白滝山


- GPS
- 02:45
- 距離
- 3.1km
- 登り
- 453m
- 下り
- 453m
コースタイム
下り 12:00白滝山-12:30白滝-12:40ゴルジュ帯-1:15古堂橋
過去天気図(気象庁) | 2011年11月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ゴルジュ帯の通過がポイント。危険箇所にロープが張られてますが頼らない方がよさそう。ホールドもスタンスも大変滑りやすくなってます。 この急峻な沢伝いのコースの目印は樹木に巻かれたテープを探しながら進むと迷わない。 途中観音岩コースと分岐するがゴルジュの手前で合流する。ゴルジュに巻道はなく 岩の沢床を歩くしかない。 白滝山稜線部は残念ながら風力発電の風車が林立しその山岳景観を大きく損ねるものとなった。 |
写真
感想
以前白滝山に登ったのは中学生の頃だったと思います。自然林の沢を登りつめ
現れた神秘的な青い渕と白い滝。岩壁が露出した雄岳と雌岳の双峰は
このあたりでは特異な山容を呈しています。この二つのピークの間につきあげる
急な沢の源頭に白滝は存在します。当時その特異な山容が自分の登高欲を
掻き立てたのを思い出します。そしてこの沢があまりにも原始的な姿を保っていた
ことが今まで自分のなかに強烈な記憶として残っていました。
最近になりこの山域で大規模な風力発電プラントが開発され、白滝山頂一帯に
風車タワーが林立しました。この威圧的なタワーの林立が自然景観を完全に破壊
してしまいました。私はこれを見たときから白滝山は登山の対象として見れなく
なっていました。
今年になりヤマレコーダーになった私は白滝山の山行記録を見つけ読んでいるうちに
当時の強烈な記憶が甦り、早速行ってきました。あの沢はいまどうなっているのだろうかと・・・・
中腹の古堂橋の狭い駐車スペースに車を置かせていただき登山開始します。
沢に入ったとたん昔登った記憶が甦った。この沢筋だけは当時の姿を保っていた。
滝の連続する深い樹林の沢。人気を全く感じない、山深いところにいると今回も
実感することができ非常にうれしくなる。雨の後なのか沢の水量が豊かだ。
沢の両岸が切り立った廊下状のゴルジュに入る。 滑りやすいので慎重に通過する。
その奥に白滝が現れる。深い渕は青く神秘的な姿を保っていた。
ここから急に平坦な地形となり穏やかな流れと変わる。
ここで林道白滝線に出る。少し林道を進み標識のあるところで再び登山道に入る。
ここから樹林の中、シカの鳴く声を聞いたが姿は見えなかった。樹林の上には
風車タワーが威圧的に聳えている。風車のタービン音が静かな山中に響いている
夜とかかなりの騒音でしょう。騒音も立派な環境影響です。なぜこんなに豊かな
自然を残す白滝山をこんな痛々しい姿にしたのでしょうか。
今後原発に代わる代替エネルギーとして風力発電はどんどん開発されるのでしょうか。
そのために林道開発も発生し、自然景観を大きく損ね、騒音公害も発生する。
原発より安全なのは確かではあるが・・
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