岡山県美作市＆西粟倉村 コザイ峠〜駒の尾山 山のキノコ＆麓の花
岡山県
Machapuchare
その他1人 
体力度について
- GPS
- 05:28
- 距離
- 13.9km
- 登り
- 960m
- 下り
- 959m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 5:11
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 5:29
歩行距離14km、歩行時間5時間、歩行数24,200歩、消費カロリー1,750Kcal
| 天候 | 曇り一時小雨 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
後山キャンプ場の駐車場も利用可能です。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
ヤブコギはありません。注意点は三点です。 コザイ峠からの取り付き点には崩れやすそうな粘土にステップが切ってあります。上りは気をつければ大丈夫ですが、下りはあまりお勧めしません。 駒の尾山登山道に向かって延びる尾根上で3回作業道に出合いましたが、無視して尾根を進んだほうがいいです。3度目の時に作業道に入ったら途中で道がなくなり、崩れやすい急斜面をトラバースして尾根に戻る羽目になりました。 麓の林道や舗装道路はフェンスやヤブで入口がふさがれていることが多かったです。下りたものの舗装道路に出られないという事態になりかねないので、今回のコースが無難です。 往路は尾根の取り付き点周辺で足元注意、尾根上をキープすれば問題ありません。 出発点から舗装道路をコザイ峠へと進みました。北に延びる舗装道路のうち、最も峠に近い道に入るとすぐに木の枝がかぶさってきましたが、かき分けずに歩け、1本東から延びている舗装道路が合流してきました。過去の記録では石仏があったそうですが、見つけられないまま舗装道路の終点に到着、切られた木の枝が多数転がった所を越えてすぐ踏み跡らしきものがあったので尾根に取り付きました。踏み跡はすぐに左右に分かれ、左に進むと、崩れやすそうな粘土にステップが切ってありました。上りは気をつければ大丈夫ですが、下りはあまりお勧めしません。 標高520m辺りで尾根に上がると、急に歩きやすくなりました。踏み跡はさらに右（東）へと延びていましたが、尾根をキープ、GPSを持った連れは少し行き過ぎて引き返してきました。尾根上は歩かれているようで下草もほとんどなくきれいです。落ち葉が積もっている箇所や切られた木の枝が散乱している箇所もありますが、急登が多いものの歩きやすく、フカフカの土は意外にも滑っても途中で止まれそうでした。 標高745m辺りで左（北）から作業道が合流し、右下（南）にはピンクテープが見えました。尾根の左右は植林帯のこともあり、周辺には境界標柱や青いテープが見られます。 マツカゼソウ＜写真14＞撮影地点は尾根の左（西北西）側の作業道との合流点です。作業道は左に延びていましたが、ここも無視して尾根上をキープしました。 標高800〜820m過ぎまでは高さ30cm以下の低いシダが茂っており、なるべく避けて歩きました。マダニは大丈夫でした。 ベニバナボロギク＜写真20＞撮影地点直前、鞍部の南端で作業道に合流しました。V字分岐で左は下りて西北西に延びており、右は直進で尾根上に延びていました。広い作業道はすぐに尾根の下（西）を通るようになりましたが、そのまま作業道を進みました。尾根を見上げるとピンクテープが見えることもありましたが、法面が急でなかなか戻りづらそうでした。 標高850m辺りで作業道が終わり、ピンクテープに従い、枝打ちされた杉の枝や石が転がった谷沿いを登っていきましたが、テープもすぐになくなりました。 標高920m辺りまで登った地点から急斜面をトラバース。幸い、斜面には細い踏み跡があり、基本それを辿りました。ステップを作りやすかったので、後ろを歩いている連れもなんとか滑らずにすみました。 標高940m辺りで尾根に合流すると再び歩きやすくなりました。 標高1,100mを超えると駒の尾山の南尾根の登山道に合流しました。復路ではピンクテープが確認できました。 ここから駒の尾山頂上＜写真26,27＞までは整備された登山道です。一部は階段状になっており、標高1,210mを過ぎると樹林帯を抜けて展望が効くようになり、低い草が生え足元にはたまに小石が埋まっています。 復路は大半が舗装道路です。ヤブで近道は無理でした。 駒の尾山頂上＜写真26,27＞からしばらく往路を引き返すと、分岐から直進して登山道を下りました。小石はそのうちなくなり、どんどん歩きやすくなります。舗装道路に出る直前はいつも足元に水がちょろちょろと流れているので、雨天や大雨後は要注意です。今回は小雨で降り始めだったので大丈夫でした。 舗装道路からゴールまで最短距離を進もうと、地形図上に描かれている3つの近道ルートを探しました。 まず、登山口向かいに地形図の破線の道があり、駒ノ旺山荘へと続いているはずですが、うっかりスルー。前回通った時には入口はヤブにしか見えなかったので、おそらく現在もそうでしょう。 ススキ越しに南南西方面＜写真31＞撮影地点からさらに南下すると地形図の実線の道の分岐があり、やはり駒ノ旺山荘に下りられるはずでした。しかし、この2つめのルートは広い路肩から西はススキの群生地と化していました。少し入ってみるとなんとなく道がありそうな気もしましたが、今回はやめました。ちなみに、この道の南側の入口には駒ノ旺山荘の看板はありましたが、ロープが張られ立ち入り禁止になっているようでした。楽天トラベルでは新規予約を受け付けておらず、休館になっている可能性があります。この西隣の道の南側入口は通れるようだったので、下山で利用した登山道の入口からそちらへは下りられるかもしれません。 さらに南下し後山キャンプ場方面へと東に進むと、南下する地形図の実線の道があります。この3つめのルートは6月29日に歩きましたが、北側の入口はススキのヤブで途中は小石がゴロゴロして少し歩きにくかったです。今回も北側の入口はススキでわからなかったようでスルーしてしまい、南側の入口のみはっきりと見えました。 |
| その他周辺情報 | アキノノゲシ＜写真35＞撮影地点辺りから舗装道路を南下すると愛の村パークがあります。水曜定休の施設で、以前はレストランでランチバイキングが楽しめましたが、現在はランチが11〜14時（ラストオーダー13時半）で定食のみになっています。日帰り入浴の受付は15〜20時半です。宿泊も可能です。 |
写真
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03イタドリ実…雌雄別株で、夏から秋に5mm程の白い花を咲かせます。漢字で書くと虎杖、そう、「呪術廻戦」の主人公・虎杖悠仁（いたどりゆうじ）の名字です。花は終わり、長さ7mm程の実がびっしりでした。
06謎の幼菌…カサの直径は1.5cm程です。連れはネットで見た記憶があるそうですが、調べてもわかりませんでした。脳みそのようなしわのあるカサときれいな縦溝の柄、かなり個性的なルックスです😊
08アカヤマドリ老菌？…カサの直径も高さも15cm程で、柄はカサに隠れて見えませんでした。カビが少し生えているようです。あまりの傷み具合に思わず笑ってしまいました。
09ジョロウグモ♀…写っているのはお腹側です。腹部の背中側が横縞だったので成体です。体長は脚を含めずに2cm程でした。もうお腹がかなり大きいので産卵間近でしょうか。頑張れ😊
12イナバウワーアカマツ越しにヒノキ林…振り返ってみました。アカマツはこのようによくしなるので、ヤブコギ中に枝の上を平均台のように歩いても折れず、無事に地面に下りられたことがあります。動画も撮りました。
13テングタケの仲間の幼菌…カサの直径は2.5cm程、柄も同じくらいなので雪だるまのようで可愛かったです。シロオニタケの仲間の幼菌はどれもよく似ているので同定できませんでした。
14マツカゼソウ…尾根の左（西北西）側の作業道との合流点です。直径3mm程の花は咲き終わっている株が多く、開花中は2株程でした。ミカン科唯一の草です。ちなみに、シカは特有のにおいを嫌って食べないので、登山道にも群生していることがよくあります。
15「引谷」峰南西尾根岩場…標高856.6m三角点「引谷」＜写真18＞の南西尾根を歩いていると、ここだけが小さな岩場になっていました。岩が浮いているように見えますが、斜面がピンボケしているためのようです。動画も撮りました。岩の左（北西）側の細い踏み跡を辿って巻きましたが、右も巻けそうでした。
16ベニバナボロギク群生地より日名倉山…周辺は伐採地のようで、尾根の右（南）側はベニバナボロギク＜写真20＞が群生していました。南東方面のみ展望が効き、木の間からピンポイントで日名倉山（ひなくらさん）が見えました。右下のほうの白いのは凱旋門を模した鐘楼です。
17ベニバナボロギク群生地より総検行山＆郷鴫山…南南東方面です。左が総検行山（そうけんぎょうさん）、中央少し右寄りの尖ったのが郷鴫山（ごうしきやま）です。わずかに引き返した所から日名倉山（ひなくらさん）＜写真16＞などとベニバナボロギクの群生を動画に撮りました。
20ベニバナボロギク…直径5mm程の花はほとんど終わり、直径2cm程の綿毛がたくさんできていました。この直前、鞍部の南端で作業道に合流しました。周辺は西から北方面の展望が効きました。
21スギヒラタケ…カサの直径は2cm程です。杉の木に生えている白く平たいキノコはたいていこれです。裏の白いひだは枝分かれすることもあります。作業道を進んだら行き止まりになってしまい、杉の枝と小石が転がった斜面を登っている最中だったので、癒されました😊
24ニクハリタケの仲間？…カサの直径は1〜2cmでかなり薄っぺらでした。ハカワラタケかと思いきや、カサの裏は針のようでした。ニクハリタケの仲間でしょうか。動画も撮りました。
26駒の尾山頂上…この少し南からここまで歩きながら動画を撮りました。晴れていれば鍋ヶ谷山と後山と船木山のスリーショットや那岐山（なぎさん）などが見えるのですが、予想通り、ガスって何も見えませんでした😅頂上標柱と周辺の石は日時計だそうです。
27駒の尾山頂上三角点「大茅」…標高1,280.3mの頂上三角点です。開けた中心部よりも東にあるのでスルーされやすいかもしれません。12時頃には小雨が降り始めたので下山開始。
28ヒノキ林…木の間を下りながら動画も撮りました。ここから少し下りた所に登ってきた尾根とこの登山道との合流点があり、復路ではピンクテープに気づきました。
29ニホンジカ頭蓋骨…舗装道路に下りる直前です。小さいと思ったら、鼻の辺りが見当たりませんでした。ここを過ぎると毎度のことながら、足元に水がちょろちょろと流れていました。雨天や大雨後は要注意です。
30タマバシロヨメナ…直径2cm程の花はヨメナ＜写真01＞やノコンギクを真っ白にした感じです。ほとんど毛がない葉は通常のシロヨメナでは細長いのですが、より幅広のものをタマバシロヨメナといい区別することがあります。県北ではタマバのほうもよく見かけます。
31ススキ越しに南南西方面…小雨はほぼやんでいる状態でしたが、周辺の山々はまだ墨絵のようにかすんでいました。中央は739m峰のようです。ズームして動画も撮りました。
32シバグリ実＆ドングリ…舗装道路には直径3cm程のクリの実がたくさん転がっていました。割れているものは中身がないのがほとんどでした。大きさからすると、自生種のシバグリでしょう。ドングリは直径1cm、長さ2cm程でした。
36タムシバ実？…完全に乾燥してこげ茶色に変色した実は長さ数cm、割れて直径1cm程のオレンジ色の種が見えていました。右端の種を見るとわかりますが、白っぽい糸で実の内側とつながっています。コブシもよく似た実と種ですが、微妙に大きいようです。また、より標高の高い所に生えるので、これはタムシバのほうかもしれません。
40ミゾソバ…直径7mm前後の花はママコノシリヌグイなどに似ていますが、基部が張り出したような葉の形で見分けられます。群生していましたが、開花中の株は少なかったです。
43タマゴテングタケモドキ？…カサの直径は6cm程です。つぼが見当たらないのが気になりましたが、柄の頂部からわずかに下につばがあり、カサの表側につぼの破片が散らばっています。また、条線が長くカサの半分近くにまで達していることから、タマゴテングタケモドキではないかと思いました。
44オトコエシ…直径数mmの白い花はカノコソウやツルカノコソウに似ていますが、開花時期が違います。右端のほうに丸い実が写っています。花は見頃ギリギリかもしれません。
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下（厚手）
軍手
雨具
スパッツ
日よけ帽子（フード付き）
雨用帽子
登山靴（防水加工）
靴ひも予備
ザックカバー（防水用）
地形図
コンパス
マップケース
筆記用具
タオルハンカチ
カメラ
飲料水（スポドリ＆茶）
水筒（保温）
非常食（栄養補助食品）
スマホ（地図アプリ使用）
eTrex22x（GPSナビゲーター）
虫よけスプレー
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感想
【未踏の駒の尾山南西ルート初挑戦】
今回は美作（みまさか）市と西粟倉村（にしあわくらそん）との境に位置するコザイ峠から境界尾根で駒の尾山に登るルートに挑戦することにしました。地形図上では尾根の途中にある718m峰の南西、標高680m辺りからしか道が表示されていません。そこまでがどういう状況かがよくわかりませんが、ネットでは無積雪期にこのルートを辿った記録があったので、とりあえず舗装道路をコザイ峠へと進みました。
北に延びる舗装道路のうち、最も峠に近い道に入るとすぐに木の枝がかぶさってきましたが、かき分けずに歩け、1本東から延びている舗装道路が合流してきました。過去の記録では石仏があったそうですが、見つけられないまま舗装道路の終点に到着、切られた木の枝が多数転がった所を越えてすぐ踏み跡らしきものがあったので尾根に取り付きました。踏み跡はすぐに左右に分かれ、左に進むと、崩れやすそうな粘土にステップが切ってありました。
標高520m辺りで尾根に上がると、急に歩きやすくなりました。踏み跡はさらに右（東）へと延びていましたが、尾根をキープ、連れは少し行き過ぎて引き返してきました。尾根上は歩かれているようで下草もほとんどなくきれいです。落ち葉が積もっている箇所や切られた木の枝が散乱している箇所もありますが、急登が多いものの歩きやすく、フカフカの土は意外にも滑っても途中で止まれそうでした。
多種多様なキノコを見ながら歩いていると、標高745m辺りで左（北）から作業道が合流し、右下（南）にはピンクテープが見えました。尾根の左右は植林帯のこともあり、周辺には境界標柱や青いテープが見られます。きれいで歩きやすいのはそのためのようです。
マツカゼソウ＜写真14＞撮影地点は尾根の左（西北西）側の作業道との合流点です。作業道は左に延びていましたが、ここも無視して尾根上をキープしました。
標高800〜820m過ぎまでは高さ30cm以下の低いシダが茂っており、なるべく避けて歩きました。マダニは大丈夫でした。
標高830m辺りから急に尾根の右（南）側はベニバナボロギク＜写真20＞の群生地になりました。周辺は伐採地のようで南東方面のみ展望が効き、日名倉山（ひなくらさん）＜写真16＞などが見えました。ずっと展望の効かない木の間を歩いていたので、頂上が雲に隠れた山でもテンションが上がり、予定外の休憩をとりました。三角点「引谷」＜写真18＞はほとんど展望がなかったので、ちょうどよかったです。
ベニバナボロギク＜写真20＞撮影地点直前、鞍部の南端で作業道に合流しました。V字分岐で左は下りて西北西に延びており、右は直進で尾根上に延びていました。広い作業道はすぐに尾根の下（西）を通るようになりましたが、その先の尾根の傾斜がきつく見えたので、そのままこれを進めば急傾斜の尾根をトラバースでき、比較的楽に登れると安易に考え、そのまま作業道を進みました。尾根を見上げるとピンクテープが見えることもありましたが、法面が急でなかなか戻りづらく、この作業道が途中でなくなったらと少し心配しながら歩きました。
標高850m辺りで不安的中、作業道終点😅ここからはピンクテープに従い、枝打ちされた杉の枝や石が転がった谷沿いを登っていきましたが、テープもすぐになくなりました😅楽しい？ルートファインディングの始まり始まり😁
谷を詰めた先の合流点と思われる尾根に辿り着くまでに高度差がそこそこあり、急傾斜かつ崩れやすい斜面をこのまま上るのは厳しいと判断し、標高920m辺りまで登った地点から急斜面をトラバース。幸い、斜面には細い踏み跡があり、基本それを辿りました。ステップを作りやすかったので、後ろを歩いている連れもなんとか滑らずにすみました。
標高940m辺りで無事に尾根に合流。ほっとして休憩をとりました。この尾根からは再び歩きやすくなりました。道が不明瞭な場合は、足場がもろく滑りやすい谷ルートを避け、足場がしっかりとした尾根ルートを進むのが原則であることを改めて認識させられました。
標高1,100mを超えると、何度も歩いたことのある駒の尾山の南尾根の登山道に合流しました。往路では合流点がいまいちよくわからず、ヒノキの間＜写真28＞のピンクテープを見てようやく登山道に入っていることに気づきましたが、復路ではピンクテープが確認できました。
ここからはもう安心、整備された道を駒の尾山頂上へ。天気がよければ頂上から岡山県、兵庫県、鳥取県のパノラマ展望が楽しめるはずでしたが、見事にガスっており、周囲の山々が全く見えませんでした。
途中、登山道を下りてこられる方お一人とすれ違いましたが、どうやら展望は諦められたようでした。しかし、今回はトレーニングと駒の尾山未踏ルート踏破が目的だったので、これで十分です😊
【帰りの舗装道路はお花ロード】
天気予報では雨は15時頃からでしたが、12時過ぎには小雨がポツポツ。慌てて下山開始。すぐに樹林帯に入り、しばらく往路を引き返すと、分岐から直進して登山道を下りました。舗装道路に出る直前でザックカバーを付け、傘を差しました。ここからゴールまで舗装道路です。
右（南西）方面に進むと地形図上では行き止まりのようでしたので、逆方向の後山キャンプ場に向かう左（北）方面に進みました。ゴール（出発点）からみると、さらに反対方向に離れていく道なので、なんとかゴールへの最短距離を進もうと、地形図上に描かれている3つの近道ルートを探しました。
まず、登山口向かいに地形図の破線の道があり、駒ノ旺山荘へと続いているはずですが、うっかりスルー。前回通った時には入口はヤブにしか見えなかったので、おそらく現在もそうでしょう。
ススキ越しに南南西方面の展望＜写真31＞を楽しみ、さらに南下すると地形図の実線の道の分岐があり、やはり駒ノ旺山荘に下りられるはずでした。しかし、この2つめのルートは広い路肩から西はススキの群生地と化していました。少し入ってみるとなんとなく道がありそうな気もしましたが、傘を差して足元のよく見えない所を下るのはやめました。
さらに南下し後山キャンプ場方面へと東に進むと、南下する地形図の実線の道があります。この3つめのルートは6月29日に歩きましたが、北側の入口はススキのヤブで途中は小石がゴロゴロして少し歩きにくかったです。今回も北側の入口はススキでわからなかったようでスルーしてしまい、南側の入口のみはっきりと見えました。
このように、3つあった近道ルートはすべてヤブの中に突っ込むようでしたので、諦めました。結局、舗装道路をかなり遠回りしながら約8kmも歩き続けました。
退屈するかと思いきや、この道端にヒガンバナなど、たくさんの花が咲いていました。時期的に花はそれほど期待していなかったのですが、特に終盤は花見コースというサプライズ😊雨も本降りはほんのわずかな時間ですみ、13時半からは完全にやんで時折晴れ間もありました。ゴールまで長い道のりでしたが、傘をたたみ車もほとんど通らない道で9月下旬の風物詩をのんびりと楽しみながらゴールすることができました。尾根もキノコや小さな岩場、植林帯など想像していたよりも変化に富み、楽しい山行となりました。
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