日光:男体山(二荒山神社コース)


- GPS
- 06:40
- 距離
- 7.8km
- 登り
- 1,213m
- 下り
- 1,194m
コースタイム
天候 | 晴れ〜曇り、雪がパラつく場面あり |
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過去天気図(気象庁) | 2017年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
(ピストンのため帰りも同じルートです) |
コース状況/ 危険箇所等 |
岩場のあたりはやや浮き石が多い印象で、足を乗せるときは注意が必要です。 |
その他周辺情報 | 帰りのバスまで時間があったので、華厳の滝まで歩いてみました。さすがにエレベーターの営業時間は過ぎていましたが……。 |
写真
装備
個人装備 |
ザック
トレランシューズ
ヘッドランプ
地図
コンパス
スマートフォン
バッテリー
昼食
魔法瓶
プラティパス
エマージェンシーセット
レインウェア
フリース
靴下
Tシャツ
カメラ
|
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備考 | 山頂付近は風が強かったためにかなり寒く、グローブが必要だったかなと感じました。体感気温は冬の低山とほぼ変わりません。 |
感想
「日帰りできる体力的にキツい山」として聞いていた山の一つ、男体山。
昨年秋に鷹ノ巣山の稲村岩尾根を登ってからは「次の体力勝負の山」として常に視界に入っていた山でした。
その男体山に先日、登ってまいりました。
登ってみて思ったのは、噂に違わぬ体力勝負の山だなと。
技術的には高いものは要求されません。やや岩場が長いですが「技術的には」初心者でも充分登れる山でしょう。
問題はその標高差。僅か数キロの間に、休む場もほとんどないまま一気に1200mを登っていきます。
しかも、そのうちの数割は延々と続く岩場。低山の縦走で鍛えたはずの足が上がらなくなっていくのを強く感じました。
一合目から三合目までは背の高い樹林帯の中を歩く道。傾斜が結構きつく、序盤から飛ばしてしまうとその日はひたすら疲労との戦いになってしまいそう。
三合目から四合目までは舗装された林道歩き。電波も入りますね。
四合目からはいよいよ本格的な男体山アタックの始まりです。
六号目付近までは平和な、踏み固められた登山道。このあたりは問題ないでしょう。
六合目から九合目までは延々と続く「鎖を張るほどではない岩場」エリア。ここが一番体力を奪う箇所だと思います。
九合目付近からは土の質感が代わり赤茶けた、ざらざらした質感に。時折、砂のような踏み心地を感じます。
そして、九号目を少し進むと森林限界が。このあたりからは砂で大変滑りやすくなっているので、譲り合いの精神を忘れずに。
山頂(正確には山頂ではないらしいのですが)はとにかく広いですね。360度、どこを見渡してもほぼみんな「自分より低い山」しかないという絶景!
あ、ちなみに白根山は男体山より高いです。が、この日は雲に覆われて山頂は見えませんでした。
日光付近では唯一、未だに雪が残っているようで。あちらにもいつか行ってみたいですね。
……そんな今回の男体山登拝。
天候や気温も想定外のものが多い山行になりました。
序盤はまるで夏。Tシャツ1枚すらも鬱陶しく感じるほどの暑さでした。が、少しずつ曇が空を覆う時間が長くなってきます。どんよりとした黒い雲も。
そして山頂が近付くにつれて風も強くなってきます。森林限界を超えたあたりからは遮るものもなく、山の強い風が直接身体を打つほどに。
慌ててTシャツの上にフリース、ウィンドシェル代わりのレインウェアを羽織ります。朝、家を出る前になんとなくザックに突っ込んだフリースが、まさかそんなに役に立つとは……。
グローブの類をまったく持っていかなかったので、山頂付近ではかじかんでカメラのシャッターを押すこともできないほど。
でも、風が途切れたり、太陽が顔を覗かせたりすると一気に暖かくなるんですよね。山の気まぐれな変化を痛感した一日でした。
そして下山中は、6月にも関わらず雪がパラつく瞬間もありました。山頂、寒かったですからね……。
「風に煽られると一瞬雪が舞う」程度でしたので、特に対策などの必要はなかったかなと。
そんなこんなで様々な変化に揺さぶられながらの6時間半。
かつてない疲労感と、抜群の達成感を得た山歩きでした。
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