんど見えなくなっている。
上の道から谷に通じる階段は確実に存在している。
上の道から谷に通じる階段は確実に存在している。
ルート完登。
時計を見ると、登山口から約3時間半弱といったところ。
初見の部分が多かったとはいえ、一本のルートでここまで時間がかかることは珍しい。
時計を見ると、登山口から約3時間半弱といったところ。
初見の部分が多かったとはいえ、一本のルートでここまで時間がかかることは珍しい。
ストレスがかかった分大きな開放感を得られた。
ストレスがかかった分大きな開放感を得られた。
眠谷池。
谷にとってはここが始まりの地。
眠谷池。
谷にとってはここが始まりの地。
もう日没を意識した動き方をせねばならない。
もう日没を意識した動き方をせねばならない。
ヘキサゴンは実は全て囲われているわけではなく、コの字型に開いている。
ヘキサゴンは実は全て囲われているわけではなく、コの字型に開いている。
ゴルフ場の施設。
ゴルフ場の施設。
ここからようらく台園地へはいずれ行かねばならないのだが、長い戦いになるのでまだ別の日に。
ここからようらく台園地へはいずれ行かねばならないのだが、長い戦いになるのでまだ別の日に。
六個山方面に向かう。
六個山方面に向かう。
うちわが目印になる。
うちわが目印になる。
途中の砂防ダム。
途中の砂防ダム。
奥の方へ。
人為的に作られた入り口か窓か何かの目印のようだが、普通に右手に抜ける道があるためここは使用していない。
奥に何もなさそうなのであえて入ることもなくここまで日が経っている。
人為的に作られた入り口か窓か何かの目印のようだが、普通に右手に抜ける道があるためここは使用していない。
奥に何もなさそうなのであえて入ることもなくここまで日が経っている。
こちらが右の分岐…というかさっきの入り口のような窓のような何かはカウントしていないので一本道。
こちらが右の分岐…というかさっきの入り口のような窓のような何かはカウントしていないので一本道。
舞茸のような貝殻のようなうろこ状のキノコの仲間。
舞茸のような貝殻のようなうろこ状のキノコの仲間。
石澄川の河原。
登る方に向かう人にとっては見にくい角度にある看板。
登る方に向かう人にとっては見にくい角度にある看板。
どうせ山頂に行くなら、まだ試していない谷沿いの道を行ってみようと思う。
どうせ山頂に行くなら、まだ試していない谷沿いの道を行ってみようと思う。
踏み跡のようなものが見られ、オレンジの軌跡もある程度まとまっている。
踏み跡のようなものが見られ、オレンジの軌跡もある程度まとまっている。
場所のよってはおや?となることもあるが、歩きやすい所を進むので良いと思う。
場所のよってはおや?となることもあるが、歩きやすい所を進むので良いと思う。
一瞬キノコのように見えたが何物か分からなかった。
あとで調べてみた所キノコの仲間でツチグリというそうだ。
一瞬キノコのように見えたが何物か分からなかった。
あとで調べてみた所キノコの仲間でツチグリというそうだ。
裏側はこんな感じ。
もげてしまっていたのか、地面とは接続しておらず木の実のような感じ。
裏側はこんな感じ。
もげてしまっていたのか、地面とは接続しておらず木の実のような感じ。
薄ら踏み跡のあるような無いような登りの斜面を進む。
薄ら踏み跡のあるような無いような登りの斜面を進む。
必ずしも谷の中を進むのが正解というわけでもなさそうだ。
必ずしも谷の中を進むのが正解というわけでもなさそうだ。
徐々に日が当たる場所が多くなって来る。
徐々に日が当たる場所が多くなって来る。
見覚えのある雰囲気。
見覚えのある雰囲気。
ここで登山道に接続。
ここで登山道に接続。
もう夕焼け空。
六個山山頂着。
ベンチに水が溜まっている。
ベンチに水が溜まっている。
木を模したテーブルの中身はなんだか繊維のような何かが露出している。
木を模したテーブルの中身はなんだか繊維のような何かが露出している。
激しい戦いを物語るように、ヘルメットカバーにゴミが溜まっている。
激しい戦いを物語るように、ヘルメットカバーにゴミが溜まっている。
軽量の割に強度はしっかりしているヘルメット。
軽量の割に強度はしっかりしているヘルメット。
今日の食料。
最近山行中にはあまり取っていなかったが、
後日の疲れを考えると、なるべく補給しておくのが良さそうだ。

若干木の実独特の臭みがあり、甘さも想像したよりは控えめでデザート感はそれほど強く無い。
水飴のようなくっつきもある。美味しいのは美味しいが素材感を活かした構成で、スイーツよりは栄養食寄り。サイズの割に腹持ち感はあるのではと思う。
今日の食料。
最近山行中にはあまり取っていなかったが、
後日の疲れを考えると、なるべく補給しておくのが良さそうだ。

若干木の実独特の臭みがあり、甘さも想像したよりは控えめでデザート感はそれほど強く無い。
水飴のようなくっつきもある。美味しいのは美味しいが素材感を活かした構成で、スイーツよりは栄養食寄り。サイズの割に腹持ち感はあるのではと思う。
ほぼ種系の木の実がぎゅっと詰まっている。
ほぼ種系の木の実がぎゅっと詰まっている。
この季節、暗くなる直前の夕焼けの感じは良い。
この季節、暗くなる直前の夕焼けの感じは良い。
だが暗くなる前に降りたほうがいいのも事実。
だが暗くなる前に降りたほうがいいのも事実。
今日は一般的なルートから降りる。
今日は一般的なルートから降りる。
複数のロープで保守されている。
複数のロープで保守されている。
見た目はハード。
見た目はハード。
分岐のように見える場所。
分岐のように見える場所。
右側の道っぽい方へは行った記憶がないため行ってみることにした。
右側の道っぽい方へは行った記憶がないため行ってみることにした。
行き止まり。こんな感じだったか。
行き止まり。こんな感じだったか。
横の斜面を降りた先も看板があって今は降りづらくなっている。
横の斜面を降りた先も看板があって今は降りづらくなっている。
元の目印の所から帰る。
元の目印の所から帰る。
この分岐から下山しても良いのだが、せっかくなので寄り道して帰ろうと思う。
この分岐から下山しても良いのだが、せっかくなので寄り道して帰ろうと思う。
漏斗状のキノコ。
漏斗状のキノコ。
最近歩いていなかったが、山らしい道。
最近歩いていなかったが、山らしい道。
少し開けた場所にベンチがある。
少し開けた場所にベンチがある。
あおぞら展望台。
あおぞら展望台。
もりっこの血を引く者達。
もりっこの血を引く者達。
ここまで来たらわくわく展望台にも顔を出したい。
ここまで来たらわくわく展望台にも顔を出したい。
おらワクワクして来たゾ。
おらワクワクして来たゾ。

展望台工事中?

展望台工事中?
横になったベンチと重機…。
こんなことは初めてで、特に予定も聞いていなかった。
横になったベンチと重機…。
こんなことは初めてで、特に予定も聞いていなかった。
老朽化した展望台の椅子を撤去して再整備といった所か。
老朽化した展望台の椅子を撤去して再整備といった所か。
少し寂しい気もするが、新たな出発に立ち会えたということで心を納める。
少し寂しい気もするが、新たな出発に立ち会えたということで心を納める。
渓流整備の延長上のことだろうか。
渓流整備の延長上のことだろうか。
こちらは残留組?
こちらは残留組?
新しい景色も悪くない。
新しい景色も悪くない。
長い間お疲れ様。
長い間お疲れ様。
今だけの特別な景色を記録。
今だけの特別な景色を記録。
さあ下山だ。
実は登山開始後に飲んだ下痢止めの効果が終了したのか、お腹の調子が急降下中。
さあ下山だ。
実は登山開始後に飲んだ下痢止めの効果が終了したのか、お腹の調子が急降下中。
最短ルートで下山する。
最短ルートで下山する。
余韻に浸る時間は残されていないかもしれない。
余韻に浸る時間は残されていないかもしれない。
中間地点のベンチ。
中間地点のベンチ。
空を撮ると明るく見えるが、実際はもっと暗め。
空を撮ると明るく見えるが、実際はもっと暗め。
綺麗な月が顔を覗かせる。
綺麗な月が顔を覗かせる。
お腹の調子が良くないというのにわざわざこちらに寄ってしまうとは…。
お腹の調子が良くないというのにわざわざこちらに寄ってしまうとは…。
憩いの広場からの夜景。
憩いの広場からの夜景。
構造上夜景はちょっと遠目。
構造上夜景はちょっと遠目。
人間の尊厳を護るべく足早に離れる。
人間の尊厳を護るべく足早に離れる。
こちら側の方が駅に近そうだと判断したが、吉と出るか凶と出るか。
こちら側の方が駅に近そうだと判断したが、吉と出るか凶と出るか。
綺麗だなとお腹痛いが半々。
綺麗だなとお腹痛いが半々。
下の方が赤い。
記憶にあるような景色。
下の方が赤い。
記憶にあるような景色。
下の街灯の色が上まで届いていたようだ。
下の街灯の色が上まで届いていたようだ。
雰囲気はいいが、こんなに何度も撮り直していて大丈夫か?
雰囲気はいいが、こんなに何度も撮り直していて大丈夫か?
山の方はほぼ真っ暗。
山の方はほぼ真っ暗。
駅までの道としては近いが、メインストリートではないため、コンビニはなさそうだ。
耐えるしかないのか…。
駅までの道としては近いが、メインストリートではないため、コンビニはなさそうだ。
耐えるしかないのか…。
ここも街だが、街は遠い。
ここも街だが、街は遠い。
大量の車列に遭遇。
大量の車列に遭遇。
どこまで行っても車列は続く。
どこまで行っても車列は続く。
スパーガーデン、恐るべし。
ここまで人気だとは思っても見なかった。
一刻も早く駅に向かいたいが、貴重な情報だ。
スパーガーデン、恐るべし。
ここまで人気だとは思っても見なかった。
一刻も早く駅に向かいたいが、貴重な情報だ。
もうメインストリートに出ても近くにコンビニはなかった気がするので、近道の方を選択。
もうメインストリートに出ても近くにコンビニはなかった気がするので、近道の方を選択。
裏道を抜け…。
山行をちゃんと終了してから…。
山行をちゃんと終了してから…。
限界が迫る中、記録の終了だけはしっかりこなす。
限界が迫る中、記録の終了だけはしっかりこなす。
際どいタイミングだった。
際どいタイミングだった。
人間の尊厳は護られた。
人間の尊厳は護られた。

装備

個人装備
長袖シャツ アウター ズボン 靴下 雨具 ザック 行動食 飲料 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ モバイルバッテリー GPS(アプリ) 筆記用具 常備薬 保険証 携帯 タオル ストック カメラ(スマホ) 熊鈴 熊スプレー 山用手袋 ビニール袋 保温バッグ ペットボトルカバー 保温水筒 座布団 ファーストエイドキット ツェルト グラウンドシート テントマット カイロ 着替え エマージェンシーシート スリング120×2 スリング240 エイダー ヘルメット

感想

遂に昨年末からの課題だった眠谷の滝道をクリアしました。
尾根に引っ張られた時のような理不尽な絶望感もなく、
それなのに私にとっての強敵ぶりをしっかりと見せつけてくる辺りが素晴らしいです。
後半にかけていい感じに盛り上がっていき、見所も複数あり、満足感の高いルートでした。

危険箇所も普通に出てくるので万人にはお勧めしにくい感じですが、慣れた方でも独特の地形や構造物などを楽しめると思います。
実際の地名が分からない名も無き滝道が実は最高の穴場ではという気さえして来ます。

今回記念になる写真を色々撮れたのですが、結局主役の砂防ダムにしました。
砂防ダム、元々可愛いですが、砂防王は輪をかけて可愛いです。

キーになる地名に眠谷池というのが出て来ています。
どうしてこんな名前なのかや、今日登った下流の谷や滝や川などの名前が見当たりません。
とりあえずあだ名をつけてしまいましたが、本当の名前が知りたいです。

これで残るは箕面南西の主要ポイントは外周を埋めるのみ。
当初教学の森周辺と南西部を年内の3回位で終わらせようとしていた身の程知らずが私です。外周部分はゴルフ場やテニスコートなどのある関係で舗装路も多く一見エスケープ用なのだけど、結局街からすごく遠いので中々活用できないでいます。

早く歩き切ってビジターセンターに帰りたい!

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