紀伊半島サイクリング（四日目）
三重県
和歌山県
チャリ1000
- GPS
- --:--
- 距離
- 100km
- 登り
- 1,722m
- 下り
- 1,715m
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一日の走行時間 4時間39分54秒
平均心拍数 129 bpm
最大心拍数 168 bpm
消費カロリー 2435 kcal
平均ケイデンス 81 rpm
| 天候 | すごい雨 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2007年01月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
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感想
【本文】
朝、雨の音を聞きながら目が覚めた。カッパを上下着用して、いつも通りチェックアウトぎりぎりにホテルを出た。気温もかなり下がったみたいで、この日一日かなり寒い思いをした。特に足の裏が冷たくてやってられなかったので、コンビニで靴底に貼るカイロを購入したが、すぐにずぶ濡れになってしまいあまり効果がなかった。雨のおかげで体力の消耗が激しく、10km毎にコンビニに立ち寄って休憩した。ちなみに、串本〜尾鷲に至るまでに存在するコンビニは全てサークルKだった。
この日のメインは熊野から尾鷲に抜ける峠道である。単なる国道峠であるが、この小旅行では唯一の峠と呼べる峠である。旧道の矢ノ川峠は標高800mを超えるが、新道のトンネルでも300m位はアップが続いているので、このような雨の日には特に登りごたえがある。こんな雨の日に自転車に乗っているのが珍しいのか、すれ違いざまの車から注目を受ける。体温も上昇し、最後の下りは一気に駆け下りた。市街地に近くなると長いストレートの下りが続いたが、旅の最後ということもあり、調子に乗ってスプリンターになりきり下ハンを握ってスプリントをかました。気持ちのいい終わり方だった。
電車の到着時刻まで相当時間が余っていたので駅前の古びた食堂に入ったが、テレビが付いているだけで誰も出てこない。声をかけたが全く出てくる気配がない。店の中は埃と油汚れがひどく、そこらじゅうにヤニのような汚れがこびりついていた。テレビは「チュラサン」とかいうドラマが大音量で流れていた。ドラマは嫌いなのでテレビを消そうとしたがリモコンもスイッチもない。コンセントを引き抜こうとテレビの後ろに体を突っ込んでごそごそやっていると店の主人が出てきた。
注文を聞かれたので親子丼を注文した。かなり長い時間待たされた末に運ばれてきたものは、見た目が水っぽくて親子丼とはおおよそかけ離れた代物であった。食べてみてなおさら仰天、今までの外食の中で断トツワースト1の味だった。トリ肉は硬くて玉子とじは水びたしになっており、一口でもういらないと思った。とは言え全部残すのは勿体ないので上に載っているかしわだけを頑張って食し、ちょうど店の主人がやってきたので丼の蓋をして会話した。
何で来たのかと言われて自転車だと答えると、今度はどういう自転車かと聞かれたので分かりやすく説明した。すると、「60万円するのか」とか「クサカリタケシのやつか」と言われた。何のことか分からなかったが「スマップ」とか言っていたので草��剛が出ているドラマのことのようだ。自分はそのドラマを見たことはないが、この主人は非常にドラマが好きなようで色々と興奮して喋っていた。ただし、「クサナギツヨシ」のことを最後まで「クサカリタケシ」と言っていた。
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