もみじ谷


- GPS
- 00:40
- 距離
- 2.7km
- 登り
- 11m
- 下り
- 6m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2025年01月の天気図 |
---|---|
アクセス |
写真
感想
東京に用事があったが、少し時間があるので早くに行ってどこか散歩してこようと思いついた。とはいえアスファルトやコンクリートばかり歩いているのは疲れてしまう。どこか土や樹があるところはないものだろうと探してみる。
以前愛宕山に登った時の地図の近くに「もみじ谷」という文字があるのを発見。どうやら明治以降に作られた公園のようで、滝やもみじの木があるようだ。そうしたら歩きたくなってきた。
地図を見ると東京タワーの目の前。こんなところにもみじのしかも谷があるのかと不思議になる。ますます行ってみたくなってきた。最寄駅を調べたら、地下鉄日比谷線の神谷町駅。ここから歩いていけるようだ。
朝早くまだお日様が低い。あいかわらず、地下鉄から地上に出るとどこだかわからない。地図を見ながら東京タワーを目指す。
もしかしたら、すぐ東京タワーが見えるかもと思っていたが、全然見えなかったとりあえず南東を目指す。
途中古い石積みの崖を見て、いつからあるのだろうと思いを馳せる。大きい道は車通りがあるので、細い道を辿っていく。そうすると小さな公園に出た。目の前には東京タワーが見え大きさに驚く。
昭和の時代にこれを建てたのはすごいなと感心する。公園のはじっこから林が続いている。
まずはイチョウからスタート。もう落葉しているので、ツンツンの枝が見えた。照葉樹が多いのは林の中は暗い。その中を歩くが公園内なので整備された様子。でも都会のど真ん中に土が見える林があるのは不思議だ。林の木々の枝の向こうに東京タワーが見えるのも不思議な光景だなと思いながら歩く。
大きな通りを越えてもみじ谷の本丸に接近する。下に降りる階段を降りていくと、写真で見たもみじ谷だ。車の音は聞こえるけれど、そこまで気にならない。まるで山の中にいるような錯覚さえ覚える。
確かに楓や紅葉の木が多いから、ここは本当に紅葉谷だ。すぐいくと滝も見えてくる。ここからぐるっと滝上の高台に登れる小道があったので登る。滝上から見下ろすともうこれは「山歩」と言っていい風情だ。
夏は涼しいかもしれない。10分も歩くと一周してしまうが、かなりご満悦。紅葉の看板を見ながら、夏また来られたらいいなぁと願う。
ここから東の浜松町駅を目指すが、手前に増上寺があるので立ち寄る。早めの時間のせいかそこまで人はいなかった。本堂を前にすると後ろに東京タワーが見える。昔と今を繋ぐ感じがいいなと思ったけれど、もう東京タワーは過去のものかもしれない。
そこから浜松町駅は、ずっとまっすぐ東に進む。すれ違う人の言葉がいろいろ違うので、外国の方が来ているのだと気づいた。浜松町といえば、羽田空港行きのモノレールが出ているところだから、外国の人が多いのかもしれない。
途中大きな門があり大門という地名から、増上寺が徳川家に守られていたんだなぁと感心してしまった。江戸時代ならこの道を庶民は歩けなかったのかもしれない。そう思うと俄か歴史ファンになったようだ。
地下鉄の大門駅を過ぎるともう浜松町駅はすぐそこです。振り返ると、高架下に小さく東京タワーが見えた。
小一時間ほどの「東京山歩」は終わりました。意外と凸凹している東京を歩くのも悪くないなと思った。
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