千手ヶ浜〜西ノ湖〜シゲト山〜黒檜岳


- GPS
- 11:54
- 距離
- 20.5km
- 登り
- 1,196m
- 下り
- 1,198m
コースタイム
- 山行
- 9:52
- 休憩
- 2:02
- 合計
- 11:54
天候 | 曇り一時晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | やしおの湯:しばらく休館していたが,丁度,この日から再開していた。市外者65歳以上で700円。30人以上が利用していたが,広いので窮屈さはなかった。 https://www.yashionoyu.com/ 千手ヶ浜トイレ:新しく綺麗で気持ち良く使えた。 |
写真
感想
5月に登った黒檜岳の西に連なる山,手始めにシゲト山を登ってみることにする。序に,未訪の西ノ湖を経由することにした。1時少し前に自宅を出発し,4時少し前に駐車場に到着する。未だ暗く,他には1台も居ない。道中,日光口PA辺りで雨が降ったが,今は雲はあるが天気は持ちそうだ。
準備を終え,ヘッドランプ無しでも大丈夫なほど明るくなったところで出発。中禅寺湖周回線歩道を辿るが,樹林の隙間から湖が見え,たまに対岸の山並みが目に入る。上空は雲に覆われているが,その内に上がることを期待しながら千手ヶ浜まで1時間余りを歩く。浜には遊覧船の桟橋があったが,休止しているようだ。
舗装路を少しでバス停留所に着き,きれいなトイレを利用させてもらう。そのまま車道を進んでいると,西ノ湖への分岐少し手前でシカと出会う。少し距離があるからか,逃げもせずに写真を撮る間,じっとしていた。その後,千手ヶ原の遊歩道を歩いていると道の真ん中にシカの前足だけが落ちていた。残りはクマにでも喰われたのか?
西ノ湖は水量が少なく,地形図に描かれている半分ほどしかなかった。湖を眺めながら,おにぎりを食べ,地形図と周りの山並みを見比べてこの後のルートを確認する。暫くは涸れた沢添いに進むが,平坦な樹林帯なので現在地の確認が難しい。歩いた時間で大体の目安をつけ,南寄りに進行方向を修正して行くと山裾にぶつかる。周囲の状況から目指していた尾根の末端だと考え,取りつき易そうな処から登り始める。土が軟弱で足場が不安定なので,木の根・枝,岩など使えるものは何でも使う。何も無いときはストックの先端を土に押し当ててじわじわと這い上がる。一部で傾斜が50〜60度くらいはあり,結構,緊張する登りが続いた。途中で踏み跡らしきものにも出会うが,直ぐに途切れる。ようやくはっきりした踏み跡に着いたのは100m程登った辺りで,登り始めてから50分ほど経過していた。この調子が続くと時間的にヤバいなと思ったが,この後は,藪もなく快適に歩くことが出来た。
1598mで腰を下ろして一息つく。樹林帯なので良く分からないが,上空は晴れているようだ。そよ風が吹き,日差しも当たらないので涼しい。1928mピークには「黒檜岳へ」の標識が落ちていた。ここまでは標識の類は一切なかったので,少し安心する。稜線を歩いていると,樹林の間からたまに皇海山方面が見えるが,残念ながら雲が多くて全体をすっきりとは見られなかった。
シゲト山手前の小ピークの辺りに小さな祠があり,山岳信仰の名残りを感じさせる。此処にも「黒檜岳へ」の標識があった。そこから10分ほどでシゲト山に到着。樹木のために眺望は無いが,涼しい中でホトトギスの鳴き声を聞きながらアンパンを齧る。ガスの中に,黒檜岳から続く平坦な大平山が見え,近い内に登ってみたいと思った。
シゲト山からほぼ東の鞍部へと下り,やがて北へと登って1919m辺りに着くと図根点があり,黒檜岳へは東へと向きを変える。しかし,一見したところ,北への路の方が良く踏まれているように見え,赤目印も見えたりしたので,少しそちらに向かいかけた。ここでコンパスと地形図を再度よく確かめ,東側鞍部への路をとれたのは少しは読図力が上がったのかな。その後は,僅かで雨量観測所に着き,そこから1分ほどで2か月ぶりに黒檜岳に立つ。眺望は無いが,静かな樹林の中で大休止を取る。後は,前回辿った中禅寺湖までの降りなので気楽だった。途中で4人パーティーとすれ違ったのが,山行中の唯一の遭遇であった。
1470m辺りの尾根取付きで北に延びている尾根の先からの眺めが気になったので,シャクナゲの藪を突っ切て進んでみたが,どこまでも藪で眺望は全然得られず,再び藪を掻い潜って戻る。物好きは他にもいるようで,途中にストラップが切れた古びたスマホが落ちていた。
20分ほどで登山口に到着し,中禅寺湖の浜辺で再び大休止する。少し風があるせいか結構な波がある。対面には,朝は雲に隠れていた男体山が姿を見せていた。周回線歩道を辿り,再び千手ヶ浜を経由して駐車場まで戻るが,途中で1.5m程の青大将に遭遇する。生理的に蛇が苦手なのでビビってしまう。それから,登山口まで降りた辺りでアブに噛まれたらしく,今も首筋の2か所がまだ赤く腫れ,むず痒いのが癪に障る。駐車場には数台しか居なかった。今はオフシーズンなのかな?
今日から再開した「やしおの湯」で汗を流し,東照宮近くの中華料理屋でうまい炒飯を食した後,高速代をケチって下道だけを使い,3時間のドライブで21時半に帰宅。流石に疲れた。
今回は読図トレーニングも意図していたが,ほぼ問題なかったと思われる。ただ,取付きはもう少し楽な所があったかもしれないので,もう少し粘り強く探したほうが良かったかもしれない。累積高度がそれほどでもなかったので,体力的にはまずまずといったところか。今後も周辺の山をつなげて歩いてみたい。
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