記録ID: 1547632
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ハイキング
東海
奥三界岳
2018年08月05日(日) [日帰り]
長野県
岐阜県
fujisky
- GPS
- --:--
- 距離
- 16.7km
- 登り
- 1,380m
- 下り
- 1,367m
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日帰り
- 山行
- 9:00
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 10:00
7:10
40分
ゲート前駐車場
7:50
0:00
70分
吊り橋
9:00
9:10
60分
上部林道合流
10:10
0:00
40分
林道迂回路分岐点
10:50
0:00
110分
旧林道終点小屋
14:40
0:00
20分
旧林道終点小屋
15:00
15:10
30分
林道迂回路分岐点
15:40
15:50
50分
上部林道分岐点
16:40
0:00
30分
吊り橋
17:10
ゴール地点
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2018年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
帰り・・・県道411号、同3号線、国道257号、同41号線を通って、翌日登る予定の「船山」の近くにある飛騨一ノ宮の民宿に向かう。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
ルートは明瞭で危険個所などは無い。但し、林道歩き以外は、400m近い急登や、古い林道に崩れ落ちて堆積するガレ場、大小の岩が不安定な谷筋を歩くところもあるので、思ったより歩行時間がかかる。 |
写真
林道ゲート前の駐車場に着いたのは6:50分、名古屋から1時間50分で着いた。先行者は横浜ナンバーの1台だけ。駐車スペースは10台分？ほどの広さがある。
1
8/5 7:07
林道ゲート前の駐車場に着いたのは6:50分、名古屋から1時間50分で着いた。先行者は横浜ナンバーの1台だけ。駐車スペースは10台分？ほどの広さがある。
川上林道入り口のゲートは駐車場のすぐ脇にある。ここには、最近の登山口には何処にでも掲げられている「熊注意」の看板が無い。但し、油断は禁物。
8/5 7:08
川上林道入り口のゲートは駐車場のすぐ脇にある。ここには、最近の登山口には何処にでも掲げられている「熊注意」の看板が無い。但し、油断は禁物。
林道から見上げる山は霧にかすんでいる。強烈な直射日光にさらされなのは嬉しいが、山頂での見晴らしは良くなさそうである。
舗装された林道を600mほど歩いたS字カーブの先にある「忘鱗の滝」。
左手の林の中にカモシカの供養塔があった。今では天然記念物になって獲る人がいないので人懐こい野生もいるが、昔は沢山獲られたようである。
8/5 7:31
左手の林の中にカモシカの供養塔があった。今では天然記念物になって獲る人がいないので人懐こい野生もいるが、昔は沢山獲られたようである。
1.3kmほど歩くと左手に「銅穴の滝」があり、東屋などもある。登りは気分的に余裕がないので、帰りに見ることにして進む。
銅穴の滝を過ぎ、森林管理局が建てた看板などを見ながら大きなS字カーブの坂を登りきると、左手に目指す奥三界岳と一つ滝、アゼ滝を示す案内標識がある。
8/5 7:43
銅穴の滝を過ぎ、森林管理局が建てた看板などを見ながら大きなS字カーブの坂を登りきると、左手に目指す奥三界岳と一つ滝、アゼ滝を示す案内標識がある。
この地点を奥に進み、突き当りの高さ5mほどの小尾根を登り越えて階段の急坂を20mほど降ると吊り橋のかかる沢の左岸に降りたつ。
ゆらゆら揺れる吊り橋で右岸へ渡る。この吊ワイヤーは太い木の幹にくくり付けられており、大きな負荷を背負わされた木がちょっと可愛そうである。
8/5 7:50
ゆらゆら揺れる吊り橋で右岸へ渡る。この吊ワイヤーは太い木の幹にくくり付けられており、大きな負荷を背負わされた木がちょっと可愛そうである。
新旧世代交代したヒノキ。この標高750から1,150m間の急坂には、巨大なヒノキの古株が点在する。これらを見ながら歩くと坂道はそれほど苦にならない。
8/5 8:34
新旧世代交代したヒノキ。この標高750から1,150m間の急坂には、巨大なヒノキの古株が点在する。これらを見ながら歩くと坂道はそれほど苦にならない。
標高差50mほどの緩くなった坂を登りきると5mほど降って林道に降りたつ。ここからは再び、約2.5kmの林道歩きである。
林道を700mほど進むと伐採作業が行われる地点があった。我が国の林業は不振であるが、頑張って国土を守っている人達もおられる。
伐採用の重機などが置かれたこの地点は、道が3方向に分かれるが、右手の奥へ真っ直ぐに進む。
林道に架かる橋の上から見る清流。尺イワナがたくさん釣れそうな渓流である。
奥に見える沢で砂防ダム工事が行われている。以前の道はこの沢に架かる橋を渡って右へ進み、折り返してその上に架かる木橋で左へ渡ったようである。
8/5 10:01
奥に見える沢で砂防ダム工事が行われている。以前の道はこの沢に架かる橋を渡って右へ進み、折り返してその上に架かる木橋で左へ渡ったようである。
砂防工事をする人達の服装や装備などの点検鏡である。常に安全作業を心掛けておられる。見習って無事故登山を心掛けるようチェックする。
1
8/5 10:06
砂防工事をする人達の服装や装備などの点検鏡である。常に安全作業を心掛けておられる。見習って無事故登山を心掛けるようチェックする。
奥の沢に至る5、60mほど手前に、「奥三界山、歩行者迂回路」とした、左へ登る案内標識がある。砂防工事は今年の暮れまで行われるようである。
8/5 10:07
奥の沢に至る5、60mほど手前に、「奥三界山、歩行者迂回路」とした、左へ登る案内標識がある。砂防工事は今年の暮れまで行われるようである。
急な階段の迂回路を登ると左折して、石がゴロゴロする歩きにくい道となる。古い林道に崩れ落ちた岩石が堆積しているようである。
斜面から崩れ落ちた岩石は古い林道の木橋の上にまで堆積している。橋がいつまでもつか心配である。
林道上に堆積した土砂に育った雑草が踏み跡に覆いかぶさる所もある。
林道のコンクリート舗装の上を雨水が流れ、石礫が堆積した所もある。歩くスピードは落ちるが、危険を感じるところは無い。
古い林道脇のヒノキ。多くの枝は南に向いて伸びており、北に向く枝が無い。成長のために太陽エネルギーを少しでも多く取り込みたいようである。
8/5 10:34
古い林道脇のヒノキ。多くの枝は南に向いて伸びており、北に向く枝が無い。成長のために太陽エネルギーを少しでも多く取り込みたいようである。
林道に覆いかぶさる大量の崩れた岩石。土砂が無くて石が固定されないのでグラグラするところがある。歩きにくくてヨタヨタし、歩速が落ちる。
8/5 10:42
林道に覆いかぶさる大量の崩れた岩石。土砂が無くて石が固定されないのでグラグラするところがある。歩きにくくてヨタヨタし、歩速が落ちる。
古い林道終点付近の作業小屋。中は荒れていて泊まる気にはなれないが、イザというときには雨風を防ぐ避難小屋にはなりそうである。
昼近くになると霧が吹き上げはじめた。展望は望めないが、熱中症は避けられる。
標高1,600m付近からは岩がゴロゴロする沢を登る。距離は約200m、標高差は7,80mほどであるが、歩きにくい。
ごく僅かであるが、冷たい水が流れていて水が補給できた。但し、何時でも得られるかは不明であるので、背負って登るのが安心である。
約200mの沢を登りきると右折したところに、「奥三界山1.5km、50分」の案内がある。同種の標識が1.0km、20分と、0.5Km、10分にもある。
8/5 11:53
約200mの沢を登りきると右折したところに、「奥三界山1.5km、50分」の案内がある。同種の標識が1.0km、20分と、0.5Km、10分にもある。
ピントが下の葉っぱに合ってしまったが、このような実を付けた草花があった。バイケイソウ？
標高が1,750mを超える辺りにシャクナゲの群生地がある。花の盛りには綺麗な景色が見れると思われる。
予定よりだいぶ遅れて、12:40分に到着。山頂からの眺望は無し。山頂には、途中で追い越された若い人が2人と、後で合流された1人を加えて4人だけ。
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8/5 12:45
予定よりだいぶ遅れて、12:40分に到着。山頂からの眺望は無し。山頂には、途中で追い越された若い人が2人と、後で合流された1人を加えて4人だけ。
山頂の三角点。この山は三百名山に名を連ねるのでもっと多くの人が登られていると思ったが、意外と少ない。この時期は皆アルプスに向かっているのかも？
8/5 13:05
山頂の三角点。この山は三百名山に名を連ねるのでもっと多くの人が登られていると思ったが、意外と少ない。この時期は皆アルプスに向かっているのかも？
石がゴロゴロする涸れ沢の降りは、不安定な足元に気を付けるのでけっこう時間がかかる。
草に覆われる道も、転石があるので探りつつ進むため、時間がかかる。
迂回地点から先に行ってみた。以前のヤマレコ記録によれば、この橋を渡って100mほど進み、折り返して上の道に架かる木橋を通っていたようである。
8/5 15:07
迂回地点から先に行ってみた。以前のヤマレコ記録によれば、この橋を渡って100mほど進み、折り返して上の道に架かる木橋を通っていたようである。
π型構造の木橋を見たくて行ってみたが、すでに橋は取り壊され、橋台とピアだけが残っていた。谷上部の岩壁に細い滝が見える。
立木伐採地点。路面の不安定な山腹斜面の作業道で、木材の積み込み運搬に活躍する重機である。最近では林業もずいぶん機械化されている。
8/5 15:39
立木伐採地点。路面の不安定な山腹斜面の作業道で、木材の積み込み運搬に活躍する重機である。最近では林業もずいぶん機械化されている。
こちらは切り倒した木を掴み取って枝を払い、適切な長さに切りそろえる重機のようであるが、定かでない。
上の林道から急斜面の降り道へ入る入り口であるが、案内板には「銅穴の滝案内所」と書かれている。
登りでは気付かなかったが、急斜面で見たヒノキの気根？である。幹の途中から伸びて3mほど先で登山道の地中へ潜っている。珍しい。
2
8/5 16:23
登りでは気付かなかったが、急斜面で見たヒノキの気根？である。幹の途中から伸びて3mほど先で登山道の地中へ潜っている。珍しい。
吊り橋を渡って登り返す20mほどの急な階段道が、疲れた身体には結構応える。
撮影機器：
感想
奥三界岳は岐阜百山に数えられ、三百名山に名を連ねる山なので、登らねばならぬ山ではあるが、林道歩きが長い・・・ということで見送っていた。
今週は燕岳から蝶ヶ岳までの常念山脈縦走を目論んでいたが、台風13号の影響で天候が崩れそうだったので、急きょこの奥三界岳と飛騨の船山に登る山旅に変更した。
この山は歩行距離を約17km、標高差1,600mと計算して、それなりに時間を要する山ではあるが、林道歩きがあるので予定時間は8時間と計算していた。しかし、林道とは言えぬ旧林道の藪やガレ場歩き、岩石の点在する涸れ谷の昇り降りに意外と時間を食われた。もともと写真を撮ったり、あちこちと見て歩くチンタラ歩きではあるが、予定より2時間多い10時間を要してしまい、民宿への到着予定時間が遅くなってしまった。
歩行時間は長くかかったが、色々と変化に富んだ山であり、見るべきところもあり、この時期にしては静かな、満足できる良い山旅であった。
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gogo55 さん
fujisky様
コメント失礼致します。
当日、古い林道の作業小屋手前ですれ違い、ご挨拶させて頂いた者です。
私は「今日は誰も来ないのでは！？」、と思っていた矢先にfujiskyさんとお会いできたので安心していました（笑）
あまり晴れ間が無かったので、林道歩行時には助かりましたが、それでも下山時には結構疲れていました。
これがカンカン照りだったら・・と思うと、展望を犠牲にしても曇りのほうが良かったのかな、と思います。
三の沢岳の記録、拝見しました。
今度行ってみたいと考えていますので、参考にさせて頂きます。
koro245さん、コメントいただきありがとうございました！横浜ナンバーだったので、さすが三百名山の奥三界岳だけあって、遠くの人も来ておられるんだ･･･と思ったりして歩いていました。もっと多くの人が登っておられると思っていましたが静かな山だったですね。
三の沢岳の記録を見ていただいてたようで、参考になれば幸いです。最近はこのヤマレコ記録を書くのを楽しみに山に登っているような感じです。初めての山でも皆さんの書かれた記録を見せていただくと容易にアクセスできますし、安全度も増すと思います。山好きにとっては、良いサイトを作っていただいてありがたいことです。
今後はkoro245さんの記録も参考にさせていただいて、山登りをさせていただきますので、よろしくお願いいたします！ありがとうございました！
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