霧隠峰〜達磨山【東信・上田】
長野県
たかやま
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.7km
- 登り
- 813m
- 下り
- 816m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 6:50
- 休憩
- 1:50
- 合計
- 8:40
http://www.naganoken.jp/mount/toshin/azumarenzan/darumayama.htm
コースマップ
http://www.naganoken.jp/mount/toshin/azumarenzan/darumayama-mapb.htm
霧隠峰第一峰（1550m）、北峰、第一岩峰、北岩峰は同一ピーク
霧隠峰第二峰（1480m）、南峰、第二岩峰、南岩峰は同一ピーク
※ 地形図の第二峰には1490mの等高線が引かれていますが、信州山岳ガイドに合わせて標高は1480mとしました。
※ 信岳ガイドの写真に『北赤井登山口』と書かれたものがありますが、現地表示は『北赤池登山口』です。赤井という集落はあります。
※ ガイドは2011年〜2014年の記録で、今は林道の荒廃が進み、雑草が繁茂し、山中では道標や目印は頼りになりません。
それなりの覚悟をもって入山する必要があります。
| 天候 | 快晴 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2018年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
上田市真田町本原で県道4号と35号が分岐する交差点（変則五差路、信号無し）を真東へ進みます。車道は舗装路から未舗装路へと変わり、右側に水道施設があり、周辺に数台停められます。 ゲートはさらに奥ですが、ゲート周辺には駐車スペースもUターンスペースもありません。非4駆車では水道施設までは無理で、私は途中の右側にある産業廃棄物処分場らしい空地に停めさせて頂きました。 この駐車地から水道施設までは徒歩約10分、ゲートまでは約15分でした。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
ゲートから奥の林道は廃林道で、奥へ進むほど林道は崩壊していて草が生え、更に分岐があってコースは分かりにくいです。 地形図には標高1430m付近まで破線が引かれていますが、1300m付近から林道の荒廃が甚だしく、路面が段違い状の所や猛烈な藪となった所があります。 私は1320m付近から上でルート（廃林道）を見失い、草藪の斜面を這い上がって第一峰東側の鞍部へ上がり、尾根伝いで第一峰に立ちました。 第一峰直下にはトラロープが張られていますが、なくても登降には支障ないレベルです。 薮はほぼ全て草藪で、笹薮や灌木薮はありませんでした。 下山時、当初の予定どおり達磨山（1429.7m）へも行きました。 山頂の東側直下は土の急斜面でしたが、岩場はなく危険を感じるほどではありませんでした。 |
写真
拍手朝、浅間連峰西端の山には雲が掛かっていました。
必要最低限の人工物です。
左＝1268m無名峰。
三ツ岳の右奥に赤牛。
右、中間層で雲の下に見えるは富士嶽山。
ずっと奥は美ヶ原。
奥の雪のある山は奥穂〜涸沢〜北穂〜南岳〜中岳〜大喰〜槍。
この山へ行った時、霧隠峰方向への道標がありました。
多分縦走できると思われます。
霧隠峰 あと2.0�劼判颪�れています。
北赤池登山口 ↑霧隠峰へ3.3�劼判颪�れています。
感想
2014年11月中旬、山と高原地図に山名が出ている浅間連峰最後の未踏峰（牙山を除く）として、角間温泉南方の鬼ヶ城（山地図の1449mピーク）へ行った時、そのピークには鬼ヶ城ではなく雲雀峰の表示がありました。
（山地図出版社へ連絡し、現在の地図では削除されています。）
後日、角間温泉周辺の山について調べる機会があり、その時 霧隠峰（きりがくれほう）という山があることを知りました。
特に【信州山岳ガイド】は長野県の山について調べる際、私にとってはバイブル的な存在です。霧隠峰の記録もこのHP以外には全く見当たらず、ほとんど知られていないように思われます。
HPを繰り返し読み、頂上には灌木がありながらも北アルプスの展望が良さそうなので、木の葉が落ちる今の時季を狙っていました。
地形図には標高が記入されていませんが、1550mのピークが二つあります。山頂標示があるのは西側で、頂上は小広い平坦地で展望が素晴らしく、ゆっくり休むには最高の展望台という感じでした。
東側は林の中の火山の溶岩ピークで、展望はあまり良くなく、休憩には不向きな場所でした。
二つのピークとも北側は断崖絶壁ですが、灌木が生えており、恐怖感はありませんでした。
第一峰〜第二峰間の踏み跡は微かに尾根状で、古びたテープがありました。第二峰へ登頂する前、1470mの等高線が引かれたピークへ行ってみましたが、広葉樹の生えた平凡な尾根の一部でした。
第二峰頂上には標識等は全くありませんでした。烏帽子岳は1766m峰（本原峰？）に隠れて山頂と北尾根しか見えませんでした。
北アルプスの眺望はどちらからも甲乙付けがたい絶景でした。
ふくよかなバスト形の和熊岳、極彩色の紅葉に目を奪われる雲雀峰など、
時の経つのを忘れていつまでも眺めていたい風景でした。
第一峰も第二峰も眺望の素晴らしさは大差ありませんが、烏帽子岳は第一峰から、達磨山は第二峰からが良かったです。
北アルプスの北端は白馬乗鞍岳で、それ以北は裾花川右岸尾根に隠されていました。一方の南端は大滝山〜蝶ヶ岳辺りで、その背後にある穂高連峰はよく見えていました。
広範囲の山地図を広げて見ますと鉢盛山は見える筈と思いますが、雲が掛かっていて確認できませんでした。
高妻山〜飯綱山方面は菅平高原西方の山並み（大松山など）に隠されていました。南は美ヶ原から蓼科山の頂上部までが見えていました。
特に北アルプスの展望が素晴らしく、筑摩山地の片隅にこのような山があるとは全く意外でした。
角間温泉周辺の里山では、達磨山はヤマレコにも記録が多いです。
登山口（真田氏本城跡）から可成り急な部分もあるようですが、霧隠峰との鞍部からは達磨山の東側直下40〜50mだけが急でした。
立木に掴まるか、ストックで足場を支え、三点支持でゆっくり歩けば怖さを感じるほどではありませんでした。
登り着いたのは三角点峰ですが、展望不良なので西側の二つのピークにも行ってみました。
木の間越しですが、西端の1410mピークからは烏帽子岳が端正なお姿でした。下り始めてすぐ近くとなる三角点峰の北端へ行ってびっくり！
北側が広く開けており、大松山〜四阿山〜大塚山南方の小ヤリが見えていました。展望台みたいな岩場ですが、先端まで行くには4〜5mのロープがあった方が良さそうです。
尾根からの下り、上りで歩いた尾根は遠回りになりますので、1340m付近から南へ下りました。
信州山岳ガイドのコースマップで、標高1180mの林道分岐点に降り立ちました。
この山に限りませんが、林道が山奥まで通じている山域はたいていカラマツの植林帯です。
林道は荒廃し、色んな方向に分岐していますが、地形図には幹線しか書かれていません。
ある程度予想していましたが、霧隠山域にもカラマツの植林帯の外にはアカマツがありました。車にはキノコ採りではなく、登山であることを明示していました。
下山時 駐車地に人はいませんでしたが、この時季無用なトラブルを避けるには何の目的で入山しているか、分るようにして置く方が無難でしょう。
こっそり拍手
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録するこの記録で登った山／行った場所
関連する山の用語
山行記録を公開しました
X
Facebook
リンク取得
メール
ブログパーツ
情報提供のお願い
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
この山行記録の写真
達磨山の最新記録
霧隠峰（第一峰）の最新記録
霧隠峰（第二峰）の最新記録
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する