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Yamareco

記録ID: 1440701
全員に公開
雪山ハイキング
大台ケ原・大杉谷・高見山

明神平・桧塚

2000年02月13日(日) [日帰り]
情報量の目安: A
都道府県 三重県 奈良県
 - 拍手
GPS
--:--
距離
14.3km
登り
1,127m
下り
1,111m

コースタイム

日帰り
山行
5:56
休憩
0:37
合計
6:33
8:25
18
スタート地点
8:43
87
10:10
20
10:30
30
11:00
75
12:15
12:42
78
桧塚
14:00
14:10
48
14:58
ゴール地点
天候 くもり
アクセス
利用交通機関:
自家用車
冬の明神平にやってきました。路面凍結のため石ヶ平谷出合先の橋の脇に車を止め出発。明神滝はご覧のとおりです。
冬の明神平にやってきました。路面凍結のため石ヶ平谷出合先の橋の脇に車を止め出発。明神滝はご覧のとおりです。
霧氷林の中のジグザグ道を登り切ると明神平。
霧氷林の中のジグザグ道を登り切ると明神平。
本来ならば広い高原ですが、あいにくのガスのため視界が悪いです。
本来ならば広い高原ですが、あいにくのガスのため視界が悪いです。
ガスの中、高原の緩斜面をゆっくりと登り、林の中の三ツ塚分岐に至ります。左:明神岳、右:薊岳です。
ガスの中、高原の緩斜面をゆっくりと登り、林の中の三ツ塚分岐に至ります。左:明神岳、右:薊岳です。
左の明神岳への稜線を歩きます。ブナの霧氷が美しい。
左の明神岳への稜線を歩きます。ブナの霧氷が美しい。
明神岳の山頂は登山道の途中にあり、山頂らしからぬ山頂です。考え事をして歩いていると見落としてしまいそう。
明神岳の山頂は登山道の途中にあり、山頂らしからぬ山頂です。考え事をして歩いていると見落としてしまいそう。
桧塚への分岐は明神岳の山頂を30m程過ぎたところで東へ下ります。この時期にはさすがにこの先を進む登山者は少ないようです。
桧塚への分岐は明神岳の山頂を30m程過ぎたところで東へ下ります。この時期にはさすがにこの先を進む登山者は少ないようです。
少し下ると道はほとんど平らになり、周囲は広々とした台地上の林となります。
少し下ると道はほとんど平らになり、周囲は広々とした台地上の林となります。
この支尾根に入ってから林の中の雰囲気に一段と台高らしさが増してきました。
この支尾根に入ってから林の中の雰囲気に一段と台高らしさが増してきました。
半径数km以内に人がいないようなひっそりとしたブナの森の中を歩く感覚は、他の山域にはない台高独特のものと思います。神秘の森と言えます。
半径数km以内に人がいないようなひっそりとしたブナの森の中を歩く感覚は、他の山域にはない台高独特のものと思います。神秘の森と言えます。
奥峰を通過して桧塚へと向かいます。
奥峰を通過して桧塚へと向かいます。
桧塚です。
桧塚の北側斜面のブナ林は枝先まで白く凍りついています。新緑もいいが霧氷も格別に美しい。
桧塚の北側斜面のブナ林は枝先まで白く凍りついています。新緑もいいが霧氷も格別に美しい。
桧塚を後にします。
桧塚を後にします。
奥峰から明神岳への緩やかな尾根を戻ります。
奥峰から明神岳への緩やかな尾根を戻ります。
明神平。少し視界がよくなってきたので、景色を楽しみながら下りました。(まだ東屋や丸太小屋がない時代です。)
明神平。少し視界がよくなってきたので、景色を楽しみながら下りました。(まだ東屋や丸太小屋がない時代です。)

感想

○林道終点〜明神平
大又林道の石ヶ平谷出合を越えて直ぐの橋の脇に車を止めた。それより先は路面凍結のため進入しないことにした。林道終点はそこから徒歩で20分程度である。そこから大又川沿いの登山道を辿る。途中あしび山荘辺りでアイゼンを着けて明神谷沿いに進む。20m程度の落差のある滝を右に見た辺りから周囲の木々の枝がうっすらと白い。その霧氷林の中のジグザグ道を登り切ると明神平に着いた。本来ならば広い高原なのだが、あいにくのガスのため視界が悪い。高原を横断して天理大学ヒュッテの脇で休憩する。
○明神平〜明神岳
とりあえず明神岳・桧塚方面へ出かけることとした。霧の中、高原の緩斜面をゆっくりと登る。何人かの登山者と挨拶をかわした後、林の中の三ツ塚分岐に至る。左:明神岳、右:薊岳である。左の明神岳への稜線を歩く。明神平から離れ人影が少なくなるに連れて、それと反比例するかのようにブナの樹氷が美しくなってゆく。明神岳の山頂は登山道の途中であり、山頂らしからぬ山頂であった。山頂を示す標はいくつかあったが、考え事をして歩いていると見落としてしまいそうである。
○明神岳〜桧塚
 桧塚への分岐は明神岳の山頂を30m程過ぎたところで東へ下る。これまでのしっかりとした太い実線のトレースと違い、少数の登山者の足跡による点線のトレースである。この時期にはさすがにこの先を進む登山者は少ないようである。少し下ると道はほとんど平らになり、周囲は広々とした台地上の林となる。ブナの木に「登山道」と書かれた道標デープが巻かれており、それを意識しながら歩く。この支尾根に入ってから更に人気から遠ざかり、林の中の雰囲気に一段と台高らしさが増してきた。半径数km以内に人がいないようなひっそりとしたブナの林の中を歩く感覚は、他の山域にはない台高独特のものである。台地状の稜線は南北にジグザクと折れ曲がりながら東へと長く続いている。1394mピークより先はトレースが一人の登山者の足跡となった。予想に反して、桧塚奥峰には5〜6人の登山者が楽しそうに話しており、更に桧塚の方から50名ほどの団体さんがワイワイガヤガヤと登って来る。どうやら三重県側の木屋谷川沿いの林道から登ってこられたようである。手持ちの地図には掲載されていないが割としっかりした道であり、1時間半程度で桧塚まで登ってこれるようである。
桧塚は明神平と同じように木がまばらであり、こんもりとした丘のような小ピークである。「関西百名山」というガイドブックに掲載されたこの山の新緑の写真がとても印象に残っており、一目見て「これだ」とわかった。桧塚の北側斜面のブナ林の枝先は白く凍りついており、新緑もいいが霧氷も格別に美しいと思った。
○下山後、感想
 下山後は大又より少し下流のやはた温泉で汗を流した。この辺りは、春は稜線上のツツジや桧塚の新緑、夏はヌタハラ谷や奥山谷の沢登り、秋は薊岳の紅葉、冬は明神岳の霧氷・樹氷と、年中山登りが楽しめそうである。差詰め次は新緑か?いやいや沢登りもいい。その前にもう一度樹氷を見たい・・・。

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体力レベル
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