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記録ID: 1380249
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トレイルラン
祖母・傾

SAIGOトレイル

2017年11月25日(土) 〜 2017年11月26日(日)
 - 拍手
GPS
10:58
距離
66.8km
登り
4,777m
下り
4,547m
天候 曇り一時雨
過去天気図(気象庁) 2017年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
2017年11月25日 07:31撮影 by  iPhone SE, Apple
11/25 7:31
2017年11月25日 07:31撮影 by  iPhone SE, Apple
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2017年11月25日 07:31撮影 by  iPhone SE, Apple
11/25 7:31
2017年11月25日 10:48撮影 by  iPhone SE, Apple
11/25 10:48
2017年11月25日 10:54撮影 by  iPhone SE, Apple
11/25 10:54
2017年11月25日 11:02撮影 by  iPhone SE, Apple
11/25 11:02
2017年11月25日 11:50撮影 by  iPhone SE, Apple
11/25 11:50
2017年11月25日 12:02撮影 by  iPhone SE, Apple
11/25 12:02
2017年11月25日 12:04撮影 by  iPhone SE, Apple
11/25 12:04
2017年11月25日 12:35撮影 by  iPhone SE, Apple
11/25 12:35
2017年11月25日 12:35撮影 by  iPhone SE, Apple
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2017年11月25日 12:35撮影 by  iPhone SE, Apple
11/25 12:35
2017年11月25日 15:47撮影 by  iPhone SE, Apple
11/25 15:47
2017年11月25日 17:58撮影 by  iPhone SE, Apple
11/25 17:58
2017年11月25日 18:16撮影 by  iPhone SE, Apple
11/25 18:16
2017年11月25日 18:29撮影 by  iPhone SE, Apple
11/25 18:29
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ガスカートリッジ コンロ 食器 ライター 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 ロールペーパー 保険証 携帯 時計 タオル ストック ナイフ カメラ テントマット シェラフ

感想

SAIGŌ Trail 1877(西郷トレイル1877)

【日   時】2017年11月25日(土)〜 26日(日)
【行   程】延岡(西郷隆盛宿陣跡資料館)〜高千穂町(天岩戸温泉村・神楽の館)
【天   気】曇り・小雨

≪ 大会の趣旨 ≫
1877年8月、西南戦争に敗れた西郷隆盛率いる薩摩軍は、延岡北部の可愛(えの)岳にて政府軍の包囲網を脱出し、 深い山道を一路故郷の鹿児島に向け逃避行を開始した。敵に追われ、満足な食料補給も得られない極限状態の中、 彼らは何を思い山野を駆け続けたのか。 この「西郷隆盛敗走路」を辿り、140年前の歴史を追体験する。

≪ コース・日程 ≫

九州では珍しいステージ制のレースである。ステージ1は38km、累積標高2900m、ステージ2は24km、累積標高2000m、ステージ間には宿泊所が用意されている。
コースの概要は延岡(西郷隆盛宿陣跡資料館)スタート、可愛岳を越え、祝子の集落におり、鹿川越、鹿川集落、鹿川峠、見立、湾洞越を通って、高千穂町(天岩戸温泉村・神楽の館)ゴール、トータル62kmである。「鹿川地区地域交流センターつりがね」が宿泊所となり、ここで、レースを共に進んできた選手と寝食を共に過ごす。
大会の詳細はこちら http://universal-field.com/event/saigotrail1877/

≪ 報告 ≫

大会スケジュール
■ステージ1 [11月25日(土)]
6:00〜7:30 参加者受付
7:30〜7:45 開会式
8:00 スタート
13:00 第1関門制限時刻(19km地点)※予定
14:30 第2関門制限時刻(27km地点)※予定
18:00 ゴール制限時刻(38km)
18:30〜20:00 交流会
■ステージ2 [11月26日(日)]
5:30 朝食
7:00 スタート
11:30 第3関門制限時刻(13km)※予定
15:00 ゴール制限時刻(24km)・表彰式
15:30 シャトルバス発
17:00 延岡駅着
17:30 スタート会場着

 プロローグ
 ステージレース、着替えや食料、シュラフも自前で運んでいかなければならない。パッキングするところからすでにレースは始まっている。いかに軽量化するか、宿泊所は用意されているのでテントは不要、畳の床に暖房無し、1日目夕食と2日目朝食は用意されており、途中で水の補給もできる。着替えとシュラフ防寒着、行動食、水1リットルで32リットルのザックは6kgになった。担いで走れるぎりぎりの重量だ。マットは持っていくか最後まで悩んだが、最小限の厚さのマットを持っていくことにした。
 スタートは25日8時、しっかり休養を取ってスタートするために前日入りをする。一緒に参加する他のメンバーと金曜日の仕事が終わって待ち合わせをし、乗り合わせて延岡へ向かい、ホテルに泊まる。
 ホテルは朝食バイキング付き、しっかり走るためにお腹いっぱい食べた。


ホテルで、旅を共にする装備と靴 6kgほど

大会1日目
 7時にはスタート兼受付会場に到着、いつも大会で会うトレイルランナーとあいさつを交わし、受付を済ませる。ゴール後は温泉に入れるので温泉セットを預ける。これはゴール後にしか受け取れないので途中の着替えなどは自分で運ぶ必要がある。
 資料館の見学や写真撮影をしているとスタート時刻が迫ってきた。


スタート地点、受付を済ませて資料館を見学した。
大河ドラマに合わせて延岡市は上りを作成していた。

 ほんわかした雰囲気でスタートする。走っていく人は誰もおらず、粛々とスターする。100mほどアスファルト道路を進むとすぐに可愛岳登山口に到着し、上り坂となる。長い列を作って登っているとすぐに熱くなり、ウェアを脱いだ。
 愛野岳山頂近くまで登り、延岡市街地と太平洋を眺める。ここから先はトレイルなき道を下り、林道に出た。細かいアップダウンを繰り返し、林道を進むと祝子川の谷を望むところまできた。そこからは延々と下り坂、祝子川横の県道まで下りた。しばらく県道を進むと西郷隆盛露営の地「地蔵谷」についた。


最初の宿営地(実際は数km上流になる)地蔵谷

そこにはウォーターステーション(以下WS)があり水分補給ができる。つぎのWSまではすぐだったので0.5リットルだけ補給する。知り合いのボランティアから、順位が9位と教えてもらった。さらに祝子川沿いを登り祝子ダムを過ぎると橋を渡り、水流集落に入る。集落を抜けるあたりにWSがあり、水分を補給する。ここから厳しい登りの始まりだ。だんだんときつくなる勾配を登り、峠直前の坂は手をつかなければならないほどの坂になる。ようやく鹿川越についた。あとは下りだけだ。脚は十分残っているので前を追いかける。峠の時点で8位、ゼッケンが7だったので、なぜかこだわりが出て、ゼッケン番号以内でゴールしようとかなり頑張った。しばらく行くと一人見えてきて、追い抜いた。しばらく行くと集団で走っているのが見えた。追い越していこうかとも思ったが、競争だけでは面白くないと思いなおし、一緒にゴールを目指した。6人で手をつないでゴールした。1位でゴールした人がいたので6人が暫定2位ということになった。


鉾岳                 ゴール後那須商店でビールを買ってきた。
 ゴールしてからはさっそく那須商店にビールを買いに行く、とりあえず4本買って1本飲みながら後続のみんなを迎える。鉾岳が悠然と立っており、いいところだ。
 お風呂の準備ができたようなので、お風呂に入ってさらに1本、足りなさそうだったのでまたビールを買いだしに行った。那須商店では食料もたくさん売っており、来年は運ぶ食料は少なめでいいなと思った。
 最終ランナーもゴールし、夕食の時間だ、みんな思い思いにアルコールを買ってきておりすでに宴会は始まっていた。


すでに宴会始まってます。        ビールの缶がたくさん

料理はバイキング方式、食べきれないくらいたくさんあった。

 夕食はバイキング形式で料理がたくさん並んでいた。美味しいお酒と食事で、今日のレースを振り返りながら懇親会は盛り上がった。明日もレースがあることを忘れそうだったが、飲みすぎない程度にして、21時には就寝した。

大会2日目
5:30朝食、7:00スタートということで、5時に起床した。
着替えや朝食をいただく。ご飯もお替りしてエネルギー充填完了。
できれば3位入賞と行きたいところだけど、どこまで行けるか、とにかく頑張る。
「地域交流センターつりがね」をスタートするとすぐに上りのロードが始まる。橋を渡って集落を抜けるとトレイルに入る。て鹿川峠まで、ずっと登りである。それでも序盤は勾配も緩やかで歩きと走りを織り交ぜて進むことができた。下りは得意だが登りは苦手だ。心肺機能が随分と落ちている気がする。ストックを使っていい大会は少ないが、この大会は使っていいことになっているので、登りではストックにずいぶんと助けられた。
順位では5位を進んでいる。鹿川峠の登りも峠に近づくほど厳しい登りになる。あえぎながら上り詰め、下りに入る。見立集落までずっと下りになる。峠はもう一つあるので脚を温存するために抑えながら進む。
集落に下りてきたがコースのテープがわからない。道を探していると後続も一緒になり10人くらいの集団になった。テープを見つけ、WSについた。水だけの補給と思っていたらぜんざいがあったので2杯もいただいた。10人のトップ集団に女性が4人も含まれている。こんな大会に参加するくらいだから山の経験も豊富だろうし、走力もあるようだ。十分なカロリー補給を済ませて最後の登りに進む。見立から岩戸を結ぶトレイルは生活道路として近年まで使われていたそうだ。現在は「天の古道」として整備されている。


トップ集団、10人ほどの中に女性が4人強者だ。エイドではぜんざいもふるまわれた。
このWSを過ぎると「天の古道」が始まる。

「天の古道(あまのこどう)」は旧岩戸村の岩戸地区と見立地区を結ぶ重要な生活道だった。昭和31年9月の町村合併により、岩戸村の岩戸地区と見立地区は高千穂町岩戸と日之影町見立に分村され、県道ができてからは利用する人も少なくなっていった。
 このような歴史のある道を通って、湾洞越をめざす。湾洞越までは今までの峠よりは比較的緩やかな登りだが、やっぱり登りはきつい。どうにか湾洞越につき、あとはほぼ下りのみになる。しばらく、荒れたトレイルを進むと舗装路に出た。下りはスピードを上げて、最後の力を振り絞る。今日は現時点で6位、昨日の2位メンバーだったものが4人前にいる。もう一人は1位だった人である。3位入賞は厳しいが、できるだけ頑張ろうと思った。
 下りが終わり、ほぼ平坦な道路に出た。残りは5kmほど、脚が終わって平たん路を走るのはつらい。前に2人見えるので追い越したいけどはるか遠くに見える。
 そうこうするうちに天の岩戸神社についた。川を渡って残りは1kmほど、最後に500mほどの登りが待ってる。登りまでは走り続けようとがんばった。かなり脚がきついがあと少し。ようやく上り坂に着いたので、あとは歩くことにした。ゴール直前、ボランティアの人に応援され、残り100mほどをがんばって走った。
 着順は一人抜いて5位、昨日のタイムと合計して、総合4位だった。3位までは10分差だったが、この10分差は大きい。
 お腹ペコペコでゴールして、さっそく、まかないのうどんをいただいた。お腹も満たし、落ち着いたところでお風呂へ向かう。ゴール地点から100mほどの登りがきつい。ゆっくりとお風呂に入って疲れをいやし、最終ランナーを待った。表彰式では、とれっくメンバーの女性二人が2,3位で表彰された。

2日目スタート地点での集合写真(大会HPより)

 バスでスタート地点へ引き返し、延岡の「直ちゃん」にチキン南蛮定食を食べに行く。17:00オープンだが、開店前から行列ができていた。一緒に走った大会参加者も何人か行列に並び、大会の話をしながら開店を待った。直ちゃんはチキン南蛮発祥のお店とされている。基本的に鶏肉は嫌いだが、僕が唯一好んで食べる鶏料理はこれしかない。
 お腹も膨れて満足し、熊本への帰路に着いた。
 レースの途中で寝食を共にする、何とも言えない時間を参加者と共有した。今回は第1回目で周知の時間が少なく参加者は40名ほどだったが、NHKの大河ドラマが「西郷どん」ということもあり、第2回大会は参加者も増えるだろう。多くの人と交流できることはいいが、あまりにも多くの参加者だと大会イメージも変わるかもしれない。参加者の視点からは多くても100名程度だといいなと思う。きっと第2回も参加するだろう。新たな出会いを求めて!

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