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Yamareco

記録ID: 7752325
全員に公開
雪山ハイキング
氷ノ山

県境尾根から氷ノ山目指すも爆風の三ノ丸で撤退

2025年01月30日(木) [日帰り]
情報量の目安: A
都道府県 兵庫県 鳥取県
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
09:04
距離
12.9km
登り
769m
下り
783m
歩くペース
ゆっくり
1.41.5
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:13
休憩
1:02
合計
9:15
距離 12.9km 登り 769m 下り 783m
7:05
93
スタート地点
8:38
194
11:52
12
12:04
12:05
6
12:11
121
14:12
15:13
67
16:20
ゴール地点
天候 雪 森林限界以上は暴風
過去天気図(気象庁) 2025年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
いつも通り戸倉トンネル東側の広い駐車場に駐めたが、除雪車両の転回地になってるのか例年綺麗に除雪されてるのに今回はだいぶ雪残っててタイヤ取られた。
コース状況/
危険箇所等
最近流行の山の天気予報を見てないのでいつも通りヤフーの宍粟市の天気見たら良さそうだったので行ってみたが、なんと山から下りてきて知ったが寒波襲来で特に日本海側は荒れるとのこと。
まさに三ノ丸手前の無雪期は笹藪で通れない雪原に出ると遮る物のない西からの爆風がすごく、小回りのきかないスノーシューではまともに歩けないほど。
こんなこととは知らずゴーグル着けずにメガネのままだったので雪でたたかれ続けた左目が見えなくなり、這々の体で三ノ丸手前のトイレ兼展望所の風下にたどり着いてメガネ外したら凍ってた。
もしかしたらマジでやばかったかも。
特にこの季節は天気しっかり調べるの大事と反省した。
いつもの駐車地だけどなんか今年は除雪が甘いというか雑というか。
例年綺麗にされてるのでなんか意外だった。
2025年01月30日 07:06撮影 by  iPhone 12, Apple
1/30 7:06
いつもの駐車地だけどなんか今年は除雪が甘いというか雑というか。
例年綺麗にされてるのでなんか意外だった。
数日前に通ったらしきスキーの跡がいつも自分が山に入る所越えて林道を先へ。
これはもしかすると1073の木で県境尾根に合流したらトレース残ってるのではと期待してしまった。
2025年01月30日 07:31撮影 by  iPhone 12, Apple
1/30 7:31
数日前に通ったらしきスキーの跡がいつも自分が山に入る所越えて林道を先へ。
これはもしかすると1073の木で県境尾根に合流したらトレース残ってるのではと期待してしまった。
その場所でスノーシュー履いて初っぱなの急登、前の積雪期、二日続けての大雪警報の次の日来てあまりの積雪で5時間かかって1073の木までしかたどり着けず敗退した上りに突入。
2025年01月30日 07:46撮影 by  iPhone 12, Apple
1/30 7:46
その場所でスノーシュー履いて初っぱなの急登、前の積雪期、二日続けての大雪警報の次の日来てあまりの積雪で5時間かかって1073の木までしかたどり着けず敗退した上りに突入。
ところが今回はしっかり根雪が付いた上に薄く新雪が乗ってるくらいで状態が良く、なんと一時間半というおそらく今までここ上った中で最短の時間で1073の木に着いてしまってびっくりした。
2025年01月30日 08:37撮影 by  iPhone 12, Apple
1/30 8:37
ところが今回はしっかり根雪が付いた上に薄く新雪が乗ってるくらいで状態が良く、なんと一時間半というおそらく今までここ上った中で最短の時間で1073の木に着いてしまってびっくりした。
1073の木に着いた時点ではもしかしたら久しぶりにこのコースから氷ノ山まで行けるかもと期待してしまったが、残念ながらスキーのトレースは薄く途切れ途切れ。
トレース痕が分かるところも逆にそのくぼみに新雪が溜まってる状態だったので忠実に辿って歩くのも微妙にしんどく、結局段々自分のルーファイだけで歩くように。
根雪の上の新雪は出だしの急登部分よりちょっと深くラッセルは足首から臑くらい。
それでも森林帯の中は途中10時前くらいだったか飯食べたりしながら順調に進む。
2025年01月30日 08:39撮影 by  iPhone 12, Apple
1/30 8:39
1073の木に着いた時点ではもしかしたら久しぶりにこのコースから氷ノ山まで行けるかもと期待してしまったが、残念ながらスキーのトレースは薄く途切れ途切れ。
トレース痕が分かるところも逆にそのくぼみに新雪が溜まってる状態だったので忠実に辿って歩くのも微妙にしんどく、結局段々自分のルーファイだけで歩くように。
根雪の上の新雪は出だしの急登部分よりちょっと深くラッセルは足首から臑くらい。
それでも森林帯の中は途中10時前くらいだったか飯食べたりしながら順調に進む。
森林帯の中歩いてる時点で頭上を電車でも走ってるのかと思うようなゴーゴーとすごい音がしてたが、森林帯を出るとなんかすごい風で地吹雪っぽくなっててこの音だったかと納得。
納得なんてしながら写真撮ってられたのはここまでで、雪原を上って木も無くなるともう爆風。
小回りのきかないスノーシューで風によろけると下手に抵抗して腰や膝ひねってしまったらやばいので素直に転けるしかない。
風が強まる度に耐風姿勢で耐えたがそれでも数回転んだし、その上雪面の凹凸が全く分からずいきなり凹凸があっても転けるので、GPS頼みで進んだこの短い区間で結局4〜5回くらい転けたか。
2025年01月30日 11:20撮影 by  iPhone 12, Apple
1/30 11:20
森林帯の中歩いてる時点で頭上を電車でも走ってるのかと思うようなゴーゴーとすごい音がしてたが、森林帯を出るとなんかすごい風で地吹雪っぽくなっててこの音だったかと納得。
納得なんてしながら写真撮ってられたのはここまでで、雪原を上って木も無くなるともう爆風。
小回りのきかないスノーシューで風によろけると下手に抵抗して腰や膝ひねってしまったらやばいので素直に転けるしかない。
風が強まる度に耐風姿勢で耐えたがそれでも数回転んだし、その上雪面の凹凸が全く分からずいきなり凹凸があっても転けるので、GPS頼みで進んだこの短い区間で結局4〜5回くらい転けたか。
こんなすごい風とは思いもせず、ゴーグル持ってきてるのに着けずに雪原踏み込んでしまってもうザック開けるなど思いもよらず、メガネの横からずっと左目雪にたたかれて痛くて涙出てきて前が見えなくなったりしながらもGPS頼みでなんとか三ノ丸手前のトイレ兼展望台の風下に飛び込む。
ゴーグル着けようとメガネ外したらなんと凍ってて、通りで前が見えないはず。
やばかった。
2025年01月30日 11:51撮影 by  iPhone 12, Apple
1/30 11:51
こんなすごい風とは思いもせず、ゴーグル持ってきてるのに着けずに雪原踏み込んでしまってもうザック開けるなど思いもよらず、メガネの横からずっと左目雪にたたかれて痛くて涙出てきて前が見えなくなったりしながらもGPS頼みでなんとか三ノ丸手前のトイレ兼展望台の風下に飛び込む。
ゴーグル着けようとメガネ外したらなんと凍ってて、通りで前が見えないはず。
やばかった。
これはもう氷ノ山までなんてとてもではないなと思いながら三ノ丸まではと思ってまずは三ノ丸避難小屋で休憩と思ったら去年末に来たときと同じままで戸が固着して開かず。
気温は森林限界上はマイナス10〜11度で、それにずっと吹き続けてる風はきつい時で10メートル以上あると思うので体感はマイナス20度くらい。
これで避難小屋に入れないのはやばい。
その上ここでスマホバッテリー残量20パーセント切り。
これはほんとにやばいので避難小屋の風下でモバイルバッテリー繋ぐが、満充電なのでスマホ1.5回分くらいは充電出来るはずなのにこの後下山中気が付いたら50パーセント充電したところでモバイルバッテリーが空になってた。
これは家に帰ってから充電器に繋いだらなんと7割くらい残ってたので、このときどれだけ寒かったかが分かる。
2025年01月30日 12:02撮影 by  iPhone 12, Apple
1/30 12:02
これはもう氷ノ山までなんてとてもではないなと思いながら三ノ丸まではと思ってまずは三ノ丸避難小屋で休憩と思ったら去年末に来たときと同じままで戸が固着して開かず。
気温は森林限界上はマイナス10〜11度で、それにずっと吹き続けてる風はきつい時で10メートル以上あると思うので体感はマイナス20度くらい。
これで避難小屋に入れないのはやばい。
その上ここでスマホバッテリー残量20パーセント切り。
これはほんとにやばいので避難小屋の風下でモバイルバッテリー繋ぐが、満充電なのでスマホ1.5回分くらいは充電出来るはずなのにこの後下山中気が付いたら50パーセント充電したところでモバイルバッテリーが空になってた。
これは家に帰ってから充電器に繋いだらなんと7割くらい残ってたので、このときどれだけ寒かったかが分かる。
とにかく三ノ丸までは行っておこうと来ましたよを数枚撮って即下山。
2025年01月30日 12:06撮影 by  iPhone 12, Apple
1/30 12:06
とにかく三ノ丸までは行っておこうと来ましたよを数枚撮って即下山。
スマホの充電量が50パーセントなのでGPSも無駄に使えず、当然来たときの踏み跡なんて見つけられない笹藪の雪原地帯を大きくさまよいながら森林地帯に入ってようやく見つけた自分のトレース痕。
すでにだいぶ消えてしまっててちょっと不安がよぎる。
2025年01月30日 12:44撮影 by  iPhone 12, Apple
1/30 12:44
スマホの充電量が50パーセントなのでGPSも無駄に使えず、当然来たときの踏み跡なんて見つけられない笹藪の雪原地帯を大きくさまよいながら森林地帯に入ってようやく見つけた自分のトレース痕。
すでにだいぶ消えてしまっててちょっと不安がよぎる。
森林地帯の中も小さい地吹雪でパウダーの新雪が流れているところが多く、それが踏み跡を埋めて消してしまう。
ついさっき通ったところなのにもう消えてるところの方が多かった。
そういうところでもスノーシューの踏み跡ではなくダブルストックで持ち上げ落とした雪の小さい塊が完全に埋まらず点々と残っていて、時にそれも分からずさまよいながらも遠くを透かし見るようにその痕跡を探して戻っていく。
2025年01月30日 12:46撮影 by  iPhone 12, Apple
1/30 12:46
森林地帯の中も小さい地吹雪でパウダーの新雪が流れているところが多く、それが踏み跡を埋めて消してしまう。
ついさっき通ったところなのにもう消えてるところの方が多かった。
そういうところでもスノーシューの踏み跡ではなくダブルストックで持ち上げ落とした雪の小さい塊が完全に埋まらず点々と残っていて、時にそれも分からずさまよいながらも遠くを透かし見るようにその痕跡を探して戻っていく。
だいぶ下ってきて珍しくしばらくはっきり続く踏み跡。
こういうのでいいんだよ。
こういうのがいいんだよ。
ほんとはずっとこんな感じでもっと早く楽に下りてこれると思ってたのが、実際はほとんど埋まっててラッセルに関しては上りとあまり変わらない感じだでもう疲れた。
2025年01月30日 13:21撮影 by  iPhone 12, Apple
1/30 13:21
だいぶ下ってきて珍しくしばらくはっきり続く踏み跡。
こういうのでいいんだよ。
こういうのがいいんだよ。
ほんとはずっとこんな感じでもっと早く楽に下りてこれると思ってたのが、実際はほとんど埋まっててラッセルに関しては上りとあまり変わらない感じだでもう疲れた。
三ノ丸避難小屋に入れなかったので、もう5時間近くもまともに休まずものも食べずに浅いながらもラッセル続けてきて疲れて足も上がらなくなってきたので1073の木の側で年末に新しく買ったシェルターかぶって飯。
まあ緊急用だから当然ながら、バーナー使うのは相当神経使って慎重にやらないと悲惨なことになりそう。
それに積雪期用に沈まない椅子も持ってきてるのでその方がスノーシューも外さず足も楽出来るのでなんとかそれに座ってかぶれるようなシェルターがないものか。
2025年01月30日 14:48撮影 by  iPhone 12, Apple
1/30 14:48
三ノ丸避難小屋に入れなかったので、もう5時間近くもまともに休まずものも食べずに浅いながらもラッセル続けてきて疲れて足も上がらなくなってきたので1073の木の側で年末に新しく買ったシェルターかぶって飯。
まあ緊急用だから当然ながら、バーナー使うのは相当神経使って慎重にやらないと悲惨なことになりそう。
それに積雪期用に沈まない椅子も持ってきてるのでその方がスノーシューも外さず足も楽出来るのでなんとかそれに座ってかぶれるようなシェルターがないものか。
新しいスノーシューはどうも激下りでうまく止まってくれず、出だしの急坂を怖々、途中一回迷ったがなんとか下りてきてもう気が抜けて最後はギリギリまでスノーシューのまま行く作戦。
もうすぐ先が駐車地というところまで来て道路に下りてスノーシューを脱ぐ。
2025年01月30日 16:15撮影 by  iPhone 12, Apple
1/30 16:15
新しいスノーシューはどうも激下りでうまく止まってくれず、出だしの急坂を怖々、途中一回迷ったがなんとか下りてきてもう気が抜けて最後はギリギリまでスノーシューのまま行く作戦。
もうすぐ先が駐車地というところまで来て道路に下りてスノーシューを脱ぐ。
なんじゃこりゃ。
こんな日にここに来て遊んだ人がいるよう。
後片付けしてる間にもザックに雪が積もってやむなく着替えなんかも車の中でやったので時間かかってしまった。
そのあとは車内外の雪を溶かし乾かすために全部の暖房点けて、それでも走り出してだいぶ経つまで雪が付いたままなのかセンサーが働きませんとかってアラーム出っぱなしだったけどもうどこか路側で駐める気力もなくそのまま帰ってきました。
2025年01月30日 16:20撮影 by  iPhone 12, Apple
1/30 16:20
なんじゃこりゃ。
こんな日にここに来て遊んだ人がいるよう。
後片付けしてる間にもザックに雪が積もってやむなく着替えなんかも車の中でやったので時間かかってしまった。
そのあとは車内外の雪を溶かし乾かすために全部の暖房点けて、それでも走り出してだいぶ経つまで雪が付いたままなのかセンサーが働きませんとかってアラーム出っぱなしだったけどもうどこか路側で駐める気力もなくそのまま帰ってきました。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 ゲイター ネックウォーマー 毛帽子 ザック アイゼン スノーシュー 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 水筒(保温性) 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック カメラ

感想

家の事情で年末から丸一ヶ月登れず1月も終わりかけ。
年初だったか寒波が来てどこも結構積もったのも知ってたがどうにもならず、せめて一月中に初登りはしたいものとギリギリの30日に。
年末2度ほど新しいスノーシュー使ったが、関西でスノーシュー楽しめる時期は限られてるのでまだ雪が残ってるところ探したらやはり日本海側。
久しぶりで体力も落ちてるとは思いながらもたっぷり楽しみたくて毎年行ってる氷ノ山南側、戸倉トンネルから県境尾根で三ノ丸に上るコースに。
ここから氷ノ山は結構ロングで、自分的には気力、体力、雪の状態、天気、全て揃ってなんとか三回に一回くらい到達出来るかというところ。
去年は大雪警報二日続けて出た次の日に行ってあまりの積雪量に普段2時間くらいのところまで5時間かかって断念。
ところが今回は行ってみれば年初に積もった雪がしっかり根雪になってラッセルも足首から臑くらいまででとても状態が良く、去年5時間かかったところが1時間半で行けてしまい、もしかすると今年は行けるかもと希望が出てくる。
しかし気になるのは風の音で、森林帯の中では雪は降っててもそこまで風は感じないながらなんか頭上でゴーゴーと電車でも走ってるようなすごい音が断続的に。
その正体がはっきりしたのは森林限界超えて無雪期は笹藪が酷くて通れない広くなだらかな稜線の雪原に出たところ。
爆風。
温度計は森林帯上部からずっとマイナス10〜11度で、体感で言うとマイナス15度以下だったと思うが、関西では珍しくハードシェルが心強い。
困ったのはスノーシューで構造的に後ろに下がるのが難しくとっさの小回りが利かないのでバランス保つためにもダブルストックで歩くわけだが、遮るもののない雪原を西から吹き続ける強風は時に体をぐらつかせ、出来るときは風に背を向けて耐風姿勢で待つわけだが、それでもいきなりだとよろけてしまい、そんな時下手に抵抗すると腰や膝捻って危ないので素直にうまく転けるように。
風力階級表とやらによると最大12段階中7あたりのようで、風速は秒速13.9〜17.1メートルとのこと。
体感的にも確実に10メートル以上あると思った。
そしてもう一つ困ったのが目。
まさかそんな風とは思わずゴーグル持ってきたのに着けずにメガネのまま雪原に出てしまい、当然ハードシェルのフードはかぶって出来るだけ風から顔背けるように歩くわけだがそれでも顔面左には雪が吹き付け、メガネの横からも入って左目がたたかれ続けてしまい、途中からなんか雪面もよく見えなくなり、ちょっとした凹凸が見えなくてこれまたスノーシュー引っかかると転ける。
こんな経験初めてだが、そもそもホワイトアウトで目指す晴れてれば見える距離の三ノ丸手前のトイレ兼展望台の建物も見えるはずもなく、スマホのGPSだけを頼りにヨロヨロと進み、なんとか建物の風下に入ったときは助かったと思った。
そこでゴーグル着けようとメガネ外したらなんと凍ってて、そりゃ見えないはずと、でもあんな状況で外して拭いたりザック下ろしてゴーグル出すなど出来ず、マジでやばかったかもと思った。
ゴーグル着けたら一気に見やすくなり、すぐ側の避難小屋に入れるかと移動するが、なんと年末来たときと同じく戸が固着してしまっててびくともせず入れず。
こんな時のための避難小屋なのにと思いながらも外で天気の回復待つわけにもいかず、とりあえず三ノ丸山頂まで行って撤退と決定。
そこでスマホ見るとなんとバッテリー容量20パーセント切り。
慌てて小屋の陰でモバイルバッテリー繋ぐが、これは満充電だとスマホ1.5回くらいは充電出来るはずなのに下山途中気が付くとスマホ50パーセント充電したところで空になってた。
でも帰ってから充電器に繋ぐとなんと7割くらい残ってて、やはりマイナス10度以下になるといろいろ危ないなと。
下りも雪原のトレースは当然消えててスマホの電池大事にしたらさまよいまくったり、森林帯入っても最初はトレース探して右往左往。
見てると森林帯の中でも常に風は吹いてて小さい地吹雪のようにパウダーの新雪が雪面を流れ、踏み跡を見る間に埋めていく。
そうやって凹部分は埋められてくけど凸部分は小さくても埋められにくいようで、ダブルストックで掘り起こした雪の塊が点々と微かに続いていく。
無理して氷ノ山までって時間的にはギリギリ行けたかもしれんけど、帰りはおそらくもうこの点々も埋まってしまっててスマホの電池も切れてただろうと思うと三ノ丸で引き返したのは大正解だった。
その三ノ丸避難小屋で休憩出来ず、おそらく10時前くらいに飯食べてからはほとんど休みもせずに歩き続けてもう力入らなくなったので1073の木に着いたところで新兵器の被るだけのシェルター被ってカップラーメン食べ、最後のスノーシューでは怖い激下りでもひと迷いしながら雪を被ってしまった車に帰り着きました。
一ヶ月ぶりでいきなりこの状態のこのコースは体力的にもきつかったけど、結果的にはいろいろあって充実した山行になりました。

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