チビ登山第77座しらびそ小屋〜うたごえ喫茶と森の動物園

- GPS
- 04:37
- 距離
- 8.2km
- 登り
- 508m
- 下り
- 565m
コースタイム
| 天候 | 晴れのち曇り→高曇り |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2018年02月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
稲子湯〜ミドリ池駐車場間の車道。急斜面にアイスバーンで、FF車+スタッドレスで下り一瞬ドリフトしました。歩いてしまえば危険な箇所はなし。4WD以外は稲子湯に駐車がよいでしょう・・・・ |
| その他周辺情報 | 八峰の湯、最高でした。やすいしお風呂広いし清潔だし最高。 |
写真
というかこのクソ寒さで野天風呂に六歳児と入れるかっ!
感想
厳冬期でも安心して行けるしらびそ小屋。大人への階段を登ったチビ太は10本爪愛染かつら(今回取得した60代以上向け親父ギャグ)・・・ではなくアイゼンを投入。美味しいトーストと山小屋でのゆったりとした時間を満喫した二日間となりました。
印象に残った点は多々ありますが、しいていうと二つ。
子供的には『朝食後の「森の動物園」』
🍞しらびそ小屋。朝食のトーストを食べていたら、窓の外にリスさんがちょろちょろ。小屋の隣のしらびその森の斜面から、リスがわっさわっさと走ってくるのが見える。ほかにもホシガラス(大きい)、シジュウカラ、ウソ(ほんと)を眺めながらゆっくりと贅沢なスローフード。
予報もすこし外れて高曇りの空のした東天狗岳の氷壁がよく見えました。
前夜8時に消灯して、翌朝6時まで熟睡。野生動物を見ながら朝食をとり終えたのは9時でした。山小屋は睡眠負債完済にいいですよ!(同室のおっさんの鼾がうるさいので耳栓必須w)
大人的には『うたごえ山小屋』
うたごえ喫茶と宿泊客ノートのおはなし・・・
しらびそ小屋、夜はなんと『うたごえ喫茶ナイト』でした。
山小屋はけっこう年配の方が多いのですが、今夜はまた格別(山岳会のおじさまおばさま多数)。ダークダックス(ひとりだけご存命)の名曲を大合唱(歌詞を聴くとママが青ざめるのでここでは割愛)。帰宅して信州大卒の父に聞かせたところ『学生寮で山岳部のやつらがよく歌ってたな〜50年ぶりにきいたよ。いい歌だね〜♪』と同じく信州出身の母と懐かしさに浸っていました。これで三世代つながりましたね。
歌詞の中にも山の危険さが織り込まれていて、ふだんから山は美しくも危険なものだということが歌を通じて刷り込まれていたのでしょうか。
ちなみにこの曲は1966年のヒット曲、知ってるわけないですわな。
昼間は暇なので山小屋の登山客が記した記帳、1970年のノートを貪るように読んでしまいました。ネットもSNSもない当時、山を往くものたちの思いがきれいな字で隅から隅まで書き込まれていて、引き込まれます。登山仲間を募集する書き込みがあって、それが傑作。こんな感じ・・・
・ 八ヶ岳を愛する若者たちよ!ここに名前と連絡先をかきこんで、みんなで一緒にはじけようヨ
・ 若者の条件は昭和24年生まれであること・・・
そしてこの後の書き込みには昭和20年台生まれの若者の個人情報が列挙されていきます・・・
このノートはある意味当時のネット、SNS、Facebook、インスタ、ヤマレコが集約されたもの。当時も今も書いていることは大体おんなじ。かたや写真、かたや手書きのスケッチ。そして自己満足と現実逃避w。
技術は進歩すれど、人間の表現力の総量のキャパは同じなんだな、どの時代の人間も思うこと表現することはメディアが違えど同じなのだな〜とひとり感慨にふけった山行でした。



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