吾野駅〜岩殿観音窟石龕〜借宿神社〜役の行者像〜上大満BS


- GPS
- 04:47
- 距離
- 14.9km
- 登り
- 625m
- 下り
- 676m
コースタイム
天候 | 快晴。気温13〜20℃ |
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過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
【復路】上大満BS(12:07)⇒HOME |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆岩殿観音窟石龕への参道は吾野駅西側踏切前から「南無岩殿観世音菩薩」と言う赤い幟が数多く立てられており、訪れる参拝者を迷う事無くあの世(?)の懺悔堂まで案内してくれます。懺悔堂内にお参りをしたい方は堂の左側から内部に入れます。ただしここは神聖な霊場です。しっかりと節度を持って参詣しましょう。又、残念ながら室生の滝は時期のためか水が流れておりませんでした。 ◆借宿神社から岩地蔵までは一般的な舗装された林道歩きですが、岩地蔵から右側の八徳集落へ行く林道に入ると、突然の様に斜面がキツくなり日当たりも急に悪くなります。やたら薄暗くて路面に苔が生えて、晴天にも拘わらずに空を樹木に覆われた路面は湿気を帯び、日中に関わらずにハロゲン灯と白色灯の外灯が薄暗い路面を照らし、ケダモノやモノノケが今にも出そうな雰囲気です。日中であっても女性の一人歩きは絶対に止めた方が良いと思います。(チョットだけ大袈裟かも?) ◆そんな薄暗い林道を不安な気持ちで登って来て、いざ八徳集落へ辿り着くと高い標高の、南に面した明るい急斜面に建つ住宅の数の多さに実に驚かされるし、南側の眺望に優れた山上の美しい集落である事に驚かされます。 ◆八徳上部の林道から大平山への山道は、危険個所はまったく有りませんでした。役行者像の前は広場になっています。大平山から笹郷への山道も問題ないと思います。 ◎トイレは、吾野駅以降は黒山バス停三叉路から、黒山三滝側へ入った場所まで有りません。自販機は瀬尾集落の製材所付近以降は全く有りません。八徳集落付近は決してハイカーが多く通る場所では有りませんので、残念ながら公衆トイレや一般人の水補給ポイントは一切有りません。 |
その他周辺情報 | 皆様ご存知の通り残念ながら、黒山鉱泉はどちらも閉鎖してしまいました。簡単な掘っ建て小屋みたいな入浴施設だけでも良いので再建して欲しいです。でも鉱泉のためボイラーが必要だから、採算上絶対に無理とは分かってますけど… |
写真
装備
個人装備 |
奥武蔵登山詳細図 1
昭文社 山と高原地図 1
シルバコンパス 1
トレッキングポール 1
緊急シート 1
単眼鏡 1
カメラ 1
メモ帳 1
救急セット 1
健康保険証 1
タオル 1
ゴミ袋 1
飲料水 1
ツールナイフ 1
ヘッドライト 1
予備電池 1
ツェルト 1
細引き 1
ショートスパッツ 1
GPS 1
携帯電話 1
携帯電話予備電池 1
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感想
今回のコースは舗装された林道歩きが多いので、一般的な山道のハイキングを望まれている方へは決してオススメ出来ない。今回は私も事前に舗装道路歩きの絶望感を覚悟して歩いた。なぜなら今回のハイキングの目的は山そのものでは無くて、ある意味においての地域に根ざした宗教・歴史関連施設だからである。
私個人が考える寺院や神社等の宗教建築物や路傍の石神・石仏等の宗教石造物とは、自分自身が帰依して深く信仰する対象と言うよりも、匠が技を駆使し魂を込めて作って以来多くの崇敬を集めて、長い年月をかけ深く浸み込んだ人々の祈りの歴史に対して、心より敬意を持って鑑賞させて頂くと言う考えが近いと思う。
そこで今回のハイキングは、いつもハイキング行き帰りの電車で通る度に気になっていた、吾野駅西側から登る埼玉県指定史跡の「岩殿観音窟石龕」、全国的に有名な狛犬が鎮座する「借宿神社」、ひっそりと山中に祀られている「役の行者像」、悲運の幕末の幕臣「渋沢平九郎自刃の地」を訪れる事を目的とした。
又、今回はまったく期待していなかったにも関わらず、初めて訪れた八徳集落から実に素晴らしい県境尾根の眺望を見ることが出来た。低山と言えども奥武蔵を決して侮るなかれであった。八徳集落から素晴らしい眺望を一人で感嘆して見ていたら、近くにお住いの高齢の方がたまたま通りかかって、ひとつひとつ丁寧に山名を教えて下さったのも実に有難かった。
どれを取ってみても奥武蔵山塊の懐の大きさと温かさを感じざるを得ないし、そんな奥武蔵に簡単に訪れる事が出来る事に、あらためて感謝の念を持つ事が出来た。恥ずかしながら上大満バス停で歩行を挫折したものの、本当に素晴らしい山行だったと自分では思っている。
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