富士山(残雪期の雰囲気を味わいに、吉田口馬返し〜七合目)


- GPS
- 07:39
- 距離
- 14.6km
- 登り
- 1,495m
- 下り
- 1,464m
コースタイム
- 山行
- 7:33
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 8:37
天候 | 快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
富士山駅〜馬返のバス便あり。土日祝日のみ運行。7、8月は毎日(詳細は富士急行を) |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆馬返し〜佐藤小屋 典型的な富士山の登山道で、整備されており歩きやすい。 ◆佐藤小屋〜安全指導センター 普通の登山道。ただし、星観荘と六角堂の間は雪崩の爪痕らしき状況で荒れているところがあるが、極端に歩きにくいわけではない ◆安全指導センター〜花小屋 夏道。雪は、日当たりの悪いところに若干残っている程度。 ◆花小屋〜東洋館 花小屋からの岩場の登山道は、歩く所にもよるが3〜5割くらい冠雪していた。 雪の下がアイスバーンになっているので細心の注意が必要。失敗すると、距離は短いが滑落しそう。 東洋館のやや上から花小屋まで雪の斜面があり、登山道よりこちらの方が楽に上り下りできそう。トレースも多々ある。花小屋から上を見たとき、滑ったら即滑落と思ってこちらを使わずに登ったが、下りで試しに足を踏み入れたら、雪が意外にソフトで、滑っても加速する感じではなく容易に止められたので、駆けたり、滑ったりしながら気持ちよく降りてきた。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
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感想
雪山の装備もスキルもないが、「雪のある富士山はどんなものか」さわりだけでも見たいと常々思っていた。とりあえず天気も良さそうなので、「行けるところまで行ってみよう!」ということで、吉田口馬返しをスタートした。
七合目の東洋館までだったが、結果的には最高の山行だった。残雪の富士山の雪も多少は味わえたし、初級者だから七合目で不満はない。
もう一つの目的は吉田口登山道。これまで、精進口登山道と須走口登山道は登山口から頂上までのルートが繋がっている。正確を期すなら富士浅間神社からで無ければならないのだろうが、まぁー、その辺はあいまいに。
ということで、残る登山道は富士宮ルートと御殿場ルートだが、我が家からやや遠いのであまり興味がない。何れは行ってみたいと思うが、いつになることやら。
さて、吉田口登山道だが、かつてはメジャーな登山道だったため、五合目まで随所に山小屋や神社があったようだが、すべてが廃屋と化していた。精進ルートや須走ルートには皆無ではないがほとんどなく、かつての隆盛の差がはっきりとわかった。ただ、残念ではあるが、人が来なければしょうがない。
しかし、登山道そのものは整備されているようで、歩きやすかった。所々で、視界が開け、御坂山塊や丹沢、奥秩父、南アルプスも一望でき、気分よく歩くことができた。
左藤小屋の先で雪崩の爪痕らしき状況が見られたが、シーズンまでには整備されると思われる。
安全指導センターからは森林限界を越え、本格的な富士登山ルートの領域に入り、ワクワクする。はるか上に山小屋が幾つも見え、振り返るとスケールの大きな下界の景色。天気は良かったがが風が強かった。ジグザグの登り道を、追い風で登るのは楽だが、折り返して向い風で登るのは、超しんどい。しかし、ほとんど雪もなく、花小屋まで夏道を歩くことができた。
今日の予定は花小屋までだったが、チョットその先を見てみたら、正規の登山道
に雪はあまり無さそう。これなら、もう少し上まで行けそうに思い、次の目標を鳥居荘に定めた。しかし、登り始めると以外に手ごわかった。雪と岩が半々で、6本爪のアイゼンを履いたが、雪の下が氷になっており、爪の引っ掛かりが不安な状況だった。時々、不安なところは登山道の境界を示す鎖に掴まって何とか鳥居荘にたどり着いたが、すぐ上に東洋館が見えたので、結局、東洋館まで行ってしまった。
ここまで行動食程度しか口に入れておらず、お腹もすいてきたが、何しろ風が強いので、今日はここまでとし、しばし富士山からの景色を楽しんで下山した。
スキルも無いのでこれ以上うえには行けないが、残雪の富士山からの景色に大満足だった。
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