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Yamareco

記録ID: 8370773
全員に公開
ハイキング
甲斐駒・北岳

北岳 キタダケソウ、ぎりぎりセーフ

2025年07月04日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
09:24
距離
13.4km
登り
1,954m
下り
1,964m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:30
休憩
1:53
合計
9:23
距離 13.4km 登り 1,954m 下り 1,964m
6:21
6:22
14
6:36
6:39
19
6:58
7:03
16
7:57
7:58
75
9:13
9:20
7
9:27
9:34
30
10:04
10:26
15
10:41
10:46
16
11:02
11:15
11
11:26
11:28
15
11:43
12:13
19
12:47
12:48
75
14:03
19
14:22
14:23
33
15:07
15:13
11
15:24
15:26
10
15:36
15:37
3
15:40
ゴール地点
天候 晴れのち曇り、下山時雨
過去天気図(気象庁) 2025年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
芦安第2駐車場。午前4時40分頃で90%の駐車率。
そこから5:15発のバスで広河原へ。運賃1,450円+協力金300円。
帰りは広河原16:40発の甲府駅行き。それを逃すと後がない😱。
コース状況/
危険箇所等
南アルプスでは夏は午後に雨が降ることが多い、と聞いた。雨具必須。
八本歯のコルから二又までの間は、ザレていてルートが不明瞭な箇所がある。また、一部に雪渓あり。ツボ足で通行可能。
その他周辺情報 肩の小屋にて、カレーライス1,300円。
広河原山荘の食堂にて、もつ煮800円。
芦安第2駐車場。バス乗り場に最も近く、週末やハイシーズンは超絶競争率が高いらしい。今日は平日なので余裕で止められた。
2025年07月04日 04:30撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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7/4 4:30
芦安第2駐車場。バス乗り場に最も近く、週末やハイシーズンは超絶競争率が高いらしい。今日は平日なので余裕で止められた。
私の車のナンバーは、北岳の標高にちなんで3193なのだ。ムフフ・・・。
2025年07月04日 04:42撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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7/4 4:42
私の車のナンバーは、北岳の標高にちなんで3193なのだ。ムフフ・・・。
このバスで広河原へ向かう。富士山の駐車場のシャトルバスのような観光仕様でなく、普通の路線バスの車両。広河原まで所要時間1時間。景色を楽しみたい方は、左側に座ると良い。今日は全員座れた。
2025年07月04日 04:57撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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7/4 4:57
このバスで広河原へ向かう。富士山の駐車場のシャトルバスのような観光仕様でなく、普通の路線バスの車両。広河原まで所要時間1時間。景色を楽しみたい方は、左側に座ると良い。今日は全員座れた。
広河原インフォメーションセンターにて身支度し、2階から出発。
2025年07月04日 06:16撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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7/4 6:16
広河原インフォメーションセンターにて身支度し、2階から出発。
2階の出口にて。これから標高差1673mを登る。富士山の須走ルートの標高差に近い。
2025年07月04日 06:16撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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7/4 6:16
2階の出口にて。これから標高差1673mを登る。富士山の須走ルートの標高差に近い。
ガスがかかっていたが、北岳山頂が見えていた。
2025年07月04日 06:19撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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7/4 6:19
ガスがかかっていたが、北岳山頂が見えていた。
日差しが遮られてちょうど良かった。
2025年07月04日 07:15撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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7/4 7:15
日差しが遮られてちょうど良かった。
2025年07月04日 07:25撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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7/4 7:25
白根御池小屋を通過。ガスがかかっていなければ左後ろに北岳山頂が見える。しかし、道のりは遠い💦。
2025年07月04日 07:56撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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7/4 7:56
白根御池小屋を通過。ガスがかかっていなければ左後ろに北岳山頂が見える。しかし、道のりは遠い💦。
左に分岐して草すべりコースへ。ここがこのルートの難関。日当たりの良い急登を登るので、体力を削がれる。
2025年07月04日 07:58撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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7/4 7:58
左に分岐して草すべりコースへ。ここがこのルートの難関。日当たりの良い急登を登るので、体力を削がれる。
日差しの強い急斜面を、小太郎尾根分岐まで登る。
2025年07月04日 09:01撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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7/4 9:01
日差しの強い急斜面を、小太郎尾根分岐まで登る。
植生保護柵を左へ。柵の中はまさにお花畑。
2025年07月04日 09:10撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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7/4 9:10
植生保護柵を左へ。柵の中はまさにお花畑。
植生保護柵を上がり切ったところに分岐があるが、左に行くのが正規ルート。去年、先行者に付いて行って右から登ったらエライ目に遭った(笑)。
2025年07月04日 09:20撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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7/4 9:20
植生保護柵を上がり切ったところに分岐があるが、左に行くのが正規ルート。去年、先行者に付いて行って右から登ったらエライ目に遭った(笑)。
小太郎尾根分岐まで登り切れば、あとは楽しい稜線歩き。ガスが無ければ素晴らしい眺めが楽しめるところ。
2025年07月04日 09:34撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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7/4 9:34
小太郎尾根分岐まで登り切れば、あとは楽しい稜線歩き。ガスが無ければ素晴らしい眺めが楽しめるところ。
肩の小屋に到着。
2025年07月04日 10:03撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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7/4 10:03
肩の小屋に到着。
肩の小屋でカレー休憩。1,300円也。
2025年07月04日 10:09撮影 by  Pixel 8a, Google
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7/4 10:09
肩の小屋でカレー休憩。1,300円也。
来た道を振り返る。夏は大気の湿度が高くてガスが発生しやすいのがちょっと難点。
2025年07月04日 10:43撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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7/4 10:43
来た道を振り返る。夏は大気の湿度が高くてガスが発生しやすいのがちょっと難点。
北岳山頂に到着。ガスがあるのがちと残念。
2025年07月04日 11:03撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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7/4 11:03
北岳山頂に到着。ガスがあるのがちと残念。
山頂標識の南側にあるこの岩が、本当の最高地点と思われる。
2025年07月04日 11:07撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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7/4 11:07
山頂標識の南側にあるこの岩が、本当の最高地点と思われる。
その岩に登ったところ。ん? なんか標高をかさ増ししてない(笑)?
2025年07月04日 11:08撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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7/4 11:08
その岩に登ったところ。ん? なんか標高をかさ増ししてない(笑)?
八本歯のコルから下山する方は、ここを見逃さないように。私はこのまま北岳山荘方面へ向かう。
2025年07月04日 11:26撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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7/4 11:26
八本歯のコルから下山する方は、ここを見逃さないように。私はこのまま北岳山荘方面へ向かう。
ガスが取れて北岳山荘が見えてきた。今回の折り返し地点は、その手前のキタダケソウの保護柵。
2025年07月04日 11:58撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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7/4 11:58
ガスが取れて北岳山荘が見えてきた。今回の折り返し地点は、その手前のキタダケソウの保護柵。
一見、たくさん花が咲いているが、これはすべて別種のハクサンイチゲ。キタダケソウは開花が終わっていた。しかし、保護柵の外で何個体か開花株を見つけたので、後で紹介したい。
2025年07月04日 12:00撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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7/4 12:00
一見、たくさん花が咲いているが、これはすべて別種のハクサンイチゲ。キタダケソウは開花が終わっていた。しかし、保護柵の外で何個体か開花株を見つけたので、後で紹介したい。
保護柵の中。ハクサンイチゲの葉はトリカブトに似た放射状。しかし、キタダケソウの葉はモジャモジャしている。始末の悪いことに(笑)、花が超絶そっくりな両者が混生しているので、見分けがつきにくい。
2025年07月04日 12:00撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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7/4 12:00
保護柵の中。ハクサンイチゲの葉はトリカブトに似た放射状。しかし、キタダケソウの葉はモジャモジャしている。始末の悪いことに(笑)、花が超絶そっくりな両者が混生しているので、見分けがつきにくい。
トラバース道を通って八本歯のコルへ向かう。
2025年07月04日 12:28撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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7/4 12:28
トラバース道を通って八本歯のコルへ向かう。
八本歯のコルの分岐を右に曲がって、広河原へ向かう。
2025年07月04日 12:48撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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7/4 12:48
八本歯のコルの分岐を右に曲がって、広河原へ向かう。
7月なのにまだ雪渓が残っている。昨年10月はこの付近でクマを見た。
2025年07月04日 13:31撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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7/4 13:31
7月なのにまだ雪渓が残っている。昨年10月はこの付近でクマを見た。
下山中に白根御池小屋を通過した後、雨が降ってきたため、雨具を装着し、広河原に無事に下山。暑かった💦。
2025年07月04日 15:39撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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7/4 15:39
下山中に白根御池小屋を通過した後、雨が降ってきたため、雨具を装着し、広河原に無事に下山。暑かった💦。
広河原山荘にてもつ煮を賞味。車で来ていることを忘れて、うっかりビールを頼みそうになった(笑)。
2025年07月04日 16:11撮影 by  Pixel 8a, Google
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7/4 16:11
広河原山荘にてもつ煮を賞味。車で来ていることを忘れて、うっかりビールを頼みそうになった(笑)。
ハクサンチドリ。今回お目当てにしていたのは、キタダケソウとこれ。実物は初めて見たので大感激。
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ハクサンチドリ。今回お目当てにしていたのは、キタダケソウとこれ。実物は初めて見たので大感激。
個体数は比較的多く、群生した姿を見られて大感激。
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個体数は比較的多く、群生した姿を見られて大感激。
タカネグンナイフウロが多かった。
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タカネグンナイフウロが多かった。
タカネグンナイフウロの白花もあった。
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タカネグンナイフウロの白花もあった。
ミヤマオダマキ。園芸種かと思うほど大きくて目立つ。
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ミヤマオダマキ。園芸種かと思うほど大きくて目立つ。
下から見るとこんな感じ。
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下から見るとこんな感じ。
コイワカガミが多かった。
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コイワカガミが多かった。
イワヒゲ。
キバナシャクナゲ。花の最盛期は過ぎていたが、まだ少しは花が見られた。
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キバナシャクナゲ。花の最盛期は過ぎていたが、まだ少しは花が見られた。
ツガザクラ。
アオノツガザクラ。
アオノツガザクラ。
シナノキンバイ。
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シナノキンバイ。
チョウノスケソウ。
チョウノスケソウ。
イワウメ。
ギンリョウソウ。
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ギンリョウソウ。
キソチドリ。ラン科。
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キソチドリ。ラン科。
ハクサンイチゲ。キタダケソウに似るが、葉の形が違う。
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ハクサンイチゲ。キタダケソウに似るが、葉の形が違う。
稜線上で最も多かった花がハクサンイチゲで、至る所で開花していた。
稜線上で最も多かった花がハクサンイチゲで、至る所で開花していた。
そして、本日の一番のお目当てがキタダケソウ。北岳にだけ自生するという固有種。葉の形がハクサンイチゲと全く違う。
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そして、本日の一番のお目当てがキタダケソウ。北岳にだけ自生するという固有種。葉の形がハクサンイチゲと全く違う。
開花している個体は非常に少なく、おそらくこの週末が最後のチャンス。
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開花している個体は非常に少なく、おそらくこの週末が最後のチャンス。
そして、最後に、思いがけなかったのが、雷鳥の親子に出会えたこと。私は全く気付かなかったのだが、たまたまペースが同じだった他の登山者の方が声をかけて下さって、初めて雷鳥を見られて大感激。
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そして、最後に、思いがけなかったのが、雷鳥の親子に出会えたこと。私は全く気付かなかったのだが、たまたまペースが同じだった他の登山者の方が声をかけて下さって、初めて雷鳥を見られて大感激。
親鳥1羽に、ヒヨコのような子供が3,4羽ほどいた。
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親鳥1羽に、ヒヨコのような子供が3,4羽ほどいた。

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 行動食 飲料 ヘッドランプ 予備電池 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル カメラ
備考 日焼け止めは駐車場で塗った。長袖シャツは登山開始後、暑かったので脱いだ。あとは下山までTシャツのまま。ソフトシェルは出番なし。

感想

 昨年の9月と10月に立て続けに北岳に行き、南アルプスのスケールの大きさと植物の種類の多さに魅了され、自称(笑)園芸研究家としては、これはぜひぜひ花の多い時期に行ってみたいということで、有休を取って3回目の北岳登山。週末は芦安駐車場の競争率が超絶的に高いという情報があったので、今回は有休を取って平日に登って正解だった。
 お目当てだったキタダケソウとハクサンチドリの開花にお目にかかれたほか、ここに紹介しきれないほどの実に数多くの高山植物の開花に出会うことができ、さらに全く予想していなかった雷鳥に思いがけず出会うことができ、これまでの登山の中でも特に充実度が高い体験ができた。
 また、私は挨拶以外はあまり積極的に人に話しかける性格ではないのだが(笑)、今日に限っては道中で多くの方とキタダケソウについての情報交換をしたほか、ペースが同じだった方から雷鳥のことを教えていただいたり、八本歯のコルからの下山ルートでは、初めてそこを通る方の案内役を引き受けたりと、人とのふれあいも楽しんだ。近年、まれに見る?本当に充実した有休休暇であった。

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利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
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利用交通機関:
技術レベル
1/5
体力レベル
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