富士山 いにしえのルートを辿り初登頂

- GPS
 - 15:25
 - 距離
 - 40.6km
 - 登り
 - 3,106m
 - 下り
 - 3,067m
 
コースタイム
- 山行
 - 11:26
 - 休憩
 - 3:59
 - 合計
 - 15:25
 
| 天候 | 快晴 7合目より上は風強し | 
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2017年11月の天気図 | 
| アクセス | 
												 利用交通機関: 
								
																																								自家用車										
																																																 
						 | 
			
| コース状況/ 危険箇所等  | 
					全コースにわたり整備されてますが、先日の降雪により8合目より上には ルート上が一部氷結している箇所あり。  | 
			
| 予約できる山小屋 | 
							 佐藤小屋 
											
																					頂上富士館 
											
																					江戸屋 
											
																					胸突江戸屋 
											
																					里見平★星観荘 
											
																					日の出館 
											
																					本七合目鳥居荘 
											
																					白雲荘 
											
																			 | 
			
写真
装備
| 個人装備 | 
														 
																長袖シャツ
																ソフトシェル
																タイツ
																ズボン
																靴下
																グローブ
																防寒着
																雨具
																ゲイター
																日よけ帽子
																靴
																ザック
																ザックカバー
																行動食
																非常食
																飲料
																ライター
																地図(地形図)
																コンパス
																笛
																計画書
																ヘッドランプ
																予備電池
																GPS
																筆記用具
																ファーストエイドキット
																常備薬
																日焼け止め
																保険証
																携帯
																時計
																サングラス
																タオル
																ツェルト
																ストック
																ナイフ
																カメラ
															 
												 | 
			
|---|
感想
					富士吉田市へ長期出張してはや1か月。
毎朝起きると一番に確認するのは窓から見える富士山の姿を拝むこと。
いままで富士山は登る対象としてはあまり考えていなかった。
しかし先日、初雪化粧した美しい姿を見て、
登りたいという衝動が湧き上がってきた。
11月の連休最終日、唯一の休日である日曜日と晴天が見事に訪れた。
台風22号によりあいにく雪はほとんど溶けてしまったが、
登山をする上では都合がいいかも。
この時期はすべての小屋は閉鎖しており、
きっと人少ない静かな山歩きが出来ることだろう。
しかしスバルライン5合目からだと実質の標高差は1400m。
これで富士山に登ったとは私としてはなぜか納得いかないのであった。
いにしえの人々は北口本宮浅間神社で身を清め、
ここから登拝したという。
私もその頃の人と同じルートを辿り、登ってみたいと思った。
午前3時、神社で参拝を済ませ、しばらくは舗装路を行く。
馬返しからは山道となるがルートは歩きやすい。
5合目でちょうど半分の標高を登る。
ここからは森林限界を越えて勾配も急となってきた。
今回のルート選定をしたとき、
その標高差2900mに果たして山頂までいけるか自身がなかった。
そこで目標を定めた。
・山頂(お鉢めぐり)に正午までにたどり着かない場合、断念し引き返し。
・膝の腸脛靭帯炎、足の筋肉疲労を抑えるため獲得標高350m/時までとする。
・心臓がバクバクするほどの心拍数にならないようにペースを抑える。
標高3000mを越えた。この時点で神社より2015mを登ったことになる。
いつもより遅いペースであるが、おかげで登りでの足の疲労が少ない。
早くはないが、想定していたペースで剣ヶ峰へ着いた。
日本最高峰からの景色はやはり素晴らしい。
あいにく太平洋側は雲が多いようだが、
その高度感は北アルプスや南アルプスでは感じたことのない
素晴らしいものであった。
時刻は午後1時前。
さあここから標高差2900mの下りだ。
膝が最後まで悲鳴を上げずにもってくれるだろうか。
下り始めは溶岩の多いルート。必然的にペースは落ちる。
やがて小石程度の火山岩のルートでは時折ズルズルと滑る度に
膝に負担も掛かるが勾配は比較的緩いのでなんとか下っていき、
5合目に着いた。
ここでまだ半分、ここからは樹林帯だ。
ポールを駆使して膝使いにも神経を尖らせる。
馬返しについた。
腸脛靭帯への痛みは少し違和感がある程度。
代わりに膝の裏側が痛み出すが苦痛に顔がゆがむほどではないようだ。
舗装道路を歩き、北口本宮浅間神社へと着いた。
今日の登山の無事をお礼して、富士山初登頂は成功へと終わった。
近くて遠い存在だった富士山、本格的な冬を迎えるまでに
登頂出来たことに、40km・標高差2900mのハードルートに
大満足の一日であった。
					
								tekapo
			
										
							










					
					
		
tekapoさん、おはようございます。
剱岳から富士山を眺めていましたがまさかtekapoさんがあそこにいたとは・・・
まさかと思いましたが下からだったんですね!
僕も5合目からしか登ったことがない(というかスキーでしかいったことがない)のでぜひ下から登ってみたいと思いました。
足の様子が心配ですが大事になさってください
まさかですが、やはり下から登りました
やっぱり日本一の山だからその全部を堪能しなくてはいけないかと
思いまして。。
サンちゃんにすげーなんて言葉を頂くと嬉しくなりますよ
僕も富士山は未踏ですが、最初に登るならこのルートを、と思っているので参考にさせてもらいます。
ただ、僕にはワンデイはどうかなという不安があるので、五合目で1泊を予定しています。車(家内に占領されている)があれば時間の制限を気にしなくていいのですが、電車だと遅くなったら帰れませんからね。
レッズさんも是非お試し下さいませ〜
まずは神社でお参りする事をお忘れなく。
小屋が開いてる時期は人も多い事でしょうが
閉山直前の9月上旬なら少しは空いているようですよ。
この標高差の登山を日帰りで、またこの季節に敢行するとは驚くべきことです。持てる体力・技術において最適の作戦で成功させたことも称賛します。
僕は田子の浦から表の五合目まで自転車使って山頂往復し、それはそれで下から極めるやり方の一つとは思っていますが、それ以上に凄いな〜と思いました。
ニシデンさんからも賞賛の言葉をいただき有難う御座います。
私的には体力的なことはさる事ながら膝の具合が心配であっただけに
今回の登頂はそれを克服出来たことに色んな収穫がありました。
静岡側からならもっと達成感があることでしょうね!
テカポさん、こんばんは!
0合目からの富士山剣ヶ峰日帰りピストン、お疲れ様でした!
流石の気力と体力ですね
私は須走口からしか登ったことは無いですが、それでも結構キツかった思いがありますよ
古の修験者と同じルートを辿る。
テカポさんらしいロマンチックな山行ですね
まあ、山行自体はロマンチックどころじゃなかったとは思いますが...
いい物見せていただきました
脚の具合はいかがですか?お大事になさってくださいね
ロッソさん、コメントありがとうございます〜
いつも部屋の窓から見えている美しい姿の富士山。
そのいつもの視点から一番の高みを目指してみようかと考えたのでした。
富士山という山を丸ごと感じられた満足感がありましたよ。
足の具合は膝裏がまだ痛いです。。
今度の日曜日は山に行けるかな?
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