十石山(平湯〜ワサビ谷・激パウ滑走)


- GPS
- 07:02
- 距離
- 14.2km
- 登り
- 1,278m
- 下り
- 1,273m
コースタイム
天候 | 曇り時々雪(稜線〜山頂は地獄3丁目) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
6台くらいは駐車可能。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■平湯ゲート〜ワサビ谷取付 ・ゲートからいきなり林道をショートカットする。多少急斜面だが雪が付いていれば問題ない。 ・ワサビ谷取付(今回は橋の手前)までは林道をひたすらラッセル。一部緩やかな下りがあるが基本的に上り基調。 ■ワサビ谷〜稜線 ・ワサビ谷はまだ雪で埋まり切っていなかったがほぼハイクアップ可能。 ・谷の右側(左岸)の台地も藪、倒木はほぼ埋まっており歩行可能な状態だった。 ・滝の下〜横は雪崩ポイントなので1名ずつ素早く通過する。大量降雪直後はオーソドックスに北西尾根を登った方が良い。 ・稜線直下は少しだけ氷化していたがクトーは不要だった。 ■稜線〜十石山 ・所々氷化していたためクトーを装着した。 ・この日は強風、視界なしで苦労したが避難小屋までは稜線をいかず少し東側を巻いた方が帰りに楽ができる。 ■スキー滑走 ・稜線部は氷化&岩場があるのでだましだまし慎重に滑走。 ・稜線から谷へ入ってから滝の上部までは広大な激パウ斜面が待っている。 ・滝の横〜下部は少し狭くなっているので一人ひとり慎重に滑走する。 ・ワサビ谷、樹林帯は登りのトレースを使いながら快適滑走。 ・国道で多少の登り返しはあるがシールは不要。スタート地点まで滑ることができる。 |
その他周辺情報 | 温泉: ひらゆの森(一人500円) |
写真
感想
年明け一発目の山スキーはどこへ行こうか?
悩んでいるところへ大魔人さんから「名人さんがパートナーを探している」という情報をキャッチした。
名人さんは自分と同郷の山梨の方で去年の火打山でご一緒させていただいている。
これはチャンスということでYSHR先生に名人さんの連絡先を聞いて同行を願い出たところ快く応じていただけた。ラッキー。
そんなわけで名人さんと朝5時に平湯ゲート前で待ち合わせ。
行き先は名人さんのお気に入り?の十石山だ。
自分もメジャーな白骨温泉起点ルートと若干マイナーな金山岩経由ワサビ沢という周回ルートは経験していたが平湯からダイレクトに十石山に登り詰めるのは初めてだ。
名人さんに「やっぱり北西尾根からですか?」と聞くとワサビ谷を直登しようとのこと。
確かに雪崩リスクさえなければ滑走する斜面を偵察しがてら登った方が効率的だ。
ここ数日まとまった降雪はなかったし他の誰でもないあの名人さんからの提案なのだから断る理由はなかった。
まずはゲート脇から直接斜面に取付き国道をショートカット。
今期絶好調の名人がラッセルしながら登っていく。
林道に出てからワサビ谷の取付までは自分がラッセル。
その後も50-50くらいで交代しながら標高をあげていく。
早すぎず遅すぎずの自分にとって心地よいペース配分だった。
ワサビ谷に入り核心部の滝に差し掛かると雪崩リスクを考えて1人ずつ通過することに。
ここもいい感じにラッセルを交代しながら素早く通過することができた。
名人さんご一緒するのは今回が2回目なのだがとても息が合う感じがした。(自分が思ってるだけかもしれないが)
滝を通過してからは広大な疎林の斜面が稜線まで続く。
ここを滑ることができると思うと今から楽しみで仕方ない。急斜面の登りは辛いけど。
稜線に登り詰めると視界はほとんどなく強風に襲われた・・・今回もまた地獄だった。
地獄三丁目。今シーズンの山行は全て地獄だ^^;
名人さんを先頭に避難小屋を目指す。
なるべく標高を上げずに巻きたかったが視界がなかったせいで小屋の少し上に出てしまった。
とりあえず十石山のピークを踏もう。
小屋を出てほどなくして十石山登頂!・・・といっても三角点は雪で埋まっててどこがピークかわからないので何となくこの辺?的な感じだけど。
お互い写真を撮り合ったら一旦小屋まで戻り風をしのぎながら滑走準備。
氷化した稜線を慎重に滑り降りたらいよいよワサビ谷突入&パウダータイムのスタートだ。
気温が低く太陽も出ていないのでパウダーはそのまま生きていた。
地獄の裏側には天国がある。
二人で写真を取り合いながら激パウ滑走に歓喜の声を上げる。
自分的にはこれまでの山スキー人生で一番のパウダーだったかも。
登りであれだけ苦労したのに滑るとあっという間・・・樹林帯とワサビ谷も滑りを楽しみながら国道まで戻ってきた。
国道まで来るとトレースが踏み固められていた。
僕らと同じルートではなかったようだが後続が来ていたようだ。
国道を滑っていくと前から男女2人のPTが登って来た。
こんな時間から??と不思議に思っていると女性の方から「○○君?」と名人さんに声をかけてきた。
なんとYSHR先生のクリニックの婦長さんだった。
えー!?こんなところで?と驚きつつも「お気をつけて」と声をかけて別れた。
最後は林道ショートカット部分を藪滑走して終了。
名人さんとの激ラッセル&激パウ滑走は最高でした。
帰り支度をしたらひらゆの森へ寄って温泉に浸かりながら談笑。
久し振りに聞く故郷の方言である甲州弁が心地よかった。
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