花の百名山
新・花の百名山
北海道百名山
新日本百名山
しま山100選
日本の山岳標高1003山
北海道の山(分県登山ガイド)
百名山以外の名山50
日本百低山(2017)
北海道百名山(1993年版)
道北・利尻
最終更新:ヤマレコ/YamaReco
「花の浮島」で名高い礼文島の最高峰

礼文岳は北海道の礼文島の最高峰で、標高は490mです。
島を一望する眺めと、可憐な高山植物が魅力の山とされています。

礼文岳の山名は、島の名からとられたものです、その「礼文島」という呼び名はアイヌ語で“沖にある島”を意味する「レプン・シリ」が語源とされ、時を経て「礼文」へと変化しました。
花の楽園・礼文島

礼文岳がそびえる礼文島は、日本最北端に位置する離島です。
島の形は南北に細長く、大きさは東西に約8km、南北は約29kmです。大小さまざまな入り江や岬が入り組んでおり、複雑で美しい海岸線を有しています。

島全体が高緯度にあり植物にとっては厳しい環境のため、海抜0メートル付近から高山植物が咲き誇ります。「花の浮島」と謳われるほどで、レブンアツモリソウやレブンキンバイソウ、レブンコザクラといった固有種も存在しています。
礼文岳も登り始めから高山植物を愛でることができ、花の百名山に選ばれています。

島の大部分は草原で、チシマザサが風に揺れ、花が楚々と咲き景色に彩りを添えています。
気候により高い木々が育ちにくい中、トドマツやダケカンバ、ハイマツなど高山帯で見られる樹木が自生しています。

花を観賞しながら歩けるトレッキングルートも豊富で、礼文岳登山に加えて、島北部のスコトン岬から南部へ縦断する通称「8時間コース」も人気です。
さらに北海道で多く見られるヒグマは、礼文島には生息していません。
利尻山を雄大に望む礼文岳山頂

礼文岳の山頂には一等三角点が設置されています。島で最も高い場所とあって、島全体を見渡す大パノラマが満喫できます。

さらに海に浮かぶ利尻山の眺めは素晴らしく、天売島や焼尻島も望むことができます。スコトン岬の向こうには、サハリンが見えることもあります。
登山ルートは1本道

礼文岳の登山道は、内路(ないろ)からの1本のみです。
かつては起登臼(きとうす)から登り始めて、途中で内路コースと合流する道もありましたが、現在は廃道です。

内路登山口は海沿いにあり、海抜0m付近から登山が始まります。

序盤は樹林帯をゆるやかに登っていく静かな山道が続きます。

道のりの中間付近では、現在は閉ざされた起登臼コースの分岐点跡があります。

標高400m付近からは、周囲の植生がハイマツ帯へと移り変わり、視界が一気に開けてきます。
前方には礼文岳の山頂部が近づき、背後を振り返れば青く広がる海と、その向こうに堂々と浮かぶ利尻山の姿が望めます。
島観光も楽しみのひとつ

航空便の就航がない礼文島へは、稚内や利尻島からフェリーで時間をかけて向かう必要があります。そのため、島外から訪れる登山者の多くはせっかくならと、トレッキングとあわせてキャンプや観光も楽しむことが多いようです。

島の名物グルメはエゾバフンウニやホッケです。なかでも「ホッケのちゃんちゃん焼き」は、味噌と刻みネギをのせて炭火でじっくり焼き、焼けた部分から身をくずして食べるスタイルです。

また香深港の近くには、日帰り温泉施設のうすゆきの湯があります。掘削されたのは2008年と比較的新しく、源泉かけ流しの湯が堪能できます。
| 登山口 | 内路登山口(礼文岳登山口) |
|---|
基本情報
| 標高 | 490m |
|---|---|
| 場所 | 北緯45度22分20秒, 東経141度00分57秒 |
| 山頂 |
|---|
山の解説 - [出典:Wikipedia]
礼文岳(れぶんだけ)は北海道礼文郡礼文町にある標高490mの山である。花の百名山、新花の百名山、北海道百名山、新日本百名山。礼文島で標高の一番高い山である。森林地帯を抜け、草原地帯、はいまつ原、がれ場を通り、片道約4.5km。往路約2時間、復路約1時間半で登頂できる登山コースとして親しまれている。350メートルで森林限界に達する。ルート上にトイレ、水場は無く飲食物も売っていないので、内路集落で準備を整えておくことが望ましい。
また標高490mにもかかわらず天候が荒れることがあるので安易な気持ちで登攀するのは厳禁である。
晴れた日には、北にはスコトン岬の先に樺太、モネロン島(ロシア)を、南には礼文水道の先に利尻富士、天売島、焼尻島を見ることが出来る。礼文岳は主に中生代の地層で構成されている。
付近の山
この場所に関連する本
この場所を通る登山ルート
この場所を通る登山ルートはまだ登録されていません。




礼文岳の山行記録へ










Loading...