六郎(太郎)小屋山・不老山・三国山〜丹沢湖の流域分水嶺を歩く。その1


- GPS
- 09:23
- 距離
- 20.6km
- 登り
- 1,710m
- 下り
- 1,038m
コースタイム
- 山行
- 7:51
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 9:13
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
丹沢湖から旧展望台に上がるまでの道は廃道同然で足元あまりよくありません。 旧展望台から六郎小屋山へ上がる尾根には一部踏み跡不明瞭個所があります。 尾根を忠実に辿って行けば問題ありませんが、林業作業道に引き込まれないように注意が必要です。 危険個所は尾根を登り始めてすぐに崩壊地の上部を通過するところがあります。崩壊地側に近づくと非常に危険です。位置取りに注意が必要です。 |
その他周辺情報 | 明神峠のトイレは撤去されていました。パノラマ台の駐車場にトイレがありました。 |
写真
感想
今年の目標は数年来暖めていた丹沢湖の分水嶺を歩くことに決めていました。
ようやく雪も消えて日が長くなってきましたので取り掛かることにしました。
初回は丹沢湖(三保ダム)をスタートして直接不老山に上がり、県境尾根を辿って三国山から鉄砲木ノ頭まで歩くことにしました。
事前にネット等を調べてみるといくつか記録が紹介されていて一応尾根には踏み跡はあるようです。某有名ハイキング誌にも山行記録が紹介されていましたのでいろいろ参考にさせて頂きました。
丹沢湖から旧展望台に上がる入口にはチェーンで通せんぼされていました。
ここから先は自己責任になりますのでご注意ください。
いきなり急斜面をジグザグに登って行きますが、廃道同然で足元も不安定です。倒れた手摺りが道案内をしてくれる始末です。
旧展望台から尾根に入るとすぐに崩壊地の上部を通過します。ここがこの尾根唯一の注意しなければならないポイントです。あまり縁に近づきすぎると危険です。すこし尾根を巻くような感じで通過します。振り返ってみてぞっとしました。
崩壊地を過ぎてしまえば危険と思われる箇所はありませんでした。踏み跡は何度も見失いましたが、尾根上には境界杭やマーキングがあります。植林帯は作業道がついていますので誤って迷い込まないように注意が必要です。結構な登りですが、我慢して尾根を忠実に辿っていけば問題ありません。
途中でミツマタに出会いました。小規模でしたが、辺りには甘い香りが漂っていました。思いがけない出会いにちょっと心が和みます。
心配していた藪漕ぎもなく刈り払いもされていて助かりました。刈り払いされたところは根元が槍のように尖っていて転んだりするとあぶないなと感じました。トレッキングシューズなら大丈夫だと思いますが、底の柔らかいシューズを履いていると踏み抜く可能性もありそうです。
六郎(太郎)小屋山山頂には山頂を示す標識はありませんでした。うっかりすると気が付かずに通り過ぎてしまうかもしれません。
山頂を越えると再び笹薮が現れますが、踏み跡はしっかりしていて煩わしい程度で通過できます。ただ笹は鹿さんに結構食べられているようですのでいずれ無くなってしまうかもしれません。鹿の糞が結構落ちてました。
日影山辺りは最近林業の手が入っているようです。山頂は刈り払われていました。
こちらも山頂を示すものは見当たりませんでした。
日影山を越えれば踏み跡もはっきりしてきます。間もなく一般ハイキングコースと合流してバリルート終了です。
番ヶ平で林道を横切ります。展望が開けていたので林道の縁まで進もうとしたところ、林道の縁から大きく崩落していることに気がつきました。横から見てみると結構危ないです。要注意です。
不老山山頂までの登りは結構きつく感じました。ようやく辿りついた山頂は誰もいませんでした。やはりこの山域が賑わうのはサンショウバラの花が咲く頃なんでしょうね。
サンショウバラの丘は眺めがいいので休憩に最適です。
西丹沢を一望できます。今年は西丹を歩くぞー。
このあたりで黄色い花を結構見かけましたが、帰ってから調べてみるとアブラチャンのようです。山中で桜はほとんど見かけませんでした。
白クラノ頭付近からぶなの木が現れ始めます。まだ新芽は出ていませんでした。
湯船山辺りから風が強くなって雲行きも怪しくなってきます。雨だけは勘弁してほしいです。風があると結構寒いです。
明神峠のトイレはありませんでした。シーズン中だけ設置されるのかしら?
三国山の登りでオフロードバイクとすれ違いました。登山道で自転車(MTB)とすれ違ったことは何度かありましたが、エンジンのついたバイクに出会ったのは初めてです。そう言えば不老山付近からバイクの轍らしきものがありました。まさかとは思っていましたが現実に出会ってみてビックリです。やはり登山道の走行はまずいでしょう。
三国山から一旦車道(三国峠)に下って鉄砲木ノ頭への登り返しは結構きつかったです。道も大きくえぐれていてとても歩きにくかったです。
展望が開けると山中湖側が広く焼き払われていてビックリ。最初山火事でもあったのかなと思いましたが、富士山の裾野で野焼きが行われているのが見えて合点がいきました。ここも野焼きが行われたようです。帰って調べてみると確かに載ってましたね。
鉄砲木ノ頭(明神山)山頂からの眺めは最高でした。風を避けて刻々と変わる富士山の姿をしばし鑑賞していました。
野焼きされた中を歩くのは初めての体験です。
正面に富士山を眺めながら下りるのはちょっと贅沢ですね。
パノラマ台でトイレを拝借してあとはバス停まで歩くだけです。このあたりも野焼きされているのには驚きです。
三国山ハイキングコース入口のバス停に到着しましたが、最初からバスの時間がないことは分かっていましたので旭日丘まで車道を歩きます。さすが観光道路(マリモ通り)なので歩道がしっかりついています。
途中から湖岸に下りることができましたのでしばらく湖岸を歩きました。適当なところで車道に上がって旭日丘バス停に到着して本日のミッション終了です。
次回は鉄砲木ノ頭からスタートして分水嶺の続きを歩きます。歩き直しも含めてなんとか年内に一巡りして丹沢湖に戻ってきたいと思っていますが、さてどうなることやら。
今回も静かな山行になりました。山中で出会ったのは2組だけでした。この山域は人気ないみたいですね。
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