記録ID: 1709376
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雪山ハイキング
支笏・洞爺
風不死岳（北尾根コース）
2019年01月19日(土) [日帰り]
北海道
kazu_VLX
- GPS
- --:--
- 距離
- 5.2km
- 登り
- 802m
- 下り
- 794m
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日帰り
- 山行
- 3:55
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 4:15
北海道新聞社『夏山ガイド� 戮砲茲詼免�根コースタイム：登り2時間30分、下り1時間10分、合計3時間40分。
| 天候 | 晴れのち曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2019年01月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
9合目を越えてから頂上までは、細い尾根でロープが張ってある箇所あり。両側が崖であるため、滑落に注意。 |
| その他周辺情報 | 近くには支笏湖温泉があり、疲れて冷え切った体を温めるにはちょうど良い。支笏湖ビジターセンターのある駐車場は、冬は無料。目の前に支笏湖を見ながら、恵庭岳、風不死岳、樽前山の支笏三山を眺めるには素敵な場所。 |
写真
千歳の市街地から支笏湖方面へ。風不死岳の北尾根を目指しながら支笏湖沿いの国道を走る。モラップを過ぎ、国道沿い左側にある小さな登山口入口の看板。
1/19 9:37
千歳の市街地から支笏湖方面へ。風不死岳の北尾根を目指しながら支笏湖沿いの国道を走る。モラップを過ぎ、国道沿い左側にある小さな登山口入口の看板。
林道を進むと登山口がある。入山届に記入し、いざ登山開始。今月10日に人が入っているようだが、トレースなし。膝まで埋まる所があったので、12本爪アイゼンに加えワカンを装着。
1/19 9:49
林道を進むと登山口がある。入山届に記入し、いざ登山開始。今月10日に人が入っているようだが、トレースなし。膝まで埋まる所があったので、12本爪アイゼンに加えワカンを装着。
国道で登山口を見つけられずウロウロしたため、遅めのスタートだが、冬の陽射しが気持ちいい。動物たちの足跡をなぞって歩く。
2日前の低気圧による猛吹雪のせいだろうか、雪がたくさんのしかかった笹が行く手を阻む。
これ全て動物の足跡。おびただしい数だが、ほとんどは鹿の足跡。脇の林の中で、鹿の姿を時々目撃。
北尾根コースの看板。ここまでの道と同じ幅で、右に太い道が続いているが、これは管理用道路。北尾根コースは、この看板から左の細い道を登って行く。
1/19 10:16
北尾根コースの看板。ここまでの道と同じ幅で、右に太い道が続いているが、これは管理用道路。北尾根コースは、この看板から左の細い道を登って行く。
それほど埋まることなく、気持ちよく登っていると、あっという間に三合目の看板。あと7割。
誰も歩いていない道を一歩一歩、自分だけの足跡を付けていく。困難なことも多いが、自分の道は自分で付ける。人生と同じ。
5合目ぐらいだろうか、途中支笏湖が木々の間から見える。白い世界の中に支笏湖ブルーがくっきりと見える。とても綺麗。ワカンが邪魔になるので外した。
2
1/19 10:57
5合目ぐらいだろうか、途中支笏湖が木々の間から見える。白い世界の中に支笏湖ブルーがくっきりと見える。とても綺麗。ワカンが邪魔になるので外した。
北尾根コースは、これが初めてのため、夏の登山道の様子は不明。トレースがないため、勘で歩いていると膝まで埋まる。きっと登山道を外れて歩いたのかも。
1/19 11:00
北尾根コースは、これが初めてのため、夏の登山道の様子は不明。トレースがないため、勘で歩いていると膝まで埋まる。きっと登山道を外れて歩いたのかも。
六合目の看板。ラッセルの深さの感じからして、登山道を外れたり、戻ったりを繰り返しているような気がする。
木々の間から見える恵庭岳が、雪漕ぎの疲れを癒してくれる。それにしても、さすが北尾根。ひたすら急登が続く。
なんとか七合目に到着。風が強くなってきて、頬が寒さで痛む。手足の指先も寒さで時折感覚がなくなる。ここから先は、登山道が分からずワカンの出番。腰まで埋まることも度々。
1
1/19 11:27
なんとか七合目に到着。風が強くなってきて、頬が寒さで痛む。手足の指先も寒さで時折感覚がなくなる。ここから先は、登山道が分からずワカンの出番。腰まで埋まることも度々。
いよいよ細い尾根の始まり。両脇は急な崖。新雪の中、足を踏み抜かないように慎重に進む。
滑落防止のロープが両側に張ってある。やはり夏も北尾根コースに来ておくべきだったと悔やまれる。
山頂方向を示す看板に出会う。雪が深い上に、斜面が急過ぎて、何度もずり落ちてしまう。ワカンを外してアイゼンで蹴りこんで足場を作って雪にしがみつきながら登る。
1/19 12:09
山頂方向を示す看板に出会う。雪が深い上に、斜面が急過ぎて、何度もずり落ちてしまう。ワカンを外してアイゼンで蹴りこんで足場を作って雪にしがみつきながら登る。
振り向くと恵庭岳。雪化粧して堂々としたその姿が支笏湖ブルーに浮かんでいる。ここまで来れただけでも幸せで胸がいっぱい。
恵庭岳から右方向、紋別岳と温泉街方向。こちらも素晴らしい眺め。もう一息。
山頂手前の木々が行く手を阻む。しかも雪が深く、疲れて脚が上がらない。枝に着いた雪が、山頂付近の冬の厳しさを物語っている。
木々を縫ってやっとの思いで山頂に到着。またも山頂独り占め。一面白銀の世界と青く澄んだ空は、冬山の醍醐味。今日も最高！
後方羊蹄山方面は、雪雲で覆われて残念な景色。次回にお預け。途中、とても綺麗だった恵庭岳も雲に覆われて霞んでしまう。山頂は、とても風が強い。
2
1/19 12:53
後方羊蹄山方面は、雪雲で覆われて残念な景色。次回にお預け。途中、とても綺麗だった恵庭岳も雲に覆われて霞んでしまう。山頂は、とても風が強い。
登頂して目に飛び込む樽前山がとても素晴らしい。ほんとにおもしろい形。溶岩ドームからは噴煙が上っている。熱々のポカリを飲みながら、贅沢な時間を過ごす。
3
1/19 13:05
登頂して目に飛び込む樽前山がとても素晴らしい。ほんとにおもしろい形。溶岩ドームからは噴煙が上っている。熱々のポカリを飲みながら、贅沢な時間を過ごす。
下山開始。支笏湖の蒼さと紋別岳と温泉街の素晴らしい景色を目に焼き付けておく。
帰りも木々が行く手を阻む。山頂で過ごした幸せな気分の後の滑落だけは、何としても避けたい。
見逃したであろう九合目の看板。山頂方向に向いているので分からなかったらしい。
下りのスピードは、登りとはまったく別物。軽快にラッセルしながら無事に下山。山の神に感謝。
帰りに支笏湖ビジターセンターに寄り道。風不死岳は、雪雲に覆われてしまった。湖の側の高台にあった看板を撮影。すっきり晴れているとこんな感じ。
1/19 14:39
帰りに支笏湖ビジターセンターに寄り道。風不死岳は、雪雲に覆われてしまった。湖の側の高台にあった看板を撮影。すっきり晴れているとこんな感じ。
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ゲイター
ネックウォーマー
靴
ザック
輪カンジキ
アイゼン
行動食
非常食
飲料
水筒（保温性）
地図（地形図）
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
サングラス
ストック
カメラ
|
|---|
感想
風不死岳は、絵に描いたことがあるほど大好きな山。昨年6月初めに樽前山からの縦走で登頂したため、今回で2回目。北尾根コースの急登は有名だったが、冬の急登はとても楽しませてくれた。支笏湖の眺めは何と言っても素晴らしい。なかなか快晴の時に出逢えないが、次回へのお楽しみとして取っておく。風不死岳山頂からの後方羊蹄山は、きっと格別な眺めに違いない。
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