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Yamareco

記録ID: 8377801
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
アフリカ

キリマンジャロ(マラングルート)

2025年06月30日(月) 〜 2025年07月05日(土)
 - 拍手
おびな その他12人
体力度
10
2〜3泊以上が適当
GPS
38:06
距離
71.3km
登り
4,310m
下り
4,288m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
4:36
休憩
0:18
合計
4:54
距離 8.3km 登り 838m 下り 0m
9:17
5
スタート地点
9:22
9:40
271
2日目
山行
6:28
休憩
0:00
合計
6:28
距離 11.7km 登り 985m 下り 0m
3日目
山行
2:28
休憩
0:00
合計
2:28
距離 4.0km 登り 332m 下り 318m
4日目
山行
5:42
休憩
0:00
合計
5:42
距離 10.4km 登り 1,240m 下り 0m
13:40
キボ・ハット
5日目
山行
11:42
休憩
2:04
合計
13:46
距離 17.4km 登り 904m 下り 2,142m
290
キボ・ハット
4:50
4:57
70
6:07
6:33
33
7:06
7:08
120
9:08
10:37
189
6日目
山行
4:42
休憩
0:02
合計
4:44
距離 19.5km 登り 0m 下り 1,828m
登山ツアー参加者12人に対してガイド、料理人、ポーターなど現地サポーター31名
天候 1日目 曇・薄曇り
2日目 霧雨・薄曇り
3日目 晴れ
4日目 晴れ
5日目 晴れ
6日目 晴れ・薄曇り
過去天気図(気象庁) 2025年06月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
1日目(マラングゲート1800m⇒マンダラハット2700m)
・熱帯雨林内の広く緩いルート、朝方の雨で水たまりもありすべりやすい
2日目(マンダラハット⇒ホロンボハット3700m)
・サバンナ帯、霧雨のためカッパを着て出発。植生も変わり火山らしくゴロゴロとした岩も多い。登山路は緩く広い
3日目(高度順応日、ホロンボハット)
・晴れ、午前、ゼブラロック4050mまでハイキング後は休憩
4日目(ホロンボハット⇒ギボハット4700m)
・晴れ、暫く登ると砂漠帯に。正面にキリマンジャロ、マウェンジ峰を望みながら呼吸に留意して行く
5日目(山頂アタック⇒ホロンボハット)
・仮眠後、23時にスタート。ザレ場を行くが呼吸が苦しい。外輪山に出て山頂までは残雪で足場も悪くヘロヘロの状態で登る
6日目(ホロンボハット⇒マラングゲート)
・一気に登山口まで殆ど休憩無しのハイペースで午前中に下山
登山の前日はマンダラゲート規格のホテルに宿泊。ホテル前の地域の様子。未舗装の道の両側に平屋建ての人家。バナナなどの木、放し飼いのヤギや鶏、子供も多い。昭和時代の日本の農村の面影を感じた
2025年06月30日 08:49撮影 by  iPhone 16, Apple
1
6/30 8:49
登山の前日はマンダラゲート規格のホテルに宿泊。ホテル前の地域の様子。未舗装の道の両側に平屋建ての人家。バナナなどの木、放し飼いのヤギや鶏、子供も多い。昭和時代の日本の農村の面影を感じた
マラングゲート1700m。ここで登山者名簿の提出など手続き。混雑していると1時間以上もかかるようであったがスムーズに完了
2025年06月30日 09:25撮影 by  iPhone 16, Apple
6/30 9:25
マラングゲート1700m。ここで登山者名簿の提出など手続き。混雑していると1時間以上もかかるようであったがスムーズに完了
暫くは熱帯雨林の緩やかな道を進む。昨夜来の雨で路面や草木も濡れ、水たまりもある
2025年06月30日 10:20撮影 by  iPhone 16, Apple
6/30 10:20
暫くは熱帯雨林の緩やかな道を進む。昨夜来の雨で路面や草木も濡れ、水たまりもある
1日目の宿泊所、マンダラハット2700m。周囲には樹林もあり夜は雨も降った
2025年06月30日 15:16撮影 by  iPhone 16, Apple
6/30 15:16
1日目の宿泊所、マンダラハット2700m。周囲には樹林もあり夜は雨も降った
2日目、スタート時は霧雨、カッパを着てスタート。暫く登と徐々に植生が変わり熱帯樹林から低木の草木へと変化。荷物はポーターが運んでくれる(写真)ので小ザックの中身は最小限だ
2025年07月01日 09:51撮影 by  iPhone 16, Apple
1
7/1 9:51
2日目、スタート時は霧雨、カッパを着てスタート。暫く登と徐々に植生が変わり熱帯樹林から低木の草木へと変化。荷物はポーターが運んでくれる(写真)ので小ザックの中身は最小限だ
登山路脇は徐々に乾燥帯の植生になり、珍しい植物・花が観られた
登山路脇は徐々に乾燥帯の植生になり、珍しい植物・花が観られた
2日目、3日目及び下山時の5日目の宿泊所ホロンボハット3700m。写真は以後はキリマンジャロのピークの一つマウエンジ5151m峰
2025年07月01日 14:39撮影 by  iPhone 16, Apple
7/1 14:39
2日目、3日目及び下山時の5日目の宿泊所ホロンボハット3700m。写真は以後はキリマンジャロのピークの一つマウエンジ5151m峰
多くの小屋が立ち並んでおり、キリマンジャロ山頂(左端)も望める
2025年07月02日 08:34撮影 by  iPhone 16, Apple
1
7/2 8:34
多くの小屋が立ち並んでおり、キリマンジャロ山頂(左端)も望める
3日目は高度順応日。午前中300mほど登ったところにあるゼブラロックまで散策。
2025年07月02日 10:10撮影 by  iPhone 16, Apple
1
7/2 10:10
3日目は高度順応日。午前中300mほど登ったところにあるゼブラロックまで散策。
この付近は数年前の山火事で樹木が燃えたとのこと、徐々に植生が回復していたが、その面影が随所に残っていた
2025年07月02日 10:44撮影 by  iPhone 16, Apple
7/2 10:44
この付近は数年前の山火事で樹木が燃えたとのこと、徐々に植生が回復していたが、その面影が随所に残っていた
登山者用の宿泊小屋。両側に入口がある8部屋の建物だ
2025年07月02日 14:47撮影 by  iPhone 16, Apple
7/2 14:47
登山者用の宿泊小屋。両側に入口がある8部屋の建物だ
部屋の中は2段ベットの4人部屋。マンダラハットの建物と同様の作りであった。Wi-Fi(有料)の機能があったが繫がらず。電気で照明は使えたが、コンセントはあるものの充電できないなど、これがアフリカだ。
2025年06月30日 14:26撮影
6/30 14:26
部屋の中は2段ベットの4人部屋。マンダラハットの建物と同様の作りであった。Wi-Fi(有料)の機能があったが繫がらず。電気で照明は使えたが、コンセントはあるものの充電できないなど、これがアフリカだ。
食事準備中のサポートスタッフの様子。ポーターなどサポートスタフ自身の食事もここで作っているようだ
2025年07月03日 07:52撮影 by  iPhone 16, Apple
1
7/3 7:52
食事準備中のサポートスタッフの様子。ポーターなどサポートスタフ自身の食事もここで作っているようだ
4日目。キボハットに向けて出発、徐々にキリマンジャロの姿が大きく、全体が見えてくる
2025年07月03日 09:13撮影 by  iPhone 16, Apple
1
7/3 9:13
4日目。キボハットに向けて出発、徐々にキリマンジャロの姿が大きく、全体が見えてくる
植生が変わり砂漠地帯に入ってきた。キリマンジャロの全景が絵になる。キボハットは遥か先だ。
2025年07月03日 10:32撮影 by  iPhone 16, Apple
7/3 10:32
植生が変わり砂漠地帯に入ってきた。キリマンジャロの全景が絵になる。キボハットは遥か先だ。
キリマンジャロが徐々に迫ってくる。山頂部外輪山の径は3キロもあるバカでかい山だ。砂漠地帯で殆ど植物も無くなってきた
2025年07月03日 12:34撮影 by  iPhone 16, Apple
7/3 12:34
キリマンジャロが徐々に迫ってくる。山頂部外輪山の径は3キロもあるバカでかい山だ。砂漠地帯で殆ど植物も無くなってきた
マウエンジ峰も砂漠の先に美しい姿だ
2025年07月03日 12:53撮影 by  iPhone 16, Apple
7/3 12:53
マウエンジ峰も砂漠の先に美しい姿だ
ギボハット4700m。到着後、今夜の山頂アタックの準備。17時過ぎに早めの夕食をとり22時まで仮眠。
2025年07月03日 13:49撮影 by  iPhone 16, Apple
7/3 13:49
ギボハット4700m。到着後、今夜の山頂アタックの準備。17時過ぎに早めの夕食をとり22時まで仮眠。
23時に山頂アタックに出発。防寒着をありったけ着込み高所対応の呼吸法でゆっくり登るが、信じられないくらい苦しく、体の動きが鈍い。
外輪山のステラポイントまで、どうにか登ってきた
2025年07月04日 04:52撮影
1
7/4 4:52
23時に山頂アタックに出発。防寒着をありったけ着込み高所対応の呼吸法でゆっくり登るが、信じられないくらい苦しく、体の動きが鈍い。
外輪山のステラポイントまで、どうにか登ってきた
キリマンジャロの最高峰ウルフピークに到着。未明というのに多くの登山者でごった返していた
2025年07月04日 06:30撮影 by  iPhone 16, Apple
7/4 6:30
キリマンジャロの最高峰ウルフピークに到着。未明というのに多くの登山者でごった返していた
山頂から望む日の出。手前右側の外輪山を歩いてきた。気温は零下10度程度か、水筒の水は一部、凍っていた
2025年07月04日 06:31撮影
7/4 6:31
山頂から望む日の出。手前右側の外輪山を歩いてきた。気温は零下10度程度か、水筒の水は一部、凍っていた
下山には軽アイゼンを着用。高山病か、体がフラフラだ
2025年07月04日 06:34撮影
7/4 6:34
下山には軽アイゼンを着用。高山病か、体がフラフラだ
山頂方面を振り返る。雄大な姿、外輪山の内側にかけて残雪が多い
2025年07月04日 07:04撮影
7/4 7:04
山頂方面を振り返る。雄大な姿、外輪山の内側にかけて残雪が多い
下りはザレた火山性の斜面。まるで富士山の須走コースの下りのようだ。
キボハットまで下り一休みして、更にホロンボハット迄、放心状態で歩いた
2025年07月04日 09:16撮影
7/4 9:16
下りはザレた火山性の斜面。まるで富士山の須走コースの下りのようだ。
キボハットまで下り一休みして、更にホロンボハット迄、放心状態で歩いた
下山後、サポートスタッフとともにお祝いのセレモニー。皆とても陽気で踊りだす。充実したキリマン登山のフィナーレ
2025年07月05日 13:57撮影
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7/5 13:57
下山後、サポートスタッフとともにお祝いのセレモニー。皆とても陽気で踊りだす。充実したキリマン登山のフィナーレ
撮影機器:

感想

今までの登山観が全く変わるほどの体験、感動の山行であった。特に高所登山の厳しさを身をもって実感した。登頂時はフラフラで意識も正常ではなかったが、どうにか達席できたことは感無量である。
 高度が上がるに従っての環境・植生の変化を感じながらの登山も魅力的であった。登山口より低い麓は乾燥したサバンナ的であり、高度が上がるにつれて熱帯雨林、ステップ、砂漠、火山性がれ、残雪に覆われた山頂と非常に変化に富んだものであった。
 このような登山ができたのは現地のサポートスタッフのお陰であった。荷物運搬、おいしい食事、快適な山小屋と日本では経験できないものであった。また、タンザニアへの訪問ととおして現地の方の暮らし、生き方などに触れれたことも貴重な体験であった。

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