ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 7940316
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
甲信越

【関川村】三角点山・元光兎・湯蔵山 赤坂コースより平ノ木平コースを周回

2025年03月23日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
07:36
距離
15.2km
登り
994m
下り
991m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:47
休憩
0:49
合計
7:36
距離 15.2km 登り 994m 下り 991m
8:46
129
スタート地点
10:55
11:06
61
12:07
12:14
40
12:54
13:22
40
14:02
14:03
37
14:40
14:42
100
16:22
ゴール地点
●三角点山から湯蔵山までの区間に、夏道はありません。
天候 晴れときどき曇り
過去天気図(気象庁) 2025年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
【難所】
●赤坂コース序盤、吹ノ沢本流の徒渉が最大の難所。早春の時期は雪解け水で増水しており、靴を濡らさずに沢を渡るのは至難の業。沢幅が狭い箇所を見つけて、ダメ元でジャンプしてどうにかクリアしました。長靴ならば渡れます。
●四ツ坂の斜面(写真33〜35)は確かに急勾配ですが、ツボ足&wストックで登下降しました。クラストしていなければピッケルやアイゼンは使わなくてよさそう。心配ならばチェーンスパイク携行。ちなみに先行者はワカン&wストックで登下降していました。

【平ノ木平コースについて】
●平ノ木平コースには、いくつかのルートがあります(写真70参照)。数年前にBルートで登ろうとした際、登山道が見つからずイバラのヤブで敗退しました。今回歩いたAルートにヤブは一切ありませんでした。ただ、畜産団地から尾根取り付きまでの杉林区間、積雪時はルートがやや不明瞭かもしれません。ちなみにCルートは歩いたことがありません。

●今回の山行では、藪漕ぎは全くありませんでした。
●出会った登山者…単独男性、単独女性の計2名。両者ともに平ノ木平コースを往復。
8時04分、日本海東北自動車道・荒川胎内ICを下り、R113を走行。貝附集落あたりで湯蔵山が見えてくる。
8
8時04分、日本海東北自動車道・荒川胎内ICを下り、R113を走行。貝附集落あたりで湯蔵山が見えてくる。
8時17分、R113を外れて土手に上がり、小見橋で荒川右岸へ移動。そこからすぐに林道へ進みます。
5
8時17分、R113を外れて土手に上がり、小見橋で荒川右岸へ移動。そこからすぐに林道へ進みます。
【蝙蝠沢林道を走行】
ダートとなった林道を約2.0km走行して駐車スペースへ。「道は荒れてるほどではないけど、きれいでもない…」
2025年03月23日 08:21撮影 by  Canon EOS M10, Canon
3
3/23 8:21
【蝙蝠沢林道を走行】
ダートとなった林道を約2.0km走行して駐車スペースへ。「道は荒れてるほどではないけど、きれいでもない…」
8時30分、植林伐採現場を通過し、林道ゲート前に到着。吹ノ沢川に架かる橋の手前。駐車スペースは3台くらい。
2025年03月23日 08:32撮影 by  Canon EOS M10, Canon
4
3/23 8:32
8時30分、植林伐採現場を通過し、林道ゲート前に到着。吹ノ沢川に架かる橋の手前。駐車スペースは3台くらい。
誰もいない中、身支度をします。ワカン、Wストック、スノースパイク10。ただ結局、アイゼンは出番ナシでした。
2025年03月23日 08:42撮影 by  Canon EOS M10, Canon
6
3/23 8:42
誰もいない中、身支度をします。ワカン、Wストック、スノースパイク10。ただ結局、アイゼンは出番ナシでした。
【赤坂コース・登山開始】
8時45分、登山開始。ゲートをまたいで橋を渡り、右奥へ進みます。熊よけにひとり大声を出す。「ウオーイッ!」
2025年03月23日 08:45撮影 by  Canon EOS M10, Canon
5
3/23 8:45
【赤坂コース・登山開始】
8時45分、登山開始。ゲートをまたいで橋を渡り、右奥へ進みます。熊よけにひとり大声を出す。「ウオーイッ!」
【吹ノ沢川・いやな予感】
吹ノ沢川を見下ろすと、雪解け水で沢は増水。いやな予感がする。「徒渉できるかなぁ…?」
2025年03月23日 08:52撮影 by  Canon EOS M10, Canon
4
3/23 8:52
【吹ノ沢川・いやな予感】
吹ノ沢川を見下ろすと、雪解け水で沢は増水。いやな予感がする。「徒渉できるかなぁ…?」
雪で埋まった杉林の林道を歩きます。三角点山まではツボ足。トレースなし。ここは赤坂コース、あるいはコウモリ沢コースとも称されます。
2025年03月23日 08:53撮影 by  Canon EOS M10, Canon
5
3/23 8:53
雪で埋まった杉林の林道を歩きます。三角点山まではツボ足。トレースなし。ここは赤坂コース、あるいはコウモリ沢コースとも称されます。
【小ぶりな看板】
9時02分、右手側に看板が現れ、林道を外れて沢へ下ります。やや小ぶり看板のため、見落とし注意。
5
【小ぶりな看板】
9時02分、右手側に看板が現れ、林道を外れて沢へ下ります。やや小ぶり看板のため、見落とし注意。
林道から吹ノ沢本流へ、急斜面を10mほど下ります。途中、固定ロープが設置されていました。落ち葉でスリップ注意。
5
林道から吹ノ沢本流へ、急斜面を10mほど下ります。途中、固定ロープが設置されていました。落ち葉でスリップ注意。
【吹ノ沢本流徒渉・増水】
悪い予感が的中し、吹ノ沢は増水。対岸の杉の木にはコースを示す看板。この徒渉がこの日の最大の難所でした。
5
【吹ノ沢本流徒渉・増水】
悪い予感が的中し、吹ノ沢は増水。対岸の杉の木にはコースを示す看板。この徒渉がこの日の最大の難所でした。
【山の神分岐を通過】
五輪金メダル級の跳躍を見せ、何とか徒渉に成功。そしてピンクテープを頼りに鬱蒼とした杉林を進み、山の神分岐を通過。
2025年03月23日 09:02撮影 by  Canon EOS M10, Canon
5
3/23 9:02
【山の神分岐を通過】
五輪金メダル級の跳躍を見せ、何とか徒渉に成功。そしてピンクテープを頼りに鬱蒼とした杉林を進み、山の神分岐を通過。
【赤坂コース・視界遮られる】
太い尾根の緩斜面が続く。ブナや杉に囲まれ、視界は遮られています。青やピンクのテープを横目に、黙々と登りました。
2025年03月23日 09:39撮影 by  Canon EOS M10, Canon
5
3/23 9:39
【赤坂コース・視界遮られる】
太い尾根の緩斜面が続く。ブナや杉に囲まれ、視界は遮られています。青やピンクのテープを横目に、黙々と登りました。
【休場を通過】
9時47分、休場(やすみば)を通過。巨大なブナの向こうに見えるたのは、おそらく小和田集落でしょう。
2025年03月23日 09:47撮影 by  Canon EOS M10, Canon
6
3/23 9:47
【休場を通過】
9時47分、休場(やすみば)を通過。巨大なブナの向こうに見えるたのは、おそらく小和田集落でしょう。
9時55分、△318mを通過。四等三角点「コウモリ沢」標石は雪の下。右頭上には平ノ木平コース「ナガメ場」を確認。
3
9時55分、△318mを通過。四等三角点「コウモリ沢」標石は雪の下。右頭上には平ノ木平コース「ナガメ場」を確認。
マンサクが咲いており、関川村にも遅い春が訪れようとしていました。「今年は冬が長かったね…」
2025年03月23日 10:34撮影 by  Canon EOS M10, Canon
7
3/23 10:34
マンサクが咲いており、関川村にも遅い春が訪れようとしていました。「今年は冬が長かったね…」
「赤坂」の所以と言われる急登が出てきますが、距離は短く問題ありません。ブナ林を登り続けます。
2025年03月23日 10:36撮影 by  Canon EOS M10, Canon
3
3/23 10:36
「赤坂」の所以と言われる急登が出てきますが、距離は短く問題ありません。ブナ林を登り続けます。
ようやく右手の奥に三角点山ピークをハッキリ確認。これまでずっと視界が遮られてきました。「アソコかぁ!」
2025年03月23日 10:39撮影 by  Canon EOS M10, Canon
3
3/23 10:39
ようやく右手の奥に三角点山ピークをハッキリ確認。これまでずっと視界が遮られてきました。「アソコかぁ!」
【三角点山に到着】
10時54分、三角点山に到着。ピークは広いがブナの木で囲まれ、展望は効きません。
9
【三角点山に到着】
10時54分、三角点山に到着。ピークは広いがブナの木で囲まれ、展望は効きません。
三角点山の山頂看板。三等三角点「大倉沢」標石は雪の下。左奥には元光兎が見えます。「静かでいいです…」
2025年03月23日 10:55撮影 by  Canon EOS M10, Canon
5
3/23 10:55
三角点山の山頂看板。三等三角点「大倉沢」標石は雪の下。左奥には元光兎が見えます。「静かでいいです…」
【三角点山から元光兎へ】
11時11分、三角点山を後にして、元光兎への縦走を開始。ワカン装着。ここから先は先行者のトレースがありました。
6
【三角点山から元光兎へ】
11時11分、三角点山を後にして、元光兎への縦走を開始。ワカン装着。ここから先は先行者のトレースがありました。
三角点山から先に夏道ナシ。しばらく歩いてから後方を振り返るとこんな感じ。細いブナの間を縫って歩きます。藪漕ぎはありません。
4
三角点山から先に夏道ナシ。しばらく歩いてから後方を振り返るとこんな感じ。細いブナの間を縫って歩きます。藪漕ぎはありません。
【644m峰を通過】
11時43分、小ピーク644m峰を通過。進行方向、元光兎がグンと近づく。その奥には湯蔵山が見えてくる。
4
【644m峰を通過】
11時43分、小ピーク644m峰を通過。進行方向、元光兎がグンと近づく。その奥には湯蔵山が見えてくる。
【元光兎を通過】
12時07分、元光兎を通過。広い山頂。視界を遮るものが無く、すばらしい展望。「Wow!チョーよく見える!」
12
【元光兎を通過】
12時07分、元光兎を通過。広い山頂。視界を遮るものが無く、すばらしい展望。「Wow!チョーよく見える!」
●*元光兎から山座同定
7
●*元光兎から山座同定
●●*光兎山の鋭鋒
10
●●*光兎山の鋭鋒
●●●*中頭布山・頭布山
6
●●●*中頭布山・頭布山
●●●●*県境尾根・貂戻岩
7
●●●●*県境尾根・貂戻岩
●*頭布山と女川渓谷
6
●*頭布山と女川渓谷
●●*柴倉山・合地峰
5
●●*柴倉山・合地峰
●●●*女川へ落ちる尾根
6
●●●*女川へ落ちる尾根
●●●●*なだらかな湯蔵山
5
●●●●*なだらかな湯蔵山
【元光兎から湯蔵山へ】
湯蔵山へ向かいます。鞍部へ下るまでがやや急斜面。ここが難所「四ツ坂」と言われている。
3
【元光兎から湯蔵山へ】
湯蔵山へ向かいます。鞍部へ下るまでがやや急斜面。ここが難所「四ツ坂」と言われている。
【四ツ坂の急斜面】
元光兎から鞍部へ比高120mほどの下り。やや急斜面といった感じ。ワカンを外し、ツボ足で下りました。
5
【四ツ坂の急斜面】
元光兎から鞍部へ比高120mほどの下り。やや急斜面といった感じ。ワカンを外し、ツボ足で下りました。
急斜面の途中で後方を振り返る。急勾配であることは確かですが、ピッケルが必要なほどではありません。
6
急斜面の途中で後方を振り返る。急勾配であることは確かですが、ピッケルが必要なほどではありません。
鞍部へ下りながら、ふと左手側に目をやる。すると、女川支流「オオト沢」の奥、美しい頭布山に出会えました。
2025年03月23日 12:21撮影 by  Canon EOS M10, Canon
7
3/23 12:21
鞍部へ下りながら、ふと左手側に目をやる。すると、女川支流「オオト沢」の奥、美しい頭布山に出会えました。
眼下のオオト沢をズーム。雪崩によってズタズタになった源頭部。「う〜む、ヤバいね…」
2025年03月23日 12:21撮影 by  Canon EOS M10, Canon
6
3/23 12:21
眼下のオオト沢をズーム。雪崩によってズタズタになった源頭部。「う〜む、ヤバいね…」
【湯蔵山の撮影ポイント】
さらに前方に目を移すと、これから向かう湯蔵山が大きく見えます。どっしりとした山容です。この辺りが撮影ポイント。
2025年03月23日 12:24撮影 by  Canon EOS M10, Canon
4
3/23 12:24
【湯蔵山の撮影ポイント】
さらに前方に目を移すと、これから向かう湯蔵山が大きく見えます。どっしりとした山容です。この辺りが撮影ポイント。
もうしばらく急斜面を下って鞍部を通過し、あとは湯蔵山ピークまで緩やかな斜面を130mほど登るだけ。「どんな山頂かなぁ…」
5
もうしばらく急斜面を下って鞍部を通過し、あとは湯蔵山ピークまで緩やかな斜面を130mほど登るだけ。「どんな山頂かなぁ…」
12時32分、鞍部を通過。そこから湯蔵山山頂まで、広々したゆるい斜面を登り返し。先行していた地元の男性とスライド。
「湯蔵山で人に会えるとは!」
2025年03月23日 12:48撮影 by  Canon EOS M10, Canon
5
3/23 12:48
12時32分、鞍部を通過。そこから湯蔵山山頂まで、広々したゆるい斜面を登り返し。先行していた地元の男性とスライド。
「湯蔵山で人に会えるとは!」
【湯蔵山山頂に到着】
12時54分、湯蔵山に到着。歩き始めてから山頂まで、およそ4時間。元光兎からはツボ足でした。
8
【湯蔵山山頂に到着】
12時54分、湯蔵山に到着。歩き始めてから山頂まで、およそ4時間。元光兎からはツボ足でした。
【眺望は得られない】
湯蔵山は山頂がどこか分からないほど広々しています。周りは木々で覆われ、残念ながら眺望は得られません。「アチャー、見えないね…」
2025年03月23日 12:55撮影 by  Canon EOS M10, Canon
4
3/23 12:55
【眺望は得られない】
湯蔵山は山頂がどこか分からないほど広々しています。周りは木々で覆われ、残念ながら眺望は得られません。「アチャー、見えないね…」
【湯蔵山でランチ】
山頂から東側に、まあまあ展望が開けている場所がありました。春の鳥のさえずりを聞きながら、ランチタイム(^^)
2025年03月23日 12:59撮影 by  Canon EOS M10, Canon
8
3/23 12:59
【湯蔵山でランチ】
山頂から東側に、まあまあ展望が開けている場所がありました。春の鳥のさえずりを聞きながら、ランチタイム(^^)
かつて小和田集落から湯蔵山、そして蕨峠に至る「女川街道」という道があったそうです。「昔の人も、この景色を眺めたことでしょう…」
2025年03月23日 13:11撮影 by  Canon EOS M10, Canon
7
3/23 13:11
かつて小和田集落から湯蔵山、そして蕨峠に至る「女川街道」という道があったそうです。「昔の人も、この景色を眺めたことでしょう…」
●*湯蔵山からの眺め
8
●*湯蔵山からの眺め
●●*奥頭布山・頭布山
6
●●*奥頭布山・頭布山
●●●*シラブ峰・祝瓶山
5
●●●*シラブ峰・祝瓶山
●●●●*柴倉山・蕨峠
5
●●●●*柴倉山・蕨峠
【湯蔵山より下山開始】
13時17分、下山開始。下山時はワカン・アイゼンともに一切使用しませんでした。
2025年03月23日 13:17撮影 by  Canon EOS M10, Canon
7
3/23 13:17
【湯蔵山より下山開始】
13時17分、下山開始。下山時はワカン・アイゼンともに一切使用しませんでした。
ブナの間に元光兎を透かして見ながら、広くて緩やかな斜面を下ります。明るくて気持ちのいい斜面です。
2025年03月23日 13:29撮影 by  Canon EOS M10, Canon
5
3/23 13:29
ブナの間に元光兎を透かして見ながら、広くて緩やかな斜面を下ります。明るくて気持ちのいい斜面です。
13時34分、鞍部を通過し、四ツ坂の登りが始まる。悔しいことに、元光兎の全景を捉えられる撮影ポイントはナシ。
2025年03月23日 13:44撮影 by  Canon EOS M10, Canon
4
3/23 13:44
13時34分、鞍部を通過し、四ツ坂の登りが始まる。悔しいことに、元光兎の全景を捉えられる撮影ポイントはナシ。
大半の雪庇は落ちていますが、あまり近づきすぎないよう一定距離を保ちながら、四ツ坂を登り続けます。「いや〜、暑いね…」
5
大半の雪庇は落ちていますが、あまり近づきすぎないよう一定距離を保ちながら、四ツ坂を登り続けます。「いや〜、暑いね…」
●*鞍部594mにて撮影
5
●*鞍部594mにて撮影
●●*元光兎への急斜面
4
●●*元光兎への急斜面
●●●*雷峰・光兎山
7
●●●*雷峰・光兎山
●●●●*藪奥に頭布山
5
●●●●*藪奥に頭布山
【下山・元光兎を通過】
14時00分、元光兎を通過。誰もいないと思っていたら、単独女性に出会いビックリ。元光兎までで引き返すとのことでした。
2025年03月23日 14:00撮影 by  Canon EOS M10, Canon
8
3/23 14:00
【下山・元光兎を通過】
14時00分、元光兎を通過。誰もいないと思っていたら、単独女性に出会いビックリ。元光兎までで引き返すとのことでした。
元光兎より後方を振り返る。先ほどまで居た湯蔵山、その奥には横松も見えました。「湯蔵山、また会おう…」
5
元光兎より後方を振り返る。先ほどまで居た湯蔵山、その奥には横松も見えました。「湯蔵山、また会おう…」
【下山ルートと女川街道】
元光兎から644m峰を通過して、三角点山へと下山を続けます。三角点山の手前で、かつての女川街道と分かれます。
3
【下山ルートと女川街道】
元光兎から644m峰を通過して、三角点山へと下山を続けます。三角点山の手前で、かつての女川街道と分かれます。
元光兎より644m峰へ向かいます。田中正彦著『新潟の道のない山』によれば、644m峰のピーク南側を巻いて道が付けられていたそうです。
2025年03月23日 14:11撮影 by  Canon EOS M10, Canon
5
3/23 14:11
元光兎より644m峰へ向かいます。田中正彦著『新潟の道のない山』によれば、644m峰のピーク南側を巻いて道が付けられていたそうです。
【ずっとガスの飯豊連峰】
南側の飯豊連峰は、朝からずっとガスのまま。もし飯豊がクリアに見渡せたら、さらに充実した登山となったことでしょう。
2025年03月23日 14:13撮影 by  Canon EOS M10, Canon
5
3/23 14:13
【ずっとガスの飯豊連峰】
南側の飯豊連峰は、朝からずっとガスのまま。もし飯豊がクリアに見渡せたら、さらに充実した登山となったことでしょう。
644m峰を通過すると、ヤブ越しに三角点山が見えてくる。注意しながら歩きましたが、その姿をカメラに収めるのが難しい山でした。
2025年03月23日 14:33撮影 by  Canon EOS M10, Canon
5
3/23 14:33
644m峰を通過すると、ヤブ越しに三角点山が見えてくる。注意しながら歩きましたが、その姿をカメラに収めるのが難しい山でした。
【下山・三角点山を通過】
14時41分、三角点山を通過。このピークで足を止め、しばらく葛藤。「う〜ん、同じコースで下るべきか…?」
2025年03月23日 14:41撮影 by  Canon EOS M10, Canon
4
3/23 14:41
【下山・三角点山を通過】
14時41分、三角点山を通過。このピークで足を止め、しばらく葛藤。「う〜ん、同じコースで下るべきか…?」
「やっぱりあの徒渉がねぇ…」
午後になって気温が上がり、吹ノ沢本流のさらなる増水が予想される。よって平ノ木平コースでの下山決定。
3
「やっぱりあの徒渉がねぇ…」
午後になって気温が上がり、吹ノ沢本流のさらなる増水が予想される。よって平ノ木平コースでの下山決定。
平ノ木平コースは、コウモリ沢を挟み、往路・赤坂コースとは反対側の尾根になります。
4
平ノ木平コースは、コウモリ沢を挟み、往路・赤坂コースとは反対側の尾根になります。
【ナガメ場・展望ナシ】
14時49分、ナガメ場を通過。以前は視界が開けていたそうですが、現在は木々に遮られる。
2025年03月23日 14:49撮影 by  Canon EOS M10, Canon
4
3/23 14:49
【ナガメ場・展望ナシ】
14時49分、ナガメ場を通過。以前は視界が開けていたそうですが、現在は木々に遮られる。
往路・赤坂コースはずっと雪道だったのに対し、この平ノ木平コースは2割くらい夏道歩き。
「日当たりがいいんだね…」
2025年03月23日 15:02撮影 by  Canon EOS M10, Canon
4
3/23 15:02
往路・赤坂コースはずっと雪道だったのに対し、この平ノ木平コースは2割くらい夏道歩き。
「日当たりがいいんだね…」
なお、赤坂コース同様、視界はよくありません。木々を透かして荒川の流れ、そして麓の集落が見える程度です。
2025年03月23日 15:13撮影 by  Canon EOS M10, Canon
4
3/23 15:13
なお、赤坂コース同様、視界はよくありません。木々を透かして荒川の流れ、そして麓の集落が見える程度です。
15時23分、平ノ木平を通過。『新潟ファミリー登山』には「ここから湯蔵山が展望できる…」と記してありますが、確認できませんでした。
4
15時23分、平ノ木平を通過。『新潟ファミリー登山』には「ここから湯蔵山が展望できる…」と記してありますが、確認できませんでした。
【平ノ木平からのルート】
平ノ木平からは、赤いAルートで松平へ下りました。書籍によれば、別ルートもあるらしい。
3
【平ノ木平からのルート】
平ノ木平からは、赤いAルートで松平へ下りました。書籍によれば、別ルートもあるらしい。
【松平畜産団地の車道に出る】
15時55分、平ノ木平からは杉林を下り続け、松平畜産団地の車道に出ました。『山口ファーム』という看板のそばでした。
2025年03月23日 15:55撮影 by  Canon EOS M10, Canon
5
3/23 15:55
【松平畜産団地の車道に出る】
15時55分、平ノ木平からは杉林を下り続け、松平畜産団地の車道に出ました。『山口ファーム』という看板のそばでした。
その後は、高坪山を眺めながらおよそ2kmの車道歩き。誰もいないひっそりとした車道を、歩き続けました。
2025年03月23日 15:57撮影 by  Canon EOS M10, Canon
5
3/23 15:57
その後は、高坪山を眺めながらおよそ2kmの車道歩き。誰もいないひっそりとした車道を、歩き続けました。
【林道ゲート前・下山終了】
16時21分、林道ゲート前に到着し、無事に下山終了。「今日はけっこう歩きましたね…」
2025年03月23日 16:21撮影 by  Canon EOS M10, Canon
5
3/23 16:21
【林道ゲート前・下山終了】
16時21分、林道ゲート前に到着し、無事に下山終了。「今日はけっこう歩きましたね…」
【レストランとよふじ】
下山後は関川村のR113沿いにある、レストラン『とよふじ』を訪問。祖母の家が近く、年に2〜3回は訪れます。
4
【レストランとよふじ】
下山後は関川村のR113沿いにある、レストラン『とよふじ』を訪問。祖母の家が近く、年に2〜3回は訪れます。
お店は「ごまラーメン」を推してますが、私は断然「みそラーメン」。白味噌のやさしい味がたまらない。「カツ重」もオススメ。
10
お店は「ごまラーメン」を推してますが、私は断然「みそラーメン」。白味噌のやさしい味がたまらない。「カツ重」もオススメ。
【バックショット】
春の鳥のさえずり、遠くの雪崩の響きを聞きながら、遅い春の訪れを感じた1日でした。
7
【バックショット】
春の鳥のさえずり、遠くの雪崩の響きを聞きながら、遅い春の訪れを感じた1日でした。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 ネックウォーマー キャップ ザック 輪カンジキ アイゼン(使用せず) 昼ご飯 行動食 飲料 水筒(保温性) レジャーシート 地図(地形図) ヘッドランプ GPS ガイド地図(ブック) 日焼け止め 携帯 時計 サングラス タオル Wストック カメラ スパッツ 熊鈴

感想

新潟県で登山を趣味としている人の中でも、『湯蔵山』という名前を知っている人はそう多くはないでしょう。そして、関川村の麓から「あの山が湯蔵山だよ」と同定できる人はさらに少ないでしょう。ましてや、実際に登ったことのある人は極めて少ないのではないかと思います。

久しぶりにヤマレコを作成しながら、あれこれと文献を調べていくと、かつて「女川街道」と称される峠道が存在していたことが分かりました。当時の人々が、その険しい峠道を往来する姿を想像しました。時代の流れとともに、しだいに忘れ去られてゆく歴史の一端に触れることができたような気がいたします。

女川街道を知ることで、今回の山行がよりいっそう感慨深いものとなりました。



【参考文献・その他】
・『山の遊学道』山遊亀 著 印刷・製本(株)フォトスタンプ新潟
・『森の遠くで』武田宏 著 白山書房
・『新潟の低山・藪山』羽田寿志 著 白山書房
・『新潟の道のない山』田中正彦 著 白山書房
・『新潟の静かな山』田中正彦 著 新潟日報メディアネット
・『新潟の山歩き50選』 新潟日報事業社
・『新潟日帰りファミリー登山』 新潟日報事業社
・『越後の山旅』藤島玄 著 富士波出版社
・『関川村 山岳渓流地図』 関川村発行
・『えちごせきかわ 関川村山岳観光ガイドマップ』 関川村発行
・カシミール3D

【参考サイト】
・高桑信一の「径 ― その光芒」女川古道
 其の壱 https://www.a-kimama.com/tozan/2018/06/80744/
 其の弐 https://www.a-kimama.com/tozan/2018/07/80770/
 其の参 https://www.a-kimama.com/tozan/2018/07/81296/

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:152人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら