斜里岳


- GPS
- 04:59
- 距離
- 9.8km
- 登り
- 1,023m
- 下り
- 1,028m
コースタイム
天候 | 快晴無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
道東三日目
前夜、清岳荘にたどり着いたのは日付回ってから。大丈夫かと思いながら気絶するように就寝。翌朝目が覚めると全身の筋肉痛と膝痛。疲れたし観光しようかなと思いつつ外に出るとエグい朝焼け。山に呼ばれている。
うだうだ準備して5時15分入山。最初は森の中の細道をたどるが途中で長めの林道になる。ここまで車でこさせてくれ。林道終点には「斜里岳頂上3.6km」という看板が落ちてる。ここからが本番か。
林道終点から細道をたどるとすぐに沢。石は赤茶色でいかにも滑りそうだが、全然登山靴でグリップ効く。入山者が多いせいか浮き石もほぼなし、ピンクテープをたどりながら渡渉を繰り返す。最初は沢沿いの踏み跡を頑張って探していたのが、だんだん目が慣れてきて夏道が見えてくる。下二股を越えると難易度が一気に上がる。沢沿いのピンクテープをたどるだけなのは変わらないが、ちょっとクライミングチックな場所やへつりもあって普通に楽しい。歩くだけのところに紛れて、足滑らせたら死ねるなってとこもある。緊張感の切り替えが必要。すれ違った人はストック持ってる人が多かったが、邪魔にならないんだろうか。自分としてはストックが役立つ場面がかなり少なめな山という印象だったので不思議。
沢方向が変わったところから、太陽が真正面から照らしてくるようになる。水しぶきが輝いてめっちゃ綺麗。この辺り、まさかここが夏道じゃないよなってところに平然とピンクテープがついてて、自分の中の夏道という固定観念をぶっ壊してくる。意味わからんところ歩いてるはずなのにやたら歩きやすい。不思議な感覚。
上二股あたりからは普通の登山道に戻る。ハイマツの間のザレた急登を登り続ける。暑いし筋肉痛だしでやたらキツかった。
ピークは快晴。この3日間で登った山が全部見える。報われるなぁ。気さくそうなお姉さんに写真をお願いしたら、昨日羅臼岳の銀冷水で一緒に休憩していた人だった。携帯トイレ騒動で印象に残っていたらしい。恥ず…。
上二股からの下りは新道コース。タラい夏道が続いて膝に優しい。分岐後すぐに竜神ノ池への案内看板。地理院地図には何も書かれていないが…?と思いつつせっかくなので辿ってみる。最初デカ目の雪渓が出てきたので雪の下に埋もれてるのかと思ったが、下った先で一段登ったところにちょこんと小さな池がある。なんか異常に透明度が高くて綺麗。まじで竜神住んでそう。写真ではあんまり良さを写せなかったので、実際に行ってみるのがオススメ。池の先にもピンクテープがあって、辿ると自然に夏道に復帰できた。
その後は熊見峠までハイマツの間の夏道。非常に暑くてやられる。下二股へ下るところはめちゃんこ急。最後のひと踏ん張りといった感じ。下二股からの沢沿いも地味に長いが、旧道コースを越えたあとなのでなんも難しさを感じない。脳が斜里岳に順応しているのを感じる。
あとはサクッと下山。温泉は緑清荘に行くつもりが時間早すぎたので、また小清水温泉へ。このぬるい水風呂がクセになる。ご飯は別海町のはまなす亭にてNo.4を食べる。チーズとハムを鶏肉で巻いた巨大な俵型のカツ。なんか異常に旨かった。
当初目的としていた知床連山縦走こそ叶わなかったものの、3日間で雌阿寒・羅臼・斜里と3つの快晴ピークを踏め、道東を満喫できた。帰ってきたばっかりなのに再訪したくなる、良い山域でした。ありがとうございます。
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