『中年ハイカー はじめて穂高にのぼる』 前穂〜奥穂高岳 周回
長野県
岐阜県
gg_
- GPS
- --:--
- 距離
- 24.5km
- 登り
- 1,948m
- 下り
- 1,940m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 9:18
- 休憩
- 2:12
- 合計
- 11:30
・渋滞待ちもあったが、苦手の岩場下りのタイムが遅い
・難コースの割にはハイカー多数。譲り合いの精神で素晴らしい峰々眺めながらゆったりした気持ちで
・走れない私にとっては本谷橋からのロードがやっぱり長いし辛かった
| 天候 | 晴 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2017年09月の天気図 |
| アクセス |
市営第3駐車場（すみ沢駐車場）利用 ￥600/0時〜24時 ※￥600/24時間と間違えて10分間に￥600払っちゃいました（涙） 隣接する沢渡バスターミナルからシャトルバス又はタクシー バス 往復割引￥2050 片道￥1250 タクシー￥4200（4人乗り又は5人乗り） 追記） ・始発はシャトルバスが早いですが、最終は路線バスの方が遅い ・タクシーは4時過ぎには出発するが、トンネルゲート前で開通待機する為それほど時間的メリットはないかも。逆に19:00閉鎖（夏は20:00）に間に合うのであれば、終バス後でも上高地バスターミナルで待機してくれるので、いざという時は助かる（電話0263-95-2351にて予約要） 上高地シャトルバス http://www.alpico.co.jp/access/kamikochi/sawando/ 路線バス http://www.alpico.co.jp/access/kamikochi/shinshimashima/ |
| コース状況／ 危険箇所等 |
◆重太郎新道＆吊り尾根 3点支持で岩場を登り下りできないなら来るべきところではないというのは大前提。 印が多くルートは分かりやすい。鎖や梯子等の整備もされており、ルートをきちんとトレースすれば問題なく登り下りできる。ビビリの私でも格別ヤバいと感じるような箇所はなかったと思う。しかし、落石や滑落をおこせば即重大事故につながる為、緊張感は常にある。 個人的には、穂高岳山荘への降下が最も神経すり減らした。 |
| その他周辺情報 | さわんど温泉 梓湖畔の湯 ￥720 http://www.sawando.jp/ |
| 予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
拍手
装備
| 個人装備 |
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
レジャーシート
地図（地形図）
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
|
|---|
感想
登山をはじめて3年。喜びや楽しさ、怒りや悲しみ、時には悔しい思いも味わった。雨風の稜線で一人寂しくて堪らないこともあった。そして神々しい光景に感涙を流したこともあった。
山ハイカー憧れの峰々は幾つかあれど、まず第一に挙げられるのは穂高であろう。槍や劔も（怖くて）素晴らしいが、まずは穂高だ。岩が性に会わない（というか怖い）私は、憧憬の念を持ちつつも避けてきた、否逃げてきたのだ。しかし、色々な経験を経て「時は熟したり」という思いに至ったのである。
8月の天候不良のせいもあるが、なかなか決心がつかず時間だけが過ぎていく。「涸沢カールの紅葉絡めて行こうかなぁ」などと少々逃げ腰で様子見していたが、チャンスを逃せば来シーズンになりかねない。ここは重い腰をあげ、温めていた『前穂＆奥穂の周回コース』を調べ始める。そして、ついについにこの日を迎えるのである。
夜の長距離ドライブで沢渡に向かう。馴染みのあるアカンダナから乗り継ぎしたかったが、始発バスや終バスの時間を考慮すると沢渡の方が良い。
23:50分頃に市営第3駐車場にゲートインしたのだが、これが失敗だった。24hで600円と思い込んでいたが、0：00が日付変更の起点だったらしい。おかげで2日分1200円払う羽目になった。
前日も睡眠少な目だったので眠れることを期待するもまったく眠れない。緊張と興奮のせいであろう。いつも眠れないから慣れてはいるが、できれば今回は眠りたかった。何しろ私史上最難関ルート、体調万全で望みたかった...
AM3：00過ぎ頃からボチボチと準備を始める。”眠れないから”といって”眠たくない”わけではない。分かっていただけるであろうか？この切ない感覚を。まだ早いとは思ったが、とりあえず発券所まで行ってみる。やっぱりまだ誰も並んでいない。できればタクシーで相乗りしたかったので、ウロウロと周囲を見渡しているとそれらしい方々が歩いている。相乗りをお願いしてみると快諾してもらえた。
相乗りは私含めて全部で5名。男女2名のDUOハイカーさんと、同じく男女2名のDUOトレラン風さん。きゃぴきゃぴ感漂うリア充カップル2組の中に、オッサンソロハイカーが過ごす狭小空間はちょっとキツイ。しかし、こんな時間から上高地に向かう輩にぬるいハイカーなどいないのであった。DUOハイカーさんは私と同じく前＆奥穂の周回コース。DUOトレラン風さんはジャンダルムを目指すと言う。なかなかタフなルートだ。女性同伴にもかかわらず、当然のように二組とも日帰りだと言う。
釜トンネル前でゲートが開くのを20分程待機した。空を見上げると、どうやら天気も良さそうなので期待で胸が高鳴る。一番乗りで上高地へと乗り込むと、後続の車が続々とやってきて、バスターミナルはアッという間にハイカー達で賑う。
最近は気温も下がってきたし、ルート上で水を補給する場所も多い。よって1.5ℓでスタートすることにした。初期設定で持つ水量として、それでも結果的には多過ぎたぐらいだ。
まずは梓川沿いを歩いて河童橋に向かう。河童橋からは今日の目標地点を望む。遥か彼方に前穂高、吊尾根、奥穂高の稜線...武者震いが止まらない。何だかまたトイレに行きたくなってきた。
登山口までは木道歩きのウォーミングアップ。登山道に入っても歩きやすい整備された道が続く。今回のコース全般に言えることだが、印が多いのでルートに迷うこともないし、道も整備されていて、ルートは安全なところをきちんと選ばれている。危ぶない箇所も勿論あるが、それなりに安心して歩くことができたように思う。
問題は体調。悪いという程ではないが少し頭痛がするし眠い。樹林帯を超えガレ場に出ると見通しが利くようになった。西穂から奥穂へと連なるギザギザ稜線が、太陽に照らされて美しい。眼下には先ほどまでいた上高地を眺める。気温は熱過ぎず寒くなくといったところ。それでも私の”ライトグレー”のシャツは”ダークグレー”になってきた。何故ならそう...汗っかきだから（涙）
程なく岳沢小屋に到着。小屋の前のテラスには一人のトレラン風ハイカーさんがいた。お話したところジャンダルムに向かうらしい。しばらくすると、タクシー相乗りしたDUOトレラン風さんも到着。こちらも予定通りジャンダルムに向かうらしい。まさにジャンダルム祭り。今日はどれだけの人がジャンダルムに向かうのであろう。
それにしても身軽な彼らの姿が羨ましい。装備が軽いという事は大きなメリットであり、身軽さはむしろ安全だったりもする。まぁ反対にリスクを伴うこともあるだろう。ジャンダルムが鎮座するあの稜線は、勿論ランするようなルートではない。でもチャレンジする彼らの姿はまさにトレランのそれに類似していた。あまりの軽装にちょっと驚きもあるが、まぁ考え方の違いであり”それもあり”なのである...唯一の正解などない。
岳沢小屋のテン場を過ぎると、ちょっとしたお花畑ゾーンだった。先回まではお花撮影に勤しんでいたが、今日はそんな余裕なし。そして徐々に岩場が増えてきて、梯子や鎖も出てくる。そう、ここからが有名な『重太郎新道』、真のスタートが始まったのである。
◆今田重太郎（穂高岳山荘HP抜粋）
穂高に生涯をささげ「穂高の名ガイド」と呼ばれた。標高2,996m、奥穂高岳山頂直下に建つ「穂高岳山荘」の礎を築いた。その生涯を通して、登山客の命を守り、登山客が安全に体を休めて英気を養える快適な山小屋造り、登山に慣れない女性子供でも安全に通れる登山道造りを目指した。「僕は穂高に生かされている」生前重太郎がよく口にした言葉である。
前泊していたハイカーさんだと思うのだが、前方にチラホラと見えるようになった。そろそろメットをした方がいいかもしれない。メットが必要な山行に備えて購入したのは良いが、なかなか出番が来なかった。というか、買った割にはそういうルートは避けていた。
さて、このメット購入には少し苦労話がある。「グリベルかっけえなぁ、BDもなんかできるっぽいなぁ」スマートな形状でお気に入りの色をネットで散々吟味し、悩みに悩んでいざ購入しに行った。と、ところが、すべての候補が私の頭に合わない。薄々気づいてはいたのだが、どうやら私の頭蓋骨の形はNGらしい。私の頭の上にただ不格好に乗っかてるだけの素敵なメット達。”見てはならぬモノから目を逸らす”定員さんの気遣いが心に痛い。「やっぱり海外製品ばかり扱ってちゃいけませんよね」などという自虐的かつ同情的な接客が心に染みる。こうなったら日本人体形に優しいブランド”門鈴”さんへいざGO。やぱっぱりありました...私の頭に合う商品が。その結果、今私の頭に乗っているのが、微妙〜な辛子色の少々ごついメットなのである。
遠方を眺めると、乗鞍岳がこんなにも鮮明に見えるのはいつ以来だろうか？その奥には御嶽山、手前には美しい霞沢岳。渋滞待ちではこの景色を眺めて心落ち着かせ、お礼を言いながらパスさせていただく。徐々に前穂高への急登（というか壁）が迫ってくると「本当にこの壁を登るのか？」などと不安にもなるが、実際は何とかなるものである。
多くのハイカーさんと励まし合いながら、前穂への分岐点となる『紀美子平』に到着。皆さんここで一服。私も直登に備えてオニギリとドーピングゼリーを投入する。いつもはザックを置いて行かないのですが、今回は多数のザックの横にデポしていくことにした。まぁあの遥か上空までそびえ立つ岩壁を見上げたら、誰でも置いていきたくなるよね。
◆紀美子平
1951年（昭和26年）に、今田重太郎が、上高地から穂高岳への登山道である『重太郎新道』を開設した。『紀美子平』はその作業中に、5歳の娘をここで遊ばせておいたことから命名されたとのこと。
※言っておきますが、決して幼児を遊ばせておくような所ではないです（汗）
ここからは、今まで以上に三点支持＆自重を持ち上げるような岩登りが多くなる。渋滞箇所も増え、他者に対する気遣いも必要だ。先のルートを注意深く観察し、浮石に注意を払いながら一歩一歩確実に登っていく。
しかしここでトラブル。なんと足が攣ったのだ。しかも両足。こんな序盤で足が攣るなんてことは初めての経験。いつもと違う筋肉の使用、悲しいくらい柔軟性のない身体、寝不足による体調不良、標高によるプチ高山病、まぁ理由は色々と考えられるのだが、こんなところで右往左往はしたくない。ちょっとペースを落として様子見しながら登った。
高度を上げると、今まで見えなかった景色が眼前に飛び込んでくる。少し雲もあるが、八ヶ岳、富士山、南ア、中アが望めた。奥穂から連なる岩の稜線の先には、槍が鎮座していた。前穂南陵には、明神岳岩峰群の迫力が凄い。かつて歩いた常念山脈と表銀座の稜線も見える。飽きることのないその圧倒的な風景を楽しんでいると、ついに前穂高岳に登頂である。
憧れの穂高山頂。思いのほか広い山頂だが、岩を積上げただけなのような所なので、ゆっくり腰を下ろす雰囲気ではない。危険はないが何となく緊張感漂うピーク。ともかく端まで歩いてみることにした。
ここから眺める景色は、今まで見たどの山頂とも異質であった...そうまさに岩の殿堂。何と表現したら良いのであろう。生物の生息を決して許してはくれない完全なるデスゾーン。畏怖という言葉にふさわしい神々しい領域。ず〜と居たいような早く立ち去りたいような喜びと恐怖の浮遊感。
そして穂高山荘トップページの言葉が脳裏によぎるのである...
「ようこそ、信じられない世界へ」
【前穂高岳山頂】
休憩時間を目一杯使って山頂を楽しんだ。次はいよいよ本格的な岩場下り。ここからが最も神経を使う場面である。私が苦手なのがザレ場、ガレ場、岩場の急斜面下り。これまで培ってきた全能力を使って安全に下りていかなければならない。幸いにして危険な状況になることもなく、時間はかなりかかったが、無事に紀美子平まで帰ることができた。
あくまで初級者の意見なのだが、こういったルートで必要なのはテクニックというよりも筋力とスタミナだと思う。自分の体をきちんとコントロールできる筋力、長時間動いても集中力が切れないスタミナ、これらが肝要。有名な一般登山道であれば、よほどのことがない限り一触即発のような危険な箇所はほとんどない（もしくは避けられる）のではないだろうか？知識は必要だが、山歩きにおけるテクニックなどというものは『習うより慣れろ』なのだと思う。正直言うと、以前コラボハイクで連れて行っていただいたバリ＆ヤブルートの方がずっと難儀した。
紀美子平からは『吊尾根』を通って奥穂まで縦走する。途中鎖場もあるし、切れ落ちた斜面をトラバースするような道もあるのだが、今まで同様「怖い」と感じるような箇所はほとんどなかったと思う。それよりも、素晴らしい景観を楽しみながらの岩の稜線歩き。奥穂まで続く道を眺めるとワクワクしてくる。
とは言え、高山にちょっと弱い私は、少し吐き気がするようになっていた。もしかしたら寝不足のせいかもしれない。エネルギー補充したいところなのだが、固形物を受け付けることが難しい。ゼリーと粒状のエナジー食品、それに秘密兵器”コンデンスミルク”を流し込む。コンデンスミルクはNHK『にっぽん百名山』の萩原編集長から教えてもらった（もちろんテレビでね）。高カロリーで食べやすく、夏場には良いとの事だった。これはまさに大当たりで、最近の山行にはいつも持ち歩いている。
徐々にガスが上がって来た。時折奥穂山頂が隠れてしまうこともあった。急ぎたいところではあるが、焦ってはいけない。「まぁ成行に任せましょう」といった余裕で歩を進めていく。このルート上でもソロの女性ハイカーに沢山お会いした。中にはテン泊装備の方もいらっしゃる。この岩稜エリアを大きなザック背負って上り下りすることの困難さは想像を絶する。「いやはや、大したもんだ」以前は”ユルカワ山ガールさん”を（あくまで問題ない程度で）ほっこりと眺めていたが、今は”縦走＆重装単独山女子さん”に尊敬の眼差しを送る（というかなんか萌える）。
私は現在のところ”Onedayロングハイカー”というカテゴリーに一応属すと思われる。そういったカテゴリーのレコを拝見すると、スピード＆ロングハイクのドM超人さん達が沢山いらっしゃって「すげえなぁ」といつも思う。でも、アルプスの稜線で出会う 70ℓ超ザック背負い連泊しているドM剛者さんを見ると度肝を抜かれる。そして更に上位ジョブが、バリ＆ヤブ職人のドM猛者（ちょっと変人？）さんですな。
話を山行に戻す。天空の縦走路を軽快に歩いていると冷たい風が出てきて少し肌寒い。そして奥穂の直下あたりまで来れば反対側の涸沢カールを見下ろすことができた。相変わらずとても美しいカールである。その後、ついに憧れと恐怖の象徴『ジャンダルム』の全景が姿を現し、奥穂ピークハントまではもう間もなくであった。
40代半ばにして山に出会い苦節3年（ぬるい私に苦節という言葉は似合わないかぁ）。遂に穂高岳最高峰に立つ事が叶った。山頂は前穂ほど広くはない。しかし、その絶景は前穂以上かも。蛇行しながらも槍へと連なる一筋の稜線を正面に眺めることができた。そこから少し左に視線をずらせば、美しき北ア最深部の峰々が心を打つ。
そして何といっても圧巻はジャンの大迫力。誰が名付けたのか知らないが、尾根にそびえ立つ憲兵＝ジャンダルム。安易に近づくことを許さぬその姿。自然が作り給う異形の存在。皆が憧れるのも分かる。ジャンからも次々と登山者がやって来た。皆の顔からは、疲労と安堵、そして達成感を伺い知ることができる。山頂の喧騒を少し離れ、岩の巨人を長い間ずっと見つめていた。今まであまり興味がなかったジャンダルム。いつの間にやら私もあの頂きに立ちたいと思うようになっていた。そして何だかよく分からないのだが「きっとあそこに立つことができる」という根拠のない自信が沸いてくるのだった。
【奥穂高岳山頂】
さて、名残惜しいがまだまだ先の行程は長い。奥穂に別れを告げて、白出のコル 穂高岳山荘を目指す。しばらく岩の稜線歩きを楽しんだ後、いよいよ穂高岳山荘への急降下が始まる。実はここを一番危惧していたのだが、やっぱり今日一番の核心部だった。
石を落とせば、楽しい歓談中のテラスがまさに血の海＆地獄絵図となるであろう。岩でも落としようものなら、”穂高岳山荘屋根崩壊 今シーズンは絶望的”の紙面が目に浮かぶようだ。下界のハイカーさん達の視線を浴びる中（実際は誰も見てはいない）、「下手な姿は見せられない」という”ちっぽけなプライド”が妙な緊張感を誘う。
「浮石あるし、段差も大きいし、梯子は長いし、鎖は使いずらいし、印も一部分かりずらい、そもそも落下防止ネットがない」などと頭の中は愚痴ばかり。先ほどまでは重太郎氏に対する尊敬の念で一杯だったのだが、「どうしてこんなところに山荘おっ建てたんだ！重太郎〜！」という思いで必死だった。
コースタイム時間をフルに使っての穂高岳山荘到着。もの凄くもの凄くもの凄く（3回言います）神経すり減った...できればもう2度と下りでは使いたくない。体の疲労感はないのだが、精神的ストレスに苛まれ続け、
「燃えたよ、燃え尽きた、真っ白にな…」
まるで”あしたのジョー最終話”のようなセリフを吐く中年ハイカーであった。
はじめて訪れた穂高岳山荘テラスからの眺めは最高。涸沢ヒュッテで飲もうと思っていた祝杯をここであげることにする。のど越し流れる黄金水が五臓六腑に染みわたる。そして”フェイスタイム（テレビ電話）”を使って家族にもこの景色を見せてあげた（実は吊尾根でもフェイスタイムした）。いやはや科学の進歩と普及はすごいですな。
危険ゾーンが去ったとはいえ、ここで緊張感を途切れてさせてはいけない。ザイテングラードも事故多発地帯である。涸沢カールまで続くこの下山道中には、多くのハイカーさんが歩いているのが見える。もう一度気を引き締めて一歩を踏み出して行く。
ザイテングラートは今までに比べれば安心感あるが、ハイカーが多いのと距離が長いので、注意散漫にならないようにすることがミソだった。蓄積した足の疲労も表面化するころなので、時々立ち止まっては身体に異常がないかチェックする。
思いのほか長いザイテンを終え、涸沢小屋に到着。見上げる涸沢カール。今日歩いた吊尾根を眺めて感無量。本来なら涸沢カールだけでも大感動なのだろうが、今日は大感動の連続だったので、何となく落ち着いた心持ちで眺めるのであった。
そして、ここからが長丁場。距離15�� CT5時間超の長旅。現在時刻は13：00過ぎ。心配していた下山完了時刻であったが、これならよほどのことがない限り終バスには間に合う。ロードが苦手な私にとって、上高地までのCTは結構厳しかったりする。取りあえず、本谷橋までは速攻下山して、その後の横尾〜徳沢〜明神〜河童橋〜バスターミナルは気が向いたら頑張って早歩きといった感じでいきたい。
本谷橋までは結構頑張った。到着と同時に、清流に頭から突っ込み涼をとる（ちょっと周囲の視線が痛かった）。そしてロードをひたすら歩き続ける中年ハイカー。日差しは強いが涼しい風が心地よい。もう次の季節がそこまで来ているようだ。木漏れ日を浴びて、せせらぎに癒されて、美しい山々に心満たされながら、最終目的地である上高地バスターミナルに到着。涸沢小屋ではまだまだ余裕あった両足だが、さすがに疲弊していた。
シャトルバスに間に合ったので切符を買いに行ったところ、タクシー乗り場に並ぶ団体さんあり。早速相乗り交渉したところ、快く承諾してもらえた。
沢渡のバスターミナルで炭酸ジュースを探し求めてブラブラするも、自販機がないことが判明。これにはさすがに参った。需要はあると思うのだけどなぁ。気を取り直して温泉に行くことにする。当初は平湯温泉まで車走らせるつもりだったが、早く入りたかったので案内所で紹介してもらった近場へ行った。
疲れを癒す心地よい温泉の中、本日の山行を思い返す。
ほぼ計画通りに事を進めることができた。心配していた岩場の急下りにも何とか対応できた。そして想像以上に素晴らしかった体験の数々。憧れていた”岩の殿堂 穂高岳”を十分堪能できた素晴らしいOnedayハイクだった。これだから山はやめられない。
さぁ次はどの山に登ろうか...
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ＧＧさん こんばんは
こんなロングで、末恐ろしいコースを日帰りで周回できる気力体力、凄すぎ。無事帰還おめでとうございます。それ故に、大きな満足が得られた山行だったのでしょう。景色が最高。私も行きたいとは思っていますが、危険度が高いので躊躇してます。
sireotokoさん コメありがとうございます
私自身もソロでの初穂高には少々抵抗ありました
レコを鵜吞みにはできませんが、色々な方のものを拝読し下調べしての決行
感想としては、そんなに危険と感じるような箇所はなかったと思います
それよりも問題は人の多さでしょうね
他者さんへの事故、他者さんからの事故、これが肝かなと
まぁ実際のところ、
マークをきちんとトレースすれば
浮石自体もそんなに多くはなかったです
釈迦に説法かと思いますがご参考になればと願います
私にとっては今まで見たことのない世界でした
是非あの絶景をお楽しみください
凄いですね。
この周回は凄い
ｇｇさんのど根性魂にはいつも感服しまくりです。
まさに絵にかいたような最高のアルプス山歩き
誰にでもできるわけではないルートです。
とても充実した素晴らしい１日だったことでしょう
お疲れさまでした。
いつか、私も連れてってください
totokさん コメありがとうございます
「ｇｇさんのど根性魂にはいつも感服しまくりです」
まことに嬉しいお言葉ではありますが、
totokさんのバリ＆ヤブ山行に比べれば....
まぁ得手不得手というものはあるのかもしれませんね
ここ最近アクシデント山行が続きましたので、
今回はトラブルなく終えることができてホッとしています
というか
このルートでの事故は大惨事になっちゃいますからね
是非ご一緒しましょうね！
連れていくだなんておこがましいですが、
一度通ったルートなら少々ご案内できるかも
ggさん、こんばんは
いつ北に連れてってくれるのかと思っていましたら、このタイミングでしたか。
ようやく、仙流荘からのバスの乗り方覚えてはしゃいでいたのに
北はもっとエゲツないところなんですよね。なんと駐車料金2日分取られるとか
相乗りタクシー客引きにあったりと・・。
田舎者には恐ろしいそうなところだす。穂高には自販機もないのどすか。
さておき、正統派アルプスロングハイカーは憧れです。
苦節6年経ってますが未だに行けてません。
一度要領覚えたいので連れてってください。
higurasiさん コメありがとうございます
最近は
”ヤブの伝道師”改め”アルプスの異端児”といったところでしょうか
北アルプスで最もメジャーな玄関口
足元見られてとてもお金かかりますね
まぁ仕方ないところですけど...
沢渡バスターミナルには自販機なしというサプライズでしたが、
北アのルート上には
これでもかというくらい誘惑がありますのでご心配なく
いつも連れて行っていただいてる恩返し
是非今シーズン中にでもご一緒しましょう！
う〜ん何処の山がいいかなぁ
お疲れ様です。
1日で重太郎登ってザイテン下りるなんて、
私には無理です。
無理しても横尾辺りでぶっ倒れそう。
（体力的には反時計の方が楽なような？)
確かに技術的というよりは、体力、精神力が問題ですよね。
（私は小屋泊で楽させていただきましたが。
西穂から見上げたジャンは一生行けないとビビりましたが
奥穂から近くで見て行きたいって気持ちになって来たのはちょっと
困ってます。
その前に劔、大キレットとこなさなくちゃいけない所が増えちゃって。
kei-jiharaさん コメありがとうございます
今回はkei-jiharaさんのレコも参考させていただきました
「天候させ良ければ危険個所は少なそうだ」と思えるレコでしたので、
背中を押していただいた感じです
ありがとうございました
天候のせいもあり反時計回りで周回されていましたが
私としては時計回りの方が楽なような気がします
何分岩場の下りが大嫌いですので...
それに体力あるうちに穂高は通過しておきたいですしね
奥穂から見る岩の要塞
何だか行きたくなりますよねぇ
おっしゃる通り
山へ行くたびに行きたいところ増えちゃいます
お疲れさまでした。
よく似た時間帯で登られたのだな〜と何気に写真を拝見していたら
穂高岳山荘前の写真で左端の緑メットの自分が写ってました！
ニアミスどころか同じ空気吸ってたみたいな(笑)
自分の出発が遅すぎたのもありますが、早朝は展望良かったんですね！
ウラヤマシイ〜
蝶〜常念、針ノ木周回とかこなしてるggさんなら今回の周回も充分
射程内だと思いましたよ！
自分は前穂を残しているので、このコースで涸沢紅葉もいいな〜と
感じています。来季？以降の企画として温めておきます。
ではまた
rumomaさん コメありがとうございます
本当だ！
写真に写ってますねぇ
ニアミスどころかほぼ接触していたとは...
気づかず残念でした
新穂高から上がって来られたんですね
私も当初はこちらのルート検討してました
上高地からですとバスの時間という制約があるものですから...
あとお金もかかるし
でも白出沢は何だか怖そうだったので
体力勝負でこちらのルートにしました
ここ最近では
同じ山に登っていることも多いですから
また近々お会いするかもしれませんね
次回こそはご挨拶させてください
ggさん今晩は。
日帰りで奥穂周回とは、私には到底できません。
晴天に恵まれて、素晴らしい山旅が出来て羨ましい限りです。
今月奥穂予定していましたが、行けなくなり、残念！（ヘコム）
ｇｇさんを見習い、体力をつけて今度挑戦したいと思います。
何時も素晴らしいレコありがとうございます。
rizuさん コメありがとうございます
8月に奥穂予定してたんですかぁ
天候不良で中止だったのでしょうか
残念でしたね
当日は終日天候にも恵まれて最高でした
9月は晴天が多いといいのですが...どうでしょう
私はしがないOnedayハイカーなのですが
rizuさんのようにテン泊縦走してみたいです
何日間も重装備でアルプス歩ける体力も
随分凄いと思いますけどね
登頂おめでとうございます
抜けるような青空が印象的です。まさに秋晴れですね。
穂高は岩場が危険なイメージなんですが、まさにおっしゃるとおり
習うより慣れろですね。一度体感してみるのも第一歩なのかも・・・。
実は私も穂高に誘われたりしてちょっと考えてみようなあなんて思っているところです。
ザイテングラートも一般ルートでありながら浮石が多く、また人が多く落石も
あるということで気を引き締めていかないといけなさそうですね。
でも余計に身構える必要がなくしっかりした準備を怠らないことが
一番重要だなと感じました。
ikajyuさん コメありがとうございます
穂高の峰々は今まで見てきた山とは少々異質でした
岩稜の迫力はまさに圧巻の一言
もし未踏でしたらトライすることをお勧めしますよ
それにお誘いしていただける方までいるならなおさら
あくまで個人的な見解ですが、
実際行ってみたら「思っていたよりは危険が少ない」と感じられると思います
多くの方が通られるルートですので
整備もされてますし、浮石も少ない所を選んであると感じました
ただテン泊装備で歩く場合はちょっと事情が違うかもしれません
私自身テン泊未経験なのでこの辺は良く分からないです
私などが言うのもなんですが、
ikajyuさんほどの経験をお持ちならまったく問題ないと思いますよ
goldengateさん、こんにちは。
タクシー🚕で、ご一緒させて頂いたトレラン風の方です。
タクシーの電話番号を教えて頂きありがとうございました。
何とか、タクシー🚕に電話する事なく、シャトルバスに間に合いました。
友人であるgontaさんから、それらしいレコが載ってるけど、違うかな？と言われ拝見させてもらいました。
とても面白いレコですね。
このレコを読んでわかったのですが、穂高岳初めてだったんですね。あの歩みなので、穂高には何回も来られている慣れた方なのかと思ってました。
最高の天気に恵まれてお互い素晴らしい山行になりましたね。
ところで、前穂高岳の山頂では奥の方まで行かれましたが？
涸沢カールが全て一望できるスポットがあるのですが、レコにはその写真がなかったので…。
もし行かれてないのなら、また、是非、穂高に訪れてみてくださいね。
穂高連峰は、何回来ても素晴らしいところです。
今回トレラン風って他の登山客の方達にも言われたのですが、それには訳があって危険な場所だとわかっているので、ザックの重さに振り回されたくないというのが狙いです。それでも、あの小さなザックの中にはカッパ、防寒着、エマージェンシーキット、ツェルト、行動食、スリング、ザイル、ヘルメット、水、etcの基本的なものは一通り入ってるんですよ。シューズもトレランシューズではなく登山靴にしました。結果的にあの装備で正解でした。
ジャンダルムは想像通りのデンジャラスなところでした。だけど、それ以上に素晴らしいところでした。
goldengateさんも、いつか行けると良いですね。
また、どこかのお山でお会いしましたらよろしくです。
oniraさん コメありがとうございます
タクシーでは相乗りありがとうございました
まさかgontaさんのご友人とは...
というかレコでお姿拝見してました
失礼しました
私は穂高初めてでした
何しろ時間が心配だったので
序盤の貯金欲しさに体調イマイチでしたが頑張りました
その甲斐あってピークではゆっくりできたので良かったです
慣れた感じの方でしたので
「ジャンダルムを軽装備でも大丈夫なんだろうなぁ」と思っておりましたが
スリングやザイルまで入っていたとは...私よりもよっぽど重装備でした
あんなザック背負ってますが
私も一応ライトウェイト推奨組のつもりなんですよ
ライトウェイトのメリットは大きいですし、
おっしゃる通りむしろ安全と考えられるケースもありますしね
もしかして、
文章が拙くて軽装備に対する批判っぽく聞こえてしまっていたら
それは申し訳なかったです
私の場合なかなか荷物が減らないんですよねぇ
いつも無駄に重いです
まぁ減らしたところで走れないですけど
”前穂からの涸沢カール絶景ポイント”ですかぁ
多分見ていないと思います
次回は是非探してみますね
長文失礼しました
またどこかの山でお会いした時には
こちらこそよろしくお願いします
追記）
そういえば、
重太郎新道を登っているときに
左の方から落石らしき大きな音が聞こえました
「今朝がたお会いした方大丈夫かなぁ」と心配しましたが
何事もなかったようで良かったです
大丈夫です。批判っぽく捉えてないですよ。
私も普段は、20L〜30Lのザックを背負って登山してます（笑）
トレラン以外で、ここまで軽装（9L）で登山したのは、私も初めてです。
今回は特別で一歩間違えば重大事故に繋がると考え少しでも動きの妨げになるものを避けたいと必要最小限の極限まで荷物を減らしました。
おかげで、山頂でラーメン🍜とビール🍺が飲めませんでしたがσ(^_^;)ははは😁
前穂高岳からの涸沢カールは見られなかったのですね。うーん、勿体なかったですね。ならば、次回のお楽しみにしてください。素晴らしい絶景が待ってますよ。
お互いに安全に楽しく登山しましょう。
いや〜、ｇｇさんも今回が穂高デビューでしたか。
私も、あの険しい山は一人では危険だなと思い行けてなかったです。
ｇｇさんのおしゃっるとおり、穂高は体力的に十分であれば、あとは「習うより慣れろ」ですね。ジャンダルムは、慣れからくる過信は禁物ですが、吊り尾根と穂高山荘の崖を経験すると、あとは少しの応用くらいの技術で行ける場合があります。
ここまでを日帰り縦走できるのなら次の山が楽しみですね〜♪
あと、タクシーのくだりでOniraさんのことかな〜と思い、本人に聞いたらビンゴ！！でした
gontaさん コメありがとうございます
紅葉の頃にと思っていたのですが、
「チャンスを逃すかもしれない」と思い立って登ってきました
奥穂から望むジャンダルムは美しくもあり恐ろしくもありました
近く見えるので何だか行けそうに思えますが、
実際のところそんなに甘くはなさそうですね
熟練者と一緒じゃないとちょっと怖いです
gontaさんの初穂高縦走がジャンというのは凄いですよね
2日間連続で危険なルートを歩くというのは
体力もさることながら精神的にも疲弊しそう
しかも2日目がジャンだし
実際のところ
”奥穂〜西穂縦走”というのは
今回のルートと比較してどの程度難易度高いのでしょう
個人的な見解でかまいませんので
ちょっと教えて頂けると幸いです
おめでとうございます！これは本当に凄い…
もうそのデュオの方同様、日帰りでジャンダルム-西穂行けますよ。
吊尾根の緊張した、と書かれている写真には自分も見覚えあります。
ツルっといきそうですものね。鎖たくさんあるのに何故ここにない？みたいな(笑)
装備に関しては自分も思う所あります。
トレランの方々は変わらず尊敬していますが、今はテント泊装備で酒を積みながら縦走している太ったオジサンの方もリスペクトしています（笑）
まぁ、どっちも出来るのが理想ですね！
見た目、トレランでそうでもない…みたいな人も最近多いですが。
スノボがヘタなのにパーカー着て前ジッパー開けて着ている若者みたいです。
サンバイザーとタイツ履くならば、周りからそれなりの目で見られている事を覚悟してほしいですよね(笑)
自分は最高の天気の中、テン泊装備で槍-大キレット-ジャンダルムが目下の夢と目標であります…
今年も難しそうですが。
日帰り装備の時はGGさん（皆さんそう呼ばれていますのでｗ）並に変態登山が出来るよう頑張りたいです！と、言ってもアルプスじゃやらないでしょうけど（汗）
GGさんが本気登山じゃない時に一緒に登ってみたいです
kajugumiさん こんにちは
やっと穂高に行ってきました
迫力の岩稜は本当に感動しました
あのツルッといきそうな所
kajugumiさんも緊張しましたか！
斜度とかは大したことないんですが、
ツルツルしてる岩の上を歩くしか選択肢がなくて...
あそこだけ足場とか鎖がないんですよねぇ
濡れてるときなんかは相当怖そうです
もの凄い距離を一日で俊足踏破する人も
もの凄いデカザックで長期縦走する人も
まぁどちらも超人（＆ドM）であることは間違いないですよね
私もそんな不屈の精神と屈強な体が欲しい...
というか私の年齢だと現状維持だけでも大変ですけど
確かにトレラン風のファッション増えました
”できる感じ”でカッコいいとは思いますが、
ガチでキメちゃうと
ある程度実力ないと恥ずかしいかもしれないですね
むしろゆるい感じなのに速いみたいな方が格好いいかも
ポルシェのエンジン積んだヴィッツみたいな感じで
ん？これは微妙か...
いつかご一緒したいですね
お互い住まいが離れてますので真ん中だと八ヶ岳あたりですかね
ggさん、こんにちは😃😃😃
下山の上高地は一時間の差でしたね(^_^)
なんと奥穂初めてだったんですね。意外でした。僕は山始めたのが子供と焼岳が初で、その次に今回ggさんのルートを行きました（ヤマレコデビュー）。その時は、15時間半（2日間）で、重太郎新道の後半から子供に荷物を背負ってもらって、前穂行くのもあきらめて奥穂へ行った思い出のルートです。なので、僕の山行にハマっていった原点はこのルートなんですよね。
その日、穂高岳山荘前で落石事故があったそうです。今でも、ここは細心の注意で歩いてます。
それからわずか4年ggさんも僕みたいに２〜３年後にはジャンダルムとか北鎌行っているかもしれませんよヽ(^o^)
shin0609さん コメありがとうございます
あれ？本当だニアミスしてますね
9/2、3のレコアップされてる方が多くて
shin0609さんのレコチェック失念してました...すんません
なんだかもの凄いボリュームのレコなので、
後からゆっくり拝見させていただきますね
穂高に登ったのはお初でした
しかも3年かかってるし
shin0609さんは2回目で登ったんですかぁ
しかも親子鷹とは凄いですね
いつかジャンダルムには立ってみたいです
でもルートを楽しみたいというよりは
あそこからの景色を眺めてみたいという感じなので
飛んで行けるならそうしたいかな
こんばんはggさん
穂高レコ拝見しました
皆さんコメントに書かれているので今さらですが、このルートを日帰りで歩いてしまう体力に脱帽です！
この周回、今から４０年近く前に逆周りで歩いた事があります。２０代の若かりし頃ですが、それでも日帰りなんて考えもしませんでしたよ。
こんな素晴らしいコンディションの中歩く穂高は「来て良かった！」と思ったに違いありませんね
たくさんの写真からあふれる感動。撮影センスに感心しました。良いレコですね、見応えがありました。
teppanさん コメありがとうございます
少し前から温めていた前＆奥穂周回を無事できて良かったです
体力的にもきつかったですが、
岩場では神経使うのでそっちの方が疲れましたね
ただ、
それに似合うだけのモノはありますね...確かに
40年前ですかぁ
今とは装備とかも随分違うでしょうし
きっと現在よりも厳しい状況だったでしょうね
レコ褒めて頂いて恐縮です
実は一眼レフからコンデジに変更しちゃいました
質は落ちますが撮影枚数は増えますね
”数打ちゃ当たる”作戦です
goldengateさん こんばんは♪
温め続けた念願のコース、最高のお天気の日に
達成！おめでとうございます。
この周回は一般的に日帰りでやらないので
私と同じ変態ドＭ山行の領域で、なんだか嬉しいです。
昨年私も同じコースを歩きましたが、
忘れられない周回の一つです。
因みに5時の最終のバスには間にあいませんでしたが･･･
2016年ベスト登山は妻も私も、奥穂周回を真っ先に選びました。
重太郎新道から岩だらけの峰を見た瞬間は
私も同じく岩は苦手なもんで
ホントにこの先歩けるのか？不安を感じた事を思いだしながら
レコを拝見させて頂きました。
ただ、案外行けちゃうもんですよね！
goldengateさん奥穂高山荘でビール飲まれたんですね！
私は危険なザイテンを下った後にしましたよ。
ザイテングラートは長くなかったですか？
奥穂山荘の直ぐ下に涸沢小屋が見えているので
近そうに見えましたが、全然着かなかった覚えがあります。
またその後も長い、遊歩道が続き、辛い場面もありましたが
その何倍もの、喜びと思い出が残り続ける奥穂周回は
ホントに素晴らしいコースと思います。
この周回は日帰りで行ってこそ、価値があると私は思っています！
改めまして、日帰りドＭ周回お疲れ様です。
行きたくなってきた！！！
rupmoさん コメありがとうございます
もちろんrupmoさんのレコも参考にさせていただきましたよ
ほぼドM超人になりつつある rupmoさんはともかく
女性の奥様でもやり遂げた周回コース...
「きっと私もできるはず」と高を括ってましたが、
そもそも奥様と私の脚力は多分同じくらい
奥様でギリギリのタイムなら私もその可能性あります
最後まで気は抜けなかったです
最近のレコを拝見すると、
ご夫婦揃ってますます”ドM超人の領域”に踏み入ってますよね
私などはまだまだ人の形を保っておりますよ
rupmoさんご夫婦が2016BESTに選ばれたように
本当に素晴らしい山行でした
「できたら毎年やりたいなぁ」と思います
でも穂高岳山荘への下りだけは勘弁して欲しいです
それにザイテングラートも確かに長かったですね
まぁその後もず〜と長いですが...
ともあれ
大興奮の前＆奥穂岳でした！
今でも岩は嫌いなのですが
あのような景色が見れるなら
調子に乗って色々危ないところ行ってしまいそうで怖いです
goldengateさん，こんばんは。
同じ日，ボクもggさんより少し遅れて，沢渡から上高地へ入り，
ggさんが吊尾根を歩いているころに，涸沢ヒュッテでカレー食べてました。
今回はニアミスでしたね。残念です。
それにしても，このコースを日帰りとはすごいですね！
穂高の日帰りなんて，考えたこともありませんでしたよ。
ボクはリターンハイカーなので，「おっちゃんの若かりしころの自慢話」的な
遠〜い昔の山の思い出がそれなりにあって，
とくに穂高では長い時間をすごしただけに，懐かしさ満載なんですよ。
「穂高ってよかったでしょ？ やみつきになりそうでしょ？」と
べつに穂高はボクのものでもないのですけど，
「多くの人に好きになってほしい」という気持ちになってしまいます。
でも，それと同時に「独り占めしたい気持ち」もあったりするんですけどね。
この1ヶ月の間に二度も，同じ日に同じ山にいたなんてびっくりですね。
またどこかできっとお会いできますね。
hushiyamaさん コメありがとうございます
本当ですね
先回は何回か遭遇しましたが
今回はニアミスでした
私がバスを選んでたら出会ってたかもしれませんね
残念
今回の山行では他の方ともニアミスが多かったです
気温も少し下がってきたし
久々に安定した天候だったので集中したんでしょうね
まぁ私も同じなんですが
日帰り周回もなかなか大変でしたけど、
「テン泊装備であの岩稜を歩くのは凄いなぁ」と思ってます
しかも北穂〜涸沢岳間は結構厳しいですよね
あのザックの重さを考えるとそれこそ私にできるかどうか
「若かりし時に山登りやってればなぁ」と思うことは度々あります
でもその時期に誘う方がいたとしてもハマったかどうかは分かりませんね
40半ばになってしまいましたが今がその時なんだろうなと思ってます
ただ残念なのは日々落ちていく筋力＆体力
どこまでやれるか分かりませんが日々是鍛錬ですね
（その割には日々是太ってます
きっと近々お会いしそうですね
その時には「おっちゃんの若かりしころの自慢話」聞かせてください
今回も読み応えありましたよ文豪！！
毎度ハラハラドキドキ、ついつい引き込まれてしまいます
眠いのに寝れない、これってほんとツライです。
ワタクシの場合、入眠体勢に入ってからのスマホタイムが好きな為、
つい遅くなってしまうのですが、睡眠取れる時間が少ないから早く寝なくては、
という状況の時ほど、寝付きが悪かったりします。
まぁでもだいたい本気出せば、5分ほどで寝られるのですが、、、
さて、つい先日、後輩のモートンくんに言われましたが、
穂高とか槍とか、所謂激しいところってほとんど候補に出てきませんよね、と。
岩場は、意外に結構得意としており、楽しくて好きは好きなのですが、
ワタクシのハイク＝絶景を眺めながらの稜線漫歩、コレなのです。
牧歌的風景に癒しを求める為、あまりあの一帯に然程惹かれる事がなく、
ほぼ毎度検討外でして、、、＾＾;
ここ10数年で最高の紅葉となった2012年10月、
信じられないほどの赤さの中、ソロで枯沢から奥穂に登りました。
（当時、小屋の方が10年ぶりの紅葉当たり年と言ってました）
テン泊していたのですが、夜中に初降雪となり、
ザイテンも奥穂直下の岩場も雪とアイスのミックス状態。
その3連休は、滑落事故が多かったです。
（改めて写真見てみましたが、記憶よりもっとヤバイ状態でした笑）
テントは2,000張を超える激混み状態。
一番困ったのはWCでした。
それはもう毎度毎度長蛇の列で、本当に辟易してしまいました。
「枯沢の紅葉見ずして穂高語るべからず」
こんな言葉がありますが、確かに当たり年は必見です。
ですが、当時よりWCが近くなった現在のワタクシ、、、
もう行く事はない気がしています。。。＾＾;
と、話が逸れてしまってすみません
とにもかくにも、お疲れ様でした！
天気に恵まれ、最高の穂高巡りが出来ましたね！
次回の文豪のレコが今から楽しみです＾＾
messiahさん コメありがとうございます
いつも拙い文章を褒めて頂いて恐縮です
最近は”取れ高”あるように
山行中に事件が起きると喜んでる自分がいます（冗談です）
そして書くことを捻出するのに時間かかって
レコアップが遅い（これは半分本当です）
本気出せば5分で熟睡ですかぁ
羨ましいです
普段は寝付けいいですし
割とどこでも寝れる方なのですが...
山の前日だけ駄目なんですよ
酷い時は家でも寝れないです
私も岩稜歩きはあまり好きではないですね
messiahさんと違って苦手でもあります
でも岩稜を眺めるのは好きなので
今回のようにたまになら穂高を歩くのもいいです
紅葉の涸沢を今年こそは観に行こうかなぁと思っておりますが、
やはり激混みですよね〜
他にも紅葉シーズンには行きたいところがあるので
短期間に日程詰め込むの大変です
前穂まで日帰りピストンはよく聞きますが、山荘まで降りて周回しちゃうんだ…すごいわぁ〜。
ggさん、どんどん「スゴイ人」になっていきますね
ホントはこの週末、西穂〜奥穂の縦走予定でしたが、
最初の天気予報は悪かったし、ヒザも痛いので中止にしちゃいました。なんだかすごく天気がよかったみたいで…残念無念
行ってたら、ggさんに遭遇できたかも…ますます残念
メットですが…某登山店に一人で行って
「かわいいのちょーだい」って言ったら 店員さんに
「かわいいで選んではいけません」って怒られた…まぁね。
最近買い換えたので、ggさんとおソロだわ…色違いだけど…かわいくないのよね
7年前、初めて登った山が奥穂、ザイテングラードでした。
「簡単に行けるよ」ってダマされたんですけど…山荘の裏が怖くて…重太郎新道の下りはマジに死ぬと思った…登山初めての人が来るとこじゃないと同行者に怒りましたけど…あれ以上の感動はないです。
登山にハマっちゃうわけ、わかりますよね〜〜〜
akakiriusagiさん コメありがとうございます
何とか五体満足で帰って来れてホッとしております
でも想定していたよりは安全に歩くことができました
多くのハイカーが通っているので道がしっかりしてると思います
あまり人が踏み入れない領域の方が
やっぱり危険な箇所が多いなぁと感じます
もしかしたら、
ジャンダルムから颯爽と現れるakakiriusagi さんを
被写体におさめることができたかもしれないんですね
それは残念なことをしました
膝早く良くなるといいですね
メットまさかのお揃いですか...
なんか形も色もちょっとイマイチなんですよね
もっと穴が沢山あって通気いいのが良かったんですよ
何しろ汗っかきですから
でも、一日命を守ってもらったら何だか愛着沸いてきました
実は靴も合ってないんですよね
右足だけ親指と人差し指の爪がいつも死んでます...
靴も日本人向けっぽいモンベルにしようかなぁと考案中
直ぐすり減っちゃうのでお金もあまりかけたくないし
初心者であそこに連れて行くのはOUTですよ
よく頑張りましたね
穂高岳山荘への降下は皆さん怖くないんですかね〜
あまりレコでも触れられてないと思うのですが...
私にとってのダントツ核心部です
下るだけなら問題ないんですよ
落石させられないプレッシャーがハンパなかったです
でも本当に素晴らしい景色で大満足でした
ggさん こんにちは〜
去年この逆周りをしましたが（もちろん1泊2日）それでも一日目で穂高岳山荘に着くのがやっとの思いでしたよ〜
これを日帰りで行ってしまうとは・・・
でも天岩戸探検に行ったとき、北尾根の急登をハンドピッケル使って獣のように四つん這いで登って行かれたggさんを思い出しましたw あれくらいのスピードで穂高の岩場を駆け抜けたんですね
私は重太郎新道を下山で使ったんですが、ホントにあそこの斜度はハンパなく怖かったです
私も全然ヘルメット似合わないんですよね
かっこよくキマってる方を見ると山屋さんオーラハンパない
そんな風になりたいなぁ（見かけだけでもｗ）
今度お会いしたらステキなヘルメットを拝ませていただこう
blackさん コメありがとうございます
何とか無事に帰還できました
初めての本格的な岩稜ルートでしたので
ちょっと（いやかなり）ビビってましたが
案ずるより産むが易し...まぁ何とかなるもんですね
重太郎新道を下るんだったら
私の場合は2回登った方がマシかもしれません
本当に岩場の下り嫌いなんですよ
一度拝見してますが、
blackさんヘルメット似合わなかったでしたっけ？
まぁアルプスでのメット姿と探険でのメット姿ではちょっと雰囲気違いますからねぇ
『天の岩戸』では似合ってましたよ
私の場合は...
似合う似合わない以前に頭に入りませんけど
１００番の写真がいいですねえ〜
穂高の美しさ、険しさの伝わるレコです
岳沢から前穂の重太郎新道は歩いたことないので
来年あたり行きたいです
ところでｇｇさんのメットにグラサン姿にモザイクは必要ないのでは？
自分が思うにｇｇさんはこちらの方言で「エエ男」やと思っておりますんで、もったいないような気が・・
メット選びのエピソードが笑えます！
ちなみに、基本、自分はモンベラーです
ま、モンベルの商品にハズレはないかな？
あ、でも靴合わなかったなあ？
くるぶしが当たって痛かった
靴が合わないなんて致命傷ですが・・
ちなみに奥穂から穂高岳山荘までの下りってそんなにハードだったように思わなかったけど、ｇｇさんの体調にもよるかもね？
また、ザイテンで滑落、死亡事故多いですが、なんであそこで
そうなるのか、正直わかりませんでした
いや、しかしこのロングルートを一日でやってしまうとは
相変わらず、ｇｇさんのスタミナと気力には参ります
junbaderさん コメありがとうございます
100番の写真褒めて頂いて恐縮です
一応2018年年賀状画像候補にノミネート中です
足場が悪いので理想のポジションまで走って到達することできず
セルフタイマーを何回も撮り直しました
周囲の人は「何であんなに何度も走ってるんだ？」と思ったことでしょう
メットにサングラスまでしてたらモザイクの必要ないかも
ほとんど過激派みたいだし
「エエ男」なんて言っていただいて...
何も出ませんがハート10個さしあげます
私もモンベルはよく利用してます
店舗がすぐ家の近くにありますもので...
賛否両論の意見も散見しますけど、
製品には安心感あると思ってます（あとコスパも）
ただ、
色が好みに合わないんですよねぇ
穂高岳山荘への落下（あえてそう言いたい）は本当に嫌でした
基本岩場の下りが苦手なんですよ
「落石させてしまうのでは」という恐怖で神経すり減るのです
ザイテンなんですが、
事故が多い理由として
�／佑�多い（分母が大きい）ので事故件数も増えてしまう
��筋力や体力が十分でない人が有名ルートという事で足を踏み入れる
ということかなぁと感じました。
確かに事故が頻繁に起こるようなところではないですよねぇ
お疲れ様です！
前穂奥穂の周回に行ってこられたんですね！
天候もバッチリで最高の穂高デビューになりましたね！
わたしは逆回りのルートだったので、ggさんの写真を見るとまた違った目線で新鮮です！
特に奥穂の下りの高度感とかハンパないですね(*_*)
しかしながらこのルートを日帰りとはすさまじい健脚ですね！
穂高デビュー戦とは思えませんよ！
今年の夏山のいい締めになりましたね！
また素敵な山行レコお待ちしております(^^)/
matako0530さん コメありがとうございます
ちょっとＰＣのない環境にしばらくいたものですから
お返事遅くなって失礼しました
夏の終わりに楽しい山行ができて良かったです
そして...
何より事故もなく帰ってこれてホッとしました。
私としては
matako0530さんの周回の方がきついように感じます
何といっても岩場の下り時間が長いですからねぇ
今回で穂高に魅せられてしまったので
できれば毎年一度は訪れたいですね
もう少し岩場の下りに強くならなければ
もうすぐ紅葉の季節
楽しみは尽きませんね
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