霊仙山 落合登山口発

- GPS
- 05:23
- 距離
- 10.5km
- 登り
- 874m
- 下り
- 865m
コースタイム
- 山行
- 5:24
- 休憩
- 1:34
- 合計
- 6:58
| 天候 | だいたい晴れ。 風やや強し。 山頂では、手元の温度計で10℃。 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
笹峠以降から4合目くらいまでよく滑る。お尻に泥をつけた人をよく見かけた。 |
写真
感想
県境付近を歩いた事はあったが、どっぷり浸かった初めての滋賀県のお山。ワクワクしながら登山口へ向かうと、そこには大勢の人が。なんだろうと近づくと捜索隊の姿があった。何かありました?と尋ねると遭難があったとの事。そこで普通に出てしまった言葉がそうなんですか。別に茶化したつもりは無かったが、結果的に不適切な言葉。反省。
昨年、東京から来た女子大生が滑落して亡くなったそうだ。昨日も2件の遭難が報道されていた。もちろん充分な装備で臨んでいたと思う。下山途中に若者3人と立ち話をした。今から山頂を越え落合登山口に向かうそうだ。時刻はもうすでに12時を回っている。しかも1人はサイドバックに半袖シャツ。下山が日没に間に合うかどうか心配になる。まあ、言っても聞かないだろうから、頑張ってね、の一言で済ましたが、捜索隊のお世話にならないよう祈るだけだ。もう少しでも計画を立てて欲しいと思うのは私だけか。
霊仙山のカルスト大地の景色を見たくてここに来た。同じカルスト大地でも秋吉台とはまた雰囲気が違う。未知の惑星に辿り着いた気分。先週のNHK激突めしあがれ、に出ていた長岡市の塗り師であるわたなべさんによると、以前は笹が生い茂っていたそうだ。それが増えすぎた鹿の食害で無くなってしまったそう。アーバン熊の出現もそれに一因がある旨の報道もあった。今、森の中では何が起こっているのだろう?連日熊の被害が収まらない。でも、交通事故の被害はその何十倍。熊より車の方が怖い。最近は凶悪事件も多い。それは熊の被害より多い。熊より人の方が怖い。
南霊山までは岩ゴツゴツ。しかもかなりの急登。あそこまでかな?と思って登ると平地があってその先も岩ゴツゴツの急登が続く。ため息ひとつついて登るとまたもや。そしてそれが永遠に続くと感じる。嬉しくもあり、少しだけ、ちょっとだけ悲しくもあり。
最高点からは風当たりも強く肌寒く感じる。山頂は360度の展望。風通しがすごぶる良い。寒い。気温10℃。そんな中、皆さん思いおもいの昼食をとっていた。岩陰に隠れて。やっぱ、こういう日には温かいものがいい。カップ麺の湯気の向こうに幸せを感じる。
下山の最終番に渡渉がある。皆さんの記録を見て、感じるのは渡っている場所が各々違っているとさえ思える。右岸、左岸、右岸の順で渡のだが、そもそも一回で済むのではないかと後になって思った。そんな中、2回目の左岸から右岸の渡りで、左岸側に女性用と思われるのトレッキングシューズ揃えて剥いであった。非常に不自然である。持ち主は何処?もしかして今朝の….
この山は岩場のスプレーマーキング以外に目印はほとんどない。岩ゴツゴツの所では登山者の靴についた泥が岩の上に張り付いてその先へ導いてくれる。先陣の皆さん、ありがとう。
渡渉を終えてゴール直算に奈良県から来た人と並んでお話しすることができた。その方もヘルメットを被っていた。この山行で被っていたのは総員2人。私は歳も歳だし、転落、滑落した時に意識がなくならないうよう、熊に頭をかじられないよう、これからもヘルメットを被る。安全第一。
ヤマレコ爺











いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する