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Yamareco

記録ID: 7989367
全員に公開
山滑走
大雪山

トムラウシ山

2025年03月30日(日) ~ 2025年04月02日(水)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
19.1km
登り
1,902m
下り
1,952m
MarkerMarker
20 km
天候 30 日 午前晴れ 午後強風、降雪あり、c1450で視界50くらい 夜間強風
31 日 強風、降雪あり 視界50~100程度 夜間ほぼ無風
1 日 岩尾根以降視界100~300 微風 曇りだが紫外線の熱気を感じる
前トムラウシはずっと200もっていた 夜間ほぼ無風
2 日 晴れ 時々ガス 微風
過去天気図(気象庁) 2025年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
2025年04月01日 08:47撮影 by  FinePix XP130 XP131 XP135, FUJIFILM
4/1 8:47
2025年04月01日 11:59撮影 by  FinePix XP130 XP131 XP135, FUJIFILM
4/1 11:59
2025年04月01日 13:10撮影 by  FinePix XP130 XP131 XP135, FUJIFILM
4/1 13:10
2025年04月01日 11:57撮影 by  FinePix XP130 XP131 XP135, FUJIFILM
4/1 11:57
前トム
2025年04月02日 05:41撮影 by  FinePix XP130 XP131 XP135, FUJIFILM
4/2 5:41
前トム
2025年04月02日 06:27撮影 by  FinePix XP130 XP131 XP135, FUJIFILM
4/2 6:27
前トムからトムラ
2025年04月02日 06:28撮影 by  FinePix XP130 XP131 XP135, FUJIFILM
4/2 6:28
前トムからトムラ
渡渉点
2025年04月02日 09:49撮影 by  FinePix XP130 XP131 XP135, FUJIFILM
4/2 9:49
渡渉点

感想

①札幌(2:00)-東大雪荘(7:45)-テンバ①
 ゆの回収で札幌発。冬道は最後の10分程度。東大雪荘は休館中。第2駐車場に駐車してdepa。渡渉点は水流が多くどこも不安が残る感じではあった。尾根とりつきはSE。初skeatsに苦労するメンバーたちだったが、良い練習になった。尾根は虚無。c1009は何となく地形の変化でわかる。ずっと晴れていたが、11時半頃、テンバ①への最後の登りでガスってくる。ラスト、ツボで登り切ると雪煙が舞うような悪天。スロープを滑るような風と視界ではなく、チャンスがあれば翌日コマドリ沢を眺めたかったので、テンバ②まで行かずに帰幕を決定。ゆの1.5L コーラ、Lの餃子、せちの甘酒で楽しんで就寝。ブロックを積んではいたが、風が強く寒い夜だった。

②テンバ①(8:35)-テンバ②(13:30)
 高気圧の北ヘリ、気圧の谷で悪天が予想されたため、6時という遅めの起床。3日目にトムラウシにアタックしたかったため、この日の長時間行動は避けたく、また、気圧変化で午後の天気が回復傾向になれば、前トムラウシに行こうというMTを前日にしていた。
 いそ持参のコンポタを飲んでゆっくりしてから、8:35depa。白うさぎが雪面を駆け回る様子が大変愛らしかった。トラバース中や、対岸への登りにあるところどころの白抜けは、いそとゆでよく話し合って抜けていっていた。111の冬本の下山で前の2年目2人を眺めていたOBⅢは、同じような気持ちだったのだろうか。テンバの尾根の1本手前の尾根に着き、④を滑ることにしたが、尾根の現在地把握が難しく、視界が悪いなかで戻ってこられるか不安であったため、GPSで現在地を確認した。c1550の位置で想定より樹林限界ぎりぎりであったため、滑走後にテンバを下げることに決める。少しコンタを上げてから滑ろうとするも、固くて弱テを掘れそうにないので、結局少し下げてから堀った。週の頭の融解再凍結層で線が出て、尾根の感じでも話し合ってはいたが、やはりこの山行中の線なし以上の滑走は厳しいという話をした。④は昨夜の降雪で重パウ!思わぬ収穫であった。下に着くとすぐにシールを貼り直し、ラッセルを始める理紗子。2本めは上から下まで。同じラインだがリセットされていて最高だった。登り返しの最後のラッセルはせち。トレースを離れて一直線にテンバをあてていたので、1年目ですごいなと思いました。適当に全装をもってコンタを50くらい下げる。テントを張っていると、いその灯油デポが発覚。どうやら前のテンバでは確実にあったらしいので、ゆといその2人で探してきてもらうと、すぐに見つけて帰ってきた。よかった。テント内では三浦の辛ラーメンと、Lのたい焼き、せちのアルゼンチンのお土産のお茶で楽しんだ。このお茶が本当においしかった。4日間のエッセンを荷分けをせずに登ってきたが、個スペやら、ウインナーや高野豆腐の多さにとても驚かされてしまった。風がなく、快適な夜でした。

③テンバ②(6:10)-トムラウシ山(11:50)-テンバ②(14:00)
 4時起床。辛ラーメンの汁を、辛いものが苦手なLの分まで飲み干してくれたゆがお腹を壊し、起きてすぐテントから飛び出す。ごめんね。朝食のパスタは多めで、いそとせちが頑張って食べてくれた。いそは食べすぎて昼過ぎまでずっとパスタが残っていたらしい。
 6:10depa。早めであるが、前トム平からSE。岩尾根まではスムーズに進む。岩尾根のポコは顕著だったので旗をカット。視界は100程度であったため、ここで30分程度視界待ち。風がなく気温も高いので快適だった。待っていると、2分ほどの間隔で100~300を繰り返していることがわかる。以降もそういう感じであると予想して進んだ。岩峰は顕著なものの間を塞ぐように旗を打った。この時点でその先の岩も霞むような視界だったため、1時間ほど視界待ちをする。ここでESシートラに換装。良くも悪くも変化しないので、300以上見えたときにルートを決め、旗を乱打気味に打ちながら進んでいくこととした。シートラは、板を持ってピークに立ちたいというLの希望に付き合わせた結果である。東のポコ寄りに出たため、下り口にストックを打ってそのままEPでピークへ。展望はないが、3日目にして目的を達成できたという喜びがPを満たしてくれた。下りも視界は100~300で変わりないが、問題なく方針で帰ることができた。この日の個スペはいそのコンソメスープ、せちの甘酒、Lのジンギスカン。麻婆豆腐雑炊が本当においしかった。良い1日だった。

④テンバ②(5:40)-前トムラウシ(6:30-40)-テンバ②(7:10-30)-東大雪荘(10:00)
 3時起床。この日も少食派の人間の分まで、M2人が頑張ってエッセンを食べてくれた。朝イチで前トムアタック。山肌がよく見えて、植生も出ているくらいの雪付きであったので、そのまま南西側を登った。途中から全員空身でツボ。徳舜瞥岳に近いバリズボ。ピークからは大雪が一望でき、山行の達成感をさらに高めてくれた。明るい顔でテンバにもどり全装をつくる。下山は上から下まで全て薄めのモナカ雪で、滑るのが難しく、ラッセルもしんどい感じだった。しかしMのスキーが上手いのでスムーズに下っていく。平らな尾根はコンパスをきりながら進み、ずれた部分も斜面方位で調整しながら下山した。帰りも渡渉は問題なし。下山後は温泉と焼肉に寄って帰札。
 決め打ちでしたが、天気と雪質とメンバーに恵まれて、本当に楽しい山行でした。ありがとうございました。

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