記録ID: 123003
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥秩父
雲取山
2011年07月17日(日) [日帰り]



- GPS
- --:--
- 距離
- 9.4km
- 登り
- 1,373m
- 下り
- 429m
コースタイム
往復21.4km 10時間
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
当日はとても良い天気だった。真夏の一日が良い天気であれば当然気温が高い暑い一日と言う事だ。 三峰神社の駐車場から石畳を歩き登山口へと向かう。鳥居の横に設えてある登山届に記入して自分たちが当てはまるルートのカウンターをノックしていよいよ登山開始となる。 ほどなく三峰神社奥の宮にあたる妙法ケ岳に向かう鳥居が現れる。雲取山へは鳥居をくぐらずに真っ直ぐに進む。「三峰山」と言われる山はこの妙法ケ岳と白岩山・雲取山の3山を合わせた総称らしい。今回は三峰ならぬ二峰山登山というわけだ。 ヒノキに囲まれた暗い登山道は緩やかに登り続けている。途中の所々に有るベンチを横目に一時間ほど足を進めると地蔵峠に着く。ここから霧藻ケ峰までもうひと頑張りだ。霧藻ケ峰手前にある秩父宮様ご夫婦のレリーフの前を過ぎ霧藻ケ峰休憩舎前のベンチで一休み。小屋のオジサンに「ビール冷やしておいてね!」と冗談を飛ばして再びザックを背負いお清平へと下って行く。この頃まではまだまだ元気だった・・・ お清平から白岩山に至るまでのルートはこの登山で一番辛かった。一気に標高を稼ぐ区間で200mの高低差をド〜ンド〜ンという感じで登って行く。正直言って登る時は何とか一歩一歩を刻んで休まずに登り切ったのだが、帰路に同じ道を下った時に「ええっ、こんなに急だったの?!」と驚いたものだった。 前白岩の肩を越えて前白岩山に着く。彼方に見える富士山の雄姿が一服の清涼剤となる。山頂から下って来たオジサンたちに先の様子を聞くと「この先の白岩山への登りがキツいけど、その後は“遊び”だよ!」と言うので「じゃあ、遊んで来るか!!」と気合を入れて歩き始める。白岩小屋に着き原くんとしみたかは水場へ水を汲みに行った。片道10分と聞いて私はパス。約30分後に小屋を後にして再び急登で白岩山に辿り着く。 白岩山からは遊びだというオヤジたちの言葉を信じていた我々だが芋ノ木ドッケから先で登山道は下る一方になる。折角ここまで稼いで来た標高を一気に下げる登山道を恨めしく思いながら進んでいた。それは登って来た事への思いも勿論だが「帰路にここを登るのか・・・」という思いも多分に有った。下り切った先が大ダワで男坂・女坂の分岐になる。相談するまでも無く女坂を進む。 30分弱で雲取山荘到着 冷えたアサヒスーパードライ350m・l缶500円が手招きしていたが飲む元気も無い。この私がビールに背を向けるのだがらそのバテ具合も推察出来るというもの。山荘の前の水場で飲むと10歳若返るという力水をもらい0歳の私が山頂を目指す。これがまたキツい登りで一気に50歳に戻る・・・。ようやく山頂に辿り着いたのが11:30だったから20分の登りだった。 山頂は結構賑やかで東京都最高峰に相応しいお洒落な登山者たちがあちらこちらで楽しそうに昼食の輪を作っていた。しばし景色を楽しんだ我々もそれらの中に溶け込んで昼食とした。 さて下山! と、いつもの我々なら元気の良い筈の行程も「ええっ、こんなに登ったの?!」というくらいの下りに言葉も出ない。登りは無口でも下りで馬鹿を言いながら歩くのがいつもの我々のペースだが、今回は下りでも軽口など出ないほどキツい。まあ標準は山荘泊まりの1泊コースであり日帰りをするのは健脚向けとされているのだからプチ健脚気取りの我々ではこんな顛末になるのも仕方あるまい。でも日の長いこの時期を選んでの登山は功を奏して明るいうちの16:00下山。大滝湯で汗を流して帰路についた。 雲取山に尻込む私に「行き先を変えたら来れますか?」と優しい気づかいをくれた原くんや、終始私の後に付いて登ってくれたしみたか。今回は残念ながら息子との登山は出来なかったが、誕生日を10日後に控えて仲間たちとの苦しくも楽しい登山の思い出が出来た。また何処かに行きたいと思う仲間がいることは素晴らしい事、幸せな事、そう思いながら日記を書きあげた。 |
写真
撮影機器:
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:895人
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する