魚止山(敗退)


- GPS
- 11:44
- 距離
- 16.6km
- 登り
- 993m
- 下り
- 994m
コースタイム
天候 | 快晴 無風 |
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過去天気図(気象庁) | 2025年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
林道:9割がた積雪。デブリ多数 取り付き~魚止山:雪が多い今年でも、藪が出ている部分がある。急斜面では雪が中途半端に崩れていて、ルーファイが難しい。藪に突っ込むことを余儀なくされる部分もある。 |
その他周辺情報 | 食事:坂下ドライブイン 馬刺し定食 1100円 ★4.2 (とても良い) R49沿いに昔からある大衆食堂。大量の馬刺しを安価に食べられてコスパが良い。日本酒が飲みたい。 温泉:大江戸温泉物語あいづ 600円 ★3.9 (安くて良い) 遅くまで営業している大型温泉施設。露天風呂が広い。泉質はNaCl系で、循環ろ過。汗を流すには十分。コスパも良い。漫画コーナーもある。 |
写真
装備
個人装備 |
冬靴
アイゼン
ワカン
冬山テン泊
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感想
2540kcal, 装備19.5kg
矢筈岳を目指すも、魚止山にすら至らず。自分への敗北。
3月は山休暇が無かったので、妻に頼んで泊りで行かせてもらえることに。この時期に晴れたら挑戦しようと思っていた、矢筈岳へ。藪漕ぎ必須の山で、さらに私の足ではテン泊が必要。デカザックでの藪漕ぎは不安だが、雪が多い今年の早い時期なら大丈夫だろう、と思っていた。積雪テン泊装備は、測ってみると水(2L)・食料込みで19.5kgだった。こんなに重かったっけ。久しぶりだから重く感じるのか。不安要素が複数あるが、土曜は晴れが確約されているので行くしかない。
前日夜に移動開始、高速のPAで車中泊。ここで帽子とテムレスを忘れたことに気づく。帽子は何とかなるが、この時期にテムレス無しでテン泊は大丈夫か(この日は季節外れの灼熱予報ではあったが)。コンビニで冬用手袋を探すも4月なので見当たらず、やむを得ず農作業用のゴム手袋で代用することにする(これはほとんど役に立たなかった)。
4時過ぎに室谷洞窟を出発し、林道6kmを歩く。今年は雪が多いので、ほぼ全域で積雪。デブリが多く、19.5kg担いで何度も乗り越えるのは疲労した。6km歩くのに2.5時間もかかってしまった。林道の途中で、まさかの後続者と遭遇。歴40年ほどの大ベテランで、太郎山-魚止山を日帰りで歩くらしい。渋い。重装備の私を颯爽と追い抜いて行った。
取り付きからしばらくは雪が安定しているが、500mあたりから雪庇崩壊している箇所が多数。大型ザックでのルーファイが疲れる。藪の中に薄い踏み跡が存在する区間もあるが、大型ザックでの突破に難儀。かなりの急斜面で、滑落したらタダじゃ済まない場所もある。こういうのを繰り返しているうちに、無事に帰れるのか不安になってきた。テムレス忘れの件もあり、だんだんと帰りたくなってきた。魚止山直下の台地に出ると、ようやく快適区間。ウキウキで歩くのも束の間、山頂直下は雪が崩壊しており、背の高い逆薮。この先もコレが続くのかと思うと、心が折れた。矢筈岳の姿を拝むことなく、敗退。一番の要因は自分への敗北だろう。
撤退を決めてカレーメシを食べていると、先行者と遭遇。太郎山と魚止山を超えてきたようだ。薮を難なく突破したようで(先行者は日帰り装備だが)、自分の修行不足を身に染みて実感。
下りは雪が緩んでいたので、急斜面に気をつけた。薮は下山時は楽に感じた。復路の林道は、とても辛かった。
下山後は、馬刺しと温泉で慰労。翌日も妻不在でフリーだったので、道の駅会津坂下で車中泊。翌日は芦ノ牧温泉と会津山塩ラーメンを満喫し、帰宅。
今回の山行では、自分の限界を感じた。残雪期の山に行くには、藪漕ぎの修行が必要そうだ。
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