【根尾】魚金山 水鳥谷から北東ピークへ



- GPS
- 08:29
- 距離
- 8.5km
- 登り
- 875m
- 下り
- 856m
コースタイム
- 山行
- 5:41
- 休憩
- 2:46
- 合計
- 8:27
出だしGPSのログが乱れています(^^ゞ
天候 | はじめ曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
最寄りのトイレは林道入口の北へ約600mの根尾谷地震断層観察館(営業時間外も開放)。現地周辺にコンビニはありません。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
取付きからの作業道はしっかりしており、伐採地最上部までは快適です。ただこの日は雪があったので作業道が埋もれている個所がありました。 中腹から稜線はカレンフェルトの石だらけで、雪が減ってきている今、踏み抜き多発。 |
その他周辺情報 | 道の駅と温泉がセットであります。 【道の駅・うすずみ桜の里・ねお】 http://www.usuzumi.or.jp/sakura-sato/ 【うすずみ温泉四季彩館】 http://www.usuzumi.or.jp/index.php |
写真
感想
魚金山へは過去2回登っていて、最初はのりこし峠から高尾山経由〜林道歩きの最も一般的なコース。2度目は南の高尾谷からの尾根で登っています。いずれもGWの花の時期で、山頂の北東にあるピークのニリンソウの群生やカレンフェルトの花々がとてもよかった印象です。そのニリンソウの北東ピーク一帯は残念ながら大伐採地となっているんですが、その分展望がよかったので、一度雪のある時期に訪ねてみようと思っていました。で、3度目のコースは水鳥谷からの北東尾根としました。
【クジ洞橋〜550m伐採ピーク〜伐採地最上部】
林道・水鳥〜横蔵線はクジ洞橋まで雪は全くなく、そのすぐ手前のふくらみに駐車。見えている範囲の山肌にも雪は見られません。さすがに根尾といってもこのあたりはほんの入口の里山。私としては想定通りでしたが、同行の山だよ姉さんは最初からスノーシューハイクができると思っていたらしく、明らかに不満の意をあらわにしています(笑)
スノーシューを置いていくという山だよ姉さんを説得して、ザックにスノーシューをくくりつけていただき、クジ洞橋を渡り作業道へと入ります。取付き予定の尾根にむかって作業道を歩いていきますが、やがてそれは谷の奥へと向かっていきます。結論から言いますと、作業道は谷の奥からトラバースして目的の尾根へとむかって付けられていますが、この時点では不審に思ってしまい、戻って目的尾根の末端へとむかってしまいました。その尾根末端からはかなり険しい岩尾根をよじ登ることになり、そこをなんとか登り切って伐採地に出ると、右手の谷からしっかりした作業道が上がってきていました。帰りはこれを降りることになります。
尾根芯の作業道を登っていくと、鹿除けネットに出合います。これを開け閉めして抜けましたが、ネット脇を通って問題なく通過できることがわかり、帰りはそうしました。右手に北東ピークあたりの雪の付いた自然林の尾根がのぞきだし、それを楽しみに登っていきます。だんだん足元に雪があらわれ、所によってはラッセルになるような深さ。先の様子がまだ疑わしいのでスノーシューはつけずに進みます。
過去に登ったルートでは途中の展望はほとんどない印象でしたが、この尾根は伐採と引き換えに随所で展望が開けています。自然派ハイカーとしてはこれを喜んでいる場合じゃないんですが、雪化粧をしていると伐採地特有の殺伐感もさほどなく、何度も立ち止まってはこれを楽しみました。能郷白山こそまだ山頂部に雲がかかっていますが、岩岳や倉見など根尾の山々がすっきりと眺められました。
途中、休憩に適した伐採地の小ピークで小休止をとったりして伐採地最上部へとやってきました。ようやくここから自然林の尾根歩きとなりますが、案外な急斜面なのと雪がペラペラで滑りそうということで、アイゼンをつけることにします。急ぐこともなく展望を楽しみ休んでいるうちに能郷白山の雲がとれて真っ白な姿を現してくれました。
【伐採地最上部〜北東ピーク〜魚金山〜北東ピーク】
落ち葉の上に積もった柔らかくて薄い雪に対してアイゼンは大変有効で、余計な力を入れなくてもサクサクと登っていけます。ただアイゼンがどろどろになりますが(^^ゞ
急登を終えると雪の量が増えたので、ここで満を持して担いできたスノシューを装着。感じの良い自然林の広い尾根をスノーシューハイクで進みます。それにしても雪があってくれてなによりでした。どうにか山だよ姉さんに怒られずにすみました(笑)
ところが雪の下はカレンフェルトのため空洞が多く、雪量が十分とはいえず踏み抜き多数^^; こんな時もスノーシューがブリッジとなって助けられることも多々ありました。ツボ足では歩けたもんじゃなかったでしょう。
だんだん雪も増え快適に歩けるようになって、魚金山北東ピークのある台地に到着しました。まずまず思い描いた通りの雪原となっていて、能郷白山を主役に、舟伏山からドウの天井、大白木山、雷倉などの根尾の山々の大展望が広がっています。さらに花房山や小津権現なども。雪原にスノーシューのトレースを刻み、ひとしきりこの展望を満喫しました。
そして無雪期にはヤブで歩けない魚金山への稜線を進みます。が、途中一旦林道により断ち切られ、再び尾根に乗りかえして魚金山に到着。展望は北東ピークの方がはるかにいいですが、伊吹山だけはここにこないと見られません。三角点を掘り出そうかとも思いましたが、新雪の下は堅い雪だったのであっさり諦め。
お腹もすいたことだし、さっさと北東ピークに戻るとしましょう。今度は早めに林道に降りて雪タップリを楽しみ、再び北東ピークへ。風もなく暖かな大展望の雪原で2時間ほどの大休止となりました。ちなみにGWの頃ならここはニリンソウのお花畑です。
【北東ピーク〜クジ洞橋】
素晴らしい展望に別れを告げて下山開始です。雪はさらに緩みカレンフェルト地帯は地雷原さながら。踏み抜きに気を付けながら切り抜け、伐採地をどんどん降りていきます。
そして登りで使った岩尾根との分岐から谷へと向かう作業道へ入ると、しっかりした道でトラバースして行きに別れた作業道につながっていました。
そしてクジ洞橋をわたり駐車地へ無事帰還となりました。
今回は雪原となった北東ピークを見てみたいというのがテーマであり、その期待に見事に応えてくれた魚金山。でも、やはりこの山は春の花の季節が一番楽しいかなと思います。
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