大鶴山【おめでたい山名に幸あり】


- GPS
- 04:32
- 距離
- 7.8km
- 登り
- 503m
- 下り
- 490m
コースタイム
天候 | 霞み晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
こちらには数台分程度駐車可能です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登り【蓮如上人お杖の名泉参道コース】 滑りやすい急勾配箇所にはフィックスロープが施されていますので安心よ。 下り【大杉神社コース】 杉林主体の谷筋に入るとジメジメとした空間となりコケ蒸した石や濡れた丸太の上を歩くことがしばしばありますのですってんころりんに十分注意すること。 |
その他周辺情報 | 日帰り入浴は辰口温泉総湯「里山の湯」さんにお邪魔させていただきますた。 入浴料大人510円ですで。 |
写真
いい塩梅の朝の陽射しが渓谷や彩る山肌に降り注いじゃって絶妙なコントラストとなっちゃっているわね。
「この最高なまでの美しきSTAGEを私一人の為だけに…」。
だったら申し分なかったんだけどここは名高い景勝地。
人もウジャウジャですわ。
やっとお山登りの開始よ。
随分と道草三昧を楽しんじゃったから開始時刻がえらい遅れちゃったわ。
さて今回は春のシャクナゲで有名な奥城山経由で更に奥に鎮座する大鶴山を目指すとするわよ。
って言うか今回のウチらの行動は一部のお方にのみ既にバレちゃっていますけどね…。
取付き早々に蓮如上人お杖の名泉に出くわしちゃうわよ。
お地蔵様に手を合わせて本日の安全祈願をいたしましょうね。
「どうか冬のボーナス200%UPぐらいでお願いいたします」。
そ、そうね、それも貧乏な我が家の家計をやりくりする上ではとても重要なことだわよね…。
春のシャクナゲがあまりにもインパクトが強いのでこのお山にはどういった種類の樹々があったかなんて全く覚えていない(あるいは興味がない)なんてお方も多いのではないでしょうか。
だから秋には人が登らないのね。
でもねこのお山は秋こそ穴場のお山と言えるわよ。
中盤からは結構な急勾配となってきたわよん。
足元は木の根が張り巡らされた滑りやすい粘土質の斜面に加え、その上には落ち葉が堆積しているから厄介な展開となっている。
このコースは特に下山時がコワイかもしれない。
こんなマニアックなお山をチョイスしたので今日も貸し切り確実と思っていたらなんと上から人が軽快に降りて来られた。
この滑りやすい急斜面をサクサクと降りてくるとは中々の強者と見たわ。
よく見ると足元は長靴、頭にはタオル。
そすて癒し系の優しい笑顔スタイルとくればそれはlongさんしかいない。
久しぶりの再会に思わず胸が熱くなったわ。
と言ってもいつもの弾けたポーズはしないわよ。
だって今日のゴールはココじゃないもん。
今回はこの先にある細尾根を通って未だかつて未踏の大鶴山を狙ってみたいと思っているの。
ま、とりあえずはここに荷物をデポしグビグビ休憩をして英気を養うわ。
両側が切り立ったスリリングな細尾根に突入したわよ。
唯一恐怖心を払拭してくれる事と言えばその切り立った斜面に生い茂る樹々たちの鮮やかなこと。
ズドーンと下まで見事な黄色い斜面となっていたわ。
シーズン最盛期には大勢の人で賑わうシャクナゲパラダイス。
道はその地までは明瞭ではっきりしていたがシャクナゲが途切れたと同時にドエライ笹薮が現れ出し不明瞭の海に身を投げたのであった。
笹薮を何とか攻略できたらお次は滑りやすい急登が待ち受けていた。
でもまぁ何かに掴まろうとしたい対象物が豊富にあるのでナマケモノのように進めば問題なく攻略できる。
h「ああん?、誰がナマケモノだってぇの(怒)」。
…、怒られちゃった。
h「フフン、ザギトワ、大鶴山攻略しちゃったわよ!」。
(誰がやねん)
ま、でもね藪漕ぎナイズドスイミングあり、薄い髪の毛を引っ張るな急登ありと中々楽しめたわよ。
これだから里山はおもろくて仕方が無いわ。
登山道脇には赤松も多く見られるようになってきた。
これは期待が持てんじゃねーの。
そんな中で「おーっ!、コレはもしや!」と思える存在と出会ったわよ。
しかし…。
いや、でもマツタケは木から生えないハズ…、だよな〜。
今日の晩飯の土瓶蒸しは幻で終わりそうね…。
こちらのコースも基本的には尾根筋をグイグイと降りてくるのですが突如この先からは行っちゃダメよ!的なポイントに差し掛かる。
云わばここが私的には「天国の扉」と謳い、開けてからは癒し度満点の沢筋ルートを下ることとなる。
一日を通して殆ど陽の当たらないジメジメとした沢筋コースがこの大杉神社コースのCLIMAXでございます。
そんなこの森ではコケやシダが天下を収めしっとりとした雰囲気を展開しているのでございます。
ほんとタマリマセブンだわ〜。
そすてコレよん!
コチラにはねBIGなロック(岩)アーチストがゴロゴロいてますねん。
そんなアーティストの中では一番COOLな「マリモン」と再会を果たし私は興奮のあまり抱き着いちゃってしもうたわ。
存在感抜群の大銀杏に圧倒されっぱなしでいましたが拝殿にも目をやりますとこれがまたスンゲ〜んですわ。
柱や欄間に施された彫刻は古き日本建築の美の結集とも言える素晴らしい仕上がりとなっていてね、その時代を築いた職人の意地みたいなものを感じるわ。。。
ほんと素敵なセッティングだわ〜。
オール銀杏の葉ってのが贅沢なセッティングよね。
時代劇や恋愛昭和浪漫の映画のロケなどにも使えそうなシーンよね。
原田知世さんと私のラブストーリーにもピッタリだわ。
(バキューン!)
感想
皆さまこんにつは。
ご機嫌いかがかしら?
秋も大分深まってまいりますたわね〜。
って言うかこの遅れっぱなしのレコが上がる頃にはすっかり初冬になっているハズでありましょうけどね…(そうだそうだ)。
誠恥ずかしながらまたもやレコアップ開示には間に合いませんですた(ポリポリ)。
でもね、今回も興奮できるほどのいい出来事がありましたのでコソっと知りたいお方だけにコソっと教えちゃうわね。
これより本題。
え〜さてさて、この季節を迎えますとね私達の住む北陸痴呆は時雨れたお天気が続くようになり「休日=晴れ」のお約束が中々難しくなってまいります。
今週末に至っても当初は雨が予報されていますたので楽しく過ごしたいルンルンプランは絶望視していましたわ。
「チッ、週末は部屋にこもって野球盤しかね〜かな…」なんて思っていたところ、よもやの「北陸痴呆は晴れるかもよ」の予報に変更された。
ま、マジか⁉
そ〜かそ〜か、ならば当日の朝の空模様とにらめっこして判断させていただきますわよ。
そすて当日の朝を迎えた。
空ドンヨリ、勿論部屋から望められる山の稜線もサ〜ッパリ。
「やっぱ今日は野球盤かよ〜(このウソつき!)」と凹んでいたら、天気予報のピチピチお姉ちゃんがやたら「晴れ」を強調して言いよんねん。
ホンマですか〜?
まぁ、雨は降らないみたいでありますのでウチにずっといるよりかは気が紛れるとは思うけど…。
そんな元気はつらつの弾けるお天気お姉ちゃんがウチでモソモソしているぐらいだったら外へ出て遊んで来い!と言わんばかりの晴れを期待して出かけてみるといたします。
で、どこいこ?
そこなんだよ。
山の紅葉前線を過去のデータも照らし合わせて考えてみると見頃となるラインは今週末で標高がおよそ500m辺りと読んでみた。
500前後か〜。
地元の低山で言うと鞍掛山、蟹淵&揚原山、小松動山、医王山大池平、獅子吼〜宿の岩稜線、手取峡谷あたりとなるかな〜。
確かにどこも素晴らしかった。
だけどどこも見頃を迎えると人が多いんだよね。
今日はどうせなら違うところをチョイスし出来れば静かな山歩きを楽しんでみたいわ。
京都嵐山みたいに風情ある紅葉&清流コラボが楽しめりゃ最高なんだけど何処かな〜い?
地元で秋の紅葉&清流コラボでピーンとくるのが小松の荒俣峡でございますわね。
取り敢えず歩きたいお山が中々決まらないけども秋の荒俣峡だけは見に行きたくなったので車を走らせてみた。
今朝のお天気お姉ちゃんの予言(予報)どおり明るい陽射しが降り注ぐようになり空模様はみるみるうちに回復してきたわ。
深い緑のコケの岩肌に清流がカッコよくそれに色鮮やかな赤や黄色のコントラストが加わって景色全体にグレード感を増したわ。
思ったとおり荒俣峡はとても見事だったわ。
荒俣峡まで来ると春のシャクナゲで賑わいを見せる奥城山を思い出す。
春では富士写ケ岳と人気を二分するメジャースポットであるがそれ以外のSEASONではあまり人が歩いたと聞いた事がない。
実際お花SEASONに訪れた時に新緑がとても綺麗だった印象があったので「これはきっと秋も絶品なハズよ!」とハニーちゃんはキッパリ。
ならば全くと言っていいほど秋にレコが上がらない奥城山へ行ってみましょうか。
そすてどうせなら未だかつて未踏でありますその先の大鶴山もダブルGETいたしましょう!
取付き地点には車が2台停まっていたがやはり秋のイメージが薄いためか人の入りは乏しいみたい。
私的には静かな展開を迎えられそうなので大歓迎ですわ。
序盤の緩やかな尾根歩きを過ぎると中盤以降はジョジョに傾斜が増してくる。
そんな中で早くも降りて来られた男性のお方と遭遇いたしましたわ。
(ウチらの出発が遅いだけやねん)
男性のお方に紅葉状況でもお聞きしようかと思い目を向けてみますと…。
「頭にはタオルを巻き、足元は長靴、お顔はとろけるような癒し系にこやかスマイル」。
この強烈三本柱コーディネートを兼ね揃えたお方と言えば地元ヤマレコユーザーの「long01さん」しかいないでしょう(笑)。
longさんも静かな秋の穴場狙いでコチラを楽しまれたようであります。
久しぶりの再会に私達も嬉しくなっちゃいますたわ。
今回は未だかつて未踏の大鶴山を狙っているのでlongさんからいろいろと道状況をお聞かせいただきましたのでとても心強く挑む事が出来ましたわ。
longさん、その節は誠にありがとうございました。
私的には大賑わいの春のシャクナゲSEASONよりも静かな風情が楽しめる秋の方が断然気に入ったわ。
なんつってもフィナーレを飾る大杉神社の演出には心臓が飛び出しちゃうくらいに圧巻だったわね。
皆さま、秋の奥城山も要チェックだわよん!
おしまい。
コメント
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どの写真もきれいで楽しませてもらいました。
ササヤブがさらに成長していましたね。
お疲れさまでした。
longさん、おはようございます。
ありがとうございます。
いやぁこの日はハニーちゃんの「大鶴山へ行くわよ!」の一声もあって実に素晴らしい一時を過ごすことが出来ますたわ。
ホント言えばもっと早くに公開アップ出来れば秋の奥城&大鶴山の魅力を皆様方に発信出来たのかもしれませんね。
いや、でもね静かな雰囲気こそが最大のウリだと思うので秋はそっと楽しみたいですね。
(と、自分のアップの遅さを寛容していつまでも怠け癖から脱却できないおバカであった)
笹薮にはビビリましたね。
太田の幻の池以上に濃くてすさまじかったわ。
御蔭様と言っては何ですけどもこのところ藪漕ぎWORLDにハマりつつあります。
次回もギョギョ!とされたネタがありますのでまた是非見てやってくださいませ。
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