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無雪期ピークハント／縦走
塩見・赤石・聖
仙塩尾根（鳥倉〜塩見岳〜間ノ岳〜北岳〜広河原） TJARのあの人にも遭遇！
2025年08月31日(日) 〜
2025年09月02日(火)
roger2
コースタイム
1日目
- 山行
- 2:20
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 2:20
14:10
140分
鳥倉登山口
16:30
三伏峠小屋
2日目
- 山行
- 8:31
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 9:15
4:00
75分
三伏峠小屋
5:15
105分
本谷山
7:00
7:30
66分
塩見小屋
8:36
8:50
104分
塩見岳
10:34
161分
北荒川岳
13:15
熊ノ平小屋
3日目
- 山行
- 8:55
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 9:15
2:30
120分
熊ノ平小屋
4:30
50分
三峰岳
5:20
5:25
75分
間ノ岳
6:40
6:45
75分
北岳山荘
8:00
8:05
30分
北岳
8:35
8:40
85分
肩の小屋
10:05
100分
白根御池小屋
11:45
広河原
| 天候 | 1日目：晴れのち曇り、2日目：晴れ時々曇り、3日目：晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
＊甲府駅から中央線と飯田線を乗り継いで、伊那大島駅へ（約4時間かかるぜぇ）。飯田線はスイカが使えないので、甲府駅で切符を購入。距離が長いので、分かりにくい方法で券売機で購入することになります。駅員さんに購入方法を教えてもらいました。 ＊伊那大島駅から伊那バスで鳥倉登山口へ（約2時間かかるぜぇ）。伊那大島駅での待ち時間を含めると、甲府駅から鳥倉登山口まで7時間かかるぜぇ・・・。 ＊鳥倉登山口へのバスは8月31日で今年度の運行を終了。今年度の最終便に乗車しました。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
＊岩場はありますが、特筆すべき危険箇所はありません。夜明け前ということもあり、三峰岳から間ノ岳に向かうルートの一部（間ノ岳の手前の岩場付近）が分かりづらかったです。 ＊飲み物は以下の場所で補給。 ・三伏峠小屋＝小屋でミネラルウォーター3本（水場は遠いので見ていません） ・塩見小屋＝アクエリアス1本（ミネラルウォーターは売り切れでしたが、雨水の 販売あり） ・熊ノ平小屋＝無料の水場あり。水量豊富。 ・北岳山荘＝立ち寄らず ・北岳肩の小屋＝缶コーラ1本。他にも販売あり。 ・白根御池小屋＝何も購入せず。販売あり。 |
写真
甲府駅から6時46分発の中央線・松本行きに乗車。岡谷駅で8時44分発の飯田線に乗り換えます。
10時45分に伊那大島駅に到着。駅員さんが駅の向かい側にある鳥倉登山口行きのバス停を教えてくれました。12時10分のバス出発の間に、駅から徒歩5分の場所にあるコンビニで昼食。
10時45分に伊那大島駅に到着。駅員さんが駅の向かい側にある鳥倉登山口行きのバス停を教えてくれました。12時10分のバス出発の間に、駅から徒歩5分の場所にあるコンビニで昼食。
バスに1時間45分揺られ、ようやく鳥倉登山口に到着。遠い、遠すぎる・・・。日曜日の午後便ということもあり、乗客は自分以外に女性1名のみ。
ただ、上部から順に再整備が進んでいるようです。ありがとうございます。この三伏峠小屋への道中で、TJARの完走経験者（しかも2回完走）の方とすれ違い、少し立ち話をさせていただきました。
ただ、上部から順に再整備が進んでいるようです。ありがとうございます。この三伏峠小屋への道中で、TJARの完走経験者（しかも2回完走）の方とすれ違い、少し立ち話をさせていただきました。
今夜のお宿。日曜日なので、この日は全部で10張ちょっと。皆さんマナーが良く、夜は静かに眠れました。
2日目。できるだけ涼しい時間帯に行動したいのと、前日に伊那大島駅から南アを眺めていたら11時頃に稜線が雲に覆われていたので、雲に覆われる前に稜線の景色をみておきたい、ということで4時に出発。真っ暗な中、三伏山へ。
2日目。できるだけ涼しい時間帯に行動したいのと、前日に伊那大島駅から南アを眺めていたら11時頃に稜線が雲に覆われていたので、雲に覆われる前に稜線の景色をみておきたい、ということで4時に出発。真っ暗な中、三伏山へ。
本谷山から塩見小屋までこんな感じのトラバースの樹林帯が続きます。この区間は長く感じます。この区間で張り出していた太めの枝に頭を強打し、しばし悶絶。
樹間から見えた名もなき（あるんだろうけど）山々。こういうグラデーションのような景色は結構好きです。
塩見小屋直下まで来ると一気に展望が開け、間ノ岳・甲斐駒・仙丈などがドーン。
7時に塩見小屋に到着。腹が減ったので、小屋前のテーブルをお借りしてカレーメシを食す。ミネラルウォーターがほしかったんですが、在庫切れということで、アクエリを購入。
7時に塩見小屋に到着。腹が減ったので、小屋前のテーブルをお借りしてカレーメシを食す。ミネラルウォーターがほしかったんですが、在庫切れということで、アクエリを購入。
仙塩尾根の向こうに仙丈・甲斐駒・北岳・間ノ岳・農鳥岳など南ア北部のオールスター。
続いて標高の高い東峰へ。塩見岳は2回目の登頂。ソロ男性の方に写真を撮っていただきました。
ぬぉぉ、後ろにもガスが・・・。ついさっきまで滞在した塩見岳がもう見えない・・・。
新蛇抜山は稜線ルートから5分ほど外れた場所にあります。せっかくの百高山なので、寄っていきます。
同じく百高山の安倍荒倉山も稜線ルートから1分ほど外れた場所にあります。ここも小さな看板が足元にひっそりと置かれている（転がっている？）だけなので、立ち寄る方は見落とさないように。
同じく百高山の安倍荒倉山も稜線ルートから1分ほど外れた場所にあります。ここも小さな看板が足元にひっそりと置かれている（転がっている？）だけなので、立ち寄る方は見落とさないように。
3日目。涼しいうちに行動したいのと、できれば広河原14時発の甲府駅行きバスに乗りたいので、2時30分にスタート。この時間に出発すれば、後半に足が止まっても大丈夫だろう。標高の高い場所で御来光も見たいしね。
3日目。涼しいうちに行動したいのと、できれば広河原14時発の甲府駅行きバスに乗りたいので、2時30分にスタート。この時間に出発すれば、後半に足が止まっても大丈夫だろう。標高の高い場所で御来光も見たいしね。
真っ暗で何の感慨もないまま、4時30分に三峰岳に到着。TJARの出場者がこの山を嫌がる人が多い印象。この山は2999mもあるのですが、間ノ岳の属峰扱いなのか百高山には選ばれていません。
真っ暗で何の感慨もないまま、4時30分に三峰岳に到着。TJARの出場者がこの山を嫌がる人が多い印象。この山は2999mもあるのですが、間ノ岳の属峰扱いなのか百高山には選ばれていません。
三峰岳山頂から見た間ノ岳（右）と北岳（左奥）。北岳には御来光目当てと思われるヘッドライトがいくつも見えました。それにしても、間ノ岳でかいな・・・。
ここでスマホの電波が繋がり、ヤマレコを見ると、午後から天気が下り坂に変更された模様。早めに出発して良かった。先を急ぎ、北岳へ向かいます。
雲海に映る影間ノ岳。写真では分かりづらいですが、薄〜くブロッケンも起きています。
6時15分に中白根山に到着。この山も3055mもありますが、百高山ではありません。
正面に北岳。いい縦走路だなぁ。平日ですが、北岳方面から続々と登山者がやってきます。そりゃ、みんな歩きたいよね。
さあ、いよいよ最後のピーク・北岳へ。北岳には過去2回登っていますが、こちらから登るのは初めて。こんなに大変なのね。
8時に北岳に到着。3回目の登頂です。ソロ男性の方に写真を撮っていただきました。
8時35分に肩の小屋に到着。軽食はまだ提供時間前とのこと。まあ、早すぎるよね。
軽食は10時から14時のようです。HPに記載して〜。缶コーラだけ飲んで出発。
小太郎尾根分岐でドローンを飛ばす集団（しかも結構いい歳の人たち）。本人たちは楽しそうだったけど、関係のない人にとっては、せっかく自然の中にいるのにモーター音を聞かされている状況だからね（小屋の発電機は別ね）。しかも、かなり離れても聞こえる。事前に許可を取っているのか（国立公園の特別保護地区です）という問題はさておいても、大人がそういうことに意識が向かないってどうなんでしょう。発想が暴走族と変わらない気がするんですが。
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小太郎尾根分岐でドローンを飛ばす集団（しかも結構いい歳の人たち）。本人たちは楽しそうだったけど、関係のない人にとっては、せっかく自然の中にいるのにモーター音を聞かされている状況だからね（小屋の発電機は別ね）。しかも、かなり離れても聞こえる。事前に許可を取っているのか（国立公園の特別保護地区です）という問題はさておいても、大人がそういうことに意識が向かないってどうなんでしょう。発想が暴走族と変わらない気がするんですが。
眼下に広河原が見えました。鳳凰三山の地蔵岳の隣にある高嶺との標高差がすごいですね。ここに登山ルートがあるのですが、これを見るととても登れる気がしません。
眼下に広河原が見えました。鳳凰三山の地蔵岳の隣にある高嶺との標高差がすごいですね。ここに登山ルートがあるのですが、これを見るととても登れる気がしません。
10時5分に白根御池小屋に到着。ここでも到着が早すぎて軽食は取れず・・・。楽しみにしていたアイスも売り切れ・・・。仕方ない、広河原山荘で食事だ。
疲れた中での樹林帯の下山路は毎回精神的にやられます。下りなのに全く足が出ず、登り並みのスピードに。
11時45分に広河原に下山。広河原山荘での食事の前に、インフォメーションセンターでバスの切符を確保しておく。「次の便は14時ですよね？」って聞いたら、「10分後に12時の便がでますよ」と言われ、結局広河原山荘でも食事が取れない結果となりました。（当初はこんなに早く下山すると思っていなかったので、14時以降の便しか調べてなかった）
11時45分に広河原に下山。広河原山荘での食事の前に、インフォメーションセンターでバスの切符を確保しておく。「次の便は14時ですよね？」って聞いたら、「10分後に12時の便がでますよ」と言われ、結局広河原山荘でも食事が取れない結果となりました。（当初はこんなに早く下山すると思っていなかったので、14時以降の便しか調べてなかった）
感想
以前から歩きたかった仙塩尾根に行ってきました。尾根の名前的には塩見岳から仙丈ヶ岳に抜けるのが本来ですが、車1台だと北岳経由で広河原に下山する方が効率が良さそうなので、今回のルートに。
概ね天気にも恵まれ、最高の山行になりました。下界は3日間とも気温35度ほどでしたが、登山口付近以外は12度から20度ほどで快適。ただ、紫外線は強かった。
2日目の塩見岳から熊ノ平小屋までの区間で出会ったのは、すれ違いが1人と追い抜いた先行者が1人だけ（小屋のテント場には自分以外に2張）。3日目の熊ノ平小屋から間ノ岳の区間は時間が早いこともあり、誰にも会わず。塩見岳から間ノ岳の区間はどっぷり山に浸るにはいいですよ。
初日に三伏峠小屋に向かう途中で、とあるTJAR完走経験者（2回も）の方とすれ違いました。声を掛けて少し立ち話をさせていただいたところ、今回は来年度のTJARに向けた出場条件クリアのための日帰り山行とのこと。鳥倉登山口から蝙蝠岳まで行き、三伏峠小屋まで戻って小河内岳までピストンし、鳥倉登山口へと下る途中だったそうです。午前2時スタートで、コースタイム27時間（！！）とのことなので、すれ違った場所を考えると間違いなくコースタイムの50％未満で下山されたことでしょう。いやぁ、すごい人がいるものです。
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