飯山観音・白山・日向山・日向薬師


- GPS
- 03:20
- 距離
- 8.1km
- 登り
- 619m
- 下り
- 524m
コースタイム
飯山観音 09:45-09:55
白山 10:10-10:20
順礼峠 11:10
七沢温泉 11:30
日向山 12:05-12:15
日向薬師 12:30-12:45
日向薬師バス停 12:55
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2008年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
本厚木駅 09:10-(神奈中バス)-09:26 飯山観音前バス停 (帰り) 日向薬師バス停 13:15-(神奈中バス)-13:33 伊勢原駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
飯山観音の裏から少し急な道で白山に登ると、それ以降は日向薬師まで、「関東ふれあいの道」として良く整備されている道が続きます。 (ただし七沢温泉の前後では、「関東ふれあいの道」のルートとなっている大回りの林道を歩かずに、温泉街の中を抜ける車道を歩いています) 日向山から日向薬師へ下る道は、現地の標識では西側へ大きく迂回するルートだけが案内されていましたが、直線的に結ぶルートも良く歩かれていて全く問題のない道でした。 ※デジカメを持ち歩くようになる以前のため、写真はありません。 ※GPS導入前なので、ルートは推測です。 |
感想
今回のメインはあくまでも飯山観音と日向薬師への初詣で、登山は参拝のついでに裏山に登るといった、取って付けたオマケ程度の内容です。
白山や日向山も、いつかは登りたいと思っていたのですが、敢えてこれらの低山だけを行先とした計画を立てるほどでもなかったので、初詣を良い機会にこの2つの山を絡めたルートで出掛けてきました。
本厚木駅から乗った上飯山行きのバスでは、飯山観音への初詣客と乗り合わせることを予想していたのですが、意外にも乗客はまばらでした。
しかも大半は早々に降りてしまう地元の人たちで、飯山観音前で降りたのは私のほかには2人だけ。
さらに、歩き始めてから振り返ると、後ろに続いて来る人が誰もいなかったので、一緒に降りた2人の行先も飯山観音ではなかったようです。
バス停からはしばらく舗装道路を歩いて、山門をくぐった先で少し長い階段を登っていくと、10分ほどで飯山観音に着きました。
やはり境内は静かで、車で訪れたらしい10人ほどの姿が見られるのみという、ひっそりとして好感の持てる佇まいです。
ここでお参りを済ませて、少し境内を見て回ってから、次は白山へと向かいます。
飯山観音の裏手から白山へ登る道は、男坂と女坂の2つに分かれています。男坂を選ぶと頂上までのほとんどが階段状の道で、最後はかなりの急坂になりました。
男坂を登り切った所が平坦地になっていて、展望はほとんどないものの、ベンチなどが置かれています。はじめはここが頂上だと思って、ベンチに腰掛けて小休止しています。
少し休んだ後で、日向山を目指すつもりで南側に歩いていくと、突然目の前に展望台が現れました。どうやらこちらが本当の頂上らしく、女坂を登って来た場合はここに出るようです。
展望台はほんの2〜3m程度の高さのものですが、登ってみると展望はなかなか素晴らしいものがありました。今日は空気が澄んでいて、遠くまできれいに見渡せるのでした。
目の前に広がる厚木市街の先には、都心部や湾岸部の高層ビル群などが良く見えています。その先には東京湾と思われる一帯と、その上に出ているのは房総半島でしょうか。
北に目を移すと、一面に関東平野が平たく広がる上に、筑波山の双耳峰が低く突き出しているのも分かります。南側には相模湾が明るく輝いていて、その上に伊豆半島が霞んでいます。
丹沢方面の眺めはあまり良くありませんが、雲ひとつない気持ちの良い青空に、大山から三峰山への稜線が鮮やかなラインを描いていました。
白山から七沢・日向薬師方面に歩いていくと、すぐに右から道が合わさります。それが「関東ふれあいの道」で、以降は良く整備されている道が続きますが、結構しっかりしたアップダウンが繰り返されました。
すぐ先で狢坂峠に出ると、そこには道標やベンチなどのほか、立派な石碑も建てられています。
あまりに場違いな大きさでご立派な体裁の石碑は、周囲の自然には溶け込まずに違和感も甚だしかったのですが、もう少し控えめで素朴なものは考えられなかったのでしょうか。
次に道標やベンチのあるポイントが物見峠で、東側の展望が良い場所です。その先で急な木段を下って行くと、しばらくは道の右側がずっとゴルフ場になります。
「ここから七沢森林公園」の標識を見て、大きく左に折れて下っていくと、下った先が順礼峠でした。
そこには別の入口からの道も通じているほか、公園内の散策路も巡らされているようで、この峠はそれらの道が合わさる地点にもなっていました。
順礼峠で七沢方面の道標に従って右に折れると、集落へ向けての下りとなります。
集落に出てからも、概ね「関東ふれあいの道」の標識が親切に導いてくれますが、全ての曲がり角にもれなく道標があるわけでもなかったので、地形図を持っていると安心かもしれません。
バス道路を横断した後は、七沢温泉を目指して最短ルートを進みます。「関東ふれあいの道」は温泉地を通らずに、南側の林道を経由しているので、少しの間だけこの道からは外れて歩くことになります。
車道を緩やかに登っていき、道の左右に旅館が並ぶ温泉街を通り抜けると、やがて左から「関東ふれあいの道」が合わさってきます。
さらに奥へと進んで行くと、右手に登山道の入口があって、ここで舗装道路とはお別れとなりました。
登山道に入ると、そこから日向山までの区間が、今日のコースの中で最も山道らしい山道でした。最初は割としっかり登らされますが、傾斜は次第に収まっていきます。
広沢寺方面からの道を合わせると再び傾斜が増していき、最後に急登を登り切ると、日向山の頂上に到着しました。
小さな祠のある日向山頂上は周囲を樹木に囲まれていて、展望は東南側のみに限られています。
しかしその方向の眺めは、最初に登った白山からの眺めと比較すると、相模湾がより広く見渡せて、そこに浮かぶ江ノ島もくっきりと見えていました。やはり日向山のほうが標高で勝るからなのでしょう。
日向山での休憩後、日向薬師へ向かう前に、そこに立っていた案内図を見てびっくりしました。
下る予定にしていた、日向薬師に直行するルートは、当初書かれていたのにそれが消されて、存在しないことにされていたのです。廃道にでもなってしまったのでしょうか。
案内図では、一旦尾根伝いに西へ進んでから日向薬師へ向かう大回りのルートだけが残されている状況です。
それでも予定していたルートの方向を見ると、踏み跡はしっかり付いていますし、特に進入禁止を示すサインも見当たらないので、構わずそこを下ってみることにしました。
下る途中では、右手の山腹に洞穴が現れます。そこには標識もあって、日向薬師の奥ノ院と書かれていました。
さらに下ったところで、大回りルートとの合流点に出ると、そこにある標識も直行ルートが消されて大回りルートのみが残っている状況。
しかも、この合流点では直行ルートの入口が分かりにくくなっていて、下から標識だけを頼りに登ってくる人は、間違いなく大回りルートに誘導されるような仕組みになっていました。
直行ルートを歩かせたくない何らかの事情があるのでしょうか。ごく普通の道だったように思ったのですが。。。
さらに日向薬師へ向けて下っていくと、次第にざわざわとした賑わいが感じられるようになってきて、車道に出れば、もう日向薬師はすぐ下です。
静かだった飯山観音とは打って変わって、こちら日向薬師はかなりの人出があって賑わっていました。
とはいえ人混みというほどの人数ではなく、正月くらいはこんな賑わいの中にいるのも良いかなと思える程度で、その中に混ざって参拝していきます。
参拝した後は、石段の参道を下り、車道に出た所を右に折れてバス停へ。帰りのバスは、すべての座席がちょうどきれいに埋まるくらいの乗客数でした。
詳細な記録のページ
http://cellist.my.coocan.jp/yama/mt2008_01_03/mt2008_01_03.html#20080102
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