記録ID: 7697205
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ハイキング
赤城・榛名・荒船
神成山(未踏尾根＆廃道)踏査 ゴ・ドーハンの宿題 蛇宮神社御嶽塚も
2025年01月11日(土) [日帰り]
群馬県
godohan
体力度
2
日帰りが可能
体力度について
- GPS
- 06:05
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 596m
- 下り
- 593m
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| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年01月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
九連峰ハイキングコース以外はバリです。随所に猛烈な笹藪あります。時季によってはアヤツの巣窟のようです。今回は被害はありませんでした。 |
写真
七日市藩総鎮守蛇宮神社、神成山に向かう途中で立ち寄りました。写真左へ行った所に2台ぐらいのP有、気づかなかったので右方向のWC脇に駐車しました。
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1/11 7:02
七日市藩総鎮守蛇宮神社、神成山に向かう途中で立ち寄りました。写真左へ行った所に2台ぐらいのP有、気づかなかったので右方向のWC脇に駐車しました。
「蛇宮大明神」銘がありましたが、火袋は後に設えられた感じです。
蛇宮神社社殿、干支の神社ですね、先日mikaboさんが干支にちなんだロングコースで立ち寄られましたね。手前の大きな石灯籠の後ろに、
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1/11 7:07
蛇宮神社社殿、干支の神社ですね、先日mikaboさんが干支にちなんだロングコースで立ち寄られましたね。手前の大きな石灯籠の後ろに、
江戸期の石灯籠(右:文化十一年,1814)もありました。左(弘化三年,1846)、手水鉢も(天保十年,1839)
「鯰尾の兜」、七日市藩で前田家ゆかりの藩だったんですね。近くには織田氏の小幡藩もあったし、何気にメジャー揃い！
その前田家から寄進されたオオツノジカの化石骨があるみたいです。
こちらがそれですね。小っちゃい小石が猫石(養蚕の守護信仰)かな？
白蛇が龍になって天空をかける時に蹴った爪跡だそうです。umiminさんの調べによると、その暴れ龍を鎮め、逆に護り神とするために1494年9月29日、慈眼法師が蛇宮大明神を建てたそうです。
4
1/11 7:16
白蛇が龍になって天空をかける時に蹴った爪跡だそうです。umiminさんの調べによると、その暴れ龍を鎮め、逆に護り神とするために1494年9月29日、慈眼法師が蛇宮大明神を建てたそうです。
御神水碑(明治十？年)の後ろには壊れたポンプのある古井戸、♪さなえちゃんが聴こえてきそう！
そしてumiminさんから情報いただいた御嶽塚です。ちょうど♪朝陽のあたる家（祠）になっています！
塚は元来は古墳のようです。古墳のある里にはよくあるパターンですね。石塔、霊神碑の類は写真に見える一基のみでした。
日雲・月雲の線刻の下に「御嶽大神 駒嶽大神 七十六翁(敬)書」とあります。
背面は「慶應四年戊辰孟春吉旦(1868) 北横町講中」＊孟春は1月、9月に明治に改元になります。
まずは下段の相当立派な石祠、祠内にさらに石宮があります。銘を確認すると、
右側面に「寛永八歳辛未八月廿日(1631)」、左側面は一部剥落もあり判読できませんでしたが、文末に「…寺」とありました。
大きな祠は御嶽とは直接関係のあるものではなさそうですね。おそらく別の所で祀られたものが何らかの理由で此処に遷されたのでしょう。
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1/11 7:29
大きな祠は御嶽とは直接関係のあるものではなさそうですね。おそらく別の所で祀られたものが何らかの理由で此処に遷されたのでしょう。
石燈籠には「八幡宮 寶前 上野国甘楽郡七日市 元禄十丑八月十五日(1697)」
神成山九連峰の案内図を見てスタートしましたが、例によってGPSの電源がなかなか入りません。
寺の辻に青標がありました。「向 左 神農原 神城 南蛇井 下仁田 道」
その右面「向 右 城町ヲ経テ(作)道 左 一ノ宮 富岡 磯部 道」、左面「大正十一年九月(1922)建之 宮��青年共鳴會」
2
1/11 8:27
その右面「向 右 城町ヲ経テ(作)道 左 一ノ宮 富岡 磯部 道」、左面「大正十一年九月(1922)建之 宮��青年共鳴會」
中学校に向かう途上からの稲含山、通りがかった中学生が次々に挨拶してくれました。
そして唐突に「普寛霊神」碑、よく見るとその脇に登り口がありました。どうやら目印になっているようです。
「福澤幹三郎之墓」、明治十八年(1885)に「富岡町 北甘楽精糸會社」にゆかりの方みたい、おそらく故人の遺志でこちらに建てられたのでしょう。そしてその先には
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1/11 8:45
「福澤幹三郎之墓」、明治十八年(1885)に「富岡町 北甘楽精糸會社」にゆかりの方みたい、おそらく故人の遺志でこちらに建てられたのでしょう。そしてその先には
「意和羅天 大頭羅神王」の石塔があります、この二基は御嶽のものでまちがいないですね。
ハイキング道を進むと0峰に大きな「御嶽座王大権現」の石塔(嘉永四年，1851)があります。ここからハイキング道と分かれて
yamadanukiさんに教えていただいた如意輪観音像「明和二丁酉歳十一月十五日(1765)」「奉造立女中念佛講三十七人」。後姿が非常にインパクトがあり初めて見た時はギョッとしました(笑)
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1/11 9:09
yamadanukiさんに教えていただいた如意輪観音像「明和二丁酉歳十一月十五日(1765)」「奉造立女中念佛講三十七人」。後姿が非常にインパクトがあり初めて見た時はギョッとしました(笑)
そしてその近くには青石の名号塔「＜種子キリーク＞南無阿弥陀佛」と、
ハイキング道に戻って、見晴台(姫天狗)から稲含山、どうして此処が第1峰にならなかったのでしょうか？
堀切、この尾根は竹林の中に、神成城の曲輪がいくつも連なっている感じでした。
そして謎の巨大倉庫のような建物、これも曲輪上に建っているようです。このあと寺に続く実線路を辿ろうとしましたが、猛烈な激藪に阻まれ、また此処に戻って来ました。
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1/11 9:40
そして謎の巨大倉庫のような建物、これも曲輪上に建っているようです。このあと寺に続く実線路を辿ろうとしましたが、猛烈な激藪に阻まれ、また此処に戻って来ました。
ここも見事な切岸です。神成城、相当立派な山城だったようです。
見覚えのある神成城、P2-2峰御嶽山に向かう道(ここもyamadanukiさんの情報で2023.1.22に踏査、たくさんの御嶽の石分があります！)合流しました。一旦里へ向かいます。
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1/11 10:10
見覚えのある神成城、P2-2峰御嶽山に向かう道(ここもyamadanukiさんの情報で2023.1.22に踏査、たくさんの御嶽の石分があります！)合流しました。一旦里へ向かいます。
車道から沢沿いの道に入ります。その先に見える竹藪が、五峰に連なる御嶽ロードです。この後、摩利支天の所で合流します。
前回はこの竹藪地獄から五峰への尾根に乗りましたが、尾根の反対側に歩き安い入口があります。今回はこのまま作業道を行きます。
その道は田んぼを過ぎて栗林になる所まで続いていました。この後は先に見える尾根に取り付きます。
こちらも今回宿題の尾根筋、とても歩き安い尾根ですが、特に何もないまま、
そして「摩利支天」(明治十六年五月一日、1883)ある峰、ここで先程話した五峰に連なる御嶽ロードと合流します。バックはその五峰です。
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1/11 10:45
そして「摩利支天」(明治十六年五月一日、1883)ある峰、ここで先程話した五峰に連なる御嶽ロードと合流します。バックはその五峰です。
こちらが御嶽ロードの下り道、suro-ninさんに教えていただき、2022.12.11に踏査しています。現在はオレンジテープが付いているようです。
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1/11 10:46
こちらが御嶽ロードの下り道、suro-ninさんに教えていただき、2022.12.11に踏査しています。現在はオレンジテープが付いているようです。
「安政二乙卯四月吉日(1855) /惣村中 世話人植松・・」御嶽関連の石分ではない気がします。
五峰の石祠(無銘)と「寒念仏」石灯籠(文政十丁亥年十二月吉日、1827)。こちらも御嶽関連ではない気がします。
「五峰」このシリーズの山名板、以前はなかったような気がします。
六峰、通称“打越の御嶽さん”、石塔は折れています。正面「御嶽/大名持神 少名彦神」、右「明治十/九年(1886)」左「三/月 講社建之」
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1/11 10:58
六峰、通称“打越の御嶽さん”、石塔は折れています。正面「御嶽/大名持神 少名彦神」、右「明治十/九年(1886)」左「三/月 講社建之」
ここが五峰御嶽ロードの尾根取付口です。オレンジテープが見えますね。
集落の車道から東大桁山、こちらの山頂にも御嶽神像があり、その参道探査も宿題として残っています。
完全に藪化した作業道に降りました。ここを脱出するには一苦労ありました。
その尾根続きに小ピークがありました。“十峰”って呼んでもいいですかねぇ。
そのピーク直下のテラス。有刺鉄線があるようなので本来は立入禁止？
こちらはまだ未踏の破風山、その向こうに四ッ又山、鹿岳のチョットだけよ〜、右にアイスラッガー鍬柄岳
沢筋の詰めは正面ですが、藪みたいなので左斜面に逃げます。尾根上には九峰に向かいハイカーが歩いていました。
十峰に向かう方向にはトラロープが張られています。まあ普通か行かないですよね(笑)
九峰の石祠群にお別れ、最近あまりギターは弾かないので新堀神社はパスして、九連峰を逆打ちしてかえります。
四峰の旧宇芸神社跡山頂にはミニ自然博物館、色あせたウスタビガの繭は撤去されたようです。
二峰山頂近くに、不動三尊文字塔「大日大聖不動明王 矜迦羅童子 制咤迦童子」
左「五大龍王/明治十五年二月十八日(1882)納主柳田三衛」と不動八大童子・三十六童子の文字塔
二峰、龍王山頂上には「御嶽大神/明治十五年午五月吉日(1882)」
「神成山」山名板、そのうち神の成る山の石分マップを作りたいですね！
石祠は「明和二乙酉歳四月吉日(1765)/施主 神成村中」、御嶽以前の物ですね。ところで九連峰案内板の「両山」は神成山と龍王山で“両”なのでしょうか。とすると道標にある「御嶽山」はP2-2峰を指すのかな？
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1/11 15:44
石祠は「明和二乙酉歳四月吉日(1765)/施主 神成村中」、御嶽以前の物ですね。ところで九連峰案内板の「両山」は神成山と龍王山で“両”なのでしょうか。とすると道標にある「御嶽山」はP2-2峰を指すのかな？
物見台から夕景間近も西上州の山並み、ここから少し下ると阿夫利社(雨乞)がありますが、今回はここでハイキング道に戻ります。
不動三尊像「明治十九年丙戊年第四月二十八日(1886)」と左に不動三尊文字塔(三十六童子銘も有)もあります。その隣、首無しの石仏は「享保十五庚戌(1730)」
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1/11 16:16
不動三尊像「明治十九年丙戊年第四月二十八日(1886)」と左に不動三尊文字塔(三十六童子銘も有)もあります。その隣、首無しの石仏は「享保十五庚戌(1730)」
遅い昼食は来るときに見かけた『スターサンジ富岡店』さんへ。第2Pの入口は段差があるので要注意です。
何とサラダ、スープはおかわり自由です！一回だけそれぞれお替りしました。
マトンビリヤニ(1452円)、チャーハンタイプ？のものでした。インド米か日本米か選べます。ライタの代わり？にカレーが付いてます。これは私的には〇です。
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1/11 17:15
マトンビリヤニ(1452円)、チャーハンタイプ？のものでした。インド米か日本米か選べます。ライタの代わり？にカレーが付いてます。これは私的には〇です。
そのビリヤニにカレーとパパドのソースを加えていただきました。
感想
・宿題になっていた神成山の未踏の北尾根の数本を歩いて来ました。予想はしていましたが新しい収穫は江戸期の石祠のみでした。やはり北尾根の石分は二峰に連なる尾根と五峰に連なる尾根に集中しているようです。
・この狭いエリアに城跡が2か所、そして夥しい数の御嶽の石分とその他の祭祀物と本当に神成山って凄いことになっていますね！
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