爺ヶ岳東尾根


- GPS
- 11:49
- 距離
- 13.0km
- 登り
- 1,809m
- 下り
- 1,805m
コースタイム
- 山行
- 4:46
- 休憩
- 0:07
- 合計
- 4:53
天候 | 2日とも雲多めの晴れ、一時稜線上ガス、爆風 |
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過去天気図(気象庁) | 2025年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
|
コース状況/ 危険箇所等 |
トレース明瞭 尾根に上がるまでの急斜面で一部土面露出 週中の降雪により山頂直下斜面は吹き溜まり膝上ラッセル ナイフリッジは風が無ければ大したことは無い |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ゲイター
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
ザック
サブザック
アイゼン
ピッケル
スコップ
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ナイフ
テント
テントマット
シェラフ
カラビナ
スリング
ストック
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感想
行ってみたかったコース。
春分の日に長野市で用事が有ったため、ここぞとばかりに連休にして1泊で計画した。
多くは日帰りで行っているようだが、せっかくなので上で一泊してノンビリ楽しみたかったので。
ところが天気は最高の快晴予報だが警報クラスの暴風との事。
不安を感じながら向かった。
尾根までの取り付きの急登は聞いていた以上。
登りはとにかくシンドイし下りはテント泊の重量背負っていると怖い。
アレは間違いなく核心部。
尾根に乗ってしまえば急登も有るものの基本的には快適なトレイル。
だが1600mを超えた辺りから予報通りの強風が始まる。
風を避けて樹林帯に幕営すべきか迷うが、なかなか適地も無い。
とりあえず進むとP3でかなりの風、かなり厳しい。
それでも進むと先行者がP3先のコルで木の陰を掘り下げて幕営の準備をしており、自分もそこに張る事にした。
ところがここで大きなミス。
雪を掘り下げている最中にザックが爆風に飛ばされ、外に差していたテントの支柱が無くなってしまった。
まだテント部品だけだったからよかったが、ザックごと谷底だったらと思うとゾッとする。
強風時のザックデポで大きな教訓を得た。
不幸中の幸いではあったがもうテントは張れない。
風さえなければストックを支柱に応急処置で張った経験が有るので樹林帯まで下りて張るか、かなり迷う。
その時、隣で設営をしていた先行者の方が声をかけてくれ、なんとテントに入れてくれるという。
2人組だったが3人用なのでという事で。
山でそのような事は良くないと思いつつ、どうしても登りたかったのでお言葉に甘えた。
このお二人、日本山岳会にも所属していたかなりのエキスパートで設営から雪壁作り、他にも山での様々なお話を伺ってかなり勉強になった。
お互いに持ち寄った酒や食事もシェアして物凄く楽しかった。
致命的ミスは大反省だが、まさに禍を転じて福と為した。
翌朝も暴風。
山頂に行けるのか、迷う。
それでも天気は良いので目指そうと出発。
P2〜P1の区間が風の通り道になっていたらしく、本気で耐風姿勢を取る必要があった。
特にナイフリッジで吹かれると結構怖い。
P2直下や矢沢の頭直下の急登でも吹かれると足が止まる。
さらに山頂直下は吹き溜まりになっていて膝上ラッセル、ツライ。
そんな中登り切った山頂はかなりの満足度!
霞んではいるものの景色も最高!
登って良かった。
帰りも風に飛ばされないように、そして最後の最後で落ちない様に集中を切らさず降りる。
とは言え雪がしっかりついてるので下りは早い。
気温が高く晴れていたので正午前から雪が腐ってきて足元が重くなったが、踏み抜くほどでは無く助かった。
色々なトラブルやミス、自然にも翻弄され、下まで降りて来た時には流石に安堵感が有った。
でもこのコースは面白いし景色は最高。
次はこんなミスすることなく、もっと天気を選んでに鹿島槍まで行きたい。
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