乗鞍岳 イグルー泊


- GPS
- 08:06
- 距離
- 13.6km
- 登り
- 1,428m
- 下り
- 1,430m
コースタイム
- 山行
- 6:09
- 休憩
- 0:23
- 合計
- 6:32
- 山行
- 1:18
- 休憩
- 0:02
- 合計
- 1:20
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
前回雪洞泊をやったので、今回はイグルー泊をしに乗鞍岳に行ってみた。
駐車場は結構な広さだけど、トイレはなさそう。
最初からスノーシューでスタート。
最初はスキー場跡ぽいところを登っていく。トレースはしっかりある。
三本滝バス停あたりでトレースがバラけるが、適当にスキー場コースの端を登っていく。
急斜面のコースを直登はスノーシューだとなかなかキツイ。
スキー場を過ぎてもトレースはある。雪深いところもあるので、タイミングによってはアイゼンだとキツそう。
2500m付近でだだっ広いところに出る。
いくつか小屋があるけど、どれも開いてないので、冬季避難小屋として期待してはいけない。
この辺りから上りがキツくなってくる。
酸素が薄いのと1泊装備が重い。
頭も痛くなってくる。高山病ぽい。
40歩歩いて20秒休憩を繰り返してゆっくり登る。
肩の小屋から先はさらに上りがキツくなる。トレースもちょっと怪しい。
そして何より寒い。マイナス20℃で風速10-20m/sくらいある。時々体を持っていかれる。
指先と足先が痛いを通り越して感覚がなくなってくる。大丈夫か。。。
体は重ね着で暖かいけど。
ひーこら言いながら山頂に到着。
終始スノーシューで問題なかった。
山頂は狭くて寒いので、写真撮ってさっさと下山開始。
朝日岳の登り返しがもうツラいので、手前で斜面を直滑降することにした。
雪崩起こさないように斜面に対してまっすぐ下る。
硬い雪と柔らかい雪の箇所が混在する。
TSLのUp/Downスノーシューの下りモードが大活躍。斜面に踵を突き刺しながら下れるので、前のめりにならずに歩きやすい。
広いところまで下りたら、雪崩がこなさそうなくらいまで斜面から距離をとったところを本日の宿泊地とする。
ここで本日の主目的のイグルー作成に取り掛かる。
積雪は2m以上あり、雪がしまっていてイグルー作成に最適な状況。
ひたすら長いブロックを切り出して積んでいく。
作成に2時間半くらいかかった。
隙間も全部埋めたけど、中は意外と寒い。外気温+5℃くらい。
雪洞なみの0℃くらいを想定していたので意外だった。壁が薄いからかな?
夕方になると天気が悪くなって吹雪いてきた。
ヤマテンの明日の天気予報は終日雪。大丈夫かいな。
しかし、夜になるといつの間にか晴れていた。積雪は5cmくらい。
雪は降らなくても風は強く、入り口がバタバタうるさい。
外がマイナス20℃くらいで、室内もマイナス15℃くらいなので、夜中寒くて何度も起きた。
朝起きたら相変わらず晴れていて日の出が見えた。
誰もいない雪山でポツンと1人いるのがなんとも言えない雪山の醍醐味。
日の出を見たらイグルーを破壊して下山開始。
下まで標高差900mくらいだけど、スノーシューで直下って1時間ぐらいで下山完了。
あっという間。ここでもTSLのUp/Downスノーシューが大活躍。
今回のイグルー泊で特性がよくわかった。
・暖かさ:雪洞>>イグルー=テント
・設置の楽さ:テント>>雪洞=イグルー
・雪や風への強さ:雪洞=イグルー>>テント
・快適さ(暖かさ以外):テント>イグルー>雪洞(水滴&天井垂れ)
天候が良い時はテント、天候がやばい時は雪洞でいいんじゃなかろうか。
スノーソー持っていかなくて済むし。
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