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Yamareco

記録ID: 7924978
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

爺ヶ岳東尾根

2025年03月21日(金) 〜 2025年03月22日(土)
情報量の目安: S
都道府県 富山県 長野県
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
11:49
距離
13.0km
登り
1,809m
下り
1,805m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
4:46
休憩
0:07
合計
4:53
距離 4.3km 登り 1,052m 下り 26m
7:42
2
スタート地点
7:44
202
11:06
11:11
66
12:17
12:19
16
12:35
宿泊地
2日目
山行
6:44
休憩
0:11
合計
6:55
距離 8.8km 登り 757m 下り 1,780m
6:40
44
宿泊地
7:24
62
8:26
8:27
6
8:33
72
9:45
9:50
28
10:18
3
10:21
10:22
30
10:52
10:56
39
11:35
25
13:34
1
13:35
ゴール地点
天候 2日とも雲多めの晴れ、一時稜線上ガス、爆風
過去天気図(気象庁) 2025年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 タクシー
往復とも信濃大町駅〜鹿島山荘をタクシー\5,500
コース状況/
危険箇所等
トレース明瞭
尾根に上がるまでの急斜面で一部土面露出
週中の降雪により山頂直下斜面は吹き溜まり膝上ラッセル
ナイフリッジは風が無ければ大したことは無い
里から雪たっぷりでのスタート、もう3月なのに
2025年03月21日 07:42撮影 by  SOV40, Sony
1
3/21 7:42
里から雪たっぷりでのスタート、もう3月なのに
急斜面始まる、強烈だった
2025年03月21日 07:55撮影 by  SOV40, Sony
3/21 7:55
急斜面始まる、強烈だった
1時間ほどで尾根に上がる、ここからP2直下までは急登も有るが基本的には危ない所は無い
2025年03月21日 08:54撮影 by  SOV40, Sony
3/21 8:54
1時間ほどで尾根に上がる、ここからP2直下までは急登も有るが基本的には危ない所は無い
だんだん樹林の密度が薄くなり目指す稜線が見えてきた
2025年03月21日 09:56撮影 by  SOV40, Sony
3/21 9:56
だんだん樹林の密度が薄くなり目指す稜線が見えてきた
景色開けた!風も強くなってきた
2025年03月21日 11:07撮影 by  SOV40, Sony
1
3/21 11:07
景色開けた!風も強くなってきた
鹿島槍は残念ながらガスってる、だいたい風のせい
2025年03月21日 11:07撮影 by  SOV40, Sony
3/21 11:07
鹿島槍は残念ながらガスってる、だいたい風のせい
風がどんどん強烈なる中、何処まで行くべきかと考えていた
2025年03月21日 11:10撮影 by  SOV40, Sony
1
3/21 11:10
風がどんどん強烈なる中、何処まで行くべきかと考えていた
景色は素晴らしい!
2025年03月21日 11:10撮影 by  SOV40, Sony
3/21 11:10
景色は素晴らしい!
振り返ると安曇野、霞んでるのが春っぽい
2025年03月21日 11:11撮影 by  SOV40, Sony
3/21 11:11
振り返ると安曇野、霞んでるのが春っぽい
P3手前
2025年03月21日 11:41撮影 by  SOV40, Sony
3/21 11:41
P3手前
P3は爆風、この先のコルに見える少しの樹林の近くに幕営する事にする
2025年03月21日 12:18撮影 by  SOV40, Sony
3/21 12:18
P3は爆風、この先のコルに見える少しの樹林の近くに幕営する事にする
日没後の爺ヶ岳と鹿島槍
2025年03月21日 18:24撮影 by  SOV40, Sony
1
3/21 18:24
日没後の爺ヶ岳と鹿島槍
夜景も綺麗だが爆風過ぎて夜にテントの外に出る気になれなかった
2025年03月21日 18:24撮影 by  SOV40, Sony
3/21 18:24
夜景も綺麗だが爆風過ぎて夜にテントの外に出る気になれなかった
翌朝も爆風、とりあえずピークを目指す
2025年03月22日 06:42撮影 by  SOV40, Sony
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3/22 6:42
翌朝も爆風、とりあえずピークを目指す
P2への急登
2025年03月22日 07:14撮影 by  SOV40, Sony
1
3/22 7:14
P2への急登
風も相まってキツイけど最高!
2025年03月22日 07:14撮影 by  SOV40, Sony
3/22 7:14
風も相まってキツイけど最高!
ナイフリッジを振り返って、爆風なので怖い
2025年03月22日 07:31撮影 by  SOV40, Sony
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3/22 7:31
ナイフリッジを振り返って、爆風なので怖い
矢沢の頭までの急登、特にピーク直下の斜度はなかなかの物
2025年03月22日 07:34撮影 by  SOV40, Sony
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3/22 7:34
矢沢の頭までの急登、特にピーク直下の斜度はなかなかの物
矢沢の頭から山頂を望む、P2から個々の少し先までが特に爆風地帯でここまで来て先に進むのを躊躇するほど、天候が良ければここからビクトリーロードのはずだが…
2025年03月22日 08:21撮影 by  SOV40, Sony
1
3/22 8:21
矢沢の頭から山頂を望む、P2から個々の少し先までが特に爆風地帯でここまで来て先に進むのを躊躇するほど、天候が良ければここからビクトリーロードのはずだが…
山頂直下斜面、ココの雪面状態が悪く膝上ラッセルでキツかった…
2025年03月22日 08:52撮影 by  SOV40, Sony
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3/22 8:52
山頂直下斜面、ココの雪面状態が悪く膝上ラッセルでキツかった…
ラッセル中、先行者が一人だけいてトレースが有るがそれでも埋まるし2人目の自分はほぼ恩恵に預かれない
2025年03月22日 09:30撮影 by  SOV40, Sony
1
3/22 9:30
ラッセル中、先行者が一人だけいてトレースが有るがそれでも埋まるし2人目の自分はほぼ恩恵に預かれない
上部になると風の影響か締まってきてアイゼンが良く効く、ただし一部クラストしている、ツルツルではないので問題はない
2025年03月22日 09:30撮影 by  SOV40, Sony
3/22 9:30
上部になると風の影響か締まってきてアイゼンが良く効く、ただし一部クラストしている、ツルツルではないので問題はない
登り切った!
2025年03月22日 09:43撮影 by  SOV40, Sony
3
3/22 9:43
登り切った!
ちと霞んでるけど立山〜剱〜北方稜線、最高だ
2025年03月22日 09:43撮影 by  SOV40, Sony
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3/22 9:43
ちと霞んでるけど立山〜剱〜北方稜線、最高だ
針ノ木サーキット、美しい
2025年03月22日 09:44撮影 by  SOV40, Sony
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3/22 9:44
針ノ木サーキット、美しい
東尾根全容、天気差良ければ素晴らしく快適なトレイル
2025年03月22日 09:44撮影 by  SOV40, Sony
3/22 9:44
東尾根全容、天気差良ければ素晴らしく快適なトレイル
山頂標識を抜いて鹿島槍、次はあそこまで行きたい
2025年03月22日 09:44撮影 by  SOV40, Sony
2
3/22 9:44
山頂標識を抜いて鹿島槍、次はあそこまで行きたい
名残惜しいけど風も強いし下ります
2025年03月22日 09:54撮影 by  SOV40, Sony
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3/22 9:54
名残惜しいけど風も強いし下ります
下りも雪ズボズボでなかなか快適とは行かず
2025年03月22日 10:03撮影 by  SOV40, Sony
3/22 10:03
下りも雪ズボズボでなかなか快適とは行かず
そういや山頂で頸城山塊方面撮るの忘れた
2025年03月22日 10:11撮影 by  SOV40, Sony
3/22 10:11
そういや山頂で頸城山塊方面撮るの忘れた
急登という事は帰りは激下り、緊張感有る
2025年03月22日 10:25撮影 by  SOV40, Sony
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3/22 10:25
急登という事は帰りは激下り、緊張感有る
帰りのナイフリッジ、行きより風が強まっており結構怖い
2025年03月22日 10:45撮影 by  SOV40, Sony
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3/22 10:45
帰りのナイフリッジ、行きより風が強まっており結構怖い
ココを下り切れば危険地帯抜ける
2025年03月22日 10:53撮影 by  SOV40, Sony
3/22 10:53
ココを下り切れば危険地帯抜ける
幕営地に戻ってきました、一晩爆風から守ってくれた壁、ココまで深くしないとダメだった
2025年03月22日 11:11撮影 by  SOV40, Sony
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3/22 11:11
幕営地に戻ってきました、一晩爆風から守ってくれた壁、ココまで深くしないとダメだった
風以外は最高の幕営地でした
2025年03月22日 11:24撮影 by  SOV40, Sony
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3/22 11:24
風以外は最高の幕営地でした
あちらがP3
2025年03月22日 11:24撮影 by  SOV40, Sony
3/22 11:24
あちらがP3
P3から下ってく、絶景もこの辺まで
2025年03月22日 11:35撮影 by  SOV40, Sony
3/22 11:35
P3から下ってく、絶景もこの辺まで
下りてきました、尾根取り付きの急斜面下りはやはり核心部でした
2025年03月22日 13:33撮影 by  SOV40, Sony
3/22 13:33
下りてきました、尾根取り付きの急斜面下りはやはり核心部でした
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 ゲイター バラクラバ 毛帽子 着替え ザック サブザック アイゼン ピッケル スコップ 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 調味料 飲料 水筒(保温性) ガスカートリッジ コッヘル 食器 調理器具 ライター 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ナイフ テント テントマット シェラフ カラビナ スリング ストック

感想

行ってみたかったコース。
春分の日に長野市で用事が有ったため、ここぞとばかりに連休にして1泊で計画した。
多くは日帰りで行っているようだが、せっかくなので上で一泊してノンビリ楽しみたかったので。
ところが天気は最高の快晴予報だが警報クラスの暴風との事。
不安を感じながら向かった。

尾根までの取り付きの急登は聞いていた以上。
登りはとにかくシンドイし下りはテント泊の重量背負っていると怖い。
アレは間違いなく核心部。

尾根に乗ってしまえば急登も有るものの基本的には快適なトレイル。
だが1600mを超えた辺りから予報通りの強風が始まる。
風を避けて樹林帯に幕営すべきか迷うが、なかなか適地も無い。
とりあえず進むとP3でかなりの風、かなり厳しい。
それでも進むと先行者がP3先のコルで木の陰を掘り下げて幕営の準備をしており、自分もそこに張る事にした。

ところがここで大きなミス。
雪を掘り下げている最中にザックが爆風に飛ばされ、外に差していたテントの支柱が無くなってしまった。
まだテント部品だけだったからよかったが、ザックごと谷底だったらと思うとゾッとする。
強風時のザックデポで大きな教訓を得た。

不幸中の幸いではあったがもうテントは張れない。
風さえなければストックを支柱に応急処置で張った経験が有るので樹林帯まで下りて張るか、かなり迷う。
その時、隣で設営をしていた先行者の方が声をかけてくれ、なんとテントに入れてくれるという。
2人組だったが3人用なのでという事で。
山でそのような事は良くないと思いつつ、どうしても登りたかったのでお言葉に甘えた。

このお二人、日本山岳会にも所属していたかなりのエキスパートで設営から雪壁作り、他にも山での様々なお話を伺ってかなり勉強になった。
お互いに持ち寄った酒や食事もシェアして物凄く楽しかった。
致命的ミスは大反省だが、まさに禍を転じて福と為した。

翌朝も暴風。
山頂に行けるのか、迷う。
それでも天気は良いので目指そうと出発。
P2〜P1の区間が風の通り道になっていたらしく、本気で耐風姿勢を取る必要があった。
特にナイフリッジで吹かれると結構怖い。
P2直下や矢沢の頭直下の急登でも吹かれると足が止まる。
さらに山頂直下は吹き溜まりになっていて膝上ラッセル、ツライ。
そんな中登り切った山頂はかなりの満足度!
霞んではいるものの景色も最高!
登って良かった。

帰りも風に飛ばされないように、そして最後の最後で落ちない様に集中を切らさず降りる。
とは言え雪がしっかりついてるので下りは早い。
気温が高く晴れていたので正午前から雪が腐ってきて足元が重くなったが、踏み抜くほどでは無く助かった。

色々なトラブルやミス、自然にも翻弄され、下まで降りて来た時には流石に安堵感が有った。
でもこのコースは面白いし景色は最高。
次はこんなミスすることなく、もっと天気を選んでに鹿島槍まで行きたい。

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積雪期ピークハント/縦走 白馬・鹿島槍・五竜 [日帰り]
爺ヶ岳東尾根
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
4/5
体力レベル
4/5

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