虎毛 猪ノ倉沢遡行~万滝沢"赤いゴルジュ"


- GPS
- 31:48
- 距離
- 15.1km
- 登り
- 1,751m
- 下り
- 1,755m
コースタイム
天候 | 7/12 雨のち晴れ 7/13 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
久しぶりにクタクタになって、そのまま夜勤に来たのにクソ面倒な客にハマり仕事が全く進まないので、現実逃避して記録書く。(現在7/14深夜1時)
浄ノ滝で浄化された翌週は万滝沢のレッドゴルジュに行くと決めていた。
アプローチに使った猪ノ倉沢は意外と険しく、天気の悪さも相まって完全に萎え。マジで帰ろうかと思った。ぽむちむも同じ気持ちだったようだ。
万滝沢に向けて下降を始めると晴れ間が見え始め、ようやくやる気になる。
下降に使った沢は最後の出合以外はすんなり下りれた。
万滝沢に着いた瞬間行動終了。ゴルジュの偵察とBIGFIREをキメて眠りにつく。沢登り4連続の疲労もあり焚き火の横で久しぶりに爆睡した。
翌日、10分もかからずにゴルジュに入る。
赤いゴルジュと呼ばれているが、どこか虎の模様のような感じもする。静かに獲物を待っているかのような不気味な空間。
2つのCS滝を越えると核心の12m滝。
前日の偵察時の目論見通り、左壁にぽむちむリードで取り付く。ショルダーをしながら微妙なハーケンで2ポイントエイドして斜上バンドへ。そのままスルスルと落口についた。やはり左壁が一番合理的なルートのように感じた。
右壁は正直アカンやつ。過去2回はこちらから登られているが、見るからにヤバそう。オススメはしない。何にせよ、ぽむちむ左壁推定初登おめでとう。
続く5m滝はどうやらクライミングジムで言うコーディネーション課題を楽しめるらしい。
左壁から取り付くもとにかくボロボロ。このゴルジュ全体に言えることだが、モナカのように岩が脆い。ジリジリ進み、コーディネーション無しで登れた。ぽむちむはユマーリングで上がってきてもらう。
これでゴルジュの核心は終了。短すぎる。
あとは前衛滝を見て、地獄の藪漕ぎをして、身も心もボロボロになって帰還。
ゴルジュの景観は凄いが、とにかくコスパ悪すぎ!でも沢ヤなら押さえておきたい一本。
春川マン滝沢は名著「俺は沢ヤだ!」の一節にのる東北のボロボロの沢である。
その中には「赤いゴルジュ」と呼ばれるゾーンがあり興味深い。 数年前からこの赤いゴルジュの全貌が明らかになり、遡行下降併せて数パーティが記録を残している。
この赤いゴルジュはめちゃくちゃ奥地にあって、東北ゴルジュの中では別格にアプローチが悪し!!どう行っても一日がかりのアプローチがもれなくついてくる。
今回は須金の猪ノ倉沢を遡行して山超えアプローチをしたが、雨も相まってこの沢だけでヘトヘト。稜線は激サムでもうこのまま帰りたかったが、明日は確実に晴れるため面倒だが舵を切ってマン滝沢へ下降。 下降した沢は最後にデカいナメ滝となっていて巻きおりのも一苦労。
マン滝沢はクソ広い河原なのでそのまま焚き火つけてのんびり過ごす。マン滝沢サイドは晴れてて本当に良かった。 薪もすぐ集まり、暇なのでゴルジュの入り口まで見に行ったりした。
翌日赤ゴル突入 何週間も雨が碌に降らないので水量は過去一少なそう… 水が澱んでるし綺麗とは言えない。 ゴルジュ内は側壁が凄まじい高さで屹立するが、砂が固まったみたいなボロすぎる岩でゴルジュ内には剥落した岩が積もっている。いつ何が降ってきてもおかしくはない。
すぐに核心12m滝。KCの言う通り、左壁のあぶみショルダー以外選択肢がないように見える。
過去登攀2記録は右壁から登っているがヤバスンギ。
ここは身長168cm 75kg 中性脂肪150 中度肥満のポムチムがKCを踏んづけて2ポイントのあぶみで超える。 滝上の釜は支点が取りづらいが小さいリスでもぶっ叩けばどこでもハーケンが入る…
釜は直接次の難所5m滝。 これはKCが左壁からフリーでジリジリ登り、ポムチムはユマール。そのあとは小悪いミニ滝を越えると赤いゴルジュはわりと普通に終わった。
赤いゴルジュは地獄のような凄絶な景色だが、短え。
土砂や崩壊でクソ荒れてるマン滝沢を遡行して、マン滝前衛滝を鑑賞。水道水くらいしか水量がない。正直もはや滝ではない。そして登るならニンゲン辞める覚悟が必要だ。
戻ってco790右岸枝沢から稜線へ抜けようとするも、すぐに登れない滝にブチあたり、尾根から稜線を目指す。
そこからは思い出すのも嫌な藪漕ぎ地獄。稜線から登山道までも密藪。マン身創痍で漕ぎ抜ける。KC藪漕ぎありがとう😭😭
疲れ果てました。 オススメ度0! ワイルド度100!の山行でした。
参考記録:ゴルジュクラブ+リュウスケくん
https://suzukitasuku.com/sawanobori_20231017/
東北大学山岳部(下降)
https://yamap.com/activities/12689251/article
コメント
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赤ゴルお疲れ様!貴重な記録ありがとう!
さておき、赤ゴルはあまりおすすめしません💦
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