桐生水道山に渡辺崋山の足跡をたどる


- GPS
- 01:45
- 距離
- 6.4km
- 登り
- 113m
- 下り
- 113m
コースタイム
天候 | 曇り。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
前橋-桐生 15:23-15:53 JR両毛線 506円 帰り) 桐生-前橋 18:24-19:00 JR両毛線 506円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所なし。丘にある公園と街歩きです。 |
その他周辺情報 | JR桐生駅にお土産物売り場。桐生天満宮からまっすぐ伸びる道 (参道?) 沿いに銭湯一の湯。ほかこの道沿いには古い建物を利用した小洒落た感じの商店がありました。 |
写真
http://arteco.jp/file/kazanmap01.pdf
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
携帯
時計
タオル
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感想
赤城山に登って早めに前橋駅まで戻って来られたので、続いて桐生の町を軽く観光してきました。もっとも黒檜山も桐生市境の山ではあるのですが。平成の大合併で桐生市には元の市域とほぼ同じ面積の巨大な飛地ができました。黒檜山はその飛地にあります。元の桐生の町はかの渡辺崋山が妹の嫁入り先を訪ねて紀行文「毛武游記」や多数のスケッチを残しているのです。崋山が家老を務めていた田原には去年の夏と今年2月に登山と観光で訪れたので、崋山関係で次に行くなら桐生と考えていました。赤城山を選んだもう一つの理由がそれ。
翌日の天気が今一つなら1泊して翌日を桐生観光に当てようとも思っていましたが、予報が上向いてきていたので翌日は車窓から見える姿が印象的だった榛名山に譲ることとして、桐生は今日のうちに。桐生駅に着いたら16時なのでそんなにゆっくりはできませんが、まあ群馬にはまた登山で来るでしょうから残りはその時にでも。入念に下調べして1日で全部見て廻ろうとしてもそれはそれで忙しいですしどうせ見落としもあるでしょうから何度かに分けた方がいいのです、きっと。
まずは水道山へ。登り口でご夫婦の散歩らしいペアとすれ違い、展望台に先客が1人、吾妻公園の方へ下るときにもう1人。展望台からの景色は確かに崋山のスケッチそのままでした。川は氾濫や付け替えでちょいちょい流れが変わったりしますが、二百年近く経っても山は変わりませんね。たまには六甲の高倉山みたいに無くなることもありますけど。さて水道山を尾根沿いに登っていくと後背には吾妻山というのがあり、これは分県登山ガイドにも入っています。この感じなら明るいうちに登頂は出来そうだし、ここまで道はよく整備されているので下山は暗くなってもまあ大丈夫そうだしと、ついでにピークハントしてしまおうかしばし悩んだのですが、しかし山はそれでよくてもまだ残っている崋山ゆかりの地を巡るころには真っ暗になってしまうと思い直して自重。あくまで今日の目当ては崋山です。
続いて美和神社へ。ここには特に碑などは設けられていないのですが、ここの高台に登ってスケッチを描いています。こちらはさっきと違って近くに高い建物があって判りにくい。こうかなあっていうのは見つけましたが正解かどうか。傍に桐生が岡動物園というのがありました。入場無料。この日はもう閉園でしたがまた今度来た時には寄ってもいいですね。頭に山田製作所とついていたのでこの会社が経営してるのかなと思ったら公立だそうです。するとネーミングライツ的な?
そして今日最後の目的、桐生天満宮へ。着いた頃にはかなり薄暗くなっていましたが、「やしろはいとめでたくつくりなして、上も下も力をあわせ花鳥の形を彫りてなかなか都にもまれに見るおやしろなり」と褒められている社殿の彫刻は何とか見分けることができました。ここにも石碑があります。生誕の地ならともかく訪れただけで碑が建つとは渡辺崋山は人気はすごいですね。ところで境内で蚊に刺されました。それも3か所も。今年初めてかもしれません。手水鉢かなにかの溜水にボウフラが湧いてるのかしら。最近夏が暑すぎるせいかあまり蚊が出ない気がします。
帰りは鳥居をくぐってまっすぐ伸びる道 (参道?) を駅の方へ。広い道の両脇に歴史のありそうな家が立ち並んで風情があります。建物は背が低く、空が広くて夕焼けが綺麗でした。リフォームして現役で商売をしているお店が多くて賑わいがあるのも好印象。どこか寄り道すればよかったかも。駆け足ながらとりあえず予定した重要なものは見られましたし、でもまた来てじっくり見て廻りたい気分になるよい観光でした。
前橋駅に戻って駅前の天然温泉ゆ〜ゆで入浴。ICリストバンドを受け取って後で精算するタイプ。食事もできます。何か群馬らしい食べ物があればここで夕食にしてもよかったのですが、メニューはまあ普通でした。風呂の方は大きなロッカーがあって山行の後でも安心。前橋まつりの開催日ということで混んでるかなと心配しましたが洗い場も湯舟も待たずに使えてのんびりできました。朝駅では帰りの切符購入やICカードチャージを先に済ませておくようアナウンスをしていましたが、駅も別段混雑はしていませんでしたね。時間帯がよかったと見えます。高崎駅まで戻って翌日の榛名山に備えて昨日と同じマンガ喫茶で休みました。
■参考「崋山と歩く桐生のまち」http://arteco.jp/file/kazanmap01.pdf
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