モンブラン(Mont Blanc)グーテルート単独行

- GPS
- 21:31
- 距離
- 24.7km
- 登り
- 3,116m
- 下り
- 3,158m
コースタイム
- 山行
- 11:40
- 休憩
- 2:23
- 合計
- 14:03
- 山行
- 3:10
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 4:09
過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
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アクセス |
シャモニー中央から路線バスでLes Houches。ロープウェイでベルヴュー、モンブラントラムウェイでニーデーグル モンブラントラムウェイは念の為オンラインで予約しましたが、オンラインで予約出来るのは一般観光客向けだけで意味なかったです。ニーデーグルまで余裕で乗れましたし予約の有無を聞かれもしませんでした。 ベルヴューの駅舎(小屋)にいる係の人にニーデーグルまで行きたいというと山小屋の予約を確認されるので、名前を言って整理券を貰います。 謎なのは行きも帰りも乗車券は確認されませんでした。モンブランマルチパスを持っていましたが提示することはなかったです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
悪名高いグランクーロワールは積雪のおかげか特に何も起きず。思っていたよりも距離が短く数十秒で通過出来ます。通過後に落石を目撃しましたがかなり高い所からゴロゴロと落ちてくるので音を聞いていれば大丈夫だと思います。 行きはヘッドランプの明かりで歩いていたのでグランクーロワールだと気が付かないまま通過してしまいそうになりました GPSの誤差か通過した後にヤマレコアプリが「まもなくグランクーロワールです」と言っていましたw この日テートルース小屋を出発する際の気温は2℃くらい、山頂はマイナス8℃くらいだったと思います。個人的には2月の南八ヶ岳に登るのと同程度の防寒対策でした。 主観ですが、体力度的には積雪時の富士山御殿場ピストンよりは楽かな、、と とにかく高度順応しておく事がポイントだと思います。僕はこの4日前にカストール4228mに登り、2日前にはエギューユ・デュ・ミディ3842mを観光、前日はプレバンを軽くハイキングしました。幸い高度障害は全く感じませんでした。 |
その他周辺情報 | ●スイス・フランス・イタリアと旅をしましたが、山小屋も含め何処に行ってもカードのタッチ決済です。現金不要。 ●小屋の水は1リットル7ユーロ ●両小屋共に水は出ないので手を洗うにもペットボトルの水を使うことになります。僕は「髪顔体全身拭けるシート」を持っていって大正解でした |
写真
その中でもモンブランGTXが多い
今回僕はトランゴタワーエクストリームGTXでした
シャモニーでレンタルしたと思われる靴も結構います
装備
備考 | テートルース小屋↔グーテ小屋間はヘルメット必須。ソロで行っても荒れて危険な場合は他のパーティーやガイドさんが誘ってくれて合流できる可能性があるので軽量タイプのハーネスがあった方が良いかもしれません。僕は吹雪の危険エリアだけハーネスを装着して他のパーティーと歩きましたが繋ぐことは無かったですが |
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感想
高校登山部から始めた山登りも今年で35年。
せいぜい年に数回と細々と続けてきましたが、自分の今までの登山とこれからの登山を考える為、一念発起して自身初のヨーロッパ山歩き一人旅に行きました
特に憧れていた訳でもなく、ソロで登れる高い山を調べているうちに行きたくなりました
ネットで色々調べていましたが、行ってみたら想定していなかった積雪。前日までの悪天候で積もったようで、事前情報で「夏場にアイゼンが必要になるのは3800mくらいから」と予定していましたが、実際は1泊目のテートルース小屋3200mから必要でした。
高所では更に積雪が多くトレースがあるとはいえ膝位のズボズボエリアがあり疲れ果てましたが何とか登頂出来ました。
今回の山行で目撃したソロの人は1人だけ。イタリア側から登って来たという常連の方で、登頂後ヘロヘロで歩いている僕に声をかけてくれて「安全な所をゆっくり歩くから付いてくればいい」と引っ張ってくれて助かりました。
これも単独行だからこその出会いですね
一番厳しかったのは最終日の朝グーテ小屋から下山する際通過するグランクーロワールまでが猛吹雪、先に出発したパーティーが引き返してきたりどうなる事かと思いましたが、同時に数パーティーが下山を試みるタイミングに付いていき、アイゼンでクライムダウン楽しかったですw
僕以外は全員パーティーでコンテしているので遅いのですが、追い抜いてしまうとルート判断が難しいので後ろをついていきました
この日同じ様にグーテ小屋を出発したパーティーで13:10のモンブラントラムウェイに間に合ったのは3割くらいだったと思います
前日まで悪天候、僕が登頂した午後1時前後だけ快晴、この日の夜から吹雪と奇跡的なタイミングで達成出来ました
家族やうちの会社のスタッフ、その他この山行を実現させてくれた全ての皆様に感謝です
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