伊吹山(初の近畿エリア進出)


- GPS
- 06:41
- 距離
- 10.8km
- 登り
- 1,159m
- 下り
- 1,153m
コースタイム
- 山行
- 4:54
- 休憩
- 1:47
- 合計
- 6:41
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
米原駅7:38→(東海道本線)→7:48近江長浜駅 近江長岡駅8:07→(近江鉄道・湖国バス 長岡登山口線)→8:23伊吹登山口 360円 【帰り】 伊吹登山口15:36→(近江鉄道・湖国バス 伊吹登山口線)→16:10長浜駅 720円 長浜駅16:29→(北陸本線)→16:42米原駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
石灰岩が足元に多く転がっている。特に六合目ぐらいから九合目までは落石させないように歩く必要がある。 |
その他周辺情報 | コース上にはトイレや自販機がいくつも設置されている |
ファイル |
Geographica用 マーカーデータ
(更新時刻:2016/09/05 00:57) |
写真
感想
伊吹山周辺に古戦場がいくつもある。賤ヶ岳、姉川、そして天下分け目の関ケ原。また、井伊家が収めた彦根城をはじめ、織田信長が築いた豪華絢爛だった安土城跡、浅井長政とお市の方との悲劇の舞台として有名な小谷城跡などもある。歴史好きの自分としては見たい場所がたくさんあったが「今回の目的は伊吹山!」と言い聞かせて登った。
伊吹山の標高は1377mとそれほど高くはないが花で有名な山だ。春になると"いちめん花畑"になるようですが、今の時期は秋らしくムラサキ系の花が増え春とは違った雰囲気だった。薄雲が架かった青空とススキが印象に残っている。
三之宮神社側の登山口から一合目までは植林の森を歩く。足元は岩だらけで歩きづらいが、少し広い登山道なので無理に真っすぐ登らず、足場の良いところを選びながら歩ける。その昔、地元の方々が伐採した木を下すための林道だったため幅広い道になっているようだ。
一合目を過ぎると草原が広がり見晴らしがよくなる。昔は放牧していた時期もあったようだが今はパラグライダー場で冬になるとスキー場になる。そんな草原を歩き続けるとやがて小さな森に入る。この森はそれほど大きな木が無いために後ろを振り向くと米原周辺や琵琶湖が見える。休憩しながら眺めを楽しみ「やっとお目当て風景が見らた」と一息ついた。
三合目が近づくと草花が広がる大地になる。谷側は背の高いススキが風になびき揺れ、丘側は鹿などによる食害を防ぐため柵が張られ、その中には貴重な花が咲いていた。そして正面には伊吹山の山容がドカンと現れる。山肌をよく無ると登山者が歩く姿が頂上付近まで確認ができてルートや勾配が確認できた。三合目付近から四合目にに向かってはほぼ真っすぐ山に向かって歩いていくが頂上付近はジグザグに歩く登山者が見える。そのため、登って行くごとに勾配が急になるのがよくわかった。事前に地図で傾斜などを調べていたので予想通りだと実感した。
六合目を過ぎると傾斜が少しきつくなり始めたので、いつも通りの歩き方(意識的に小幅でフラットフィット)にシフトを切り替え淡々と登った。9月とはいえ30度近い気温で大量の汗をかき、持ってきた水が足りなくなるくらい残暑厳しい状態だった。時おり道端に咲く花を見つけ癒されたり、雲が切れ視界が広がると長岡や彦根周辺と琵琶湖が良く見えて「休憩するいいチャンス」と立ち止まりボーっと涼みながら眺望を楽しんだ。
九合目を過ぎると急な勾配がなくなり山頂までなだらかの勾配が続く。道の両脇にはシオガマやアザミなどの花々がたくさん咲いていて庭園の中を歩いているようだった。そして、山頂付近に到着すると大地の中に花壇が広がり、その中心には神社と売店が立ち並び、まるで植物園にでも来たような風景が広がっていた。
一等三角点は売店が立ち並ぶ場所を過ぎた小高い丘のような場所にひっそりあった。山頂の標識と言ったら木製の看板や支柱に〇〇山山頂と刻まれた物が一般的だが、ここ伊吹山は金属製のプレートで案内板のように設置されていた。山頂は雲が多かったため、それほど眺望は望めなかったが、時おり雲の合間から山容が見えたものの、どこの山かが判断しづらい状態だった。「たぶん、鈴鹿の山々だろう」とか「もしかして白山?」とか勝手に想像して楽しむことができた。
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